【CLグループE総括】チェルシー首位通過、ミラン2位通過の順当な結果に

2022.11.04 18:01 Fri
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
グループEは順当な結果となった。チェルシーは開幕2試合こそ躓いたものの、グループ最大のライバルであったミラン相手に連勝を収め、勢いそのままに首位通過。そのミランもチェルシーに連敗を喫したわけだが、他の4試合で3勝1分けの成績を収め、2位で通過することになった。2大会連続の決勝トーナメント進出を目指したザルツブルクや、初のグループステージ突破が悲願だったディナモ・ザグレブは無念の敗退となった。

■グループE順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.チェルシー[13/4/1/1/6]
2.ミラン[10/3/1/2/5]
3.ザルツブルク[6/1/3/2/-4]
4.ディナモ・ザグレブ[4/1/1/4/-7]

◆監督交代が転機に…後半4連勝で首位通過~チェルシー~
Getty Images

チェルシーは初戦のザグレブ戦と第2節のザルツブルク戦は監督交代を挟んだ過渡期にあり、1分け1敗のスロースタートに。だが、第3節でグループ最大のライバルと目されたミランからホームで3-0の快勝を収めると、続く第4節でも敵地で0-2の勝利。一気に首位に躍り出て、第5節のザルツブルク戦の勝利でグループ突破を決めた。そして、最終節では初戦で敗れたザグレブに借りを返すことに成功した。
やはり鍵となったのは監督交代。グループ初戦でザグレブに敗戦を喫した直後、新オーナーはトーマス・トゥヘル監督を解任し、グレアム・ポッター監督を招聘する博打に打って出ると、これが奏功。まだ攻守に課題の多いチームではあるものの、新たな風を取り入れたことが選手らの奮起に繋がり、第3節からの4連勝という結果となって表れた。

見事に首位突破を決めたことで、ラウンド16ではクラブ・ブルージュやフランクフルト、ライプツィヒといった比較的与し易い相手と当たる可能性が高まった。ただ、パリ・サンジェルマンやインテルなど、強豪も少なくない。

◆イタリアの雄が9シーズンぶりの決勝トーナメントへ~ミラン~
Getty Images

11年ぶりのセリエA制覇という実績を携えて挑んだミラン。ザルツブルク、ザグレブとの開幕2試合で1勝1分けの成績を収め好スタートを切ったが、強敵チェルシーには2連敗。現状におけるセリエAとプレミアリーグの差を痛感する結果となった。

それでも、格下と見られたその他2クラブ相手にはほぼ取りこぼすことなく勝ち点を重ねた結果、最終的に勝ち点10を積み上げ2位通過。9シーズンぶりに決勝トーナメントへの切符を掴んだ。

キーマンとなったのは最後の2試合で3ゴールを挙げる活躍を披露したジルーだろう。衰え知らずの36歳は、今大会は全試合で先発出場し、4ゴールをマーク。古巣のチェルシー戦では遠慮がちだったが、とりわけ最終節のザルツブルクとの2位通過をかけた対決では2ゴール2アシストで全得点に絡んだ。

◆新エース負傷で得点力が低下…ELで雪辱狙う~ザルツブルク~
Getty Images

グループEで台風の目になったのはこのザルツブルク。国内9連覇中のオーストリアの絶対王者は、ミランとチェルシーとの開幕2試合を2分けで乗り切ると、第3節でザグレブに勝利し、好位置につけた。

ただ、2勝目が挙げられず迎えた最終節は、前述の通りミランとの2位突破をかけた直接対決に。しかし、第5節でチェルシーに惜敗し事切れたか、その最終節で4失点大敗。初めてCL決勝トーナメントに進んだ昨季から2年連続のベスト16入りを目指したが、今年はヨーロッパリーグに回ることになった。

ザルツブルクは新戦力のフェルナンドの活躍が期待されたが、リーグ戦7試合で4ゴール4アシストのマークしていた新ストライカーは、ケガで第2節以降欠場。今大会でチームが一度も複数得点が挙げられなかったのは、この男の不在が非常に大きかった。

◆悲願の決勝T初進出は叶わず~ディナモ・ザグレブ~
Getty Images

クロアチアの絶対王者は今季も歯が立たずの結果に。チェルシーを破った初戦こそ期待が高まったが、続くミラン戦で敗れると、第2節以降は1分け4敗という成績に終わり、最下位でヨーロッパの舞台を後にすることになった。

その中で、チェルシーに土をつける一発を決めたオルシッチは一人気を吐く存在に。韓国のKリーグでも活躍した29歳はミラン戦でもネットを揺らしたが結果は伴わず。チームはまたしてもグループステージ敗退で、悲願の決勝トーナメント進出は叶わなかった。

関連ニュース
thumb

エンソ・フェルナンデス流出を固辞したベンフィカの抵抗? コバチッチ譲渡を要求していた

チェルシーにアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスを引き抜かれたベンフィカだが、逆にクロアチア代表MFマテオ・コバチッチを要求していたようだ。 カタール・ワールドカップのベストヤングプレイヤーを巡って移籍市場で火花を散らした両クラブ。ベンフィカは頑なに放出を阻止したものの、チェルシーの粘り強い交渉と強烈な資金力を前に屈することに。締め切りギリギリに成立したその取引は、1億2100万ユーロというイギリスの移籍金の最高額を更新することとなった。 ただ、ベンフィカも出来る限り抵抗を試みたようで、ポルトガル『レコルド』によると、コバチッチを引き渡すことを提案したようだ。しかし、相手のスター選手を引き抜こうとする動きとは裏腹に、主力の移籍を固辞。リスボンクラブの要求は全く受け入れてもらえなかったという。 何はともあれ歴史に残るビッグディールとなった今回の移籍。チェルシーは他にもミハイロ・ムドリクに最大1億ユーロの移籍金を投下するなど、今冬だけで総額3億6360万ユーロ(約510億円)もの資金を注ぎ込んでいる。 2023.02.04 16:00 Sat
twitterfacebook
thumb

クロップ&ペップ、チェルシーの派手な動きに何思う? 「彼らが何をしようが…」

チェルシーの今冬補強を巡り、リバプールのユルゲン・クロップ監督とマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がそれぞれ見解を示した。 オーナーが代わって、ようやく上層部の陣容が固まったチェルシーは今冬、途中就任からなかなか調子を掴めずにいるグレアム・ポッター監督を後押ししようと計8選手を獲得。投じた移籍金額は3億2300万ポンド(約510億5000万円)と派手に動いた。 なかでも、粘りに粘ってベンフィカから獲得したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスはイギリス史上最高額となる1億680万ポンド(約168億8000万円)の値に。ポッター監督のマネジメント能力が大いに試されそうだが、贅沢な陣容となった。 そうしたチェルシーの動きに他クラブの監督は何を思うか。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、その件に関する質問が今週末の試合を控えるクロップ監督とグアルディオラ監督に飛び、それぞれがコメントしたという。 クロップ監督は「私は弁護士なしでは何も言わない! いや、冗談だよ」と茶化しながら、素直に外から見ての感想を語りつつ、疑問も口にした。 「何が可能で、何が不可能といったビジネスの部分はわからない。みんな、良い選手だから、その点からすれば、『おめでとう』だ」 「どうしたら、あれが可能なのかわからないが、この件を説明するのは明らかに私じゃない。いずれは彼らがうまくプレーするようになるだろうが、どれほど早くできるかはわからないね」 また、グアルディオラ監督はシティがファイナンシャルフェアプレー(FFP)の調査対象となる補強で他クラブの厳しい目が向いた過去に触れながら、考えを示した。 「プレミアリーグで5番目か、6番目の支出で、我々は5年間で11個のトロフィーと4つのプレミアリーグを手にした。それこそが本当に重要なこと。チェルシーが何をしたのか、他のクラブが何をしたのかは私に関係ない」 「もちろん、我々もチェルシー、アーセナル、リバプール、マンチェスター・ユナイテッドのように良い選手が必要。良い選手がいないと、ここプレミアリーグでも、ヨーロッパでも競っていけない。だから、投資は必要だ」 「今の市場は“すごい”んだ。チェルシーが何をしようが、私に関係ない。ルールがあり、忘れてはならないのは8、9チームがプレミアリーグに(FFP抵触が発覚した2020年にシティを)追放するよう書状を送ったことだ」 2023.02.04 11:15 Sat
twitterfacebook
thumb

チェルシー、今冬の補強完遂後も勝てず…ポッター「攻撃的なチームとしてもっとやりたい」

チェルシーのグレアム・ポッター監督が振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。 3日のプレミアリーグ第22節でフルアムをホームに迎え撃ったチェルシー。今冬に巨額を叩いて獲得したMFエンソ・フェルナンデスにFWミハイロ・ムドリクのほか、移籍が書類不備でとん挫したMFハキム・ツィエクをスタートから送り出したが、0-0のドローに終わった。 これで新年に入ってから、公式戦7試合でわずか1勝(3分け3敗)。リーグ戦では2試合連続の無得点ドローと調子を掴めず、さらに上位との差が広がりそうだが、ポッター監督はポジティブな面も強調しつつ、改善すべき点を口にした。 「試合のスタートからポジティブで良い感覚だったが、クリエイトするための攻撃的なプレーが足りなかった。そこを突き詰めていく必要がある。フルアムはよく守り、よく組織されてもいたよ。そのなかで、我々はケガから復帰したばかりの選手や、新しい選手で繋がりや理解に欠けた。ただ、ポジティブな面もあった。頑張りや、スピリットはあったが、攻撃的なチームとしてもっとやりたいことがある」 今冬のデッドラインデイにベンフィカからイギリス史上最高額の移籍金1億2100万ユーロ(約171億2000万円)で加入して、さっそくデビューのエンソ・フェルナンデスについても触れ、プレーぶりから多くの可能性を感じたようだ。 「素晴らしいプレーをしてくれたと思う。彼のクオリティが見られ、チームにもたらすものもわかったはず。まだ我々と長くいるわけじゃないから、簡単じゃなかっただろうが、ワクワクしたよ」 また、加入後初先発だったが、ハーフタイムに交代したムドリクについては「今週、ずっと風邪をひいていたんだ。60分が限界だと思っていたが、ハーフタイムに足が重く感じたようだ。まだ調整段階だ」と話している。 2023.02.04 09:15 Sat
twitterfacebook
thumb

エンソ・フェルナンデスがデビューのチェルシー、フルアムとのウェストロンドン・ダービーはゴールレスドロー《プレミアリーグ》

チェルシーは3日、プレミアリーグ第22節でフルアムをホームに迎え、0-0で引き分けた。 前節リバプール戦をゴールレスドローで終えた10位チェルシー(勝ち点29)は、エンソ・フェルナンデスが先発デビュー。[4-3-3]で臨んだ。 7位フルアム(勝ち点31)とのウェストロンドン・ダービー。ハヴァーツ、ムドリク、ツィエクの3トップ、中盤アンカーにエンソ・フェルナンデスを据える形でスタートしたチェルシー。 そのチェルシーがボールを握る展開で立ち上がったが、自陣に引くフルアムを崩しきれない状況が続いた。 すると25分、アンドレアス・ペレイラにミドルシュートでGKケパを強襲されると、ここからフルアムの攻守の切り替えの鋭さの前にペースを持っていかれてしまう。 前半終了間際の追加タイム2分、ようやくチェルシーに先制のビッグチャンス。ツィエクの浮き球スルーパスに抜け出したハヴァーツがボックス内へ。飛び出したGKを見てループシュートを狙ったがバーに嫌われ、前半をゴールレスで終えた。 迎えた後半、ムドリクに代えてマドゥエケを投入したチェルシーだったが、やはり攻めあぐねる状況が続く。 そこで60分、ツィエクに代えて負傷明けのスターリングを投入。しかし、流れを変えられずにいると71分にはミトロビッチにロングシュートでゴールを脅かされてしまう。 その後、エンソ・フェルナンデスやギャラガーのミドルシュートでゴールに迫ったチェルシーは79分にビッグチャンス。途中出場のフォファナが浮き球パスに抜け出し、飛び出してきたGKレノをかわしてシュート。だが、懸命にゴール前へ戻ったリームの好ブロックに阻まれてしまった。 結局、試合終了間際のスターリングのループシュートはGKレノにキャッチされたチェルシーはゴールを割れずに2戦連続0-0に終わった。 2023.02.04 06:54 Sat
twitterfacebook
thumb

チェルシーがCLノックアウトラウンド登録メンバー発表、オーバメヤンが選外

チェルシーは3日、チャンピオンズリーグ・ノックアウトラウンドの登録メンバーを発表した。 決勝トーナメント1回戦に進出しているチェルシーは15日にドルトムントとの1stレグを控える。グレアム・ポッター体制下で出番の少ないFWピエール=エメリク・オーバメヤンが選外となった。 その他、1月に獲得したDFブノワ・バディアシルも新戦力の登録制限により選外となっている。 一方でMFエンソ・フェルナンデス、FWジョアン・フェリックス、FWミハイロ・ムドリクの3選手が登録された。 また、パリ・サンジェルマンへの移籍が直前で破談となったMFハキム・ツィエクだが、前述のように新戦力の登録選手が3名までという規定により、メンバー登録されている。 2023.02.04 06:00 Sat
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly