熊本が京都とのJ1入れ替え戦へ! 山形は善戦もドローで敗退 【J1参入PO】
2022.11.06 15:15 Sun
J1参入プレーオフ2回戦のロアッソ熊本vsモンテディオ山形が6日にえがお健康スタジアムで行われ、2-2の引き分けに終わった。結果、リーグ戦上位の熊本が入れ替え戦に臨むことになった。
立ち上がり6分に山形は加藤のミドルシュートがGK佐藤を強襲すれば、12分には熊本の平川も山形GK後藤の好セーブを強いる強烈なミドルシュートを浴びせる。
するとそのCKで初めて試合が動く。右からキッカーの杉山が左足でクロスを入れると、イヨハがマーカーを振り払いながら頭で合わせ、ネットに突き刺した。
これで試合は振り出しに。ただ、ここからは同点弾で勢いに乗るアウェイチームが相手を押し込んでく。その中で24分、敵陣でプレッシャーをかけると、南が高い位置でパスを妨害し山田康太が回収。奪った勢いのままゴール方向へ走る南へスルーパスが通り、最後は飛び出してきたGKを冷静に躱すループシュートを流し込み、あっという間に逆転した。
一転して優位に立った山形は、36分にも山田康太が決定機。一方、しばらく劣勢だった熊本も、前半アディショナルタイムに杉山のFKがクロスバーを叩くなど、後半に向けてまだまだ得点の匂いを窺わせる内容となった。
すると試合の折り返しに早速、1点を追う熊本がゴールチャンスを演出。右サイドの三島からグラウンダーのクロスが送られると、ニアで反応した高橋がバックヒールでGKを急襲。ここはゴールとはならなかったが、直後にその高橋が大仕事を果たす。
ダイアゴナルランで平川のスルーパスを呼び込んだ高橋がボックス左で山崎に倒されPKを獲得。これを杉山が決めて、再びホームチームが優位な立場についた。
PK献上に繋がった連携ミスなど、後半から浮き足立つ山形は57分にもバックパスを奪われピンチを招く。61分に状況を変えようと、ディサロと加藤を下げて、岡山戦でゴールをあげたデラトーレとチアゴ・アウベスを投入する。その10分後には、國分に代わり河合も登場する。
すると72分に決定機。左サイドの川井が右足でクロスを送ると、ファーサイドに構えていた河合が滑り込みながら右足で合わせる。しかし、これが惜しくもクロスバー直撃。こぼれ球をデラトーレが拾い右足を振り抜くも、今度はGK佐藤が立ち塞がった。
後半最大のピンチを凌いだ熊本は77分に一挙3枚替えに打って出るなど、徐々に守備にシフト。対して、山形は引き分けでは敗退となってしまうため、死力を尽くして攻撃に出る。
後半のアディショナルタイムは6分。山形は最後にゴール前まで攻め込むが、ファウルで攻撃がストップし万事休す。試合は2-2でタイムアップを迎え、リーグ戦で上位の熊本が京都との入れ替え戦に臨むことになった。
ロアッソ熊本 2-2 モンテディオ山形
【熊本】
イヨハ理ヘンリー(前12)
杉山直宏(後5[PK])
【山形】
山田康太(前17)
南秀仁(前24)
PR
今季のJ2で4位の熊本と6位の山形による一戦。プレーオフ1回戦では、熊本は5位の大分と2-2のドローに終わったが、リーグ戦上位のアドバンテージを生かして勝ち上がり。一方の山形は3位のファジアーノ岡山を3-0で下し、駒を進めた。昨日にはJ1最終節が行われ、このプレーオフの勝者と戦う相手は京都サンガFCに決定。順位上、今回も上位の熊本が引き分け以上で京都への挑戦権を得ることができる中、互いに1回戦と同じスタメンを並べた両チームの一戦は、序盤から点の奪い合いとなる。するとそのCKで初めて試合が動く。右からキッカーの杉山が左足でクロスを入れると、イヨハがマーカーを振り払いながら頭で合わせ、ネットに突き刺した。
この先制点で熊本が大きく有利に。しかし、岡山戦からの下克上を狙う山形もすぐに取り返す。17分、波状攻撃を仕掛ける中で、山田康太を起点にワンタッチの小気味良いパスワークを展開。南の縦パスをボックス右の半田がダイレクトで後方に落とし、最後は走り込んだ山田康太が左足一閃。ややアウト回転のかかったグラウンダーのシュートがゴール左に決まった。
これで試合は振り出しに。ただ、ここからは同点弾で勢いに乗るアウェイチームが相手を押し込んでく。その中で24分、敵陣でプレッシャーをかけると、南が高い位置でパスを妨害し山田康太が回収。奪った勢いのままゴール方向へ走る南へスルーパスが通り、最後は飛び出してきたGKを冷静に躱すループシュートを流し込み、あっという間に逆転した。
一転して優位に立った山形は、36分にも山田康太が決定機。一方、しばらく劣勢だった熊本も、前半アディショナルタイムに杉山のFKがクロスバーを叩くなど、後半に向けてまだまだ得点の匂いを窺わせる内容となった。
すると試合の折り返しに早速、1点を追う熊本がゴールチャンスを演出。右サイドの三島からグラウンダーのクロスが送られると、ニアで反応した高橋がバックヒールでGKを急襲。ここはゴールとはならなかったが、直後にその高橋が大仕事を果たす。
ダイアゴナルランで平川のスルーパスを呼び込んだ高橋がボックス左で山崎に倒されPKを獲得。これを杉山が決めて、再びホームチームが優位な立場についた。
PK献上に繋がった連携ミスなど、後半から浮き足立つ山形は57分にもバックパスを奪われピンチを招く。61分に状況を変えようと、ディサロと加藤を下げて、岡山戦でゴールをあげたデラトーレとチアゴ・アウベスを投入する。その10分後には、國分に代わり河合も登場する。
すると72分に決定機。左サイドの川井が右足でクロスを送ると、ファーサイドに構えていた河合が滑り込みながら右足で合わせる。しかし、これが惜しくもクロスバー直撃。こぼれ球をデラトーレが拾い右足を振り抜くも、今度はGK佐藤が立ち塞がった。
後半最大のピンチを凌いだ熊本は77分に一挙3枚替えに打って出るなど、徐々に守備にシフト。対して、山形は引き分けでは敗退となってしまうため、死力を尽くして攻撃に出る。
後半のアディショナルタイムは6分。山形は最後にゴール前まで攻め込むが、ファウルで攻撃がストップし万事休す。試合は2-2でタイムアップを迎え、リーグ戦で上位の熊本が京都との入れ替え戦に臨むことになった。
ロアッソ熊本 2-2 モンテディオ山形
【熊本】
イヨハ理ヘンリー(前12)
杉山直宏(後5[PK])
【山形】
山田康太(前17)
南秀仁(前24)
PR
ロアッソ熊本の関連記事
J2の関連記事
|
ロアッソ熊本の人気記事ランキング
1
熊本、相生学院高DF長嶋志歩の2025シーズン加入内定を発表!「皆様に恩返しできるように」
ロアッソ熊本は21日、相生学院高校に在学するDF長嶋志歩(18)の2025シーズン加入内定を発表した。 大阪府出身の長嶋は、ジュニアユース時代までガンバ大阪の下部組織に所属。その後、相生学院高校に進学していた。 来シーズンからプロキャリアをスタートさせることが決まった長嶋は、クラブを通じてコメントしている。 「このたび2025シーズンから加入することになりました、相生学院高等学校の長嶋志歩です。幼い頃からの夢であったプロサッカー選手としてのキャリアをロアッソ熊本という素晴らしいクラブでスタートできることを嬉しく思います」 「また、両親、指導者、チームメイトをはじめとするこれまで自分を支えてくれた皆様に恩返しできるように精一杯頑張ります。ロアッソ熊本のために全力でプレーし、勝利に貢献できるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」 2024.11.21 15:55 Thu2
熊本がGK佐藤優也&FW石川大地と契約更新、控えに回ったベテランと長期離脱のスコアラー
ロアッソ熊本は3日、GK佐藤優也(37)とFW石川大地(27)の契約更新を発表した。 佐藤は市立船橋高校を卒業後にヴァンフォーレ甲府でプロ入りすると、Jリーグの複数クラブを渡り歩き、2021年に熊本に加入。1年目から守護神としてチームのJ2昇格に貢献した。 昨シーズンもJ2で36試合に出場し、躍進するチームを支えたが、3年目の今シーズンはGK田代琉我のサブに回り、1試合の出場にとどまった。 石川は2018年に桐蔭横浜大学からFC岐阜に入団し、その後はアスルクラロ沼津やガイナーレ鳥取でもプレー。今シーズンから熊本に加入した。 5月21日のJ2第17節水戸ホーリーホック戦までは全試合に出場し、当時得点ランキング2位の9ゴールを決めていたが、この試合で右ヒザを負傷。前十字じん帯損傷および外側半月板損傷と診断され、手術を受けていた。 2023.12.03 18:13 Sun3
熊本が38歳ベテランGK佐藤優也と契約更新
ロアッソ熊本は23日、GK佐藤優也(38)との契約更新を発表した。 佐藤は市立船橋高校を卒業後、ヴァンフォーレ甲府でプロ入り。北海道コンサドーレ札幌、ギラヴァンツ北九州、東京ヴェルディ、ジェフユナイテッド千葉とJリーグのクラブを渡り歩き、2021年に熊本に加入した。 加入2年目まで正守護神を務めたベテランだが、3年目からは控えに。4年目の今シーズンは明治安田J2リーグで7試合、YBCルヴァンカップで2試合ゴールマウスを守った。 2024.11.23 13:06 Sat4
熊本が地元出身DF黒木晃平と契約更新、今シーズンは公式戦29試合に出場
ロアッソ熊本は19日、DF黒木晃平(35)との契約更新を発表した。 地元熊本県出身の黒木は、2010年にサガン鳥栖へ加入してプロデビュー。2013年シーズンに熊本へ期限付き移籍で加入すると、2015年に完全移籍へ切り替わってからは一貫して熊本でプレーしている。 今シーズンは明治安田J2リーグ27試合1得点、YBCルヴァンカップ1試合出場、天皇杯1試合出場を記録。J2リーグではスタメン出場16試合となっており、徐々にベンチスタートが多くなりはしたものの、ベテランとしてチームを支えた。 2024.11.19 16:05 Tue5