今季躍進の熊本、土信田悠生ら7選手と契約更新

2022.11.27 12:17 Sun
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ロアッソ熊本が27日にGK田代琉我(24)、MF江﨑巧朗(22)、MF谷山湧人(19)、FW土信田悠生(23)、MF東山達稀(23)、MF藤田一途(23)、MF平川怜(22)との契約更新を発表した。
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今季の明治安田生命J2リーグでは土信田が32試合1得点、藤田が28試合出場、東山が17試合1得点、平川が11試合2得点、田代が4試合出場、江崎が1試合出場を記録。谷山は出番がなかった。

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東京Vの城福監督、上位につける新生・川崎Fを警戒「よりゴールに向かってくる意識が強まっている」

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課題も手応えも得た中で東京Vのリーグ未勝利は「5」に更新…主将MFの戦列復帰は追い風に

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得点力不足解消へ質と大胆さ求める東京Vの城福監督、C大阪戦へ「足を振れる選手はチャンスを逃してほしくない」

東京ヴェルディの城福浩監督が、25日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第12節のセレッソ大阪戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、アウェイで行われた川崎フロンターレ戦を0-0のドローで終えた。 前々節のヴィッセル神戸戦で大きな課題となった“戦う”部分で明確な改善を示し、上位相手に前半はボールの主導権も掌握。ただ、課題である得点力に関して、決定機はおろかシュート3本に終わり、改善には至らなかった。 C大阪戦に向けた23日の会見では、開幕からある意味で語り尽くされている得点力改善に向けての話がメインに。 そのなかで城福監督は「伝えるバランスがよくなかった」とまず川崎F戦での自身の反省を口に。 「ゴール前のところというのは継続してやってきているので、映像ぐらいで終わらせていたところがあった。そこは自分の反省するところで、準備してきたものが正直に出てしまったというか、ミドルサードのところまではボールを握れたけれど、そこからの自分たちの狙いどころというのは、自分の強調具合が足りなかったんだなと、ゲームを見ながら思いました」 「我々がどんな特徴を持った、どんなサッカーをするんだ。尖ったものは何なのかという部分で、それはひとつではないですし、攻守にいくつも意識をさせながらやらせるという意味では、少なくともこの前の川崎戦で成果はあったんですけれども、伝えるバランスとしては自分がよくなかったんだなと思わされた試合でもありました」 その反省を踏まえて最後の局面での選手の自主性は引き続き活かしつつも、より具体的な掲示を行ったという。 チームとして狙いどころや形を意識した上で、「傍から見たらヴェルディは繋いでいるだけじゃないかと見えますけど、細かく見ると、1つのパスが緩くなければ、1つのコントロールがピタッとハマれば、次はビッグチャンスになる。そうならないのは、一つひとつのパスのスピードだったり、コースやコントロールがちょっとずれている。そこは突き詰めないといけない」と際の部分での質の改善。 さらに、前線の選手を中心に「足を振る」という部分でよりアグレッシブな姿勢を求めている。 「ここ最近我々のシュートの場面が少ない理由のひとつは、もちろんシュートフェイントというのは悪くない。だけども、本当のシュートフェイントというのは、シュートを打ってこそシュートフェイントになる。自分が振れると思ったときに、シュートフェイントをしたら、相手は引っかかる。ただ、それで次に持ち出したときに自分の体重が乗っているかというと、乗らない状態で足を振ることになるようなシーンが、このチームはいま多い」 「いい状態で体重が乗った状態で一振りして、ディフェンスに当たってコースが変わって得点になるかというシーンはほとんどないです。相手に当たろうが何しようがゴールに向かって足を振るというようなシーンというのがちょっと少なすぎるので、足を振れる選手はとにかくチャンスを逃してほしくない。誰に当たろうが、コースが変わってキーパーが防げないぐらいの威力のあるボールを打てるチャンスというのはたくさんあるはずなので、それぐらいのゴールへの迫力や執念というのは、見せられるような準備をしたいなと思っています」 また、その得点力不足と関連する部分でもあり、0-0のドローが目立つ現状について指揮官は「悔しい思い、足りないものもあると思い知らされている」と課題を認めながらも「そこだけは絶対に譲ってはいけない」と、改めて自身がチームに求める基準を明確に訴えた。 「もちろん僕らは相手より多く点を取って勝ちたい。しかし、我々が絶対外してはいけないのは、自分たちのいまのスキルと経験値といまのフィジカルでやれることというのは、絶対にサボらないこと」 「やれないことを要求するのではなくて、それこそ靴1足分の寄せであったりとか、ヘディングを全部勝つつもりでやるとか、シュートブロックに顔を背けないとか。我々がいまやれることをやり切るのがリーグで一番にならない限り、僕はこのリーグで戦うのは正直難しいと思っています」 「相手によらず、我々がやれるベストをやった結果が失点ゼロというのは、歓迎すること。得点ゼロは歓迎しないですけれども、失点がゼロであれば、勝ち点1を取れる。そこは適当でいいから、とにかく点を取ってくれというスタンスでこのチームがやると、おそらくは非常に苦しいシーズンになる。J1はそんなに甘くないので、お互いにやり合うような経験値と能力を出し合うような試合を全試合やったら、おそらくこの舞台に居続けることは難しいと思っています」 「自分たちがやるべきことをやり切って、結果としてそれがゼロになる。見方によって攻撃の能力やエネルギーをちょっと削ってしまっているんじゃないかという見方もある。ただ、我々はそこをいいかげんにしたら、まずはこの舞台にいられないと。そこだけは絶対に譲ってはいけない。その上で得点を取るためのハードワークをプラスしてやっていく。そのエネルギーが枯渇したのであれば、バトンを渡していけばいいと。この順番というか、このスタンスだけは変えてはいけないと思っています」 リーグ6戦ぶりを目指す今節はアーサー・パパス新監督を迎え、よりアグレッシブなスタイルへの転向を図る14位のC大阪と対戦。 城福監督は横浜F・マリノス時代にアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)の下でコーチを務めた敵将にその影響を感じつつ、「あれだけハードワークをした後の攻撃に関しては、本当にレベルが高い」とその攻撃面を警戒した。 「非常に志向するものがハッキリしていると思います。前線の3人が外国籍の選手で非常に特徴的で、その3人に求めるものとともに、それ以外がいかにハードワークをしてチームとしてバランスを取るかというところを、追い求めているチーム」 「個のレベルは去年の僕らのアウェイゲームでは、本当にボールを回されて、これでもかというぐらいやられた。その個の力とともに今年に関しては強度が上がっている。大枠のイメージで言えば、ポステコグルー監督がやっていたマリノスのサッカーの強度に非常に似ていると。あの頃の前線からのインテンシティと全員に求めるものというのは、非常に強度が高かった。おそらくはああいうものをチームに要求しようとしているのではないかなというふうに思います。それに応え得る、各々のポジションで個のレベルがあるので、あれだけハードワークをした後の攻撃に関しては、本当にレベルが高いと思っています」 そのC大阪戦に向けてはMF森田晃樹の戦列復帰よって、MF齋藤功佑、MF平川怜を含めた中盤3選手の起用法がひとつの注目ポイントとなる。 川崎F戦では齋藤を1列前のシャドーで起用し、万能型MF3人の同時起用のオプションも採用。ボール保持やチャンスメークの質という部分では今後に向けて新たな武器となる予感もある。 その点について指揮官も「彼らを共存させることというのは、ひとつの大きな選択肢になる」とコメント。その他のポジションを含め、チームとして最大値を出すための最適解を模索していく考えだ。 「どんな選手にとってもそうですけど、組み合わせによってその良さを最大に出さない限り、その組み合わせによってシュリンクするというか、意識が薄れる部分もある。これを尖らせようとしたら、こっちが尖らないというところで、全部の中間を取ると真ん丸のチームになる。これが一番つまらないので、いずれにしてもどういう組み合わせを選択するにしても、その最大値を出すことに尖らないと、このチームの怖さを出せないと思います。そういう選択をしたときには、その最大値を出せるような工夫をしたいなと思います」 「1トップとシャドーだけではなくて、ウイングバックがどういうタイプであるか、どこまで入っていけるか。ボランチの1人がボックスの中まで入っていけるのかと。ボランチの1人がボックスの中に入っていくということは、センターバック3枚が後ろでカウンターの準備だけをしていていいのかと。そこは全部に繋がってくるので、我々とすればどういうリスクが発生し得ると、そのリスクをみんなで認識しながら最大値を出していくというところは、組合わせも含めて考えていかなければいけないと思います」 6戦ぶりの白星を目指すホームゲームでは指揮官の最大値を出すための用兵、得点力不足解消に向けたチームのアプローチに大きな注目が集まるところだ。 2025.04.24 19:30 Thu
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東京VのMF平川怜、C大阪戦ではアグレッシブな攻防想定「いい守備からいい攻撃に繋げていきたい」

東京ヴェルディのMF平川怜が、アグレッシブな攻防が期待されるセレッソ大阪との一戦へ闘志を燃やす。 現在16位の東京Vは25日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第12節でC大阪と対戦。2ポイント差で14位に位置する相手とのボトムハーフ対決でリーグ6戦ぶりの白星を目指す。 20日にアウェイで行われた前節の川崎フロンターレ戦は前後半で主導権が入れ替わる展開となったなか、互いに決め手を欠いてのゴールレスドローに終わった。 「一緒にやっていますし良さもわかっているので、マッチアップはすごく楽しみでしたし、改めてやっぱりいい選手だなと思いました」とロアッソ熊本時代にコンビを組んだMF河原創とも見応えのあるマッチアップを披露した平川。 この一戦でも攻守両面で存在感を示したボランチは、「ゲームの入り方としては悪くなかったですし、ああいう空中戦だったり、五分五分のボールを自分たちが勝てたからこそ主導権を握れた部分もあると思うので、それは継続しなければいけない」と、前々節のヴィッセル神戸戦で課題となった球際の勝負での粘りをポジティブに振り返った。 一方、攻撃面ではリーグ3試合連続無得点に加え、川崎F戦でのシュート数は3本にとどまるなど課題は明白。チームとして問題点を改めて確認した上で、個人としてもゴール前に入っていく動き、足を振っていくという部分を改善点として挙げ、さらなる成長を追求していく。 「もっと相手の嫌がるボールを入れていかないといけないですし、質とかタイミングとか、中の入りとか、課題はたくさんあると思いますけど、そこはチームとしても改めて確認した部分でもあるので、次の試合はもっといい形ができるんじゃないかなと思います」 「(個人としては)守備から奪って前に出ていくというところで少し休んでしまう部分が自分もありますし、チームとしてもあるので、そこでもうひと踏ん張りできて、攻撃に繋がればもっといい展開になる」 「シュートはあまり打てていないので、もっとゴール前に入っていったりとか、ミドルシュートも意識しないといけないですし、もっと貪欲にゴールを狙っていきたいです」 その川崎F戦ではMF森田晃樹が約1カ月ぶりに戦列に復帰し、MF齋藤功佑とともにピッチ上で3人の万能型MFが同時共演。開幕直後には平川が途中投入の形で3ボランチに近い役割での同時起用もあったが、この試合では齋藤がシャドーの位置に上がってプレー。新たなオプションとしての期待が高まる。 「試合ごとにポジショニングとかいろいろ話し合っているので、毎試合毎試合変化を加えて良くなってきていますし、自分の動きもまだ課題があるなかで、もっと良くなると思っています」と、連携面の向上を実感する背番号16もその新たなオプションを前向きに捉えているという。 「前に行けるし、後ろでももらえるという選手たちだと思うので、ローテーションしながら攻撃できれば、相手も捕まえづらい。クオリティは上がると思うので、そこでゴールに繋がるシーンが増えていけばいい形になると思っています」 前節で得た手応えと課題、新たな化学変化への期待を胸に臨むC大阪戦。新体制移行で、よりアグレッシブさを前面に押し出し、得点も失点も多い出入りが激しい相手とのホームゲームに向けて平川は「アグレッシブな展開」な展開を予想。 自分たちのスタイルをやり切って、アグレッシブさで上回りたいと意気込んだ。 「(C大阪は)クオリティもありますし走力もあると思うので、お互いそういう志向のチームでアグレッシブな展開になると思います。自分たちとしては決してやりにくい相手ではないと思うので、しっかりいい守備からいい攻撃に繋げていきたいです」 「落ち着くようなゲーム展開になるとはあまり思ってないので、自分たちが仕掛けて激しい攻防が増える気がしています。守備のルーズさとかは多分あると思いますし隙もあると思うので、そこで自分たちが隙を突いて得点を奪えれば、これから乗っていけるんじゃないかなと思っています」 2025.04.24 17:00 Thu
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PK戦で決着! J2熊本はGK田代琉我の活躍で神戸を下し初の4強、川崎Fがチョン・ソンリョン躍動で新潟を下す【天皇杯】

30日、第103回天皇杯準々決勝のロアッソ熊本vsヴィッセル神戸がえがお健康スタジアムで行われ、1-1で120分を終了。PK戦の末、熊本が勝利を納めた。 今大会ではJ2勢で唯一ベスト8まで勝ち上がった熊本。ラウンド16ではFC東京を0-2で下してクラブ史上初のベスト8進出を果たした。 対する神戸はラウンド16で前回王者のヴァンフォーレ甲府を1-4で下してベスト8進出。2019年度以来の優勝を目指す。 熊本はいつもの[3-3-1-3]のシステム。トップ下にキャプテンのMF平川怜を配置。3トップは左から松岡瑠夢、竹本雄飛、島村拓弥と並んだ。 対する神戸は大迫勇也、武藤嘉紀がベンチスタート。3トップは汰木康也、佐々木大樹、ジェアン・パトリッキと並んだ。アンカーには扇原貴宏が入っている。 開始1分、いきなりホームの熊本がシュート。左サイドを崩すと、最後は竹本雄飛がミドルシュート。これはGK前川黛也がセーブする。 このCKから熊本がゴールに迫るが、神戸が逆襲。カウンターを仕掛けると、山口蛍のダイレクトパスを受けた佐々木大樹がドリブルで運び、ボックス内へ。中央へクロスを入れるが、ブロックされる。 熊本はアグレッシブな姿勢を見せ、人数をかけて局面でボールを奪いにいく展開に。そこから攻撃を仕掛けて神戸ゴールに迫っていく。 神戸も熊本がボールを持てば強度高く奪いに行き、そこからゴールに前進。佐々木やジェアン・パトリッキを中心に攻め込んでいく。 熊本はボールダッシュからチャンスメイクまで行きながらも、守備に人数をかけすぎてフィニッシュワークに上手く行けない状況。時間が経過していく。 神戸は17分、初瀬亮がボックス手前から左足ミドルシュート。グラウンダーのシュートがゴール右に飛ぶが、GK田代琉我がセーブする。 28分には川﨑修平がカットインから右足で強烈なシュート。しかし、江崎巧朗がヘディングでブロックする。29分には川﨑がドリブルで持ち出しスルーパス。佐々木がボックス内で倒されたが、その前にオフサイドとなった。 徐々に神戸がゴールに迫っていく中、37分にビッグチャンス。ボックス内右でジェアン・パトリッキがキープするとオーバーラップした酒井高徳へパス。酒井の緩いクロスを川﨑がヘディングで合わせてネットを揺らすが、川﨑のポジションがオフサイドでゴールを認められない。 熊本は得意のパスサッカーがなかなかできず、ビルドアップが上手くいかない。また、前線に人数をかけられていないことで攻撃が手詰まりになり、ビッグチャンスを作れない時間が続く。 ゴールレスで迎えた中、神戸はハーフタイムに川﨑を下げて大迫を投入。ゴール前に厚みを持たせにいく。熊本も藤田を下げて大本祐槻を投入し、サイドの攻撃を活性化させていく。 それでも最初に決定機を迎えたのは熊本。53分、ボックス内右で大本がクロスも山口に当たると、こぼれ球を田辺圭佑がボックス内でシュート。しかし、わずかに枠の左に外れることに。55分には熊本の竹本がボックス内に侵入してシュート。枠を捉えたが、GK前川がセーブする。 神戸は57分に汰木を下げて武藤を投入。それでも熊本が攻めていき、左サイドを仕掛けた松岡、田辺、平川と繋ぎ、最後は田辺が倒されそうになりながらもボックス内でシュート。しかしGK前川が好セーブを見せる。 すると60分、熊本が攻め込み続けると、右サイドから大本がカットイン。浮き球のパスを送ると、走り込んだ平川がトラップから鋭くシュート。これが決まり、熊本が先制する。 先制を許した神戸は63分に扇原貴宏と佐々木を下げて、大﨑玲央、飯野七聖を投入。アンカーに大﨑、右サイドに飯野が入った。 対する熊本も69分に松岡と竹本を下げ、東山達稀、粟飯原尚平を投入。73分には田辺を下げて、豊田歩を投入した。 神戸は大迫や武藤を投入しながらも後半は立ち上がり以降シュートまで行けず。熊本はキレのある動きで神戸を押し込み、敵陣でパスを回しながら時計の針を進めていくと、83分には平川がボックス内から右足シュート。しかし、これはわずかに左に外れていく。 熊本が押し込んでいた中、神戸はワンチャンスをものにする。87分、ロングボールを大迫が落としパスを繋ぐと、右サイドから酒井がクロス。ボックス中央で武藤が合わせようとするがブロック。ただ、浮き球となると、前に出たGK田代がキャッチに行くが。ジェアン・パトリッキがヘッド。これが決まり、神戸が同点に追いつく。 これで息を吹き返した神戸は、直後に猛攻を見せ、山口の折り返しと大迫がシュートにいくが、これはわずかに枠に飛ばない。90分には右サイドから崩すと、武藤が落としたボールを山口がボックス手前で左足ミドル。しかし、これは左に外れる。 失点後に押し込まれていた熊本は後半アディショナルタイムにビッグチャンス。左サイドからのクロスを上手くボックス内に入った道脇豊がヘッド。しかし、これは枠の左に外れる。 1-1の同点で延長戦に突入した試合。91分に左サイドを仕掛けると、ラインギリギリでジェアン・パトリッキがクロス。これに大迫が飛び込んでシュートも、わずかに枠を外れる。93分にも大迫がクロスをヘッドで合わせるが、これも枠を外れていく。 熊本は97分、途中出場の粟飯原が右サイドを仕掛けると、ボックス内右から左足シュート。しかし、これは大きく枠を外してしまう。 神戸は延長戦に入り押し込み続けると、クロスに飛び込んだジェアン・パトリッキがヘッドで合わせるが、これは枠を越えていく。 熊本は延長前半終了間際にアクシデント。交代枠を使い切った中で途中出場した酒井匠が守備対応時に芝に足を取られて負傷。プレー続行不可能となり担架で運び出され、熊本は数的不利の状態となってしまった。 延長後半も互いに攻め合うがフィニッシュまでいけず。このままPK戦突入かと思われた中、120分に無糖からのスルーパスに対して飛び出た井出遥也がボックス内から流し込みネットを揺らすが、これはオフサイドの判定。神戸は勝ち越せない。 120分を終えて1-1のタイスコアとなり、PK戦に突入。ラストプレーで道脇も負傷してプレー続行不可能となり、PK戦は9人ずつで行われることになった。 神戸の先攻で行われたPK。1人目は互いに成功すると、神戸の2人目の武藤のシュートをGK田代が完璧にセーブ。しかし、熊本の2人目・東山のシュートを今度はGK前川がセーブする。 互いに3人目は成功。熊本はGK田代が豪快に決めて異様な雰囲気に。すると神戸の4人目の大﨑は大きく枠を外してミスとなる。 熊本は4人目の粟飯原が成功しリードすると、神戸5人目の井出も成功。熊本は5人目の平川が落ち着いて決め、熊本が勝利。J1の3クラブを下し、クラブ史上初の準決勝に駒を進めた。 もう1試合、デンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟vs川崎フロンターレは、延長戦にもつれ込み、PK戦の末に1-2で川崎Fが勝利した。 中盤のプレッシャーをかけた新潟は、家長昭博のパスミスを誘発。30分にショートカウンターから谷口海斗がネットを揺らした。 ミスから先制を許した川崎Fだったが、マルシーニョが負傷し49分に交代。新潟は前半アディショナルタイムに先制点の谷口が負傷し、三戸舜介と交代する前半で負傷者を出すアクシデントに見舞われた。 川崎Fはハーフタイムに小林悠を投入して攻撃に厚みを持たせると、67分に同点弾を奪取。家長の右サイドからのクロスをファーで瀬古が合わせ、試合を振り出しに戻した。 同点のままで試合は展開。新潟が押し込む時間となり、シュート数でも川崎Fを上回っていくがゴールは遠く。川崎Fもなかなか良い形で攻撃が作れずに90分が終了した。 延長戦に入って前半は互いにチャンスなし。1-1のまま延長後半に入ると、108分に川崎Fがスコアを動かす。 右サイドからの小林のクロスをボックス内中央で山田がトラップ。素早く反転シュートをゴール左に決め、川崎Fが勝ち越しに成功した。 新潟はリードを許してからも攻め込む姿勢を忘れず。シュートを浴びせていくがゴールが遠い。このまま川崎Fが勝利かと思われたが、延長後半アディショナルタイム1分、右サイドからのロングクロスが送られると、ファーサイドで早川史哉がヘッド。飛び出ていたGKチョン・ソンリョンを越えてのヘッドが決まり、土壇場で同点に追いつき、PK戦での決着となった。 川崎Fの先攻で行われたPK戦。互いに2人目まで成功すると、新潟の3人目を務めたダニーロ・ゴメスのシュートをGKチョン・ソンリョンが完璧にセーブする。 川崎Fは決めれば勝利という5人目の山田のシュートをGK阿部航斗がワンハンドセーブ。サポーターの大声援をバックにセーブ。しかし、新潟の5人目の高宇洋のシュートをGKチョン・ソンリョンが再びセーブ。PK戦の末に3-4で川崎Fがベスト4進出を決めた。 ロアッソ熊本 1-1(4PK3) ヴィッセル神戸 【熊本】 平川怜(後15) 【神戸】 ジェアン・パトリッキ(後42) アルビレックス新潟 2-2(3PK4) 川崎フロンターレ 【新潟】 谷口海斗(前30) 早川史哉(延後16) 【川崎F】 瀬古樹(後22) 山田新(延後3) 2023.08.30 22:05 Wed

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【明治安田J2第12節まとめ】首位・千葉の連勝がストップ…2位RB大宮は今季3敗目で首位浮上のチャンスを逃す…磐田は泥沼の3連敗

29日、明治安田J2リーグ第12節の10試合が各地で行われた。 <h3>【熊本vs千葉】敵地で1点が奪えず首位千葉の連勝がストップ…</h3> 4連勝で首位を快走するジェフユナイテッド千葉(勝ち点30)は、前節の藤枝MYFC戦で4試合ぶりの白星を飾った11位ロアッソ熊本(勝ち点15)と対戦し、0-0の引き分けに終わった。 千葉は18分、中盤で相手のミスパスをカットしたカルリーニョス・ジュニオがGKの位置を確認しロングシュートでゴールを脅かしたが、このシュートは左ポストを直撃する。 ゴールレスで迎えた後半、千葉は59分にこの試合最大のピンチを迎える。自陣中盤でのボールロストからショートカウンタ―を受けると、藤井皓也のパスをボックス内で受けた塩浜遼に決定機を許したが、シュートはクロスバーを直撃した。 その後もやや劣勢の展開が続いた千葉は、試合終了間際にチャンス。89分、ロングフィードのこぼれ球を敵陣中盤で拾った杉山直宏がドリブルでボックス手前まで切り込み左足を振りぬいたが、シュートはGK佐藤優也のセーブに阻まれ、0-0で試合を終えた。 <h3>【いわきvsRB大宮】RB大宮がいわきに敗れ首位浮上のチャンスを逃す</h3> その首位チームを7ポイント差で追う2位のRB大宮アルディージャ(勝ち点23)は、降格圏に沈む18位のいわきFC(勝ち点9)とアウェイで対戦し、1-2で敗戦した。 試合はゴールレスで迎えた後半にスコアが動く。いわきは55分、谷村海那とのスイッチで右サイドを突破した石渡ネルソンがクロスを入れると、GK笠原昂史の弾いたボールがDFガブリエウに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。 先制を許したRB大宮は59分にも、右サイドからのロングスローをゴール前の石渡にヒールで合わせられたが、これはゴール手前で下口稚葉がクリア。しかし、下口とGK笠原が交錯したことで一瞬の隙が生まれると、こぼれ球に反応した堂鼻起暉にヘディングシュートをゴール右に流し込まれた。 2点を追う展開となったRB大宮は、試合終了間際の95分にセットプレーからオウンゴールを誘発し1点を返したが、反撃はここまで。今季3敗目で首位浮上のチャンスを逃した。 <h3>【磐田vs山口】磐田が低迷する山口に痛恨の敗戦で3連敗…</h3> 2連敗中の6位ジュビロ磐田(勝ち点17)は、19位に沈むレノファ山口FC(勝ち点8)とホームで対戦し、0-1で敗戦した。 磐田は36分、クルークスの右CKをペイショットが合わせると、ゴール前の川合徳孟が胸トラップから右足でゴールネットを揺らしたが、これは川合のハンドを取られ、ゴールは取り消された。 ゴールレスで迎えた後半、先にスコアを動かしたのは山口。66分、成岡輝瑠の楔のパスをバイタルエリア左で受けた野寄和哉のスルーパスからボックス左に侵入した奥山洋平がクロスを供給。これを山本桜大がゴールに流し込んだ。 結局、これが決勝点となり、0-1で敗戦した磐田は3連敗となった。 <h3>【札幌vs長崎】原康介の劇的弾で追いついた札幌が連敗回避</h3> 直近のRB大宮戦でリーグ最多タイの7敗目を喫した16位北海道コンサドーレ札幌(勝ち点12)は、公式戦6試合勝利のない10位のV・ファーレン長崎とホームで対戦し2-2の引き分けに終わった。 V・長崎は38分に立て続けのワンタッチパスで左サイドを切り裂くと、最後は米田隼也の落としを受けた増山朝陽がボックス左からゴール右隅にシュートを流し込んだ。 1点のリードで後半を迎えたV・長崎は、後半開始早々に追加点を奪う。51分、ロブパスからボックス左に抜け出した松本天夢の落としを受けた高畑奎汰がクロスを入れると、これをマテウス・ジェズスがヘディングで叩き込んだ。 2点差とされた札幌は、76分に近藤友喜のゴールで1点を返すと、試合終了間際の93分にも右クロスのこぼれ球をボックス手前でつなぐと、家泉怜依の蹴ったボールが相手選手に当たりボックス左深くに流れると、近藤の折り返しを原康介がゴールに押し込んだ。 結局、試合はそのまま2-2でタイムアップ。札幌が土壇場弾で追いつき、勝ち点1をもぎ取っている。 その他の試合では10位の大分トリニータと5位サガン鳥栖による“九州ダービー”は1-0で大分に軍配。その他、藤枝が愛媛に、仙台が甲府に、徳島が秋田にそれぞれ勝利している。 ▽4/29(火) ロアッソ熊本 0-0 ジェフユナイテッド千葉 いわきFC 2-1 RB大宮アルディージャ 【いわき】 OG(後10) 堂鼻起暉(後14) 【RB大宮】 OG(後50) ジュビロ磐田 0-1 レノファ山口FC 【山口】 山本駿亮(後22) 北海道コンサドーレ札幌 2-2 V・ファーレン長崎 【札幌】 近藤友喜(後31) 原康介(後48) 【長崎】 増山朝陽(前39) マテウス・ジェズス(後6) 大分トリニータ 1-0 サガン鳥栖 【大分】 野村直輝(前13) ブラウブリッツ秋田 0-2 徳島ヴォルティス 【徳島】 ジョアン・ヴィクトル(前31) 坪井清志郎(前36) ヴァンフォーレ甲府 1-2 ベガルタ仙台 【甲府】 宮崎純真(後12) 【仙台】 オナイウ情滋(前29) OG(後9) 愛媛FC 2-4 藤枝MYFC 【愛媛】 ベン・ダンカン(後8) 甲田英將(後22) 【藤枝】 アンデルソン(前5)【PK】 浅倉廉(前12) アンデルソン(前15) 杉田真彦(前19) カターレ富山 0-0 モンテディオ山形 水戸ホーリーホック 0-0 FC今治 2025.04.29 18:50 Tue
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【明治安田J2第10節まとめ】愛媛&いわきが揃って待望のシーズン初勝利! 首位・千葉は3連勝で独走中、8チームが勝ち点「12」で並ぶ大混戦

19日、20日にかけて明治安田J2リーグ第10節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【山形vs愛媛】愛媛が待望の今季初白星 </h3> 10位に位置するモンテディオ山形(勝ち点12)と今季未勝利で19位の降格圏に位置する愛媛FC(勝ち点3)の対戦となった。 試合は開始7分に愛媛が先制。右サイドからのクロスをクリアされるも、後方から走り込んだ谷本駿介が強烈なミドルシュートを突き刺し、愛媛が先制した。 アウェイの愛媛が先制した中、ホームの山形は前半のうちに追いつくことに。ボックス右のFKから田中渉がクロスを送ると、ファーサイドにフリーで飛び込んだディサロ燦シルヴァーノが豪快にヘッドで決めて追いついた。 1-1で迎えたな後半は愛媛が攻め込む展開となるが、GK寺門陸がビッグセーブで防ぐことに。それでも79分、愛媛は甲田英將がアーリークロスを入れると、前に出たGK寺門に対して対応した川井歩が押し込んでしまいオウンゴールで愛媛が勝ち越しに成功。さらに愛媛は82分に甲田のボックス内右のクロスを行友翔哉がヘディングで決めて2点差に。山形は後半アディショナルタイムに藤本佳希が1点を返すが、2-3で敗れ、愛媛がシーズン初勝利を記録した。 <h3>【富山vsいわき】いわきが待望の今季初勝利!</h3> 昇格組ながら11位につけるカターレ富山(勝ち点12)と、今季未勝利で最下位のいわきFC(勝ち点3)の対戦となった。 試合は開始7分、右CKからのクロスを谷村海那がボックス内でダイレクトボレー。いわきが幸先良く先制するが、富山が徐々に盛り返していくことに。すると39分、自陣からのロングボールに対して碓井聖生が裏に抜け出すと、GK早坂勇希が前に出た際に転倒。碓井はガラ空きのゴールに蹴り込みラッキーな形で同点に追いついた。 嫌な流れとなったいわきだが、後半も攻め込んでいく形に。富山はミッドウィークのYBCルヴァンカップの勝利の勢いに乗って逆転といきたいところだった。しかし、83分右CKからのクロスを山口大輝がニアでフリック。ファーにいた谷口が押し込み勝ち越し。いわきが今季初勝利を収めた。 <h3>【千葉vs大分】強すぎる千葉が初黒星から3連勝</h3> ここまでわずか1敗で首位に立つジェフユナイテッド千葉(勝ち点24)と11位に位置する大分トリニータ(勝ち点12)の戦いとなった。 試合は前半から首位の千葉が大分ゴールに何度も迫ることに。前半だけでシュート8本を放った千葉だが、GK濵田太郎の好セーブなどもあり無得点に終わる。 0-0で迎えた後半に大分が反撃。しかし、千葉もしっかりと守り得点を許さず。それでも54分、離れた位置でパスを受けたエドゥアルドが前にスペースがあると見ると右足一閃。高速の無回転ミドルがゴール右に突き刺さりGK濱田もノーチャンス。スーパーゴールで千葉が1-0と勝利し、3連勝を収めた。 <h3>【今治vsRB大宮】J3からの昇格組対決はゴールレスドロー</h3> 昨シーズンのJ3で優勝し現在2位のRB大宮アルディージャ(勝ち点19)と初のJ2昇格を果たし4位につけているFC今治(勝ち点16)の上位対決となった。 ミッドウィークに共にYBCルヴァンカップで延長戦まで戦った両者。互いに前半は多くの決定機を迎えられなかったものの、ゴールレスで迎えた後半には今治が押し込む形に。それでもGK笠原昂史のスーパーセーブもあり、RB大宮がゴールを許さない。 後半もなかなか攻撃で良い形を作れなかったRB大宮は86分。左サイドから泉柊椰のグラウンダーのクロスをボックス手前でカプリーニが左足ミドル。しかし、今度はGK立川小太郎がセーブ。さらにRB大宮はアディショナルタイムにセットプレーの流れから、最後はボックス内で藤井一志がボレーを放つが、これもGK立川がセーブ。両守護神の活躍が目立ち、0-0のゴールレスに終わった。 <h3>◆明治安田J2リーグ第10節</h3> ▽4/12(土) モンテディオ山形 2-3 愛媛FC 【山形】 ディサロ燦シルヴァーノ(前45+4) 藤本佳希(後45+1) 【愛媛】 谷本駿介(前7) オウンゴール(後34) 行友翔哉(後37) ヴァンフォーレ甲府 1-1 V・ファーレン長崎 【甲府】 孫大河(前15) 【長崎】 マテウス・ジェズス(前2) サガン鳥栖 2-2 レノファ山口FC 【鳥栖】 新井晴樹(前9) 堺屋佳介(後45+3) 【山口】 下堂竜聖(後5) 末永透瑛(後10) ▽4/20(日) ロアッソ熊本 0-1 ベガルタ仙台 【仙台】 宮崎鴻(前37) 北海道コンサドーレ札幌 2-1 藤枝MYFC 【札幌】 田中克幸(前30) アマドゥ・バカヨコ(後9) 【藤枝】 楠本卓海(前7) ブラウブリッツ秋田 2-1 ジュビロ磐田 【秋田】 梶谷政仁(後23) 佐川洸介(後45+2) 【磐田】 川合徳孟(後38) ジェフユナイテッド千葉 1-0 大分トリニータ 【千葉】 エドゥアルド(後9) カターレ富山 1-2 いわきFC 【富山】 碓井聖生(前39) 【いわき】 谷村海那(前7、後38) 徳島ヴォルティス 0-1 水戸ホーリーホック 【水戸】 渡邉新太(後4) FC今治 0-0 RB大宮アルディージャ 2025.04.20 17:05 Sun
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【明治安田J2第13節まとめ】首位・千葉が2試合連続ドロー、2位RB大宮も引き分け、仙台が2位に浮上

3日、明治安田J2リーグ第12節の10試合が各地で行われた。 <h3>【鳥栖vs千葉】首位・千葉が2試合連続ドロー</h3> 首位に立つジェフユナイテッド千葉は、前節のロアッソ熊本戦で今季初のドロー。連勝が4でストップした中、8位のサガン鳥栖とアウェイで対戦した。 試合は立ち上がりから動くことに。9分、鳥栖は千葉の最終ラインでのパス回しからボールを奪うと、こぼれ球を拾った西矢健人がミドルシュートを蹴り込み、鳥栖が先制する。 先手を取られた千葉。鳥栖はアグレッシブさを見せていた中で26分、縦パスを受けた杉山直宏がボックス際から左足一閃。鋭いミドルシュートがネットに突き刺さった。 千葉は前半アディショナルタイムにも1点目と同じようなミスでボールを奪われると、GKと一対一となったが、西矢のシュートは枠外に。点の取り合いになるかと思われたが、その後は互いにゴールを奪えず、1-1のドローに終わった。 <h3>【RB大宮vs富山】2度追いつかれたRB大宮は3位後退</h3> 2位のRB大宮アルディージャが同じ昇格組の14位・カターレ富山を迎えた一戦。RB大宮は前節いわきFCに敗れており、ホームで勝利を収めたいところだった。 試合は5分、RB大宮は右CKからのクロスを市原吏音がヘディングで叩き込み先制。しかし富山がペースを握ると、29分に右からのカットインから松岡大智が左足ミドルでニアサイドを抜き、同点とする。 追いつかれたRB大宮だったが47分に勝ち越しに成功。細かくパスを繋ぐと、小島幹敏からのパスをカプリーニが蹴り込み勝ち越しに成功。しかし、61分に碓井聖生がボックス手前からミドルシュート。フリーで放ったシュートがゴール左に決まった。 RB大宮は66分に相手に煽られたファビアン・ゴンザレスが退場。数的不利となると富山に押し込まれる中で同点が精一杯。引き分けに終わった。 <h3>【仙台vs山口】3発快勝の仙台が2位浮上</h3> 3位のベガルタ仙台と19位・レノファ山口FCの戦い。仙台は20分に右CKからのクロスを井上詩音がヘディングで合わせて先制。しかし、山口は31分、ボックス手前でパスを受けた奥山洋平が左足ミドル。GK林彰洋が弾くと山本駿亮が詰めて山口が同点に追いつく。 追いつかれた仙台だったが39分に勝ち越しに成功。右サイドからのロングスローから、菅田真啓がボックス内でヘディングで繋ぐと、郷家友太がヘディングで押し込み勝ち越しに成功した。 勝ち越した仙台は78分にも追加点。ボックス付近で細かく繋いで攻め込むと、最後は味方のシュートのこぼれ球を荒木駿太が流し込み3点目。3-1で勝利を収め、RB大宮を抜いて2位に浮上した。 その他、上位勢では4位のFC今治が9位のジュビロ磐田と3-3のドロー。5位の徳島ヴォルティスは15位のヴァンフォーレ甲府に0-2で勝利を収めていた。 <h3>◆明治安田J2リーグ第13節</h3> ▽5/3(土) ベガルタ仙台 3-1 レノファ山口FC 【仙台】 井上詩音(前20) 郷家友太(前39) 荒木駿太(後33) 【山口】 山本駿亮(前31) いわきFC 1-1 ブラウブリッツ秋田 【いわき】 谷村海那(後26) 【秋田】 井上竜太(後34) ヴァンフォーレ甲府 0-2 徳島ヴォルティス 【徳島】 杉本太郎(後30) トニー・アンデルソン(後41) モンテディオ山形 0-1 北海道コンサドーレ札幌 【札幌】 アマドゥ・バカヨコ(後10) RB大宮アルディージャ 2-2 カターレ富山 【RB大宮】 市原吏音(前5) カプリーニ(後2) 【富山】 松岡大智(前29) 碓井聖生(後16) 藤枝MYFC 0-2 水戸ホーリーホック 【水戸】 渡邉新太(前15) 山本隼大(後34) FC今治 3-3 ジュビロ磐田 【今治】 横山夢樹(後7) ヴィニシウス・ディニス(後14) 横山夢樹(後16) 【磐田】 角昂志郎(前25) 川﨑一輝(前47) 渡邉りょう(後11) サガン鳥栖 1-1 ジェフユナイテッド千葉 【鳥栖】 西矢健人(前9) 【千葉】 杉山直宏(前26) 大分トリニータ 1-0 ロアッソ熊本 【大分】 有馬幸太郎(前40) V・ファーレン長崎 1-1 愛媛FC 【長崎】 松本天夢(前11) 【愛媛】 村上悠緋(後16) 2025.05.03 21:10 Sat
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【明治安田J2第9節まとめ】首位千葉が藤枝との打ち合いを制す!RB大宮も杉本健勇の決勝弾で追走に成功、九州ダービーは鳥栖に軍配

12日、13日にかけて明治安田J2リーグ第9節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【藤枝vs千葉】前半のゴールで逃げ切った千葉が首位堅守!</h3> 首位を走るジェフユナイテッド千葉(勝ち点21)は、アウェイで8位藤枝MYFC(勝ち点12)とホームで対戦した。 連勝を狙う千葉は開始早々の4分、ロングスルーパスで左サイドを駆け上がった椿直起の折り返しをカルリーニョス・ジュニオが蹴り込み、ファーストチャンスでの先制に成功。 幸先よく先制した千葉は、16分にも右サイドを抜け出した石川大地の折り返しをカルリーニョスが流し込むと、26分には左サイドでパスを受けた椿がピンポイントクロスから石川がボレーシュートを叩き込んだ。 3点を追う展開の藤枝は32分、左サイド深くまで持ち上がったディアマンカ・センゴール・チェクの折り返しを川上エドオジョン智慧がシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を再び川上が押し込み、1点を返す。 さらに藤枝は40分にも、敵陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ボックス右でパスを受けた川上の折り返しを杉田真彦が流し込んだ。 迎えた後半は1点を追う藤枝が積極的な入りを見せると、53分にシマブク・カズヨシのミドルシュートが右ポストを直撃。さらに75分には、19の左クロスからチャンスを作るが、ファーサイドの走りこんだ川上には合わず。 結局、藤枝の猛攻をしのぎ切った千葉が、前半の3ゴールで逃げ切り連勝。首位をキープしている。 <h3>【秋田vsRB大宮】杉本健勇が決勝弾でRB大宮が首位を追走! </h3> 2位で追いかけるRB大宮アルディージャ(勝ち点16)が、17位のブラウブリッツ秋田(勝ち点9)のホームに乗り込んだ一戦。3試合ぶりの勝利を目指すRB大宮は23分に左CKから発生した混戦の中、濱田水輝のシュートが相手DFに当たり浮き球となると村上陽介がヘディングでゴールに押し込んだ。 1点リードで前半を終えたRB大宮は、後半開始早々の47分に井上竜太のゴールで追いつかれたが、80分に泉柊椰のクロスがDF畑橋拓輝のハンドを誘い、PKを獲得。杉本健勇のPKはGK山田元気に弾かれたが、跳ね返りを杉本が押し込んだ。 勝ち越しに成功したRB大宮だったが、87分に主審の笛が鳴ったにもかかわらず、杉本がボールを蹴ってしまうと遅延行為と判定され、2枚目のイエローカードを受けて退場を命じられる。 それでも最後までRB大宮がしっかりと戦いタイムアップ。杉本の決勝弾を守り抜いたRB大宮が、しっかりと首位・千葉を追走している。 <h3>【磐田vs熊本】磐田が2戦連続ドローで上位追走ならず</h3> リーグ戦4試合負けなしの3位ジュビロ磐田(勝ち点16)は、ホームに11位のロアッソ熊本(勝ち点11)を迎えての一戦に。試合は開始早々の3分に塩浜遼のゴールで熊本が先制する。 1点を追う磐田は6割近いボール保持率を誇ったが、なかなか決定機までボールを運ぶことができない。それでも72分、角昂志郎のシュートのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、川﨑一輝の左クロスから金子大毅がヘディングシュートをゴール左に突き刺した。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後までスコアは動かず。1-1のドローでタイムアップ。磐田は2戦連続のドローで上位追走のチャンスを逃した。 <h3>【長崎vs鳥栖】鳥栖がV・長崎との九州ダービーで完勝!</h3> 公式戦3連敗中の5位V・ファーレン長崎(勝ち点14)はホームで13位のサガン鳥栖(勝ち点10)と対戦。試合が動いたのは31分、鳥栖は敵陣でボールを奪ったスリヴカがボックス左に侵入すると、折り返しを山田寛人が流し込んだ。 後半は立ち上がりから1点を追うV・長崎が攻勢に出ると、65分にネットを揺らす。バイタルエリア右手前から3がゴール前へロングパスを送ると、飛び出したGKとフアンマが交錯。このこぼれ球を拾ったマテウス・ジェズスが左足のトラップからバイシクルシュートを決めたが、直前のプレーでGKチャージを取られ、ゴールは取り消された。 やや劣勢の時間が続いた鳥栖だが、ワンチャンスをモノにする。73分に櫻井辰徳のロングスルーパスでDFの裏に抜け出した山田がボックスの外からダイレクトシュートをゴール右隅流し込んだ。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。山田の2ゴールでV・長崎との九州ダービーに完勝した鳥栖が連勝で8位に浮上している。 <h3>◆明治安田J2リーグ第9節</h3> ▽4/13(日) 藤枝MYFC 2-3 ジェフユナイテッド千葉 ブラウブリッツ秋田 1-2 RB大宮アルディージャ カターレ富山 2-2 レノファ山口 V・ファーレン長崎 0-2 サガン鳥栖 大分トリニータ 1-1 徳島ヴォルティス ジュビロ磐田 1-1 ロアッソ熊本 愛媛FC 0-0 ヴァンフォーレ甲府 ▽4/12(土) ベガルタ仙台 0-0 FC今治 いわきFC 0-1 モンテディオ山形 水戸ホーリーホック 3-1 北海道コンサドーレ札幌 2025.04.13 18:30 Sun
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首位・千葉が大量5発で開幕5連勝! 今治vs富山の昇格組対決は互いに譲らず、山形は3連敗から一転の2連勝達成【明治安田J2第5節】

16日、明治安田J2リーグ第5節の5試合が各地で行われた。 開幕4連勝で首位に浮上したジェフユナイテッド千葉が、まだ勝利がない愛媛FCをホームに迎えた一戦。先手を取ったのは8分の愛媛。カウンターから左サイドを持ち上がった窪田稜がカットイン。ボックス手前からニアサイドにミドルシュートを突き刺し、ワンチャンスをものにする。 千葉も21分に反撃。左サイドでボールを奪い返すと、中央へ仕掛けた椿直起から横パス。石川大地のダイレクトシュートがループ気味の軌道を描いてネットを揺らした。 1-1で折り返すと、後半立ち上がりに千葉が逆転。石川のシュート性のボールに呉屋大翔が反応。頭でコースを変えてネットを揺らす。さらに56分、日高大の浮き球のパスに石川が合わせ、この日2点目を記録する。 その後、千葉は途中出場のカルリーニョス・ジュニオがダイレクトボレーでデビュー戦ゴールを奪い、終盤には横山暁之がダメ押し。5-1の大勝を収めた千葉が唯一の開幕5連勝とし、敗れた愛媛は5試合未勝利となった。 3勝1敗で3位につけるカターレ富山は、J2初挑戦ながら6位のFC今治と昇格組同士の対戦。今治は16分、カウンターから2試合連続ゴール中のマルクス・ヴィニシウスがクロスに合わせるが、枠の右。富山も松田力が右足ボレーで狙うが、惜しくも左に外れる。 ゴールレスで迎えた後半開始直後、富山の武颯が決定機を迎えたが、今治GK立川小太郎が至近距離でセーブ。今治もロングスローからゴール前でフリーの笹修大にこぼれるが、富山GK田川知樹が立ちはだかる。 72分のマルクス・ヴィニシウスの直接FKもGK田川がセーブ。どちらも譲らなかった昇格組対決はゴールレスドローで終え、富山は3試合、今治は4試合無敗とした。 その他、7位・ベガルタ仙台は水戸ホーリーホックと2-2で終えて2試合連続ドロー。前節、開幕からの連敗を止めたモンテディオ山形は、ロアッソ熊本を3-1で下して2連勝と立ち直っている。 <h3>◆明治安田J2リーグ第5節</h3> ▽3月16日(日) ロアッソ熊本 1-3 モンテディオ山形 FC今治 0-0 カターレ富山 水戸ホーリーホック 2-2 ベガルタ仙台 ジェフユナイテッド千葉 5-1 愛媛FC レノファ山口FC 1-1 大分トリニータ ▽3月15日(土) ブラウブリッツ秋田 1-3 北海道コンサドーレ札幌 サガン鳥栖 1-0 RB大宮アルディージャ ジュビロ磐田 2-1 ヴァンフォーレ甲府 藤枝MYFC 2-0 いわきFC V・ファーレン長崎 1-0 徳島ヴォルティス <span class="paragraph-title">【動画】千葉FW石川大地が弧を描く同点弾!大量5得点の口火を切る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">ダイレクトで放たれたシュートは美しい軌道でゴールへ<br><br> ゴール動画 <br> 明治安田J2リーグ 第5節<br> 千葉vs愛媛<br> 1-1<br> 21分<br> 石川 大地(千葉)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/Z9rSziFAOE">pic.twitter.com/Z9rSziFAOE</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1901173596351017014?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.16 17:15 Sun

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