酒井宣福の復活ゴール、永井謙佑の古巣ゴールで名古屋がホーム最終戦でFC東京に勝利【明治安田J1第33節】

2022.10.29 17:40 Sat
29日、明治安田生命J1リーグ第33節の名古屋グランパスvsFC東京が豊田スタジアムで行われ、2-1で名古屋が勝利した。

名古屋がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を得られる3位を目指すFC東京を迎えた一戦。名古屋は前節から2名を変更。レオ・シルバ、内田に代えて、永木、酒井が起用された。

対するFC東京は3名を変更。中村、ディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトンが外れ、長友、ルイス・フェリッピ、レアンドロが起用された。
ホーム最終戦となった名古屋が立ち上がりから積極的にプレー。まずは3分、FKからのクロスをファーサイドで藤井が折り返すと、永井がフリーでシュート。しかし、GKヤクブ・スウォビィクが素晴らしい反応でセーブする。

それでも10分、ボックス左からのFK。永木のクロスをニアサイドで永井がフリック。これに酒井が詰めると、GKヤクブ・スウォビィクが触るも、ゴールラインを超え、名古屋が先制する。酒井は長期離脱からの復帰後、初ゴールを決めた。
先制を許したFC東京は攻勢を見せるも、決定機を迎えられず。それでも36分にボックス手前でFKを獲得。これをレアンドロが直接狙うが、コースは甘くGKランゲラックがセーブ。38分には、ボックス左からバングーナガンデ 佳史扶がクロスを入れると、ルイス・フェリッピが合わせるが、ネットは揺らせない。

1-0で名古屋がリードして迎えた後半、FC東京は早々にスコアを動かす。左サイドを仕掛けるとクロスを名古屋DFがクリア。しかし、これを拾った木本がDFに寄せられながらもミドルシュートを叩き込み、同点に。古巣相手のゴールとなった。

1-1となると名古屋は53分、相馬からのクロスをファーサイドで永井が落とすと、最後はマテウス・カストロがシュートも蒸してしまう。

FC東京は66分、塚川が縦パスを入れると、走り込みながら受けた松木がボックス内で右足シュート。しかし、これはGKランゲラックにセーブされる。

FC東京が押し込み始めていた中で69分、名古屋は素早いリスタートから右サイドに抜けた森下がボックス右からグラウンダーのクロス。これがゴール方向に飛ぶもGKヤクブ・スウォビィクがセーブ。ただ、こぼれ球を永井が押し込み古巣相手にゴール。名古屋が勝ち越しに成功する。

その後は、互いに得点を奪えずに2-1のまま終了。名古屋はホーム最終戦で勝利。FC東京の3位入りの夢は潰えた。

名古屋グランパス 2-1 FC東京
【名古屋】
酒井宣福(前10)
永井謙佑(後24)
【FC東京】
木本恭生(後4)

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