東京Vが秋田から屈指のエアバトラーDF千田海人を獲得「歴史あるクラブの勝利に貢献を」
2022.12.06 16:45 Tue
東京ヴェルディは6日、ブラウブリッツ秋田のDF千田海人(28)が完全移籍で加入することを発表した。
ベガルタ仙台の育成組織出身の千田は、神奈川大学を経て、2017年に当時J3の秋田へ加入した。空中戦に強いセンターバックは明治安田J3で2度の優勝を経験し、95試合5得点を記録。J2では52試合1得点をマークしている。
自身初の移籍となる千田は、両クラブを通じて以下のようにコメントしている。
◆東京ヴェルディ
「この度、ブラウブリッツ秋田より東京ヴェルディに加入することになりました千田海人です。この歴史ある素晴らしいクラブの一員に加わることができてとても幸せです。ピッチで価値を示し、ヴェルディの勝利に貢献できるよう、一生懸命ひたむきに頑張ります。これから宜しくお願い致します。共に戦いましょう!!」
◆ブラウブリッツ秋田
「この度、東京ヴェルディに移籍することになりました。この報告とこの思いは皆様に直接お伝えしたかったのですが、それができずに申し訳ありません。文章で伝えさせていただきます」
「しかしホーム、アウェーに関わらず毎試合応援に来てくれた家族やサポーター。一緒に戦ってくれた仲間、スタッフ。ピッチ外で支えてくれた秋田の温かい人々。そしてクラブの成長を支えてくださったスポンサー様、サポートカンパニー様、後援会、ボランティアの方々。悔しさを上回る皆様の応援やサポートのおかげで苦難を乗り越え、6年間で2度の優勝を経験し、昇格し、怪我を乗り超えて今シーズンまで戦い抜くことができました」
「全ていいことばかりではありませんでしたが、秋田で経験した6年間の全ては僕のこれからのサッカー人生だけでなく、人生の財産となるものでした」
「秋田という土地と人に心底惚れ込んだ6年間でした。感謝してもしきれないほどお世話になりました。
一緒に戦えて幸せでした。この決断をしたからには覚悟を持って頑張ってきます」
「またお会いしましょう。6年間本当にありがとうございました!!」
ベガルタ仙台の育成組織出身の千田は、神奈川大学を経て、2017年に当時J3の秋田へ加入した。空中戦に強いセンターバックは明治安田J3で2度の優勝を経験し、95試合5得点を記録。J2では52試合1得点をマークしている。
自身初の移籍となる千田は、両クラブを通じて以下のようにコメントしている。
「この度、ブラウブリッツ秋田より東京ヴェルディに加入することになりました千田海人です。この歴史ある素晴らしいクラブの一員に加わることができてとても幸せです。ピッチで価値を示し、ヴェルディの勝利に貢献できるよう、一生懸命ひたむきに頑張ります。これから宜しくお願い致します。共に戦いましょう!!」
◆ブラウブリッツ秋田
「この度、東京ヴェルディに移籍することになりました。この報告とこの思いは皆様に直接お伝えしたかったのですが、それができずに申し訳ありません。文章で伝えさせていただきます」
「大卒から6年間、ブラウブリッツ秋田でプレーさせていただきました。僕のサッカー人生において、1番長く濃く、そして1番成長できた6年間でした。怪我したこと。出場機会に恵まれなかったこと。心が折れそうになったこと。自信を失ったこと。期待に応えられなかったこと。味方を助けられなかったこと。思い出せば思い出すほど秋田では悔しいことがありました」
「しかしホーム、アウェーに関わらず毎試合応援に来てくれた家族やサポーター。一緒に戦ってくれた仲間、スタッフ。ピッチ外で支えてくれた秋田の温かい人々。そしてクラブの成長を支えてくださったスポンサー様、サポートカンパニー様、後援会、ボランティアの方々。悔しさを上回る皆様の応援やサポートのおかげで苦難を乗り越え、6年間で2度の優勝を経験し、昇格し、怪我を乗り超えて今シーズンまで戦い抜くことができました」
「全ていいことばかりではありませんでしたが、秋田で経験した6年間の全ては僕のこれからのサッカー人生だけでなく、人生の財産となるものでした」
「秋田という土地と人に心底惚れ込んだ6年間でした。感謝してもしきれないほどお世話になりました。
一緒に戦えて幸せでした。この決断をしたからには覚悟を持って頑張ってきます」
「またお会いしましょう。6年間本当にありがとうございました!!」
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「サプライズかどうかは皆さんが決めることだと思うので、僕は与えられたなかで給料以上の仕事をすると。自分がサラリーマンだったときから、ずっとそれは上司に言われていましたし、それはそうだなと思っていたので、費用対効果という意味では、胸を張れると思います。ただ6位が十分かというと、自分は悔しい思いの方があるというだけで、費用対効果で日本で一番出してるのは当たり前ですし、一番最年長ですしそれぐらいやらなければ自分ではないでしょというぐらいは自慢ではないですけど、それぐらいの覚悟を持ってやっています」 ――14勝14分け10敗という戦績の受け止め方は? 「14分けというのを聞くと、そのうちの4試合ぐらいはたぶん勝ち点3にできたなという感じです。いやギリギリで追いついた試合もあるじゃないかと言われたら、それまでなんですけども、トータルとしたら自分たちはやはりファイナルサードの決定力というのは、誤解を恐れずに言うと、決定力が年俸に比例するというのが世界の常識。したがって、決定力を上げるというのは一番難しい命題ですし、我々のバジェットであれば、そこが一番の課題なのは明らかだけれども、そこの課題を克服できたら、もっとその14分けというのは、ひょっとしたら10分けぐらいで済んだのではないか、そこをどうやったら改善させられるかというのは、数字を聞いて思うところです」 「できなかったことはたくさんありますけど、やるべきだと思ったことはすべてやってきたつもりです。やるべきところでやり残したことはない。自分はいつもそうありたいと思っています。ただ、できなかったことはあるので、そこは自分の力のなさ至らなさもそうですし、アプローチの仕方も、もっとこうすればよかった、あのときのメンバーの起用はこうすればよかった。それは自分の引き出しにしっかりしまい込みたいなと思います。(できなかったことは)攻撃も守備もたくさんあります。何かを強調すれば何かが薄まるというのは、『やっぱりそうだったか』と毎週思います。10個言ったら10個やれるかというと、10個言ったら選手は何も残らない。2個を強調したら、残りの8個が薄まる。その強弱のバランスは、まだまだ自分の伸びしろかなというふうに思います」 ――選手たちのどういった部分を評価したのか? 「やり続けるというのは本当に簡単ではないと思う。このウォームアップのひとつが、このジャンプヘッドひとつが、このダッシュひとつが、何に繋がるんだというふうに思うのが普通。それが最後の勝ち点に繋がっていくんだというふうに、彼らが信じてやったかどうかはわからないけども、それをやり続けてくれたからこその勝ち点だと思いますし、そのやり続けるというところのメンタリティを持ってくれたことが誇らしいですね」 「もちろんコーチングスタッフがメニューもアプローチも、個別ミーティングもグループミーティングも、いろんな工夫をしてくれたというところもありますけど、メンバーのヒエラルキーという言い方だとちょっときつい言い方なんだけれども、何となくある。ヒエラルキーがなんとなく覆るときがある。驚きのポジティブな方の覆るはいいですけど、覆るということは覆される選手がいるわけで、そういう選手がまた歯を食いしばって、食いついてくるというか、その繰り返しというか、そのサイクルの空気感になれたことが、一番素晴らしかったです。もちろん心のなかでは穏やかではなかったと思うし、僕に対する不満もひょっとしてあったかもしれないし、納得もいかなかったかもしれないけれども、それでも食いついて、また覆し返すというか、全員がその姿勢を持ったことが、一番誇らしいと言えばそう言えるかもしれないです」 ――監督のなかで今季のヴェルディを象徴した選手について個人名を挙げてほしい。 「本来であれば、あまり個人名について言及しませんが、千田海人みたいな(リーグ戦の)ピッチに立つ距離が程遠いと思われていた選手が、最終的にピッチに立っていく、ポジションを取っていくという部分で、本当に彼のような愚直さというのが、今のヴェルディを象徴していると思います。僕自身、今年は一番に名前を挙げるとすると、松橋優安です。彼はヴェルディにユースから昇格して、ユースの10番だった選手がヴェルディでプレーできなくてというか、他でちょっと武者修行してこいというところで、いくつかのチームに行って、そこで結果を出せたかといえば、どちらかというと結果を出せない状況で迎えた今年だった。彼の立ち位置は(シーズン始動の)最初の時点でフィールドプレーヤーが30人いたとすれば、言い方を恐れずに言うと、30番目だったことは本人含めて誰もが認識していたような状況でした」 「我々は練習からヘディングの練習ひとつ、靴一足分の寄せひとつ、ダッシュのラインまでひとつ、すべてに手を抜かないことを全員に要求したなかで、彼はやり続けて、ときにはサイドバックときにはボランチ、ときにはウイングと、そのときには足りないポジションをあてがいながらというか、練習試合の3、4本目で歯を食いしばってやり続けていくなかで、確実に成長していった。我々はもちろんフェアに見ようと、スタッフには立ち位置がどうであろうが、フェアに見てあげるのが我々の仕事なので、アプローチも含めてフェアに見ましたけども、彼の成長具合は目を見張るものがありました」 「何が変わったかというと、彼はヴェルディのユースの10番を背負っていた。一般的にどういう選手かと何となくイメージするのであれば、ボールを受けられて、相手をかわせて逆を取って、見ている人をちょっと裏切るようなプレーもして、それが10番です。止めること、蹴ること、最低限のスキルというのが、おそらくそのチームで一番高いレベルにあるからこそ10番をつけられた選手だと想像します。その選手がプロになったときに、そんな部分がある意味で最初通用しなかった。それでヴェルディでプレーすることが許されなかったんだと思います」 「今回も不退転の気持ちというか、本当に後がないという言い方したらちょっと言い過ぎですが、本当に退路を断ってというか、そんな気持ちで今シーズンの練習初日からやったときに、彼の武器が『僕は巧いんですよと、いろいろサッカーが巧くてちょっと速いんですよ』というのが武器だったのが、彼の今の武器は『僕はハードワークするんですよと、めちゃめちゃハードワークするんだけども、実はちょっと巧いんですよ。昔10番だったんですよ』とそのスタンスが変わった。彼のストロングを彼自身が変えられた。今までの彼のストロングだった部分はそのまま持ち続けているわけで、それで最もストロングな部分を変えた。変えられるメンタリティを持って、今シーズン我々のチームに合流したというのは、いろんな選手にとって、ものすごく示唆に富むというか、大体大人になったら選手は成長しないとか、大体12歳のときにスキルというのが一番身につくのであって、そこでもう大体選手の価値はわかるんでしょというものではないところを、彼が証明した。彼だけではないけれども、それこそレンタルの選手が急に巧くなったわけではない。自分の一番のストロングだったものが、2番目にすればいい。違うものを1番のストロングにすればいいというようなところの象徴的なものが、彼だったのではないかなと思います」 ――キャプテンとしてチームを引っ張った森田晃樹選手への評価は? 「彼ぐらいわかりにくい人間はいない(笑)。わかりにくいという言い方が正しいか、わかりやすいという言い方が正しいか。僕は彼の『イエス』と、『はい』しか言わないような昭和の時代とは全く違って、簡単に頷かないし、納得しなければ動かないし、別にコミュニケーションを機嫌取りみたいな感じで取ることは一切ない。でも、彼の誰しも平等に接する姿というのはすごく好感を持っていますけど、それはたぶん僕の一方的な片思いというか、向こうは昭和のおっさんだなと、たぶん思っていると思います(笑)。彼に対しての足りないところを、ずっと口酸っぱくではないですけど、こうすればもっとチームが良くなるじゃないかということを、彼に直接言う場合もあれば、他の選手に言って彼がそれを聞いているという状況もあったと思います 「昨日ちょっとわかりやすかったのは、最後に試合が終わった後に大体ロッカールームに帰ってきて、なにか選手が一言言って締めます。なにか言わなければいけないときは何かを言うし、言う必要がないときは(ヴェルディ締めの)手拍子で締る。自分はそのときに何となく目に入った選手に、今日はこの選手に喋らせようかなというときがあって、でも大体指名すると、『お疲れ様でした』と言って手拍子で締めます。昨日の最後は晃樹を指名したら、彼は20ぐらい喋りました。たぶん、今までの森田晃樹だったら、絶対に喋らなかったと思います。自分がキャプテンやって至らなかったところもあると思うけれども、みんなに助けられたというのを、別に準備しているわけでも何でもない。最後の締めというのは手拍子だけなので、それが彼はしっかりみんなに対する感謝と自分の至らないところを詫びるというか、あの大人ぶりにちょっとびっくりしましたし、嬉しかったです」 ――今シーズンのターニングポイントは? 「今シーズンのヴェルディを語るときに、あれ(町田戦の0-5の大敗)をターニングポイントというのは、すごくストーリー的に美しいというか、わかりやすいというか。僕も面倒くさいって言ったら申し訳ないですけど、『そうですよね』という感じで、それを許容してきましたけど、もちろんあのタイミングで、ひとつのポイントとすれば、3バックに変えたということ。ずっと4バックでやってきたチームが3バックに変えた。要はシステムを変えたときに、結果の理由をシステムの方に逃げる可能性がある。『だってシステムが変わったじゃん』というような形からスタートするのが嫌だったし、今までのやっていたこと、[4-3-3]がダメだったという受け取り方もできる。システムを変えるというのは、それぐらい重いこと。今までのことを否定するのか、肯定するのかも含めて、いろんなものをリセットして新しいものに取り組むというのはそれぐらいショッキングなことだった。今までがどうのこうのとか関係ない、そんなことが思考にならないタイミングは、あそこしかなかったということで、システムを変えたという意味でのターニングポイントはあそこだったと思います」 「ただ、それはスコア的に見て町田戦をみなさんが因縁と語るなかでコテンパンにやられたということが、ストーリー的にはそうであってほしいというふうに思われるかもしれませんけど、僕のなかでは、0-3から3-3に追いついたアウェイの鹿島戦があって、ガンバ相手に勝てたなという試合の0-0の引き分けがありました。苦労して初勝利してから、そんなに勝ち点3をバンバン積み上げたわけではないけれども、初勝利までは生みの苦しみがあったなかで、『何となく俺はやれるじゃないか』とちょっとそういう気持ちになっていた。『町田相手に俺らがやれることを証明してやろうぜ』みたいな、到達したわけでもないのに、自分たちは0-3から3-3追い付いたというような、もちろん口には出さないけれども、その空気感とか、ガンバの試合になってもガンバの選手が『今日はやられておかしくなかった』というようなコメントも出してくれて、自分たちがやれているのではないかと。練習で彼らがダラダラしているとか、無駄口を聞いているかとかそうではないけれども、ちょっと言葉には出せない緩みとか、安心感とか、達成感が命取りになる」 「僕らはそのギリギリのところでこの1年間を戦ってきた。何か階段をバーンと高いところに登ったような成長曲線を描いたかというと、そんなのいつでも下がる。それは町田戦以降でもちょっと油断を見せたら、ジュビロ戦であったり湘南戦であったり、どうしちゃったのという試合を、そういう顔を僕らが見せてきたのは、『一生懸命やってきたし油断なんてない』と言いながらも、どこかの心の片隅に自分には(ポジションの)指定席がある。自分はやっているんだから、もっと特長を出すためのエネルギーを貯めたいとか、この1回ぐらいヘディングで競らなくてもいいだろうとか、まだ最初の序盤だからまだ体が温まるまではこんなもんだろうとか、ちょっとしたことが我々の勝ち点に直結する。自分たちはそこまで成長しているわけではないんだということを、僕はよく3歩進んで2歩下がって言いますけども、3歩進んで4歩下がりながら、でも最終的にはそこにとどまらずにちょっとずつ前に行っている。そんな1年間だったと思うので、システムを変えたというターニングポイントは町田戦ではあるけども、自分たちが気の緩みを見せたら、いつでも後退するんだというのは、その都度痛感してきた1年間かなと思います」 ――江尻強化部長も高く評価しているオフ明けのミーティングについて 「例えば試合を土曜日にやって、オフ明けが火曜日だとする。そうすると、日曜日と月曜で映像を見て、5分ぐらいの映像を取り出す。それをどう伝えるかと。自分が思った、取り出した映像をどう見るかというのはコーチに一応聞く。『俺はこう思ってこの場面を取り出したと、この場面をどう思うか』と。今はコーチ陣みんなに意見してもらうようになっていて、自分はこう思うとか、これはポジティブに言っているけどもネガティブな部分もあるのではないかとか、このシーンを取り出すぐらいだった他のシーンがあるのではないかとか、朝の1時間ぐらいコーチ陣とミーティングし、2日間で僕は一応こういうストーリーでミーティングしようと思っていた部分を、コーチ1人1人に聞く。コーチは奈良輪みたいに去年まで選手だった選手に近いコーチもいれば、和田とか森下のようにいろんな経験をしているパーソナリティが強いコーチがいて、どういうトーンで話すかは僕自身、直前まで決めていない。ただチームの何が問題で、何が成果だったかは伝えるけれども、それをものすごい怒りモードで伝えるのか、ポジティブな感じで勇気を持たしてピッチに立たせるのか。最後にコーチ陣の意見も全部聞いて、ラスト30分ぐらい自分の頭のなかで整理して、その30分というのはコーチはもうグラウンドに出てウォームアップの準備をしている時間で、自分は監督室でどういうふうに選手に伝えようかなというような、そういう1年間を通せたというのがよかったなと思います」 「何を言いたいかといえば、コーチがちゃんと意見をしてくれるということ。僕はこれを怒る場面として用意したけれども、それでは効果的ではないかもしれないと言ってくれるコーチがいて、むしろ最後のリカバーでよくスライディングしましたよねと、そう言われればそうだなと。そういうみんなの感性を自分のストーリーと、それが勝った負けたで、あるいは連勝しているのか、連敗しているのかというなかで、どの着手点でミーティングで喋るかというのは、もしいいミーティングだと感じてくれたのであれば、それはコーチのおかげだなと思います」 ――そのミーティングを含め、時に厳しい指摘をする際に配慮している点は? 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東京ヴェルディの城福浩監督が、今シーズン初の連勝を達成したファジアーノ岡山戦を振り返った。 東京Vは29日、JFE晴れの国スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第13節の岡山戦を1-0で勝利した。 前節、セレッソ大阪にウノゼロ勝利を収めてリーグ4戦ぶり得点とともに6戦ぶりの白星を挙げた東京V。今季初の連勝を目指した昇格組とのアウェイゲームでは先発2人を変更。MF齋藤功佑が今季リーグ初のベンチスタートとなり、キャプテンのMF森田晃樹がスタメン復帰。また、MF翁長聖に代わってDF宮原和也が右ウイングバックに入った。 ともに[3-4-2-1]の布陣を採用し、志向するスタイルにおいても共通点が少なくない両チームの対戦は、互いに守備面のソリッドさも相まって戦前からロースコアの拮抗した展開が予想された。 その予想通り、堅い入りとなった前半は序盤に岡山がペースを握ったが、時間の経過とともにMF福田湧矢、FW山見大登の2シャドーの個人技での打開。森田の効果的なサポートを活かして3バック両脇のMF綱島悠斗、DF谷口栄斗のドライブや縦に差し込むパスを起点に東京Vが主導権を掌握。前半30分過ぎからは畳みかける攻めで先制点に迫った。 前半のうちにゴールネットを揺らすことはできず、後半立ち上がり以降は再び強度を増した岡山のプレスに手を焼き、嫌な形からセットプレーを続けて献上。それでも、要所を締める守備で最後はやらせない。 すると66分、FW木村勇大の体を張ったプレーで得た右CKの場面で山見のクロスをDFが頭で触ってファーに流れたボールを福田が回収。すかさずグラウンダーの速いクロスを折り返すと、ゴール前の綱島がDFに先んじて右足アウトで合わせてニア下を破った。 守勢の時間帯にまんまと先制点を奪ったアウェイチームは、ここから積極的に交代カードを切って追加点とともにプレー強度を維持。83分にFW染野唯月、MF松橋優安、翁長の途中出場3選手で演出した2点目のチャンスは惜しくも逃したが、試合終盤にかけてリスクを冒して反撃に出た岡山の攻撃を体を張った守備で撥ね返し続け、2試合連続のウノゼロ勝ちで今季初の連勝を達成した。 城福監督は戦前の会見でリスタートを含めたクロスの入り方、折り返しに対する反応をチームの課題として挙げていた。そんななか、今回のゴールはまさにその形から奪ったもの。 「コーナーキックを何度も取るぐらいに押し込んだことが大事」。その過程が重要だったとしながらも、「足を止めないというところは、いまの自分たちが課題として持っていて、それは映像でもトレーニングでも練習しています。そこを強調していたなか、ああいった得点を取れたことはよかったと思います」と、選手たちが真摯に課題に取り組んだ結果のゴールに手応えを感じている。 また、この試合では今季ここまで多くのクラブが手を焼く岡山のフィジカルモンスター、FWルカオやMF江坂任、MF木村太哉らテクニック、推進力といった明確な特長を有するホームチームの攻撃をいかに封じるかが勝負のポイントだった。 ルカオにはスタンドを何度か沸かせる見せ場を作られたものの、谷口、綱島、DF千田海人の3バックは単純なフィジカルの粘りもさることながら、準備の段階で相手に先んじたボールへのアタック、最高到達点でのヘディング、味方と挟み込んでのボール奪取など駆け引きの巧さで決定的な仕事を許さず。 試合後の会見で岡山の木山隆之監督が「ディテールで負けていた」と評した球際の攻防に関しても、これまで積み上げてきたものの差が試合全体を通して表れた。 3試合連続無失点、今季初の連勝という結果に対する評価を聞かれた際に、指揮官は「自分たちがどこにも負けてはいけない部分」と改めてチームが大事にする姿勢について触れ、課題はありながらもチームがそれを体現してくれたと、歩みの正しさを強調した。 「自分たちがどこにも負けてはいけない部分は、ヘディングの競り合いをその場面なりに勝とうとすること。一歩の寄せを靴一足分寄せること。ボールのないところでのハードワークで相手に負けないということは、おそらくどこのチームよりも優位に立たないと、J1のリーグでは戦えない」 「自分たちはそういうクラブだと思っているので、それを愚直にやり続けた結果だと思います。もちろんこういう守備をやりながら追加点を取っていくという、チームの課題は一個一個クリアしていきたいと思いますが、まずどのポジションであれ絶対にやらなければいけないことを、全員がバトンを渡しながらやっていけている。この状況は大事にしたいと思います」 今回の勝利によってチームの戦績は4勝5分け4敗。順位こそ13位と変わらずも、城福監督が喫緊の目標に定めていた星を五分に戻した。 “超野心的な目標”に向けて指揮官は「ここからがスタートだというふうに思います。今日の試合をしっかりと反省しながらも、我々が何を目指すのかというところを、また選手たちと共有しながら連戦が続きますけど次に向かいたいと思います」と、新たな決意を示している。 なお、先制点をアシストしたものの、後半半ばに担架に乗せられて負傷交代の形となった福田に関しては「大きな問題はないと聞いています」と大事に至らなかったと説明。 福田自身も「前の試合の接触プレーの影響で少し痛みがありましたが、全然大丈夫です」と試合後に語っており、厳しい連戦の中で今後も攻撃のキーマンの起用に大きな不安はないようだ。 2025.04.29 21:05 Tue4
東京Vの堅守支えるDF谷口栄斗、好調・浦和とのアウェイ戦へ「戦うところとベースの部分で上回れるようにやりたい」
東京ヴェルディは3日、埼玉スタジアム2002で行われる明治安田J1リーグ第14節で浦和レッズと対戦する。直近5試合わずか1失点の堅守を支えるDF谷口栄斗が3連勝を懸けた一戦への思いを語った。 現在、13位の東京Vは前節、ファジアーノ岡山とのアウェイゲームを1-0で勝利。3試合連続クリーンシートとともに2戦連続のウノゼロで今季初のリーグ連勝を達成した。 そして、中3日のアウェイ連戦では直近の4連勝で4位に浮上し、中7日と休養十分の難敵・浦和相手に3連勝を目指す。 アカデミー出身、国士舘大学経由で2022年に加入し、チームの16年ぶりのJ1昇格、昨季のJ1・6位フィニッシュに貢献した谷口。今季も開幕から公式戦全試合に出場し、ディフェンスラインの要を担うとともに、キャプテンのMF森田晃樹不在時はゲームキャプテンとしてチームを統率している。 前節の岡山戦では初のJ1の舞台で各チームの守備陣を悩ませているフィジカルモンスターのFWルカオと対峙。DF千田海人、MF綱島悠斗の3バックでうまく受け渡しながら見事に封殺。 181cmとセンターバックとしては決してサイズには恵まれていないが、駆け引きに優れる25歳の守備者はバルセロナとスペイン代表で活躍する18歳DFパウ・クバルシにインスピレーションを受けつつ、マッチアップを制した。 「クバルシが好きで、この前のルカオ選手への対応もちょっと彼を意識というか参考にしていました。身長(184cm)は大きくないですけど駆け引きも巧い」 「ルカオ選手は体を相手につけるのを好む選手だと思いますし、僕はどちらかと言えば駆け引きするのが好きなタイプなので、目線に入らないようにとか、触れられないようにとか、いろいろと考えながら対応ができたんじゃないかなと思います」 試合全体についても「ボールを持つところだったり、背後をしっかり突くというところを、うまく織り交ぜながら進められたと思います」と手応えを口に。 とりわけ、守備面では同じウノゼロも前々節のセレッソ大阪戦では守護神マテウスの再三のビッグセーブで辛くも凌いだ印象が強かったが、この試合ではブラジル人GKが決定的な仕事を求められる場面はほぼなく、チームメイトに対する要求も厳しい守護神も満足げな表情で称える姿も印象的だった。 谷口自身も「ディフェンスラインだけではなくて、前線の選手の守備があっての僕らのサッカーだと思います。一番はマテウスに仕事させないのがいいですし、今はうまく守備が嵌っている感じだと思います」と、守備の改善を実感している。 一方で、13試合9得点と明確な改善点となっている攻撃においては守備で大いにチームを支える前線の選手が決定的な仕事を果たせずにいるジレンマも。 後ろの選手として前線の選手により多くの時間や選択肢を与えるプレーを意識しつつ、「チームとして課題に挙がっているのは、どこでパワーを使うかという部分。より準備が大事になってくると思うので、チーム全体としてどうやって点を取るかというところも大事」と引き続き辛抱強く取り組んでいきたいと語った。 3連勝を懸けて臨む浦和戦に向けて緑の背番号3は「最近はすごく調子がいいですし、スピードのある選手が前に多くて、そのなかでも個のレベルが高い」と対戦相手を警戒。 守備陣としては1トップに入るMF松尾佑介、2列目にMF金子拓郎、MF渡邊凌磨、MFマテウス・サヴィオが並ぶテクニックとアジリティに優れるタレントを活かした攻撃をいかに封じるかが肝となる。 状況次第で臨機応変な戦い方は必要としながらも、「まずは自分たちのハイライン・ハイプレスというのをしっかりと実行したい」と“戦う”というベースを含め自分たちのスタイルを貫いた上で相手を上回りたい考えだ。 「一回剥がされたからといって、僕たちは引くようなサッカーではないと思いますし、しっかりと食らいついていきたい。ただ、相手がボールを持った時に不利だったらラインを下げる必要があると思いますし、しっかりと状況を見て、そういったラインコントロールであったり、試合の進め方をしたい」 「(キーマンのマテウス・サヴィオに対して)まず対峙する選手が負けないというのもそうですし、しっかりとカバーの意識を持つ必要がある。あとはコンパクトにすることで、スクランブルを起こせると思いますし、自分たちの戦いに持っていれば、スペースを与えることはないと思うので、まずは戦うところとベースの部分で、しっかりと浦和に勝るようにやっていきたいと思います」 ちなみに、昨シーズンの浦和との対戦では元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(現アル・ワクラ)とユニフォーム交換を行っていた谷口。 サッカー好きを自認し、オフシーズンはプレミアリーグを中心に現地観戦も行っており、昨年のブライトン&ホーヴ・アルビオンとの親善試合ではオランダ代表DFヤン・ポール・ファン・ヘッケのユニフォームをゲット。前述のクバルシを含め同じセンターバックの選手に注目しつつ、先日にはヴィッセル神戸のブラジル人DFマテウス・トゥーレルとも交換したという。 今回の囲み取材ではその元浦和DFとの興味深いやり取りも明かしてくれた。 「ショルツ選手は大学の時から見ていて、本当にJリーグで一番のセンターバックだったと思います。プレースタイルもどちらかと言えば似ていましたし、その時はすごく英語の勉強をしていたので、英語と彼も日本語がちょっとしゃべれるので、『プレースタイルがちょっと似ているよね』とか、その時はホイブラーテン選手が左にいて右をやっていましたけど、右と左のどっちがやりやすいかというところで、彼も『左の方がやりやすいよね』という話をしていました」 最後に、昨季の対戦同様に5万人超え確実の埼スタでの一戦に向けて谷口は「いつもとは違うエネルギーが出るという感じで、どちらかと言えば、アウェイの方が好きなので楽しみです」と臆せず敵地での勝ち点3奪取への思いを語った。 2025.05.02 20:29 Fri5
「細部に宿る」“日常”の積み重ねと“準備”の大事さを証明…東京Vの稲見哲行「チームとしてより価値がある」
“日常”の積み重ねと“準備”の重要性を改めて証明する一戦となった。 東京ヴェルディは6日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第15節で横浜FCと対戦し2-0で勝利した。 今季初のリーグ連勝の勢いを持って挑んだ前節の浦和レッズ戦は0-2の完敗に加え、DF谷口栄斗の退場、DF千田海人の負傷というディフェンスラインの主力2選手を失う厳しい一戦となった。 その敗戦から中2日で臨んだホームゲームでは4試合未勝利で19位に沈む不振に陥りながらも、中6日で十分な休養と準備期間を得た難しい相手との対戦に。 ここで連敗を喫することになれば、再び残留争いのメインキャストの1人に加わる可能性も十分にあり得たが、百戦錬磨の指揮官によってタフに鍛え上げられたチームは見事にバウンスバックを果たし、序盤のターニングポイントにおいて重要な勝利を挙げた。 走行距離・スプリント回数でも相手を凌駕しチーム全体で上回った勝利と言えるが、先発6人を入れ替えたなかで、その牽引車となったのは、ここまで試合に絡むことができずにいた選手たちだった。 先制点を決めたのは5試合ぶりの先発で待望のセンターフォワードでの起用となったFW染野唯月。ダメ押しの2点目となるプロ初ゴールを決めたFW熊取谷一星も第4節のガンバ大阪戦を最後にルヴァンカップを含めベンチ外の日々が続いた。 さらに、急造の布陣でクリーンシートに導いたDF深澤大輝は今季公式戦初出場、途中出場でほぼ毎試合のようにプレーしているMF松橋優安もリーグ先発は開幕節以来2度目だった。 その松橋同様にユーティリティー性を買われて定期的にベンチメンバーに入りながらも、今季リーグ戦初スタメンとなったMF稲見哲行は、3バックの一角やウイングバックでの起用が見込まれたなか、本職のボランチでプレー。 ディフェンスラインの高さに不安を抱えるなか、ロングボールやクロスを多用する横浜FCに対して肝となるセカンドボールへの対応を意識した起用となった。そして、高い身体能力とボール奪取能力を遺憾なく発揮し、その抜擢に応えた。 試合終盤はサイドに蓋をする役目として左ウイングバックでもプレーした26歳MFは、勝利に貢献した充実感とともにこの試合で自身が担った役割についてこう語った。 「(ロングボールやクロスは)相手のストロングでもありますし、J1で相手もそれを強みにやっている選手たちがいるので、そこを収めた後のボランチの戻りはすごく自分も意識していました。自分がファーストに行って大きくなったボールは(森田)晃樹も狙ってくれるので、そこはすごくやりやすかったです」 「久しぶりのボランチでもあったので、まずは首を振るということはすごく意識していましたし、周りの選手につけるというか、晃樹や(齋藤)功佑くんだったり、もちろん自分もそこをやっていかないといけないですけど、チャンスメークが得意な選手に渡すこと。とりあえず今日はセカンドを拾ってからすぐにつけるということは意識しました」 「出られない時間にどれだけ準備し来るチャンスで何ができるか」と戦前から語っていた言葉通り、与えられたチャンスをしっかりと活かす形となった。 「ずっと準備し続けてきたものを、今日はある程度出せたと思います」と手応えを口にした稲見は「試合に出て反省できる幸せというのはかみしめながら、これからも常に日々の練習からやっていきたい」と自身のパフォーマンスを振り返った。 また、資金力や経験値に乏しいスカッドにおいてJ1定着、超野心的な目標を掲げる東京Vでは指揮官が常々「日本一のトレーニング」、「日常がすべて」と日々の積み重ねの重要性を口酸っぱく選手たちに訴えてきた。 総力戦と位置付けて臨んだ今回の一戦ではまさにその部分の追求が勝利に繋がった。 その点について稲見も「本当に普段のきつい練習やメンバー外の練習だったり、試合に出ても出場時間が少ない選手たちの本当にきつい練習だったりというのが、本当にどこに繋がるのか。本当に細部に宿るというところではすごく自信に繋がりました」と、歩みの正しさを実感。 さらに、「日頃からポジティブに練習できているので、チャンスは必ず来るというのはみんながわかっていますし、自分もJ2時代にそういう思いをしてきたので、そこが後輩たちに伝えられることだと思って練習からも伝えてきました。それを実践していた選手たちがこうやって結果を出すというのは、すごくチームとして価値もありますし、それぞれが本当にいい経験をできているなと思います」と、選手層の底上げが重要な課題に挙がるなか、横浜FC戦の勝利が単なる1勝以上の価値があるものになると確信している。 ブレない基準を基に、機を“見逃さない”指揮官の慧眼と、準備を怠らずにそのチャンスに結果で応える選手。新緑の季節を迎え、良い循環が生まれつつある東京Vが上位進出を目指す。 2025.05.07 07:00 Wed東京ヴェルディの人気記事ランキング
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J1昇格の明暗を分けたシーン、主審のジャッジは妥当と審判委員会が見解…あくまでもVARの介入は「明白な間違い」と「見逃された重大な事象」
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2022シーズンをもって現役を引退したDF田中隼磨の20年前の姿が大きな話題となっている。 横浜フリューゲルス、横浜F・マリノスのユースで育った田中は、2001年にトップチーム昇格。豊富な運動量とガッツ溢れるプレーが魅力だったが、プロ入り当初はボランチに。しかし、2002年から1年半期限付き移籍した東京ヴェルディで右サイドバックにコンバート。これがキャリアのターニングポイントとなる。 横浜FM復帰後は右サイドに定着すると、日本代表にも選出。その後、2009年に名古屋グランパスへと移籍すると、2014年に地元の松本山雅FCへ完全移籍した。 22年間に及ぶプロ生活を終えた田中。自身のインスタグラムで20年前に撮影したというファッションブランド「SOPH.」のモデルの写真を投稿したがこれが話題だ。 東京V時代にグラウンドで撮ったという写真だが、茶髪にイヤリング、シルバーのネックレスと晩年の田中のイメージとは大きく違う印象。自身も「#チャラくてごめんなさい」と、当時を振り返った。 これには1つ上の横浜FMユースからの先輩である石川直宏氏が「触れただけでキレそうだな」とコメント。ファンも「めちゃ若い」、「めっちゃチャラい」と反応。また「今の方が好き」、「今の方がカッコいい」とコメントが寄せられ、チャラい時代を知る人は「それでもサインしてくれましたね!」、「サインもらうのに苦労しました(笑)」と、ファン想いの中身は昔から変わらなかったようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】お宝?チャラい時代、20年前の田中隼磨</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cni4Y9ThO8c/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cni4Y9ThO8c/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">田中隼磨/Hayuma Tanaka(@hayuma.tanaka_official)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.01.19 11:50 Thu3
かつてヴェルディで活躍したGK藤川孝幸氏が逝去…末期の胃ガンで闘病も56歳での早過ぎる別れ
▽北海道サッカーリーグ所属の社会人チーム、北海道十勝スカイアースは20日、同クラブで代表取締役社長を務めていた藤川孝幸氏(享年56)の逝去を発表した。 ▽神奈川県川崎市出身の藤川氏は読売ユースを経て1980年から読売クラブ、1992年からヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)と1995年の現役引退までヴェルディのGKとして活躍した。 ▽現役引退後は古巣ヴェルディやヴィッセル神戸、ベガルタ仙台、セレッソ大阪、アビスパ福岡でGKコーチを歴任。その一方、甲南大学や 国際武道大学、 静岡FCを監督として指揮。2017年からは北海道十勝スカイアースの代表を務めてきた。 ▽2018年4月にはステージ4以上の末期の胃ガンであることを公表し、今年5月26日に行われた明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディvs愛媛FCの試合前にはラモス瑠偉氏や武田修宏氏、永井秀樹氏らかつてのチームメートらを中心とした激励マッチ『juntos num so coracao』が開催され、同氏も会場となった味の素スタジアムを訪れていた。 ▽北海道十勝スカイアースは藤川氏の逝去を受けて、以下のような声明を発表している。 「弊社 代表取締役社長 藤川孝幸 儀 平成30年11月15日 永眠いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。故人の遺志により葬儀は近親者にて相済ませました」 「なお 誠に勝手ながらご香典 ご供花 ご供物の儀は固くご辞退申し上げます。後日「お別れの会」を執り行う予定ですが 日時・場所の詳細につきましては追ってご案内申し上げます」 ▽また、藤川氏の古巣である東京Vは代表取締役社長を務める羽生英之氏が弔辞を捧げている。 「藤川孝幸氏が逝去されたとの報に接し、深い悲しみに包まれております。現役時代には、私たちヴェルディに数多くのタイトルを残してくれました。その気迫のこもったプレーに、多くの人々が力をいただきました」 「また、クラブを離れられてからも、ビジネス面でも多大なるサポートをいただき、物心両面で熱く支えていただきました。藤川氏が残されてきたご功績にあらためて敬意を表するとともに、東京ヴェルディを代表して、ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます」 2018.11.20 18:15 Tue4
「Jリーグチップス」が復刻! 「Jリーグの日」特別企画で実現、220種のカードから1枚付き、試合会場で合計3万3000袋配布
Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3名の合計180名に加え、1990年台の黎明期を支えたレジェンド35名、またJリーグ公認番組の特別カードも加えた、全220種のカードを制作している。 特別版の「Jリーグチップス」は、5月17日(土)、18日(日)に行われる試合を対象とし、来場者へ無料配布。配布される「Jリーグチップス」には、220種のカードのうち1枚がついてくることとなる。 また、「Jリーグチップス」の復刻をアピールする特別動画には、1993年のJリーグMVPである三浦知良の伝説的な受賞シーンを活用し、復刻のインパクトを表現。ナレーションは三浦本人が行っている。 なお、17日、18日にホームゲームが行われないクラブは、次のホームゲームにて配布されることとなる。その他、SNSキャンペーンでもプレゼントが予定されている。 復刻するレジェンド選手は、1993年のオールスター選出選手を中心に、1993年ベストイレブンや、1990年代の記録保持者の中から35名がカード化。Jリーグ公認の5つの番組の出演者がカードとなった特別カード5種も加わっている。 また、各クラブ1名と三浦知良はキラカードもあるとのこと。久々に楽しめる「Jリーグチップス」を、ぜひ会場で手にしてもらいたい。 特別動画に出演した三浦は、ファン・サポーターへメッセージを送っている。 「Jリーグ32周年ということで、僕から見てもJリーグは大変盛り上がっていると思いますし、J1・J2・J3あわせて60チームまで増え、全国各地にクラブが存在しています。地域の方々とサッカーを通じた交流も深まっており、お年寄りから子どもまでがみんな一緒となってサッカーというものを通じてコミュニケーションを取れている場がJリーグということで、Jリーグが32年前に理想としていた地域密着型にどんどん近づいているじゃないかなと思います」 「そういう意味ではやはりファン・サポーターの皆さんの応援、お力添えが本当に大切だなと思って、いつも感謝の気持ちでいます。これからもJリーグを応援してもらいたいですし、選手たちはもちろん全力で戦うことに集中し、いいサッカーを見せてもらえたらなと思いますし、みんなでJリーグを今後も盛り上げていってもらいたいなと思います。いつもありがとうございます」 <h3>■「復刻版Jリーグチップス」をスタジアムで来場者に無料配布!</h3> 2025年5月17日(土)・18日(日)にホーム試合を開催する全30クラブのスタジアムにて、合計33,000袋を配布いたします。当日アウェイ側のクラブにつきましては、次節以降のホーム開催試合での配布を予定しております。 ・対象:5月17日(土)・18日(日)に開催されるJリーグ公式戦(J1・J2・J3)の来場者 ・配布数:合計33,000袋(J1:各2,000袋、J2:各1,000袋、J3:各300袋) ※一般販売はございません ※配布方法はスタジアムによって異なります。詳細は各クラブ公式サイトをご参照ください ※現役選手カードは各スタジアムで同一のカテゴリーに所属する選手のみが封入されております(例:J1会場ではJ1選手のみが封入)。レジェンド選手カード、公認番組カードはランダムとなります <h3>◆「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」などが当たる!SNSキャンペーンも実施</h3> 「復刻版Jリーグチップス」の配布期間中、どうしてもスタジアム観戦に行けない・・・そんな方も「Jリーグの日」を一緒にお楽しみいただけるよう、「復刻版Jリーグチップス」や、「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」が当たるSNSキャンペーンを実施します。 ①「復刻版Jリーグチップス」が100名様に当たる!フォロー&リポスト キャンペーン 参加条件:Jリーグの公式Xアカウントをフォロー キャンペーン投稿をリポストまたは引用リポスト 応募期間:5月31日(土)23:59まで ②「復刻版Jリーグチップスカード 全220種コンプリートセット」が3名様に当たる投稿キャンペーン 参加条件:Jリーグの公式Xアカウントをフォロー 「#Jリーグの日 #一生一喜一憂しようぜ」をつけて、Jリーグで心を揺さぶられた思い出・記憶を投稿 応募期間:5月31日(土)23:59まで <span class="paragraph-title">【動画】Jリーグチップス、復刻。 懐かしの映像をオマージュ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5UIgs_DMGO0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【リスト】「復刻」したJリーグチップスのカード220名</span> <span data-other-div="movie2"></span> <h3>【J1】</h3> ◆鹿島アントラーズ 鈴木優磨(キラあり)、柴崎岳、レオ・セアラ ◆浦和レッズ 関根貴大(キラあり)、西川周作、渡邊凌磨 ◆柏レイソル 細谷真大(キラあり)、古賀太陽、小泉佳穂 ◆FC東京 長友佑都(キラあり)、森重真人、安斎颯馬 ◆東京ヴェルディ 森田晃樹(キラあり)、谷口栄斗、宮原和也 ◆FC町田ゼルビア 昌子源(キラあり)、谷晃生、相馬勇紀 ◆川崎フロンターレ 高井幸大(キラあり)、山田新、脇坂泰斗 ◆横浜F・マリノス アンデルソン・ロペス(キラあり)、永戸勝也、山根陸 ◆横浜FC ンドカ・ボニフェイス(キラあり)、福森晃斗、新井瑞希 ◆湘南ベルマーレ 福田翔生(キラあり)、鈴木章斗、石井久継 ◆アルビレックス新潟 稲村隼翔(キラあり)、長谷川元希、藤原奏哉 ◆清水エスパルス 乾貴士(キラあり)、北川航也、山原怜音 ◆名古屋グランパス マテウス・カストロ(キラあり)、和泉竜司、森島司 ◆京都サンガF.C. 川﨑颯太(キラあり)、ラファエル・エリアス、鈴木義宜 ◆ガンバ大阪 宇佐美貴史(キラあり)、中谷進之介、黒川圭介 ◆セレッソ大阪 香川真司(キラあり)、北野颯太、キム・ジンヒョン ◆ヴィッセル神戸 武藤嘉紀(キラあり)、山川哲史、大迫勇也 ◆ファジアーノ岡山 江坂任(キラあり)、スベンド・ブローダーセン、木村太哉 ◆サンフレッチェ広島 佐々木翔(キラあり)、大迫敬介、東俊希 ◆アビスパ福岡 紺野和也(キラあり)、岩崎悠人、松岡大起 <h3>【J2】</h3> ◆北海道コンサドーレ札幌 高嶺朋樹(キラあり)、宮澤裕樹、近藤友喜 ◆ベガルタ仙台 郷家友太(キラあり)、相良竜之介、林彰宏 ◆ブラウブリッツ秋田 小松蓮(キラあり)、山田元気、諸岡裕人 ◆モンテディオ山形 土居聖真(キラあり)、ディサロ燦シルヴァーノ、山田拓巳 ◆いわきFC 遠藤凌(キラあり)、谷村海那、山口大輝 ◆水戸ホーリーホック 渡邉新太(キラあり)、飯田貴敬、松原修平 ◆RB大宮アルディージャ 杉本健勇(キラあり)、市原吏音、泉柊椰 ◆ジェフユナイテッド千葉 田中和樹(キラあり)、鳥海晃司、鈴木大輔 ◆ヴァンフォーレ甲府 三平和司(キラあり)、小出悠太、河田晃兵 ◆カターレ富山 碓井聖生(キラあり)、松田力、田川知樹 ◆ジュビロ磐田 渡邊りょう(キラあり)、川島永嗣、倍井謙 ◆藤枝MYFC 浅倉廉(キラあり)、金子翔太、千葉寛汰 ◆レノファ山口FC 亀川諒史(キラあり)、有田稜、ニック・マルスマン ◆徳島ヴォルティス 渡大生(キラあり)、児玉駿斗、ルーカス・バルセロス ◆愛媛FC 石浦大雅(キラあり)、甲田英將、谷岡昌 ◆FC今治 マルクス・ヴィニシウス(キラあり)、梅木怜、近藤高虎 ◆サガン鳥栖 ヴィキンタス・スリヴカ(キラあり)、西川潤、堺屋佳介 ◆V・ファーレン長崎 マテウス・ジェズス(キラあり)、山口蛍、増山朝陽 ◆ロアッソ熊本 岩下航(キラあり)、古長谷千博、上村周平 ◆大分トリニータ 清武弘嗣(キラあり)、野村直輝、ペレイラ <h3>【J3】</h3> ◆ヴァンラーレ八戸 音泉翔眞(キラあり)、蓑田広大、永田一真 ◆福島ユナイテッドFC 森晃太(キラあり)、針谷岳晃、城定幹大 ◆栃木SC 五十嵐太陽(キラあり)、矢野貴章、福森健太 ◆栃木シティ 田中パウロ淳一(キラあり)、都倉賢、マテイ・ヨニッチ ◆ザスパ群馬 青木翔大(キラあり)、米原秀亮、山中惇希 ◆SC相模原 島川俊郎(キラあり)、武藤雄樹、福井和樹 ◆松本山雅FC 菊井悠介(キラあり)、大内一生、山本康裕 ◆AC長野パルセイロ 浮田健誠(キラあり)、山中麗央、忽那喬司 ◆ツエーゲン金沢 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風間八宏(日本人選手第一号ゴール) ジーコ(初代ハットトリック) 福田正博(日本人初得点王/1995) 本並健治(93年のオールスターに選出されていたが大怪我で出場せず) 城彰二(高卒ルーキーデビュー戦ゴール第1号) <h3>【公認番組】</h3> ◆KICK OFF!J 増嶋竜也、安田理大、福田正博、中澤佑二 ◆ラブ!!Jリーグ りんたロー。、せいや ◆FOOT×BRAIN+ 勝村政信、中根舞美 ◆MONDAY FOOTBALL みんなのJ 小野伸二 ◆オフ・ザ・ピッチ 小木博明 2025.05.14 15:55 Wed5