vol.26/セルビア代表【カタールW杯出場国ガイド】“ピクシー”率いるセルビアが強力FW陣を擁して初のベスト16入りを狙う
2022.11.20 13:00 Sun
11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。26カ国目は、日本でも馴染み深い“ピクシー”が率いるセルビア代表を紹介する。
監督:ドラガン・ストイコビッチ
主将:ドゥシャン・タディッチ
予選成績:6勝2分け
W杯出場数:2大会連続13回目
W杯最高位:4位
FIFAランク:21位◆欧州屈指の2トップで狙うはセルビアとして初のGS突破

かつて名古屋グランパスでプレーし、多くのファンにも愛され、監督としても名古屋を率いたストイコビッチ監督は、[3-4-1-2]を基本布陣にサイド攻撃とカウンターサッカーを多様した戦術でポルトガル代表と同居した欧州予選を6勝2分け無敗で首位通過し2大会連続の本大会出場を決めた。
本大会も予選で採用された[3-4-1-2]のフォーメーションが基本になると予想。GKは守護神ドミトロビッチでほぼ確定。3バックは、ミレンコビッチ、ヴェリコビッチ、パヴロビッチの3人が濃厚だ。
中盤の底は経験豊富なグデリとミリンコビッチ=サビッチの両選手を据え、運動量の必要な両WBにはコスティッチやジヴコビッチがファーストチョイスか。トップ下では絶対的な司令塔のタディッチがタクトを振るう。
◆超WS的注目プレーヤー
FWアレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム/イングランド)

セルビア代表の注目プレーヤーは、絶対的なエースのミトロビッチだ。前述の通り、先のUEFAネーションズリーグではノルウェー代表のFWアーリング・ハーランドと並び、6ゴールを挙げてチームのリーグA昇格に貢献。
また、エースとして君臨するフルアムでは、昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部)で1シーズンでの歴代最多ゴール記録を更新する43ゴールをマークし昇格に貢献すると、今季もプレミアリーグですでに9ゴールを挙げており、W杯でのゴール量産にも期待がかかる。
◆登録メンバー
GK
1.マルコ・ドミトロビッチ(セビージャ/スペイン)
12.プレドラグ・ライコビッチ(マジョルカ/スペイン)
23.ヴァンヤ・ミリンコビッチ=サビッチ(トリノ/イタリア)
DF
2.ストラヒニャ・パヴロビッチ(ザルツブルク/オーストリア)
3.ストラヒニャ・エラコビッチ(ツルヴェナ・ズヴェズダ)
4.二コラ・ミレンコビッチ(フィオレンティーナ/イタリア)
5.ミロス・ヴェリコビッチ(ブレーメン/ドイツ)
13.ステファン・ミトロビッチ(ヘタフェ/スペイン)
15.スルジャン・バビッチ(アルメリア/スペイン)
25.フィリプ・ムラデノビッチ(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
MF
6.ネマニャ・マクシモビッチ(ヘタフェ/スペイン)
8.ネマニャ・グデリ(セビージャ/スペイン)
14.アンドリヤ・ジヴコビッチ(PAOKテッサロニキ/ギリシャ)
16.サシャ・ルキッチ(トリノ/イタリア)
17.フィリップ・コスティッチ(ユベントス/イタリア)
19.ウロシュ・ラチッチ(ブラガ/ポルトガル)
20.セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ/イタリア)
22ダルコ・ラゾビッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)
24.イバン・イリッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)
26.マルコ・グルイッチ(ポルト/ポルトガル)
FW
7.ネマニャ・ラドニッチ(トリノ/イタリア)
9.アレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム/イングランド)
10ドゥシャン・タディッチ(アヤックス/オランダ)
11.ルカ・ヨビッチ(フィオレンティーナ/イタリア)
18.ドゥシャン・ヴラホビッチ(ユベントス/イタリア)
21.フィリプ・ジュリチッチ(サンプドリア/イタリア)
◆グループステージ日程
▽11/24
《28:00》
vsブラジル代表
@ルサイル・アイコニック・スタジアム
▽11/28
《19:00》
vsカメルーン代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
▽12/2
《28:00》
vsスイス代表
@スタジアム974
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◆セルビア代表監督:ドラガン・ストイコビッチ
主将:ドゥシャン・タディッチ
予選成績:6勝2分け
W杯出場数:2大会連続13回目
W杯最高位:4位
FIFAランク:21位◆欧州屈指の2トップで狙うはセルビアとして初のGS突破

Getty Images
かつて名古屋グランパスでプレーし、多くのファンにも愛され、監督としても名古屋を率いたストイコビッチ監督は、[3-4-1-2]を基本布陣にサイド攻撃とカウンターサッカーを多様した戦術でポルトガル代表と同居した欧州予選を6勝2分け無敗で首位通過し2大会連続の本大会出場を決めた。
中盤の底は経験豊富なグデリとミリンコビッチ=サビッチの両選手を据え、運動量の必要な両WBにはコスティッチやジヴコビッチがファーストチョイスか。トップ下では絶対的な司令塔のタディッチがタクトを振るう。
そして、直近のUEFAネーションズリーグで6ゴールを挙げたミトロビッチと今季ユベントスで6ゴールを挙げてい2るヴラホビッチの2人が欧州屈指の2トップを形成。共に長身でオーソドックスなタイプのセンターフォワードでありながら、ミトロビッチは強靭なフィジカル生かしたパワープレーをヴラホビッチは細かい駆け引きからのワンタッチシュートを得意とする。
◆超WS的注目プレーヤー
FWアレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム/イングランド)

Getty Images
セルビア代表の注目プレーヤーは、絶対的なエースのミトロビッチだ。前述の通り、先のUEFAネーションズリーグではノルウェー代表のFWアーリング・ハーランドと並び、6ゴールを挙げてチームのリーグA昇格に貢献。
また、エースとして君臨するフルアムでは、昨季のチャンピオンシップ(イングランド2部)で1シーズンでの歴代最多ゴール記録を更新する43ゴールをマークし昇格に貢献すると、今季もプレミアリーグですでに9ゴールを挙げており、W杯でのゴール量産にも期待がかかる。
◆登録メンバー
GK
1.マルコ・ドミトロビッチ(セビージャ/スペイン)
12.プレドラグ・ライコビッチ(マジョルカ/スペイン)
23.ヴァンヤ・ミリンコビッチ=サビッチ(トリノ/イタリア)
DF
2.ストラヒニャ・パヴロビッチ(ザルツブルク/オーストリア)
3.ストラヒニャ・エラコビッチ(ツルヴェナ・ズヴェズダ)
4.二コラ・ミレンコビッチ(フィオレンティーナ/イタリア)
5.ミロス・ヴェリコビッチ(ブレーメン/ドイツ)
13.ステファン・ミトロビッチ(ヘタフェ/スペイン)
15.スルジャン・バビッチ(アルメリア/スペイン)
25.フィリプ・ムラデノビッチ(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
MF
6.ネマニャ・マクシモビッチ(ヘタフェ/スペイン)
8.ネマニャ・グデリ(セビージャ/スペイン)
14.アンドリヤ・ジヴコビッチ(PAOKテッサロニキ/ギリシャ)
16.サシャ・ルキッチ(トリノ/イタリア)
17.フィリップ・コスティッチ(ユベントス/イタリア)
19.ウロシュ・ラチッチ(ブラガ/ポルトガル)
20.セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ/イタリア)
22ダルコ・ラゾビッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)
24.イバン・イリッチ(エラス・ヴェローナ/イタリア)
26.マルコ・グルイッチ(ポルト/ポルトガル)
FW
7.ネマニャ・ラドニッチ(トリノ/イタリア)
9.アレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム/イングランド)
10ドゥシャン・タディッチ(アヤックス/オランダ)
11.ルカ・ヨビッチ(フィオレンティーナ/イタリア)
18.ドゥシャン・ヴラホビッチ(ユベントス/イタリア)
21.フィリプ・ジュリチッチ(サンプドリア/イタリア)
◆グループステージ日程
▽11/24
《28:00》
vsブラジル代表
@ルサイル・アイコニック・スタジアム
▽11/28
《19:00》
vsカメルーン代表
@アル・ジャヌーブ・スタジアム
▽12/2
《28:00》
vsスイス代表
@スタジアム974
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「チャンピオンは死なない」セルビアサッカー協会が、ミハイロビッチ氏を追悼「偉大な人物をあまりにも早く失った」
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