千葉が開幕に弾み! ミス目立った柏から小森飛絢&呉屋大翔で3発《ちばぎんカップ》

Jリーグプレシーズンマッチの『第27回ちばぎんカップ』が12日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、ジェフユナイテッド千葉が3-2で柏レイソルを下した。今季開幕が来週に迫るなか、4年ぶりに日立台での『ちばぎんカップ』。柏が5選手、千葉が4選手の新戦力を先発起用しての一戦は声出し応援も認められ、より熱が入るなか、ホームチームが押し気味に入る。だが、先制したのは千葉。千葉からしても思わぬ形だったが、19分にGK佐々木のキックミスから、ボールが立田に当たって柏ボックス内にこぼれると、いち早く反応した大卒ルーキーの小森が冷静に沈めた。
柏は後ろでの繋ぎから反撃のリズムを作ろうとするが、またも守備陣でミス。31分、見木のプレスを嫌った立田がGK佐々木にバックパスを出すが、その緩さを見逃さなかった新加入の呉屋が古巣のネットを揺らす。

失点直結のエラーで試合を難しくする柏だが、その1分後に小屋松がボックス左から折り返すと、細谷がフィニッシュ。相手DFのブロックボールから新加入の山田がシュートを決め、すかさず1点差に詰め寄る。そんな柏は51分、前半終盤にもアウトサイドのクロスで魅せたマテウス・サヴィオのヒールパスを起点に同点。敵陣の右サイド深くで受けた山田が折り返すと、ゴール前の細谷がヘディングシュートを決めた。

後半に入って千葉の攻勢を跳ね返す手を欠いて、リードを失った千葉だが、69分にスローインの流れから、ボックス左深くの見木が折り返し。三丸が処理に入るが、追った呉屋がクリアし損ねを押し込み、勝ち越す。

再び追う展開の柏は交代カードも切りながら前がかるが、小林慶行新監督の千葉が逃げ切り。4年ぶり10回目のちばぎんカップ勝利で来週の開幕に弾みをつけている。

柏レイソル 2-3 ジェフユナイテッド千葉
【柏】
山田康太(前32)
細谷真大(後6)
【千葉】
小森飛絢(前19)
呉屋大翔(前31、後24)