スパーズが劇的逆転勝利で土壇場の首位通過! 善戦マルセイユは最下位での敗退に…《CL》
2022.11.02 07:22 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)グループD最終節、マルセイユvsトッテナムが1日にスタッド・ヴェロドロームで行われ、アウェイのトッテナムが1-2で逆転勝利した。
ホームの大歓声を後押しに逆転突破に勝ちが必要なマルセイユがリスクを冒して前に出る。開始3分にはボックス手前左でボールを持ったアリの右足アウトを使った正確なクロスにゴール前のサンチェスが反応するが、このヘディングシュートはわずかに枠の右へ外れる。
その後、負傷明けのバイリーがピッチに座り込み、10分にジゴのスクランブル投入を余儀なくされたホームチームだが、これに動揺することなくサイドを起点に押し込む戦いを継続。19分にはボックス中央で足元にパスを受けたサンチェスが鋭い反転シュートでGKロリスにファインセーブを強いる。
前半半ばから終盤にかけてもマルセイユが優勢に試合を進める。ヴェレトゥの決定機がGKロリスの好守に阻まれるなど、最後のところでうまくいかないが、7分が加えられた前半アディショナルタイムにスコアを動かす。
前半アディショナルタイム2分、右CKのショートコーナーからヴェレトゥが鋭いクロスを供給すると、ファーサイドで完全にフリーとなったムベンバが強烈なヘディングシュートをゴール左隅に突き刺した。
引き分け狙いにもとれる消極的な戦い方が続いた中、前半終了間際に最悪な失点を喫したトッテナムは、ハーフタイム直前にケインのミドルシュート、セットプレーの二次攻撃からホイビュアと続けてフィニッシュへ持ち込むが、1点ビハインドでの折り返しとなった。
決勝トーナメント進出が懸かった試合とは思えない覇気のない戦いに終始したトッテナムは、セセニョンを下げてエメルソンをハーフタイム明けに投入。立ち上がりから攻守両面でギアを上げ、リスクを冒した攻めでゴールを目指す。
すると、54分にはケインの身体を張ったプレーで相手陣内左サイドでFKを獲得。ここでキッカーのペリシッチが左足で正確なボールをゴール前へ送ると、ロニエとの競り合いを完璧に制したラングレが渾身のヘディングシュートを右隅へ叩き込み、値千金の加入後初ゴールとした。
これで1-1のイーブンに戻った試合はよりオープンな展開に。逆転突破にゴールが必要となったマルセイユが、よりリスクを冒して前に出ると、トッテナムも前半とは打って変わってロングカウンターで相手を引っくり返す場面を幾度も作り出す。その中でアウェイチームは右サイドのエメルソン、ルーカスを起点に際どいクロスを幾度か入れるが、最後のところでケインらに合わない。
その後、マルセイユは70分を過ぎて3枚替えを敢行。ウンデル、コラシナツ、カボレを投入し、4バックに変更。さらに、83分には中盤を削ってルイス・スアレスをピッチへ送り込んだ。
後半終盤にかけては互いに運動量の低下が顕著となり、行ったり来たりのカウンターの応酬が続く。その中でトッテナムは80分過ぎにホイビュア、ケインに、マルセイユはサンチェス、コラシナツにビッグチャンスが訪れる。だが、いずれの決定機もクロスバーや相手の好守に阻まれて1-1のスコアが維持される。
4分が加えられたアディショナルタイムでも死闘を繰り広げる両者だったが、直近のボーンマス戦同様にトッテナムが最後の最後に底力を発揮した。
ラストプレーとなった95分に相手のパスを自陣で引っかけてカウンターを発動。ハーフウェイライン付近で粘ったケインから右サイドでスペースに走り込むホイビュアにラストパスが通る。すると、驚異のスタミナでそのままボックス右に持ち込んだデンマーク代表MFが決して簡単ではない右足のシュートをファーポストの完璧なコースに突き刺した。
同時刻開催で先に試合を終えたフランクフルトが勝利したことで首位通過に勝利が必要だった中、このラストプレー弾によってトッテナムは決勝トーナメント進出と共に首位通過まで達成することに。一方、善戦も敗れたマルセイユは最下位での敗退となった。
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スポルティングCP相手の連勝で一時2位に浮上したマルセイユ(勝ち点6)だが、前節のフランクフルト戦に敗れて最下位に転落した。2ポイント差の首位チーム相手の勝利で逆転での決勝トーナメント進出が可能となるホームでの大一番では、前回対戦をサスペンションで欠場したアレクシス・サンチェスを始めヌーノ・タヴァレス、ゲンドゥージと元アーセナルの選手がスタメンに名を連ねた。一方、トッテナム(勝ち点8)は前節、スポルティング相手に試合終了間際のケインの逆転ゴールが取り消され1-1のドローに終わり、決勝トーナメント進出はお預けに。それでも、この最終節を引き分け以上で突破を決められる優位な状況で迎えた。直近のボーンマス戦を劇的な3-2の逆転勝利で飾り、4試合ぶりの白星を手にしたコンテのチームは先発4人を変更。ダビンソン・サンチェス、エメルソン、ビスマ、スキップに代えてダイアー、ペリシッチ、ベンタンクール、ルーカス・モウラを起用。[3-4-3]の布陣に変更。なお、コンテ監督は前節の退席処分で不在となり、副官ステッリーニがピッチサイドで指揮を執ることになった。その後、負傷明けのバイリーがピッチに座り込み、10分にジゴのスクランブル投入を余儀なくされたホームチームだが、これに動揺することなくサイドを起点に押し込む戦いを継続。19分にはボックス中央で足元にパスを受けたサンチェスが鋭い反転シュートでGKロリスにファインセーブを強いる。
一方、立ち上がりから後ろ重心のトッテナムは相手を引き込んでのロングカウンターを狙うものの、自陣でボールを奪っても相手のカウンタープレスに嵌る場面が多く前線の選手も守備に追われる。そういった中、25分過ぎにはDFムベンバとの接触で頭部を打ったソン・フンミンが脳震とうでプレー続行不可能となり、29分にビスマをスクランブル投入。[3-5-2]への変更を余儀なくされる。
前半半ばから終盤にかけてもマルセイユが優勢に試合を進める。ヴェレトゥの決定機がGKロリスの好守に阻まれるなど、最後のところでうまくいかないが、7分が加えられた前半アディショナルタイムにスコアを動かす。
前半アディショナルタイム2分、右CKのショートコーナーからヴェレトゥが鋭いクロスを供給すると、ファーサイドで完全にフリーとなったムベンバが強烈なヘディングシュートをゴール左隅に突き刺した。
引き分け狙いにもとれる消極的な戦い方が続いた中、前半終了間際に最悪な失点を喫したトッテナムは、ハーフタイム直前にケインのミドルシュート、セットプレーの二次攻撃からホイビュアと続けてフィニッシュへ持ち込むが、1点ビハインドでの折り返しとなった。
決勝トーナメント進出が懸かった試合とは思えない覇気のない戦いに終始したトッテナムは、セセニョンを下げてエメルソンをハーフタイム明けに投入。立ち上がりから攻守両面でギアを上げ、リスクを冒した攻めでゴールを目指す。
すると、54分にはケインの身体を張ったプレーで相手陣内左サイドでFKを獲得。ここでキッカーのペリシッチが左足で正確なボールをゴール前へ送ると、ロニエとの競り合いを完璧に制したラングレが渾身のヘディングシュートを右隅へ叩き込み、値千金の加入後初ゴールとした。
これで1-1のイーブンに戻った試合はよりオープンな展開に。逆転突破にゴールが必要となったマルセイユが、よりリスクを冒して前に出ると、トッテナムも前半とは打って変わってロングカウンターで相手を引っくり返す場面を幾度も作り出す。その中でアウェイチームは右サイドのエメルソン、ルーカスを起点に際どいクロスを幾度か入れるが、最後のところでケインらに合わない。
その後、マルセイユは70分を過ぎて3枚替えを敢行。ウンデル、コラシナツ、カボレを投入し、4バックに変更。さらに、83分には中盤を削ってルイス・スアレスをピッチへ送り込んだ。
後半終盤にかけては互いに運動量の低下が顕著となり、行ったり来たりのカウンターの応酬が続く。その中でトッテナムは80分過ぎにホイビュア、ケインに、マルセイユはサンチェス、コラシナツにビッグチャンスが訪れる。だが、いずれの決定機もクロスバーや相手の好守に阻まれて1-1のスコアが維持される。
4分が加えられたアディショナルタイムでも死闘を繰り広げる両者だったが、直近のボーンマス戦同様にトッテナムが最後の最後に底力を発揮した。
ラストプレーとなった95分に相手のパスを自陣で引っかけてカウンターを発動。ハーフウェイライン付近で粘ったケインから右サイドでスペースに走り込むホイビュアにラストパスが通る。すると、驚異のスタミナでそのままボックス右に持ち込んだデンマーク代表MFが決して簡単ではない右足のシュートをファーポストの完璧なコースに突き刺した。
同時刻開催で先に試合を終えたフランクフルトが勝利したことで首位通過に勝利が必要だった中、このラストプレー弾によってトッテナムは決勝トーナメント進出と共に首位通過まで達成することに。一方、善戦も敗れたマルセイユは最下位での敗退となった。
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“ペップ史上”をさらに更新の公式戦5連敗…「今はかなり脆いと言える」「こんなにも負け込むのに慣れていない」
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