波乱すぎる展開を制したのは川崎F! 後45+11分の家長PK弾で敵地カシマで逆転勝利【明治安田J1第2節】

2023.02.25 18:32 Sat
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25日、明治安田生命J1リーグ第2節の鹿島アントラーズvs川崎フロンターレが県立カシマサッカースタジアムで行われ、アウェイの川崎Fが1-2で勝利を収めた。

開幕節では明暗が分かれた両者。鹿島はアウェイで京都サンガF.C.に2-0と完勝を収め、川崎Fは昨季王者の横浜F・マリノス相手にホームで1-2の敗戦を喫している。

鹿島は京都戦からスタメン11人の変更なし。一方、家長がJ1通算400試合目の川崎Fは横浜FM戦で一発退場となったジェジエウ、負傷交代した車屋のセンターバック2枚がメンバー外となり、大南と山村が代役を務めた。
開始早々にいきなり先制点が生まれる。5分、鹿島はボックス手前に降りてボールを受けた鈴木が右足でゴール前に柔らかいクロスを供給。知念が頭で擦らせ、ネットに流し込んだ。

VARチェックが入ったが、知念の立ち位置はオンサイドとの判定。対戦相手の川崎Fから今季新加入の知念は開幕節の京都戦に続いて2試合連続ゴールとなった。
一方、2試合続けて開始早々に先制点を許した川崎は焦ることなく落ち着いて反撃を試みるも、[4-3-3]のコンパクトな陣形で構える鹿島の守備に苦戦。なかなか縦パスが入らず、スピードも上がらない。

それでも徐々に押し込む時間が増え始め、43分にボックス左脇の角度のない位置からジョアン・シミッチがゴール前へマイナスの折り返し。走り込んだ脇坂がヒールで流し込もうとしたが、惜しくも枠を捉えられなかった。

45+2分にはCKの流れから宮代の落としを受けた山村がボックス手前で右足を一閃。だが、こちらも惜しくも枠を捉えず。結局、前半は鹿島の1点リードで終了し、鹿島のシュート2本に対して川崎Fは8本を放ったが、枠内は0に終わった。

ハーフタイムは両チームとも交代なし。鹿島は前半と打って変わって前線から鋭いプレッシングをかけ、川崎Fのビルドアップ妨害を試みる。

後半最初の決定機は鹿島。55分、樋口の右CKに対してゴール前へ走り込んだ関川がドンピシャヘッドで合わせるも、肝心のコースがGKチョン・ソンリョンの正面を突き、惜しくも追加点とはならなかった。

前半終盤の光明から一転、再び停滞感が漂う川崎Fは選手交代に出る。ジョアン・シミッチに代えて佐々木を投入し、左サイドバックで先発していた橘田を本職のアンカーに戻す形となった。

その橘田は中盤の底でバランスを取るだけでなく、63分に強烈な左足ミドルを放つなど、アタッキングにおいて存在感を発揮する。だが、決定機を作るには至らず、時間だけが過ぎていった試合終盤の82分、川崎Fはさらなる窮地に追い込まれる。

80分、川崎Fは山村がドリブル突破を図った鹿島の仲間を倒してファウルの判定。当初カードは出されなかったが、VARチェックとオンフィールドレビューの結果、決定機阻止として82分にレッドカードが提示された。

数的不利となった川崎Fだが、この日1本目の枠内シュートで同点に追いつく。89分、左CKのチャンスを得ると、ゴール前の混戦から家長が左足でオーバーヘッド。枠には飛ばなかったが、このボールに途中出場の山田が反応し、相手DFに引っ張られながらも右足ボレーを叩き込んだ。

さらに90+4分、同点に追いついた勢いのままに攻め込むと、ボックス内で遠野、橘田が連続シュート。橘田のシュートを鹿島の荒木がゴール前でブロックした際に手を使ったと判定され、PKが与えられる。荒木はVARの末にレッドカードが確定し、10人対10人となった。

家長が蹴ったPKは鹿島のGK早川にキャッチされるも、その数十秒後、鹿島のフィールドプレーヤーが家長が蹴るより前にボックス内に入ったとしてVARチェックが入り、蹴り直しに。家長は2本目を落ち着いて流し込み、想像だにしない逆転ゴールとなった。

結局、数的不利の状況から同点に追いつき、大波乱の展開の末にPKで逆転した川崎Fが1-2で勝利。今季初白星を挙げた。90分間を通して苦しいゲーム展開だったためか、試合後の選手たちには溢れんばかりの笑顔が広がっていた。

対するホームの鹿島は悔しすぎる敗戦となり、試合後の選手、岩政監督、サポーターらはぼう然。最終盤になり、ドラマにドラマを重ね、逆転勝利の川崎Fは初白星を手にしている。

鹿島アントラーズ 1-2 川崎フロンターレ
【鹿島】
知念慶(前5)
【川崎】
山田新(後44)
家長昭博(後56)

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【J1クラブ通信簿/川崎フロンターレ】Jリーグ史上最強チーム、記録ずくめの記憶に残る2冠達成

未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。 その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。 最後は優勝した川崎フロンターレを総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低) ◆総合評価【S】 26勝5分け3敗 (勝率76.5%) 88得点31失点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 2017シーズン、2018シーズンと明治安田J1を連覇した川崎フロンターレにとって、2020シーズンは忘れられないシーズンとなった。そして、それはJリーグの歴史にもしっかりと記録されることとなるだろう。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてどのチームも苦しんだ2020シーズン。過密日程やコンディション調整の難しさなどは、平等とは言い切れないものの、各チームに一定の負担をかけることとなった。 川崎Fにも当然ながら大きな影響を与えた新型コロナウイルスだったが、それを感じさせない圧倒的な強さを見せ続けた。 開幕戦こそサガン鳥栖に0-0のゴールレスドローとなったが、中断明けの第2節から驚異の11連勝を記録。12連勝目を目指した名古屋グランパス戦では敗れ、次のヴィッセル神戸戦でも2-2の引き分けとなったが、第13節の清水エスパルス戦で勝利すると、そのまま連勝を続けJ1新記録の12連勝を達成した。 圧倒的な強さで勝ち点を積み上げ首位を独走していた川崎Fは、11月25日のガンバ大阪戦で5-0と圧勝。4試合を残すJ1最速での優勝を決めた。 この強さは、チームとして同じ方向を向いて戦い続けられたことも大きいが、鬼木達監督が作り上げたチームの賜物。25試合以上の先発選手が6名いるものの、バランスよく選手を起用。どの選手が出場してどういった組み合わせになっても、チームのレベルを大きく下げることなく戦えたことが優勝の要因だろう。 また、特別採用となった5人の交代枠を最も有効に使えたのも川崎Fだった。おおよそのクラブが似たような選手交代を繰り返し、同じタイプの選手を起用するという形を取らざるを得ない中、川崎Fは選手交代によってチームを変化。一気に流れを掴むことも大きかった。 鬼木監督を筆頭に、チームとしての完成度の高さを見せつけた川崎Fは成績も示す通り、Jリーグ史上最強のチームと言っても過言ではない。そして、リーグ2位のガンバ大阪と対戦した新年一発目、元旦の天皇杯決勝でも試合巧者ぶりを見せて2冠を達成。クラブ一筋で支えたバンディエラ・中村憲剛の現役引退に華を添え、全ての国内タイトルを獲得させたシーズンは文句なしの「S」評価だ。 ◆チーム内MVP <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> MF三笘薫(23) 明治安田生命J1リーグ30試合出場(先発11試合)/13得点 二桁得点を記録した選手が4名、多くの選手が試合にしっかりと絡み、誰か1人が突出していたわけではない2020シーズンの川崎F。その中で、MVPを決めるのは難しいことだが、インパクトの大きさでMF三笘薫を選出する。 筑波大学から新加入したルーキーの三笘は、シーズン序盤はベンチスタートが多かった。しかし、途中出場でしっかりとゴールという結果を残すと、徐々にスタメンでの出場機会が増えていく。 左ウイングで起用される三笘は独特のリズムで仕掛けるドリブルで、対峙するDFを翻弄。縦にもカットインもできるドリブルは相手DFを混乱に陥らせ、シュートやパスといった攻撃パターンの多さも困らせる要因となった。 14得点を記録したFW小林悠、13得点を記録したFWレアンドロ・ダミアンという強力なストライカーがいることももちろん影響はあるが、どのチーム相手にも三笘は通用することを示した。 終わってみれば新人最多タイの13得点を記録。決定力も備えたアタッカーという武器を手に入れた川崎Fは、さらに進化する可能性がある。三笘自身は2年目のジンクスに打ち当たらず、2020シーズン以上の数字を残してもらいたいものだ。 ◆補強成功度【S】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 既存選手の活躍も非常に大きかった2020シーズンだが、やはり新加入選手がもたらした効果は大きいと考える。 前述の三笘も新加入選手の1人。圧倒的なパフォーマンスを見せたことはもはや説明不要。三笘の存在が、川崎Fの強さを加速させたことは間違いない。 そして、その三笘と同じ大卒ルーキーだったFW旗手怜央も忘れてはならない。順天堂大学から加入した旗手は、31試合に出場し5得点を記録。旗手の方が三笘よりも多く先発機会を得ていた。 得点数を見れば三笘に大きく離されている旗手だが、ポテンシャルの高さを発揮。シーズン終盤や天皇杯では左サイドバックを務めるなど、プレーヤーとしての幅の広さを見せることとなった。 選手層が厚い川崎Fの前線で勝負するには、やはり得点が求められる。2年目のシーズンはより数字にこだわってプレーしてもらいたい。 そしてこの2人をも凌駕する驚きを見せたのは湘南ベルマーレから獲得したDF山根視来だ。加入当初は硬い動きだったが、右サイドバックとして定着すると持ち前の粘り強い守備と、湘南で鍛えられた運動量をベースにアグレッシブな攻撃参加を披露。シーズンを通して4得点を記録するなど、新たなサイドバックとして君臨した。 2度優勝した時にチームを支えたDFエウシーニョ(現清水エスパルス)とはまた違ったタイプで、同じ右サイドのMF家長昭博のコンビネーションは抜群。ベストイレブンにも選ばれる活躍は圧巻だった。 大卒ルーキーは他にも2名おり、東海学園大学卒のDF神谷凱士と桐蔭横浜大学卒のMFイサカ・ゼインがいたが両者は試合に絡めず。また、セレッソ大阪からきたGK丹野研太も出場機会なし。DFジオゴ・マテウスも3試合の出場に終わったが、3名が優勝に大きく貢献し、重要なピースになったことを評価したい。 2021.01.11 22:30 Mon
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「二桁ゴール」のつもりが…小林悠の漢字間違いで珍目標が生み出される「これは完全にミスりましたね。笑」

川崎フロンターレのFW小林悠が、痛恨のミスを犯してしまったようだ。 2023シーズンは途中出場がメインとなりながら、明治安田生命J1リーグでは16試合に出場し4得点を記録した小林。2024シーズンの契約にも合意し、新シーズンも川崎Fで戦うことが決まっている。 その小林だが、新年早々に思わぬミスをしてしまったようだ。 自身のX(旧ツイッター)を更新すると、ファンの投稿に反応。自身が書いたサインの写真を引用しながら、「これは完全にミスりましたね。笑」と綴っている。 そのミスとは、漢字の間違い。自身のサインとともに「二桁ゴール」と2024年の目標も書いた小林だったが、よく見ると「二桁ゴール」ではなく「二行ゴール」になってしまっていた。 ファンは「そんな悠くん好きです」、「毎試合2ゴール取るってことで!」、「桁違いのストライカー」、「これは 二行ゴール のグッズが待たれる展開」とコメント。小林のミスを大いに楽しんでいる。 <span class="paragraph-title">【写真】小林悠がまさかの間違い!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">これは完全にミスりましたね。笑 <a href="https://t.co/2Xde7X1pnF">https://t.co/2Xde7X1pnF</a></p>&mdash; 小林悠 (@kobayashiyu2411) <a href="https://twitter.com/kobayashiyu2411/status/1745374523606863955?ref_src=twsrc%5Etfw">January 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.12 11:55 Fri
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2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名

Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue

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