レーティング:トッテナム 2-0 チェルシー《プレミアリーグ》
2023.02.27 01:25 Mon
プレミアリーグ第25節、トッテナムvsチェルシーが26日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが2-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽トッテナム採点

GK
20 フォースター 6.5
2試合連続のクリーンシート達成。持ち味のシュートストップに加え、判断の良い勇敢な飛び出しで決定機を阻止した
DF
17 ロメロ 8.0
前回対戦でのククレジャ問題で注目を集めた中、相手アタッカーを戦意喪失させる圧巻の守備を披露。マイボール時も的確な捌きに効果的なドライブ、ゴール前への飛び出しとまさに独壇場
15 ダイアー 7.0
周囲の安定したパフォーマンスに引っ張られるように的確なカバーリング、シュートブロックでクリーンシートに貢献。貴重な2点目をアシスト
34 ラングレ 6.5
相手守備とのマッチアップで浮きやすい状況となった中で徐々にビルドアップで効果的なプレーを見せた。幾度か背後を取られかけたが、決定的な仕事には持ち込ませず
12 エメルソン 7.0
再び安定感抜群のパフォーマンス。ロメロと右サイドで鉄壁の守備を構築し、攻撃でも効果的なプレーが光った
4 スキップ 7.5
待望のトップチーム初ゴールを重要なダービーで決め切った。そのゴールの見事さに加え、直近2試合で掴んだ自信をうまくプレーで体現。強度の高い守備だけでなくマイボール時もプレーに能動的なアクションが目立った
5 ホイビュア 7.0
頼もしくなったスキップと共に中盤を制圧。フィルター役だけでなく効果的な前線での潰しで存在感を示し、ポスト直撃の惜しいシュートも
33 ベン・デイビス 6.5
スパーズ通算300試合出場を達成。攻撃面ではクロス精度こそ今一つ、ウイングバックのポジションで攻守によく戦った
FW
21 クルゼフスキ 6.5
ここ最近の不振を払しょくする力強いパフォーマンス。最後の精度、判断は好調時に比べて劣るも、チルウェル相手に果敢な仕掛けで優勢に
(→ソン・フンミン 5.5)
投入直後のプレースキックから相棒ケインのゴールの起点に
10 ケイン 7.0
得意のダービーでまたしてもゴール。9年連続シーズン20ゴールに到達。前線の起点としても抜群の存在感だった
9 リシャルリソン 6.5
攻撃の精度こそ本調子ではなかったが、ソン・フンミンにはない守備強度の高さでチームを大いに助けた。前線での身体を張ったプレーでケインの負担も軽減させた
(→ペドロ・ポロ -)
監督代行
ステッリーニ 6.5
療養中のコンテと連絡を取りながらチームを勝利に導き、采配試合で4戦全勝に
▽チェルシー採点

GK
1 ケパ 5.0
失点はいずれもノーチャンス。ただ、好守もなく厳しい試合に
DF
24 リース・ジェームズ 5.5
守備では好調時とはいかないまでもまずまず粘った。ただ、攻撃面では守備時の立ち位置の影響もあって後半終盤まで貢献は限定的に
6 チアゴ・シウバ 5.5
前半序盤にケインや味方との交錯で左ヒザを痛めて無念の負傷交代…
(→ヴェスレイ・フォファナ 6.0)
ゲームキャプテンの負傷を受けて緊急出場。持ち味の機動力を生かした守備で奮闘。とりわけ、失点後はクリバリと共にチームのリスクを引き受けて最後まで勝ち点の可能性を残した
26 クリバリ 6.0
スタメン起用に疑問の声もあったが、個人としてはチアゴ・シウバ不在のディフェンスラインで好パフォーマンスを披露
21 チルウェル 5.5
攻撃面ではまずまず良さを見せたが、守備の際にはクルゼフスキやエメルソンに対してひ弱さも露呈
MF
22 ツィエク 4.5
オンフィールド・レビューに救われたが、リシャルリソンへのファウルとエメルソンへのパンチの合わせ技での退場でもおかしくなかった。プレー面では守備時ウイングバックを担うなど難しいタスクの中で持ち味を発揮できず
(→ザカリア 5.0)
久々の復帰戦で本来のダイナミズムを発揮できず
12 ロフタス=チーク 4.5
攻守両面で相手の中盤に完敗。クオリティ不足によってチームの足を引っ張る形に
(→マウント 5.0)
投入直後にらしいプレーも見せたが、以降はトーンダウン
11 フェリックス 5.5
前線を自由に動き回りながら攻撃に絡んだ。前半は上々のプレーも、フィジカル勝負で劣勢を強いられて交代前の時間帯は消えてしまった
(→ムドリク -)
5 エンソ・フェルナンデス 5.5
球際の勝負ではやや苦戦も、マイボール時は狙いを持ったパスで可能性を感じるプレーを幾度も見せた。ただ、相棒の低調さをカバーし切れず
17 スターリング 5.5
前半は攻撃の起点として機能したが、相手の集中した守備を破れず。復帰まもないこともあり、徐々にパワーダウン
(→オーバメヤン -)
FW
29 ハヴァーツ 5.0
1トップでの起用法自体に問題がある。流動的なプレーという聞こえはいいが、前線で身体を張って起点となる選手がいなければ、やはりゴールは奪えない
監督
ポッター 4.5
選手選考を含めてここ最近の課題を修正できず。負傷者の多さや新戦力の多さという言い訳もそろそろ厳しくなってきた
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ロメロ(トッテナム)
心情としてはダービーでトップチーム初ゴールを挙げたスキップをMOMに選出したいところだが、やはり攻守に異次元のパフォーマンスを披露したアルゼンチン代表DFを選出。ある程度冷静さを維持してプレーしているときの安定感は驚異的。
トッテナム 2-0 チェルシー
【トッテナム】
スキップ(後1)
ケイン(後37)
▽トッテナム採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
20 フォースター 6.5
2試合連続のクリーンシート達成。持ち味のシュートストップに加え、判断の良い勇敢な飛び出しで決定機を阻止した
DF
17 ロメロ 8.0
前回対戦でのククレジャ問題で注目を集めた中、相手アタッカーを戦意喪失させる圧巻の守備を披露。マイボール時も的確な捌きに効果的なドライブ、ゴール前への飛び出しとまさに独壇場
周囲の安定したパフォーマンスに引っ張られるように的確なカバーリング、シュートブロックでクリーンシートに貢献。貴重な2点目をアシスト
34 ラングレ 6.5
相手守備とのマッチアップで浮きやすい状況となった中で徐々にビルドアップで効果的なプレーを見せた。幾度か背後を取られかけたが、決定的な仕事には持ち込ませず
MF
12 エメルソン 7.0
再び安定感抜群のパフォーマンス。ロメロと右サイドで鉄壁の守備を構築し、攻撃でも効果的なプレーが光った
4 スキップ 7.5
待望のトップチーム初ゴールを重要なダービーで決め切った。そのゴールの見事さに加え、直近2試合で掴んだ自信をうまくプレーで体現。強度の高い守備だけでなくマイボール時もプレーに能動的なアクションが目立った
5 ホイビュア 7.0
頼もしくなったスキップと共に中盤を制圧。フィルター役だけでなく効果的な前線での潰しで存在感を示し、ポスト直撃の惜しいシュートも
33 ベン・デイビス 6.5
スパーズ通算300試合出場を達成。攻撃面ではクロス精度こそ今一つ、ウイングバックのポジションで攻守によく戦った
FW
21 クルゼフスキ 6.5
ここ最近の不振を払しょくする力強いパフォーマンス。最後の精度、判断は好調時に比べて劣るも、チルウェル相手に果敢な仕掛けで優勢に
(→ソン・フンミン 5.5)
投入直後のプレースキックから相棒ケインのゴールの起点に
10 ケイン 7.0
得意のダービーでまたしてもゴール。9年連続シーズン20ゴールに到達。前線の起点としても抜群の存在感だった
9 リシャルリソン 6.5
攻撃の精度こそ本調子ではなかったが、ソン・フンミンにはない守備強度の高さでチームを大いに助けた。前線での身体を張ったプレーでケインの負担も軽減させた
(→ペドロ・ポロ -)
監督代行
ステッリーニ 6.5
療養中のコンテと連絡を取りながらチームを勝利に導き、采配試合で4戦全勝に
▽チェルシー採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ケパ 5.0
失点はいずれもノーチャンス。ただ、好守もなく厳しい試合に
DF
24 リース・ジェームズ 5.5
守備では好調時とはいかないまでもまずまず粘った。ただ、攻撃面では守備時の立ち位置の影響もあって後半終盤まで貢献は限定的に
6 チアゴ・シウバ 5.5
前半序盤にケインや味方との交錯で左ヒザを痛めて無念の負傷交代…
(→ヴェスレイ・フォファナ 6.0)
ゲームキャプテンの負傷を受けて緊急出場。持ち味の機動力を生かした守備で奮闘。とりわけ、失点後はクリバリと共にチームのリスクを引き受けて最後まで勝ち点の可能性を残した
26 クリバリ 6.0
スタメン起用に疑問の声もあったが、個人としてはチアゴ・シウバ不在のディフェンスラインで好パフォーマンスを披露
21 チルウェル 5.5
攻撃面ではまずまず良さを見せたが、守備の際にはクルゼフスキやエメルソンに対してひ弱さも露呈
MF
22 ツィエク 4.5
オンフィールド・レビューに救われたが、リシャルリソンへのファウルとエメルソンへのパンチの合わせ技での退場でもおかしくなかった。プレー面では守備時ウイングバックを担うなど難しいタスクの中で持ち味を発揮できず
(→ザカリア 5.0)
久々の復帰戦で本来のダイナミズムを発揮できず
12 ロフタス=チーク 4.5
攻守両面で相手の中盤に完敗。クオリティ不足によってチームの足を引っ張る形に
(→マウント 5.0)
投入直後にらしいプレーも見せたが、以降はトーンダウン
11 フェリックス 5.5
前線を自由に動き回りながら攻撃に絡んだ。前半は上々のプレーも、フィジカル勝負で劣勢を強いられて交代前の時間帯は消えてしまった
(→ムドリク -)
5 エンソ・フェルナンデス 5.5
球際の勝負ではやや苦戦も、マイボール時は狙いを持ったパスで可能性を感じるプレーを幾度も見せた。ただ、相棒の低調さをカバーし切れず
17 スターリング 5.5
前半は攻撃の起点として機能したが、相手の集中した守備を破れず。復帰まもないこともあり、徐々にパワーダウン
(→オーバメヤン -)
FW
29 ハヴァーツ 5.0
1トップでの起用法自体に問題がある。流動的なプレーという聞こえはいいが、前線で身体を張って起点となる選手がいなければ、やはりゴールは奪えない
監督
ポッター 4.5
選手選考を含めてここ最近の課題を修正できず。負傷者の多さや新戦力の多さという言い訳もそろそろ厳しくなってきた
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ロメロ(トッテナム)
心情としてはダービーでトップチーム初ゴールを挙げたスキップをMOMに選出したいところだが、やはり攻守に異次元のパフォーマンスを披露したアルゼンチン代表DFを選出。ある程度冷静さを維持してプレーしているときの安定感は驚異的。
トッテナム 2-0 チェルシー
【トッテナム】
スキップ(後1)
ケイン(後37)
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