【J1注目プレビュー|第8節:湘南vs横浜FM】共に攻撃陣は好調、ゴールへ向かう爆発力がカギ
2023.04.15 12:23 Sat
【明治安田生命J1リーグ第8節】
2023年4月15日(土)
15:00キックオフ
湘南ベルマーレ(7位/9pt) vs 横浜F・マリノス(5位/13pt)
[レモンガススタジアム平塚]
◆リーグ最多得点、爆発力に期待【湘南ベルマーレ】
連敗を挟んだものの直近2試合は勝ち点を得ている湘南。前節は一時は逆転に成功したものの、FC東京相手に2-2の引き分けに終わった。
ここまで2勝3分け2敗の勝ち点9で7位。5チームが勝ち点で並ぶ団子状態の中、1試合で一気に下位に転落する可能性もある状況だ。1チームのみの降格という異例のシーズンだが、今シーズンこそ残留争いから別れを告げたいところ。その点では、しっかりと上位相手にも結果を残していかなければならない。
今シーズンは山口智監督の下で積み上げてきた攻撃面がここまでは結果を残している。7試合で15得点はリーグ最多。開幕戦での5ゴールやガンバ大阪戦での町野修斗の4ゴールなど固めどりもあっての結果だが、攻撃スタイルが身を結び始めていることには変わりない。
★予想スタメン[3-3-2-2]
GK:富居大樹
DF:舘幸希、大岩一貴、杉岡大暉
MF:石原広教、永木亮太、中野嘉大
MF:小野瀬康介、平岡大陽
FW:町野修斗、阿部浩之
監督:山口智
◆2週連続のダービー、攻撃で圧倒したい【横浜F・マリノス】
前節は横浜FCとの“横浜ダービー”で5-0と圧勝を収めた横浜FM。実力差をしっかりと見せつけたが、チームとしてはゴールを重ねて行けたことがプラスと言える。
今季最多の5ゴール。サイドからのチャンスメイクが光り、やっとマリノスらしさを見せられた試合と言って良いだろう。その中で注目すべきは右サイドバックのU-20日本代表MF山根陸だ。
本職のDF松原健、DF小池龍太が揃って負傷離脱。その中で抜擢されたのが山根だったが、1列前のMF水沼宏太との連携がバッチリ。右サイドが攻撃の起点にしっかりとなれた。幻のゴールもあったが、攻撃を活性化させる一役を担った。
今節の相手はハイプレスの湘南。ゴールへの矢印を強く向けるチームだが、得意のビルドアップでいなしてゴールを重ねていけるのか。空いたケチャップの蓋が閉じないことを願うばかりだ。
★予想スタメン[4-3-3]
GK:一森純
DF:山根陸、畠中槙之輔、角田涼太朗、永戸勝也
MF:喜田拓也、西村拓真、渡辺皓太
FW:水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベル
監督:ケヴィン・マスカット
2023年4月15日(土)
15:00キックオフ
湘南ベルマーレ(7位/9pt) vs 横浜F・マリノス(5位/13pt)
[レモンガススタジアム平塚]
◆リーグ最多得点、爆発力に期待【湘南ベルマーレ】
連敗を挟んだものの直近2試合は勝ち点を得ている湘南。前節は一時は逆転に成功したものの、FC東京相手に2-2の引き分けに終わった。
今シーズンは山口智監督の下で積み上げてきた攻撃面がここまでは結果を残している。7試合で15得点はリーグ最多。開幕戦での5ゴールやガンバ大阪戦での町野修斗の4ゴールなど固めどりもあっての結果だが、攻撃スタイルが身を結び始めていることには変わりない。
相手はJリーグ屈指の攻撃力を誇る横浜FM。守り切ることよりも、打ち勝つ選択ができるのか。前線でプレーする選手たちの活躍がカギを握る。
★予想スタメン[3-3-2-2]
GK:富居大樹
DF:舘幸希、大岩一貴、杉岡大暉
MF:石原広教、永木亮太、中野嘉大
MF:小野瀬康介、平岡大陽
FW:町野修斗、阿部浩之
監督:山口智
◆2週連続のダービー、攻撃で圧倒したい【横浜F・マリノス】
前節は横浜FCとの“横浜ダービー”で5-0と圧勝を収めた横浜FM。実力差をしっかりと見せつけたが、チームとしてはゴールを重ねて行けたことがプラスと言える。
今季最多の5ゴール。サイドからのチャンスメイクが光り、やっとマリノスらしさを見せられた試合と言って良いだろう。その中で注目すべきは右サイドバックのU-20日本代表MF山根陸だ。
本職のDF松原健、DF小池龍太が揃って負傷離脱。その中で抜擢されたのが山根だったが、1列前のMF水沼宏太との連携がバッチリ。右サイドが攻撃の起点にしっかりとなれた。幻のゴールもあったが、攻撃を活性化させる一役を担った。
今節の相手はハイプレスの湘南。ゴールへの矢印を強く向けるチームだが、得意のビルドアップでいなしてゴールを重ねていけるのか。空いたケチャップの蓋が閉じないことを願うばかりだ。
★予想スタメン[4-3-3]
GK:一森純
DF:山根陸、畠中槙之輔、角田涼太朗、永戸勝也
MF:喜田拓也、西村拓真、渡辺皓太
FW:水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベル
監督:ケヴィン・マスカット
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
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「すごいです!」「似てるなぁ〜」父は元日本代表GK、兄はJ1でプレーする鈴木愛理さんが磐田に入社…兄が「完全にサッカー一家です」と紹介
父親は元日本代表GK、兄はJ1でプレーする中央大学の鈴木愛理さんが、4月からジュビロ磐田に入社する。 その兄とは、今シーズンから湘南ベルマーレでプレーするMF鈴木雄斗。「サッカー一家」で育った妹の去就に触れて話題を呼んでいる。 神奈川県出身の鈴木は、サッカー指導者で元日本代表GKの鈴木康仁氏を父に持ち、その影響もあり大分トリニータ、柏レイソル、横浜F・マリノスの下部組織でプレー。2012年に横浜FMユースから水戸ホーリーホックに加入した。 Jリーガーとしての道を歩み、モンテディオ山形、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、松本山雅FC、ジュビロ磐田と多くのクラブを渡り歩くと、今シーズンから湘南に完全移籍で加入。ここまで、明治安田J1リーグで4試合に出場している。 その鈴木は自身のX(旧ツイッター/@JhoRvw)を26日に更新。中央大学広報室のツイートを引用し、妹の去就について言及。自身が昨シーズンまでプレーした磐田に入社することを伝えた。 「妹が4月からジュビロ磐田に入社します。父の影響で兄と僕はサッカーを始め、遊び場は兄の試合会場だった妹。完全にサッカー一家です」 「妹はジュビロの魅力をサッカーの魅力を多くの人に伝えてくれると思います。ジュビロ磐田に関わる全ての皆様よろしくお願いします」 同じ舞台で戦うライバルチームに加わる妹を想っての投稿は大きな反響を呼び、「すごいです!」、「これは楽しみです」、「素晴らしいこと」、「磐田を選んでくれてありがとう」とコメント。中には「似てるなぁ〜」、「応援させてもらいます」、「美人さんですね」とコメントも集まっている。 <span class="paragraph-title">【写真】中央大学サッカー部マネージャーで4月から磐田に入社する鈴木雄斗の妹・愛理さん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">妹が4月からジュビロ磐田に入社します。<br>父の影響で兄と僕はサッカーを始め、遊び場は兄の試合会場だった妹。<br>完全にサッカー一家です。<br><br>妹はジュビロの魅力をサッカーの魅力を多くの人に伝えてくれると思います。<br><br>ジュビロ磐田に関わる全ての皆様よろしくお願いします。 <a href="https://t.co/k04WEFt3Vx">https://t.co/k04WEFt3Vx</a></p>— 鈴木 雄斗 (@JhoRvw) <a href="https://twitter.com/JhoRvw/status/1772524933064929354?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 21:40 Wed3
中田英寿氏が波乱万丈のサッカーキャリア回想…『The Atletic』のロングインタビューに答える
元日本代表MFの中田英寿氏が、『The Atletic』のロングインタビューで自身のサッカーキャリアを振り返った。 中田氏はベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートし、以降は2006年の現役引退までペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナのイタリア5クラブ、イングランドのボルトンでプレー。 また、日本代表としては1998年フランス大会、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と3度のワールドカップに出場し、通算77キャップを刻んだ。 そのアジアを代表するレジェンドは『The Atletic』で29歳での現役引退を始め、キャリアにおけるトピックについて語った。 2006年ドイツW杯のグループステージ最終節のブラジル代表戦での1-4の敗戦後、スパイクを脱ぐ決断を下したMFは、その突然の引退から19年を経たなかで改めて決断の理由に言及。 「プロのサッカー選手になる夢は一度もなかったが、どういうわけかそれが実現し、ワールドカップでプレーし、イタリアとイングランドに行った。情熱のためにいつもプレーしていた。私はサッカーのファンではなく、サッカーをプレーするのが好きだった。それが私が引退した理由だ。情熱を失っていたし、情熱がなければ、自分に嘘をついているようなものだった」 「私が好きなのはプレーすることであり、コーチやコメントをすることではない。それが引退後に『別の情熱を見つけなければならない』と言った理由だった」 インタビュー冒頭で、サッカーキャリアの終わりについて語った元日本代表はここからキャリアの最初期に立ち戻り、「当時は、プロサッカー選手になることを夢見る人は誰もいなかった。日本で一番人気のスポーツは野球だった。だけど、結局、私は漫画『キャプテン翼』が大好きだったから、サッカーをやろうと決めた」と、サッカーを始めた理由を明かした。 続けて日本代表が初めてW杯に出場した1998年フランスW杯での奇抜な髪色については「(W杯前でさえ)毎日髪の色を変えていたが、海外でプレーしたかったので世界に知られることが重要だった。だから注目されたいと思っていた」と、振り返る。 その目論見通り、W杯直後にはセリエAのペルージャへ完全移籍。イタリアでのキャリアをスタート。その新天地では加入1年目から鮮烈な輝きを放ったが、プレーすること以外でサッカーに関心がなかったことが良い意味でプラスに働いたという。 「私はサッカーの大ファンではなかったし、サッカーを見たり新聞で読んだりもしなかった。そういう人間ではないんだ。ただサッカーをするのが好きで、毎日もっといい選手になりたいと思っていた」 「イタリアに来たときは、セリエAが世界最高のリーグで、ジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロのような選手がいたが、私は選手をあまり知らなかった。リーグのチームの半分も知らなかった」 「でも、そのおかげで自分のプレーに集中できたし、それが私の強みだった。とにかく恐れがなかった」 そのペルージャでの活躍によって2000年にはローマへステップアップ。当時、頭角を現わしていたフランチェスコ・トッティとのポジション争いで苦戦を強いられた一方、2005年1月のユベントス戦ではクラブ史に刻まれた圧巻のロングシュートを突き刺し、ジャッロロッシのスクデット獲得に大きく貢献した。 中田氏はそのローマ時代について「ローマに戻るたびに、ファンのみんなが私のところに来て『ありがとう、ナカタ』と言ってくれる」と、自身の重要な働きに満足感を示した。 その後、1年でイタリアの首都を離れてパルマに活躍の場を移すと、コッパ・イタリア優勝に貢献。2年連続のタイトル獲得を経験。そして、日韓W杯では大会の目玉選手の一人として日本代表史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。 「もっといい結果を出せたはず」トルコ代表に敗れてのベスト16に不満を示しながらも、「雰囲気は素晴らしかった」と、自国開催のW杯をポジティブに振り返った。 「日本では誰もが、私たちがグループリーグを突破して決勝トーナメントに進出するだろうと期待していたが、それはとても大変だった」 「私たちはとても若いチームで、ほとんどのメンバーがワールドカップでプレーしたことがなかった。当時、海外でプレーしていたのは数人だけで、プレッシャーは大きかった。しかし同時に、国全体が私たちを応援してくれたので、雰囲気は素晴らしかった」 その後、チェーザレ・プランデッリ監督との衝突を機に、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリア国内での移籍を繰り返した後、2005年に7年間過ごしたイタリアを離れ、プレミアリーグのボルトンへレンタル移籍。 自身最後のクラブとなったマンチェスターのクラブではキック&ラッシュでお馴染みのサム・アラダイス監督が率いたチームということもあり、イタリアと大きく異なる環境面を含めて難しい日々を過ごした。 「イタリアから来たので、サッカーはまったく違っていた。多くのチームがロングボールをプレーしていた。それは少しショックだった。そしてイタリアからマンチェスターに来て、食べ物の面でも違ったし、雨も多かった。そういった意味で少し大変だった」 その後、前述のドイツW杯での現役引退で中田氏の波乱万丈のサッカーキャリアは締めくくられた。 そして、自身のサッカーキャリアを通じて「どのように記憶されたいか?」との問いに対して、中田氏は「私は美しいプレー、優雅さが好きだ。ジネディーヌ・ジダンのようなプレーが美しい。スピードやパワーではなく、美しいパス、美しいプレー。ゴールである必要はない。私は優雅さが好きで、サッカーだけでなく人生でもそうだ。優雅で美しいものが好きだ。つまり美しい服、美しい建築物、デザイン、景色…」と返答している。 現役引退後は3年間に渡っておよそ100カ国以上を巡る放浪の旅に出て、以降は魅了された日本酒造りや日本茶のブランド立ち上げなど、日本の文化や食文化の発信者として活躍する48歳。 今回のロングインタビューの最後には改めて自身の生き方について語り、これからも自身の情熱の赴くがままに様々なことにチャレンジしたいと結んだ。 「29歳で引退したとき、たくさんの人から『まだプレーできるよ』とか『サッカー業界で働いてコーチでもしたらどうだ』と言われた」 「でも、できるからやることを選んでいるわけではない。やりたいからやっている」 「私は好きなことをやっている。だからファッションが好きならファッションをやるし、他の文化が好きなら他の文化。日本酒が好きなら日本酒をやる」 「他の人は時々その理由が理解できないことがある。それは私が情熱を持ってやっているからだ」 2025.03.19 00:14 Wed4
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