今季最多3失点も“MMN”揃い踏みのPSGが公式戦4連勝! 週明けユーベ戦に弾み《リーグ・アン》
2022.10.30 02:02 Sun
リーグ・アン第13節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsトロワが29日にパルク・デ・プランスで行われ、ホームのPSGが4-3で逆転勝利した。
開幕から12戦無敗を継続する首位のPSGは、マルセイユとのル・クラスィクの勝利からアジャクシオ、チャンピオンズリーグ(CL)のマッカビ・ハイファ戦と直近の3連続ドローから3連勝と一時の不振から脱却。イスラエル王者との一戦では今季最多7ゴールを奪っての圧勝で、グループリーグ突破を決めた。
週明けにグループリーグ首位通過が懸かるユベントス戦を控える中、11位のトロワ相手に景気づけの勝利を目指した。CLからは先発4人を入れ替え、負傷明けのキンペンベがムキエレと共にディフェンスラインに入り、中盤はファビアン・ルイスとレナト・サンチェスに代えてヴェッラッティとソレールが起用された。
格下相手に油断があったか、PSGは開始早々に失点を喫する。3分、右サイドを完璧に崩されてコンテに折り返しを許すと、ロニー・ロペスのシュートは何とかブロックするが、そのこぼれ球をマイナスに落とされてママ・バルデに強烈な右足のボレーシュートを叩き込まれた。
失点以降もしばらくはなかなかリズムを掴めず、相手のカウンターに晒されたホームチームだが、時間の経過と共にボールの主導権を握って押し込む形を作り出す。
前半半ばの同点ゴールによって落ち着いて試合を運べるようになったPSGは、ボールを動かしながら無理をすることなく相手陣内で試合を進めていく。その流れでメッシとネイマールの仕掛けやパスをスイッチに際どいシーンを作り出したが、最後の局面で粘る相手の守備を前に逆転ゴールを奪うことはできなかった。
すると、PSGは後半も入りに失敗してしまう。52分、再び右サイドを破られてオドベールからゴール前のママ・バルデの足元にグラウンダーの折り返しを入れられると、これを見事な右足の反転シュートで流し込まれた。
これで再び追う展開となったPSGだが、失点からわずか3分後に圧倒的な個の力で追いつく。55分、ボックス付近での細かいパス交換からバイタルエリアで一瞬浮いたメッシにセルヒオ・ラモスからパスが繋がる。ここでアルゼンチン代表FWが豪快に左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅を射抜いた。
このメッシのゴラッソでスタジアムの空気を一変させると、62分には中盤に落ちてボールを引き出したメッシが絶妙な動き出しでディフェンスラインと駆け引きしたネイマールへ針の穴を通すかのような絶妙なスルーパスを供給。そのままボックス内に抜け出したブラジル代表FWが右足の鋭いシュートをゴール左隅へ突き刺し、逆転に成功した。
この試合初めてリードを手にしたPSGは、ここから余裕を持ったプレーを見せ、再三の超絶技巧でムバッペらが決定機に絡んでいく。そして、77分には相手DFとGKの連携ミスを突いたソレールがボックス内でGKガロンのファウルを誘ってPKを獲得。これをキッカーのムバッペがきっちり左隅へ決めて“MMN”揃い踏みに。
その後、レナト・サンチェスやヌーノ・メンデスの投入で試合をクローズに懸かる中、88分には相手のセットプレーの二次攻撃からパラベルサにゴールを決められて今季最多3失点目を喫する。それでも、ムバッペの決勝点を最後まで守り切って4-3の勝利。
格下相手に守備面で緩さを見せながらも圧倒的な攻撃力で打ち勝ったガルティエのチームは開幕からの無敗を継続すると共に、週明けのユベントス戦に弾みを付けている。
開幕から12戦無敗を継続する首位のPSGは、マルセイユとのル・クラスィクの勝利からアジャクシオ、チャンピオンズリーグ(CL)のマッカビ・ハイファ戦と直近の3連続ドローから3連勝と一時の不振から脱却。イスラエル王者との一戦では今季最多7ゴールを奪っての圧勝で、グループリーグ突破を決めた。
週明けにグループリーグ首位通過が懸かるユベントス戦を控える中、11位のトロワ相手に景気づけの勝利を目指した。CLからは先発4人を入れ替え、負傷明けのキンペンベがムキエレと共にディフェンスラインに入り、中盤はファビアン・ルイスとレナト・サンチェスに代えてヴェッラッティとソレールが起用された。
失点以降もしばらくはなかなかリズムを掴めず、相手のカウンターに晒されたホームチームだが、時間の経過と共にボールの主導権を握って押し込む形を作り出す。
そして、幾つかの決定機を経て迎えた24分には中央での細かいパス交換で相手守備の視線を引き付けると、絶妙なタイミングでゴール前のスペースに飛び出したソレールにネイマールから完璧なスルーパスが通る。ここで左に持ち出してGKをかわしたスペイン代表MFのシュートがゴールネットを揺らした。
前半半ばの同点ゴールによって落ち着いて試合を運べるようになったPSGは、ボールを動かしながら無理をすることなく相手陣内で試合を進めていく。その流れでメッシとネイマールの仕掛けやパスをスイッチに際どいシーンを作り出したが、最後の局面で粘る相手の守備を前に逆転ゴールを奪うことはできなかった。
すると、PSGは後半も入りに失敗してしまう。52分、再び右サイドを破られてオドベールからゴール前のママ・バルデの足元にグラウンダーの折り返しを入れられると、これを見事な右足の反転シュートで流し込まれた。
これで再び追う展開となったPSGだが、失点からわずか3分後に圧倒的な個の力で追いつく。55分、ボックス付近での細かいパス交換からバイタルエリアで一瞬浮いたメッシにセルヒオ・ラモスからパスが繋がる。ここでアルゼンチン代表FWが豪快に左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅を射抜いた。
このメッシのゴラッソでスタジアムの空気を一変させると、62分には中盤に落ちてボールを引き出したメッシが絶妙な動き出しでディフェンスラインと駆け引きしたネイマールへ針の穴を通すかのような絶妙なスルーパスを供給。そのままボックス内に抜け出したブラジル代表FWが右足の鋭いシュートをゴール左隅へ突き刺し、逆転に成功した。
この試合初めてリードを手にしたPSGは、ここから余裕を持ったプレーを見せ、再三の超絶技巧でムバッペらが決定機に絡んでいく。そして、77分には相手DFとGKの連携ミスを突いたソレールがボックス内でGKガロンのファウルを誘ってPKを獲得。これをキッカーのムバッペがきっちり左隅へ決めて“MMN”揃い踏みに。
その後、レナト・サンチェスやヌーノ・メンデスの投入で試合をクローズに懸かる中、88分には相手のセットプレーの二次攻撃からパラベルサにゴールを決められて今季最多3失点目を喫する。それでも、ムバッペの決勝点を最後まで守り切って4-3の勝利。
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