ユナイテッドvsセビージャは劇的ドロー! 2点先行も連続OGで逃げ切り失敗テン・ハグのチームはマルティネスに重傷の可能性…《EL》

2023.04.14 06:25 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグ、マンチェスター・ユナイテッドvsセビージャが13日にオールド・トラッフォードで行われ、2-2のドローに終わった。
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前ラウンドでベティスを一蹴し8強入りを決めたユナイテッド。ここ最近のプレミアリーグでは低調なパフォーマンスが続いたものの、直近2連勝とバウンスバックに成功した。スペイン勢との3連戦を締めくくるアンダルシアの雄との初戦では直近のエバートン戦から先発3人を変更。負傷のマクトミネイとラッシュフォードに代えてカゼミロと古巣対戦のマルシャル、マグワイアに代えてヴァランを起用した。一方、ラウンド16でフェネルバフチェを退けて改めて今大会での勝負強さを発揮するセビージャ。ラ・リーガではメンディリバル新監督を招へいした中、カディスとの初陣を白星で飾ったものの、前節のセルタ戦は終盤の2失点でドローに終わり新体制のホーム初戦を飾ることができなかった。その一戦からのバウンスバックを図るこの試合では先発7人を変更。GKにボノを起用したほか、マルコンやモンティエル、ラキティッチ、オカンポスといった選手を起用した。
2016-17シーズン優勝チームと大会最多優勝チームによる、ベスト4進出を懸けた強豪対決第1ラウンド。試合は開始早々にユナイテッドに見せ場。相手ビルドアップを引っかけてアントニーのスルーパスに抜け出したサンチョがいきなりゴールネットを揺らすが、これはオフサイドでノーゴール判定に。

いきなり冷や汗をかいたセビージャだが、以降は球際の勝負でも互角以上に応戦し、1トップ起用となったラメラがうまく前線でタメを作りながら相手陣内の深い位置まで侵攻する場面も作る。
それでも、個のクオリティの差に加えて、構築途上のアウェイチームに対して要所で完成度の違いを見せるホームチームが、畳みかける攻めから続けてゴールを奪う。

まずは14分、1トップ起用ながら頻繁にサイドへ流れるマルシャルを起点とした左サイドでの繋ぎからバイタルエルア中央でボールを受けたブルーノ・フェルナンデスがマルシャルと入れ替わりで最前線に立ち位置を取ったトップ下のザビッツァーの足元へ絶妙なグラウンダーパスを差し込む。ボックス内で反転しながら前を向いたオーストリア代表MFがすかさず左足を振ると、DFマルコンにディフレクトしてややコースが変わったボールがゴール左隅に決まった。

続く21分には自陣からのクリアに対してDFタンギ・ニアンズが処理し切れずにいたところをマルシャルが回収。中央でのボールキープで味方の攻め上がる時間を作りながら、ディフェンスラインの背後を狙うザビッツァーへ絶妙なスルーパスを通す。そのままボックス内に持ち込んだザビッツァーは再び左足の正確なシュートをゴールネットに突き刺した。

マルシャルとザビッツァーの新アタッキングデュオの好連携もあって一気に流れを掴んだユナイテッドは、前がかるセビージャに対して鋭いカウンターから以降も再三の決定機を創出。ザビッツァーやカゼミロがボックス内でフィニッシュに絡む。

一方、セビージャは両サイドバックの攻撃参加やグデリのボックス内への飛び出しなど良い形の崩しを見せるが、クロスに入っていく人数やラストパスの精度の問題でフィニッシュまで持ち込むことができない。その中でラキティッチの直接FKやセットプレーでチャンスを窺う。前半ラストプレーではラキティッチの右CKをニアでフリーのタンギ・ニアンズがドンピシャのヘディングで合わすが、これはGKデ・ヘアのビッグセーブとDFヴァランのゴールカバーに阻まれた。

ユナイテッドの2点リードで迎えた後半、ホームチームは何らかのアクシデントか温存かヴァランを下げてマグワイアを投入。対するセビージャはオリベル・トーレスを下げて、元マンチェスター・シティMFヘスス・ナバスを右ウイングに入れた。

後半は立ち上がりから一進一退の攻防が続き、互いにボックス内に侵入するシーンを作り出すが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。61分にはユナイテッドの高速カウンターが発動し、ワン=ビサカからの縦パスに反応したアントニーがボックス内まで持ち込んで得意の左足を振るが、このシュートは惜しくも左ポストを叩いた。

3点目のチャンスを逃したユナイテッドは直後にブルーノ・フェルナンデス、マルシャル、サンチョを下げてエリクセン、ヴェグホルスト、エランガを投入する3枚替えを敢行。対するセビージャもラメラ、タンギ・ニアンズを下げてストライカータイプのエン=ネシリ、アタッカーのスソを続けてピッチに送り込んだ。

後半半ば以降は膠着状態が続いた中、81分にはヴェグホルストのボックス内での丁寧なポストワークからマラシアに試合を決めるチャンスが訪れるが、ここでシュートを決め切れない。すると、この決定機逸をきっかけに試合の流れが大きく変わることに。

試合終盤に入っても攻め切れないセビージャだったが、84分にはフェルナンドの浮き球パスに反応したボックス右のヘスス・ナバスがそのままゴールラインを割らせてゴールキックにしようとしたDFマラシアの判断ミスを突いて折り返す。これがマラシアとGKデ・ヘアに当たって大きくコースが変わってゴールネットに吸い込まれる。

さらに、この直後には接触プレーのないところでバランスを崩したマルティネスがピッチに倒れ込んでしまう。おそらく右のアキレス腱を断裂した可能性が高いアルゼンチン代表DFはセビージャの同胞に担がれる形でピッチを後に。すでに交代カードを使い切ったユナイテッドは、主力センターバック不在で残り時間を戦うことに。

ここから後ろの枚数を削ってゴールを奪いに行ったセビージャは、幾度かの決定機を経た92分に追いつく。右サイドのオカンポスからのクロスに反応したエン=ネシリの打点の高いヘディングシュートがゴール前のDFマグワイアに当たって大きくコースが変わると、これがゴール左隅に決まった。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、注目の強豪対決は2-2のドロー決着。前半の余裕の展開から終盤の2つのオウンゴールで追いつかれたユナイテッドは、マルティネスの負傷に加えてB・フェルナンデスの累積警告での欠場と嫌な形で敵地での2ndレグに向かうことになった。

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コモに所属する元フランス代表DFラファエル・ヴァラン(31)が現役引退を発表した。 リール出身のヴァランは、RCランスの下部組織出身で、2010年7月にファーストチームに昇格。2011年7月にレアル・マドリーへと完全移籍した。 若くしてビッグクラブへと移籍したヴァランは、そのアスリート能力の高さも生かしてセンターバックのレギュラーに君臨。マドリーで10シーズンを過ごし、チャンピオンズリーグ(CL)で4回、ラ・リーガで3回、コパ・デル・レイで1回など多くのタイトル獲得に貢献。公式戦360試合で17ゴール7アシストを記録した。 2021年8月にマンチェスター・ユナイテッドへと移籍。公式戦95試合に出場し2ゴール1アシストを記録。2022-23シーズンにEFLカップ、2023-24シーズンにFAカップを優勝したが、昨シーズン限りで退団。今シーズンからコモに完全移籍していた。 セリエA昇格組のコモではディフェンスリーダーとしての活躍も期待されていた中、デビュー戦となったコッパ・イタリアのサンプドリア戦で先発出場。しかし、たった23分で負傷交代となると、その後はプレーできず。回復することなく、現役引退を決断することとなった。なお、フランス代表としても93試合で5ゴールを記録し、2018年のロシア・ワールドカップで優勝を経験している。 ヴァランは自身のSNSを通じてメッセージを送り、自身の引退を発表。今後は選手としてではないものの、コモに残ることを明かした。 「良いことは必ず終わると言われている」 「僕はキャリアの中で多くのチャレンジに挑み、次から次へとチャンスを乗り越えてきたが、そのほとんどが不可能と思われてきた。信じられないほどの感動、特別な瞬間、そして一生忘れられない思い出。これらの瞬間を振り返り、僕たち全員が愛するこのスポーツからの引退を発表できることを、大きな誇りと充実感と共に嬉しく思う」 「僕は最高の基準を守り、ただ試合にしがみつくのではなく、力強く戦い抜きたいと思っている。自分の心と本能に耳を傾けるには、かなりの勇気が必要だ。欲望とニーズは別物だ。僕は何千回も転んでは立ち上がってきたけど、今回はウェンブリーでのトロフィー獲得という最後の試合で立ち止まり、引退する時が来た」 「僕は自分自身、クラブ、国、チームメイト、そして私がプレーした全てのチームのサポーターのために戦うことを愛してきた。ランスからマドリード、マンチェスターまで、そして代表チームでもプレーしてきた。僕は全てでゴールを守った。バッジを全力で手にいれ、その度であらゆる瞬間を愛していた」 「最高レベルの試合はスリリングな体験だ。体と精神のあらゆるレベルが試される。僕たちが経験する感情は、他のどこにでも見つけられない。アスリートとして、僕たちは決して満足せず、成功を受け入れない。それが僕たちの本質であり、僕たちを駆り立てるものだ」 「後悔はないし、何一つ変えたいとも思っていない。夢にも思わなかったほど多くの勝利を収めてきたけど、称賛やトロフィー以上に、何があっても誠実であることの原則を貫き、自分が見つけた場所よりも良い場所を残そうとしてきたことを誇りに思う。みんなに誇りに思ってもらえれば幸せだ」 「そして、ピッチ外での新しい人生が始まる。僕はコモに残る。ただ、スパイクとすね当ては使わない。これについては、すぐに詳しく話すことができることを楽しみにしている」 「今の所、僕がプレーした全てのクラブのサポーター、チームメイト、監督、スタッフのみんな、この度を僕の想像を超えるほど特別なものにしてくれたことに、心から感謝している」 「サッカーよ、ありがとう」 「愛を込めて。ラファ」 <span class="paragraph-title">【写真】ヴァランが引退を発表!歴代のユニフォーム姿とも共にスパイクを脱ぐ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DAVRIARNemp/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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スパーズvsシティに、三笘vs遠藤! EFLカップ4回戦の対戦カード決定

カラバオカップ(EFLカップ)4回戦の組み合わせ抽選が25日に行われた。 プレミアリーグのUEFAコンペティション出場チームも参戦した3回戦ではフルアムがチャンピオンシップ(2部)のプレストンに敗れたものの、プレミアリーグのクラブが順当に勝ち抜けを決めた。なお、大雨による洪水の影響でスタジアムの一部が陥没し延期となったウィンブルドンvsニューカッスルは10月1日に開催予定だ。 今回の4回戦ではトッテナムvsマンチェスター・シティの対ビッグ6対決が実現。さらに、MF三笘薫を擁するブライトンとMF遠藤航を擁するディフェンディングチャンピオンのリバプールによる対戦も決定した。 また、DF菅原由勢の所属するサウサンプトンと、MF瀬古樹の所属するストーク・シティの日本人対決も実現した。 その他ではマンチェスター・ユナイテッドがレスター・シティと、DF冨安健洋を擁するアーセナルはプレストン、MF鎌田大地のクリスタル・パレスはアストン・ビラ。チェルシーはウィンブルドンvsニューカッスルの勝者との対戦が決定した。 なお、4回戦は10月最終週のミッドウィークに開催予定だ。 ◆EFLカップ4回戦 対戦カード ブレントフォード vs シェフィールド・ウェンズデイ(2) サウサンプトン vs ストーク・シティ(2) トッテナム vs マンチェスター・シティ ウィンブルドン(4)orニューカッスル vs チェルシー マンチェスター・ユナイテッド vs レスター・シティ ブライトン vs リバプール プレストン(2) vs アーセナル アストン・ビラ vs クリスタル・パレス ※()内は所属カテゴリー 2024.09.26 06:53 Thu
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「唯一の問題はボックス内」ゴールレスで連勝逃したユナイテッド、指揮官は決定力求める「前半に1、2点決めるべき」

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督がドローを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 プレミアリーグで2連敗のなか、第4節のサウサンプトン戦で3試合ぶりの勝利を収め、続くEFLカップ(カラバオカップ)では7-0の大勝と良い流れに乗り始めていたユナイテッド。21日に行われた第5節では日本代表MF鎌田大地が先発したクリスタル・パレスとのアウェイゲームに臨んだ。 序盤から攻め立てたユナイテッドだが、古巣対戦となったイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンの好セーブもあり、ゴールをこじ開けられず。27分のアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョとポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスのシュートは、立て続けにクロスバーに直撃する。 圧倒しながらピンチも作り、カメルーン代表GKアンドレ・オナナに救われるアウェイチーム。終盤はパレスも勝利を目指して巻き返したが、結局0-0のまま試合は終了した。 多数のチャンスを作りながら連勝は逃したテン・ハグ監督。前半に試合を動かすべきだったと悔いている。 「勝てなければ満足できない。勝つべきだった。前半は相手を圧倒した。後半はバランスが取れていたと思う。だが、前半に1、2点決めるべきだった」 「我々は非常に良いプレーをしたと思うし、試合を完全にコントロールしていた。ポゼッション時もそうでない時も非常に良いプレーをした。唯一の問題はボックス内だ。ボックス内がいつだって試合を決める。もっと確実に仕留めるべきだった」 「(相手チームには)いつだって1度はチャンスがあり、44分に彼らはそのチャンスを得た。大きなチャンスだった。1つのミスが彼らの大きなチャンスに繋がる。あの時点で2-0か3-0でリードしておくべきだった」 一方、公式戦3試合連続の完封には満足感。守備面の向上には手応えを感じているようだ。 「我々はチームとして守備的かつコンパクトになるよう一生懸命取り組んできた。プレッシングにも取り組み、その効果は目に見えて明らかだった。また、オン・ザ・ボールでもうまく組み立て、支配力があった。それにより相手のペースを乱すことができる」 <span class="paragraph-title">【動画】両GKの活躍光る!…クリスタル・パレスvsマンチェスター・ユナイテッド ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_fcIs8f2Fhg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.22 15:04 Sun

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