「PKをインステップでしっかりコースに蹴る練習はしている」W杯経験の権田修一が「国際GKの日」に小中学生にGKトーク、北中米W杯への準備を明かす「選択肢は多い方が」

2023.04.14 22:25 Fri
Getty Images
清水エスパルスの日本代表GK権田修一が、カタール・ワールドカップ(W杯)の振り返り、そして2026年の北中米W杯に向けての意外なトライを明かした。

4月14日は「国際GKの日」とされており、日本サッカー協会(JFA)は「JFA GKプロジェクトオンラインイベント」を実施。オンライン形式で、小中学生のGKを対象としたイベントに登場した。
カタールW杯では日本代表の守護神として4試合に出場した権田。一方で、冬に海外移籍を目指していた中で実らず、今シーズンは明治安田生命J2リーグで戦うことに。しかし、チームは開幕から7試合勝ちなし。ゼ・リカルド監督を解任すると、秋葉忠宏監督がコーチから昇格。監督交代後はリーグ戦初勝利、引き分けと勝ち点を重ねている。

イベントにはJFAコーチの加藤好男氏も登場し、GKトークを行った。初めて経験したW杯について権田は「自分自身の人生の中で、本当に最大のビッグイベントだったなという印象です」とコメント。「とにかく楽しかったです」と語り、「もっと長く過ごしたいと思う大会でした」と、悔しさが残るものとなったという。

イベントでは、大会前から大会中の4試合の感情の起伏についてもフォーカス。ドイツ代表戦、コスタリカ代表戦は緊張感を持ちながらも、スペイン代表戦からは「勝つしかないと気持ちを切り替えていた」と、ワクワクが勝っていたという。
その権田は3月の日本代表活動には招集されず。海外挑戦が叶わず、J2で戦うことも影響している中、「1月末までヨーロッパでプレーしたいということで可能性を探りながら、結果は叶わずという中では、とにかく今切り替えるという点では、自分がいるところでとにかく成長し続けること」とコメント。「環境はベストではないかもしれないですが、いかにベターに持っていくか。その環境にいて良かったと思える時間を過ごせるかは自分次第なので、今のチームだと成長できないと止まってしまったらそれが一番もったいないです。自分の中では3年ちょっとのアメリカ大陸でのW杯に向けて、毎日毎日成長するために気持ちを切り替えています」とコメント。代表復帰をしっかりと目指して次のW杯に向かっているとした。

その中で、権田は小中学生からの質問に応対。世界の選手のキックの強さについて問われると、強さ以上に正確さが大事だとコメント。自身が意外なことにトライしていることを明かした。

「3年半後のW杯でPK戦になったときに、蹴って外さずしっかり決められるように、実はエスパルスでPKをインステップでしっかりコースに蹴る練習はしています」

なんと、PKセーブではなくキックの練習をしているとのこと。W杯を経験し、ポルトガルでもプレー経験があることから、強いキックを正確に蹴る選手の多さを体感。日本の選手はまだまだ精度と強度が揃っている選手が少ないと語った。

その理由については「シンプルに選択肢は多い方が良い」と語り、「例えばPK戦になり、GKが蹴ってはいけない理由はないです」とコメント。「エスパルスが秋葉監督になり、例えば僕がゴール前に上がったらFWで点を取ることになる。FWの選手が自陣に戻ってボックスの中にいたら、やるべきことは守備をすることになる」と語り、ポジションに限らず局面で仕事は変わるとした。

「PK戦になれば、GKは止めるということはGKしかできないことなので、当然フォーカスしなければいけないですが、PK戦はキッカーも必要。僕が絶対蹴れませんと言ったら、選択肢は10人になってしまう」

「例えば、9人足を本当に攣ってしまっているとなったとき、僕が蹴れない状況であれば、攣っててしんどい選手が蹴らなければいけない。勝てる確率が上がるか下がるかで言えば、下がることになると思う」

「PK戦で蹴るということを自分ができる心理状態でPK戦に臨みたいなと。3年半後、PK戦がなくて全部3-0で勝って優勝できればいいですけど、PK戦で1番でも2番でも蹴れるよという心理状態でクロアチアの選手はその心理状態でいたと思います」

「僕はその心理状態で立てる選手が多い方が、勝てる確率は上がると思うので、自分の中ではそういう気持ちを持って立ちたいと思っているので、PKに関しては蹴れるにこした事はないと思っています。とはいえたくさんはやっていません。1日に1本、2本とか、決めたコースにしっかり蹴るという練習をしています」
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