「我を失ってしまった」アルジェリア人サポーターへ膝蹴りを見舞ったエトー会長が謝罪声明…アフリカ予選の賄賂疑惑を指摘され激昂

2022.12.07 17:00 Wed
Getty Images
カタールで起こした暴力事件が問題となっているカメルーンサッカー協会(FECAFOOT)のサミュエル・エトー会長が謝罪声明を発表した。問題が起きたのは5日にスタジアム974で開催されたブラジル代表vs韓国代表の試合後のこと。スタジアムの外ででファンと記念撮影に応じていたエトー氏だったが、ある男性から挑発を受け、飛び掛かっていく姿の映像がSNSを通じて広まっている。

その後、男性は自身のYouTubeチャンネルを通じてエトー氏から暴力を振るわれたことや、持っていたカメラを壊されたことを主張。警察に届け出を出したことも明かした。
それから程なくして、エトー氏も自身のツイッターを通じて謝罪声明を発表。アルジェリア人と思われるサポーターからの挑発に堪えられず、暴力に至ってしまったことを深く謝罪した。また、アフリカ予選で浮上した賄賂疑惑にも言及している。

「ブラジルvs韓国の後、おそらくアルジェリアのサポーターと思われる人物と激しい口論となった。我を失ってらしくない行動をとってしまったことを謝りたい。この不幸な出来事について、国民の皆さんに謝罪する」
「私は一部のアルジェリア人サポーターの執拗な挑発と日々の嫌がらせに抵抗し続けることを誓う。実際、3月28日にブリダで行われたカメルーンvsアルジェリア以来、私は侮辱と証拠なき不正疑惑の標的になっているのだ。このW杯の期間中も、カメルーン人サポーターはアルジェリア人から侮辱を受け悩まされている」

「アルジェリア敗退のシナリオは残酷なものだったが、我々のスポーツのルールと倫理に完全に合致していることを申し上げたい。アルジェリアサッカー協会が管轄の司法機関に行った訴えはすべて却下されたのだ」

「したがって、私はアルジェリア当局と協会に対し、より深刻な悲劇が起こる前に、この不健全な風潮に終止符を打つべく、責任を負うことを求める」

「フェネックス(アルジェリア代表の愛称)ファンの皆さん、平和を見つけ、痛い敗北の失望を克服することを祈っている」

伝えられるところによると、エトー氏の言うカタールW杯アフリカ予選のカメルーンvsアルジェリアで、アルジェリアに対して不当な判定があったとして、同国のサッカー協会はFIFAに再戦を要求。その申し出は却下され、アルジェリアのカタールW杯への道は絶たれることになった。

今回エトー氏と問題を起こした男性は、審判に賄賂を渡したのかと挑発したと見られており、結果的にこのような事態に発展してしまったようだ。
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「不屈を示してくれた」、延長後半ラストプレーで劇的逆転突破のカメルーン、ソング監督が選手を称賛

カメルーン代表を2大会ぶりのワールドカップ出場に導いたリゴベール・ソング監督が、“不屈のライオン”を体現した選手たちを称賛している。『Actu Cameroun』が伝えている。 カメルーンは29日、敵地で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選最終ラウンドの2ndレグでアルジェリア代表と対戦。延長戦までもつれ込んだ激闘を、アウェイゴール・ルールで上回りカタールへの切符を手にした。 ホームでの1stレグを0-1で落としていたカメルーンだが、この2ndレグでは相手GKのミス絡みでFWエリック・マキシム・チュポ=モティングが先制点を奪取。以降は終始劣勢を強いられながらも、守護神アンドレ・オナナを中心に守り抜き、延長戦まで持ち込んだ。 その延長戦後半では、PK戦突入直前の118分に相手の左CKからDFアーメド・トゥーバにゴールを奪われ、敗退の危機を迎えた。しかし、カメルーンはラストプレーとなった124分に相手陣内で得たFKの流れでDFコリン・ファイが上げたクロスをDFミシェル エンガドゥ=エンガジュイが競り勝ってゴール前に流したボールを、FWカール・トコ・エカンビが右足ダイレクトで流し込み、最後の最後で試合を引っくり返す劇的過ぎる勝ち抜けを決めた。 トニ・コンセイソン前監督の解任に伴い、今月1日に急遽新指揮官に指名された中、カメルーンを見事に本大会出場に導いたソング監督は、まさに“不屈のライオン”の愛称に相応しい圧巻の逆転劇を見せた選手たちを絶賛した。 「個人的にはこのゲームを戦った両チームを祝福したいと思う。とりわけ、不屈であることを示した私のプレーヤーたちを心から讃えたい」 「最初のゲームでは、相手の守備に苦しめられ、プレーヤーが攻撃的に表現することができなかった。しかし、今日我々は2人のストライカーを置くシステムによって、対抗する術を知っていた」 2022.03.30 16:30 Wed

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