レーティング:ナポリ 2-1 ローマ《セリエA》
2023.01.30 07:00 Mon
セリエA第20節、ナポリvsローマが28日にディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、ホームのナポリが2-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽ナポリ採点

GK
1 メレト 6.0
失点は致し方なし。前後半に2度のファインセーブを見せたが、飛び出しの判断でキム・ミンジェと2度ほど危うい連係ミスがあった
DF
22 ディ・ロレンツォ 6.0
攻撃時は決勝点の起点となるなど、絶妙な立ち位置や判断が光った。守備でも堅実な対応を見せていた
13 ラフマニ 6.5
イバニェスの決定機を見事なブロックで阻止。攻守両面で安定したパフォーマンスだった
3 キム・ミンジェ 6.5
マイボール時の判断ミスやメレトとの連携に難も見受けられたが、それを補って余りあるソリッドな守備でローマに立ちはだかった。攻撃時のカウンターで驚異の攻め上がりも
絶妙な立ち位置と判断で先制点の起点に。古巣相手に球際ではやや苦戦したが、攻守に質の高いプレーぶり
(→オリベラ 5.5)
投入後に自サイドから失点した点は悔やまれるが、個人としては及第点の出来
MF
99 ザンボ・アンギサ 6.0
全体的に地味な役回りが多かったが、周囲とのバランスを意識しながら攻守両面で適切なプレーを選択していた
68 ロボツカ 6.5
攻守両面で機動力と戦術眼を生かしたプレーをみせ、相手中盤に対して優位性をもたらす。重要な局面での気の利いたプレーも光った
20 ジエリンスキ 7.0
決勝点をアシスト。ロボツカと共に相手のプレスをいなす巧みなプレーで攻撃のリズムを作り出し、守備の強度も非常に高かった
(→エンドンベレ -)
FW
11 ロサーノ 6.0
失点場面での対応は悔やまれる。攻撃面では快足を生かした見事な突破から幾度も決定機を演出したが、3対2の絶好のカウンターの場面は決め切りたかった
(→ラスパドーリ 5.5)
決定的な仕事はなかったが、攻守にアグレッシブなプレーを見せて周囲を助けた
9 オシムヘン 6.5
セリエ4試合連発でキャリアハイのリーグ戦14ゴールに早くも到達。スモーリングの徹底マークに苦慮も、ゴールシーンは圧巻の一言
(→シメオネ 7.0)
価千金の決勝点を記録。終盤の身体を張ったキープで逃げ切りにも貢献
77 クワラツヘリア 6.5
今季リーグ最多の8アシスト目を記録。後半序盤の決定機逸など、復帰戦ということもありベストパフォーマンスではなかったが、やはり相手の脅威に
(→エルマス 5.5)
求められた仕事をきっちりこなした
監督
スパレッティ 6.5
一瞬の隙を突かれて追いつかれたものの、的確な交代策で古巣相手に会心の勝利を挙げた
▽ローマ採点

GK
1 ルイ・パトリシオ 5.5
2失点を喫したが、前後半に2度のビッグセーブ。とりわけ、ロサーノの決定機阻止はその後の同点に繋がる流れを作るものだった
DF
23 マンチーニ 5.5
後半序盤のクワラツヘリアの決定機阻止など守備ではよく粘った。マイボール時は中盤から前の問題もあるが、配球面でもう少し存在感を示したい
6 スモーリング 5.5
2失点目の対応は悔やまれるが、絶好調のオシムヘンを相手に再三の良い潰しで苦しめた
3 イバニェス 5.5
ロサーノの対応に苦慮。1失点目はもっとうまい対応もできたが、相手を褒めるべき。後半決定機に絡んだ一方、マンチーニ同様に繋ぎの局面で課題が出た
MF
59 ザレフスキ 5.5
チェリクの累積警告による欠場を受けて不慣れな右サイドでプレー。失点場面で警戒すべきクワラツヘリアを離すなど、守備では後手の対応が目立った。後半は攻撃で精度の問題を抱えていた中、同点ゴールのシーンでは見事なクロスを供給
4 クリスタンテ 5.0
対人守備の強度は高かったが、失点場面ではいずれも判断の悪さが出た。マイボール時もボールの引き出し方や前を向けないプレーが相手中盤との差に
(→ヴォルパート -)
8 マティッチ 5.5
前半はチームと共に苦戦を強いられたが、後半は攻守両面で要所を収めるさすがのプレーで盛り返した
(→タヒロビッチ 5.0)
失点場面は難しい判断だったが、ディ・ロレンツォよりもジエリンスキをケアしたかった
37 スピナッツォーラ 5.5
抑えの利いた右足ボレーで前半最大の決定機に絡んだ。負傷の影響もあって久々のリーグスタメンとなった中、長期離脱前の躍動感には程遠いが、徐々に状態を上げている
(→エル・シャーラウィ 6.5)
得意とするナポリ相手に貴重な同点ゴールを記録。攻撃面でダイナミズムを生んだ
FW
21 ディバラ 5.0
絶好調で試合に臨んだが、試合を通して消える時間帯が長かった。チャンスシーンでも焦りがあったか、プレー精度がいまひとつ
9 エイブラハム 5.0
前回対戦同様に相手のセンターバック陣に苦戦。後半半ばにハムストリングを痛めて無念の負傷交代に
(→ベロッティ 5.0)
本来であればシメオネのような活躍が期待されたが、ローマでの不完全燃焼の日々が続く
7 ペッレグリーニ 5.0
前半はコンディションの問題もあって重さが目立った。後半はだいぶ盛り返したが、カピターノとしては物足りないパフォーマンスに
(→ボーヴェ 5.5)
アグレッシブなプレーだったが、課題はアタッキングサードでの精度
監督
モウリーニョ 5.5
勝ち点1を持ち帰れそうな内容ではあったが、やはり交代選手の質を含めて力負けとなった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
シメオネ(ナポリ)
試合を通した活躍ではジエリンスキ、ロボツカ、両センターバックが印象的だったが、やはり土壇場の決定機で完璧なフィニッシュを見せた頼れるジョーカーをMOTMに選出。この貴重なゴールによってセリエA70ゴールに到達し、父親ディエゴ(30ゴール)と併せた通算ゴール数が100の大台に。
ナポリ 2-1 ローマ
【ナポリ】
オシムヘン(前17)
シメオネ(後41)
【ローマ】
エル・シャーラウィ(後30)
▽ナポリ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 メレト 6.0
失点は致し方なし。前後半に2度のファインセーブを見せたが、飛び出しの判断でキム・ミンジェと2度ほど危うい連係ミスがあった
DF
22 ディ・ロレンツォ 6.0
攻撃時は決勝点の起点となるなど、絶妙な立ち位置や判断が光った。守備でも堅実な対応を見せていた
イバニェスの決定機を見事なブロックで阻止。攻守両面で安定したパフォーマンスだった
3 キム・ミンジェ 6.5
マイボール時の判断ミスやメレトとの連携に難も見受けられたが、それを補って余りあるソリッドな守備でローマに立ちはだかった。攻撃時のカウンターで驚異の攻め上がりも
6 マリオ・ルイ 6.0
絶妙な立ち位置と判断で先制点の起点に。古巣相手に球際ではやや苦戦したが、攻守に質の高いプレーぶり
(→オリベラ 5.5)
投入後に自サイドから失点した点は悔やまれるが、個人としては及第点の出来
MF
99 ザンボ・アンギサ 6.0
全体的に地味な役回りが多かったが、周囲とのバランスを意識しながら攻守両面で適切なプレーを選択していた
68 ロボツカ 6.5
攻守両面で機動力と戦術眼を生かしたプレーをみせ、相手中盤に対して優位性をもたらす。重要な局面での気の利いたプレーも光った
20 ジエリンスキ 7.0
決勝点をアシスト。ロボツカと共に相手のプレスをいなす巧みなプレーで攻撃のリズムを作り出し、守備の強度も非常に高かった
(→エンドンベレ -)
FW
11 ロサーノ 6.0
失点場面での対応は悔やまれる。攻撃面では快足を生かした見事な突破から幾度も決定機を演出したが、3対2の絶好のカウンターの場面は決め切りたかった
(→ラスパドーリ 5.5)
決定的な仕事はなかったが、攻守にアグレッシブなプレーを見せて周囲を助けた
9 オシムヘン 6.5
セリエ4試合連発でキャリアハイのリーグ戦14ゴールに早くも到達。スモーリングの徹底マークに苦慮も、ゴールシーンは圧巻の一言
(→シメオネ 7.0)
価千金の決勝点を記録。終盤の身体を張ったキープで逃げ切りにも貢献
77 クワラツヘリア 6.5
今季リーグ最多の8アシスト目を記録。後半序盤の決定機逸など、復帰戦ということもありベストパフォーマンスではなかったが、やはり相手の脅威に
(→エルマス 5.5)
求められた仕事をきっちりこなした
監督
スパレッティ 6.5
一瞬の隙を突かれて追いつかれたものの、的確な交代策で古巣相手に会心の勝利を挙げた
▽ローマ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ルイ・パトリシオ 5.5
2失点を喫したが、前後半に2度のビッグセーブ。とりわけ、ロサーノの決定機阻止はその後の同点に繋がる流れを作るものだった
DF
23 マンチーニ 5.5
後半序盤のクワラツヘリアの決定機阻止など守備ではよく粘った。マイボール時は中盤から前の問題もあるが、配球面でもう少し存在感を示したい
6 スモーリング 5.5
2失点目の対応は悔やまれるが、絶好調のオシムヘンを相手に再三の良い潰しで苦しめた
3 イバニェス 5.5
ロサーノの対応に苦慮。1失点目はもっとうまい対応もできたが、相手を褒めるべき。後半決定機に絡んだ一方、マンチーニ同様に繋ぎの局面で課題が出た
MF
59 ザレフスキ 5.5
チェリクの累積警告による欠場を受けて不慣れな右サイドでプレー。失点場面で警戒すべきクワラツヘリアを離すなど、守備では後手の対応が目立った。後半は攻撃で精度の問題を抱えていた中、同点ゴールのシーンでは見事なクロスを供給
4 クリスタンテ 5.0
対人守備の強度は高かったが、失点場面ではいずれも判断の悪さが出た。マイボール時もボールの引き出し方や前を向けないプレーが相手中盤との差に
(→ヴォルパート -)
8 マティッチ 5.5
前半はチームと共に苦戦を強いられたが、後半は攻守両面で要所を収めるさすがのプレーで盛り返した
(→タヒロビッチ 5.0)
失点場面は難しい判断だったが、ディ・ロレンツォよりもジエリンスキをケアしたかった
37 スピナッツォーラ 5.5
抑えの利いた右足ボレーで前半最大の決定機に絡んだ。負傷の影響もあって久々のリーグスタメンとなった中、長期離脱前の躍動感には程遠いが、徐々に状態を上げている
(→エル・シャーラウィ 6.5)
得意とするナポリ相手に貴重な同点ゴールを記録。攻撃面でダイナミズムを生んだ
FW
21 ディバラ 5.0
絶好調で試合に臨んだが、試合を通して消える時間帯が長かった。チャンスシーンでも焦りがあったか、プレー精度がいまひとつ
9 エイブラハム 5.0
前回対戦同様に相手のセンターバック陣に苦戦。後半半ばにハムストリングを痛めて無念の負傷交代に
(→ベロッティ 5.0)
本来であればシメオネのような活躍が期待されたが、ローマでの不完全燃焼の日々が続く
7 ペッレグリーニ 5.0
前半はコンディションの問題もあって重さが目立った。後半はだいぶ盛り返したが、カピターノとしては物足りないパフォーマンスに
(→ボーヴェ 5.5)
アグレッシブなプレーだったが、課題はアタッキングサードでの精度
監督
モウリーニョ 5.5
勝ち点1を持ち帰れそうな内容ではあったが、やはり交代選手の質を含めて力負けとなった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
シメオネ(ナポリ)
試合を通した活躍ではジエリンスキ、ロボツカ、両センターバックが印象的だったが、やはり土壇場の決定機で完璧なフィニッシュを見せた頼れるジョーカーをMOTMに選出。この貴重なゴールによってセリエA70ゴールに到達し、父親ディエゴ(30ゴール)と併せた通算ゴール数が100の大台に。
ナポリ 2-1 ローマ
【ナポリ】
オシムヘン(前17)
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