【CLグループE総括】チェルシー首位通過、ミラン2位通過の順当な結果に

2022.11.04 18:01 Fri
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グループEは順当な結果となった。チェルシーは開幕2試合こそ躓いたものの、グループ最大のライバルであったミラン相手に連勝を収め、勢いそのままに首位通過。そのミランもチェルシーに連敗を喫したわけだが、他の4試合で3勝1分けの成績を収め、2位で通過することになった。2大会連続の決勝トーナメント進出を目指したザルツブルクや、初のグループステージ突破が悲願だったディナモ・ザグレブは無念の敗退となった。

■グループE順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.チェルシー[13/4/1/1/6]
2.ミラン[10/3/1/2/5]
3.ザルツブルク[6/1/3/2/-4]
4.ディナモ・ザグレブ[4/1/1/4/-7]

◆監督交代が転機に…後半4連勝で首位通過~チェルシー~
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チェルシーは初戦のザグレブ戦と第2節のザルツブルク戦は監督交代を挟んだ過渡期にあり、1分け1敗のスロースタートに。だが、第3節でグループ最大のライバルと目されたミランからホームで3-0の快勝を収めると、続く第4節でも敵地で0-2の勝利。一気に首位に躍り出て、第5節のザルツブルク戦の勝利でグループ突破を決めた。そして、最終節では初戦で敗れたザグレブに借りを返すことに成功した。
やはり鍵となったのは監督交代。グループ初戦でザグレブに敗戦を喫した直後、新オーナーはトーマス・トゥヘル監督を解任し、グレアム・ポッター監督を招聘する博打に打って出ると、これが奏功。まだ攻守に課題の多いチームではあるものの、新たな風を取り入れたことが選手らの奮起に繋がり、第3節からの4連勝という結果となって表れた。

見事に首位突破を決めたことで、ラウンド16ではクラブ・ブルージュやフランクフルト、ライプツィヒといった比較的与し易い相手と当たる可能性が高まった。ただ、パリ・サンジェルマンやインテルなど、強豪も少なくない。

◆イタリアの雄が9シーズンぶりの決勝トーナメントへ~ミラン~
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11年ぶりのセリエA制覇という実績を携えて挑んだミラン。ザルツブルク、ザグレブとの開幕2試合で1勝1分けの成績を収め好スタートを切ったが、強敵チェルシーには2連敗。現状におけるセリエAとプレミアリーグの差を痛感する結果となった。

それでも、格下と見られたその他2クラブ相手にはほぼ取りこぼすことなく勝ち点を重ねた結果、最終的に勝ち点10を積み上げ2位通過。9シーズンぶりに決勝トーナメントへの切符を掴んだ。

キーマンとなったのは最後の2試合で3ゴールを挙げる活躍を披露したジルーだろう。衰え知らずの36歳は、今大会は全試合で先発出場し、4ゴールをマーク。古巣のチェルシー戦では遠慮がちだったが、とりわけ最終節のザルツブルクとの2位通過をかけた対決では2ゴール2アシストで全得点に絡んだ。

◆新エース負傷で得点力が低下…ELで雪辱狙う~ザルツブルク~
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グループEで台風の目になったのはこのザルツブルク。国内9連覇中のオーストリアの絶対王者は、ミランとチェルシーとの開幕2試合を2分けで乗り切ると、第3節でザグレブに勝利し、好位置につけた。

ただ、2勝目が挙げられず迎えた最終節は、前述の通りミランとの2位突破をかけた直接対決に。しかし、第5節でチェルシーに惜敗し事切れたか、その最終節で4失点大敗。初めてCL決勝トーナメントに進んだ昨季から2年連続のベスト16入りを目指したが、今年はヨーロッパリーグに回ることになった。

ザルツブルクは新戦力のフェルナンドの活躍が期待されたが、リーグ戦7試合で4ゴール4アシストのマークしていた新ストライカーは、ケガで第2節以降欠場。今大会でチームが一度も複数得点が挙げられなかったのは、この男の不在が非常に大きかった。

◆悲願の決勝T初進出は叶わず~ディナモ・ザグレブ~
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クロアチアの絶対王者は今季も歯が立たずの結果に。チェルシーを破った初戦こそ期待が高まったが、続くミラン戦で敗れると、第2節以降は1分け4敗という成績に終わり、最下位でヨーロッパの舞台を後にすることになった。

その中で、チェルシーに土をつける一発を決めたオルシッチは一人気を吐く存在に。韓国のKリーグでも活躍した29歳はミラン戦でもネットを揺らしたが結果は伴わず。チームはまたしてもグループステージ敗退で、悲願の決勝トーナメント進出は叶わなかった。



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