【ブンデス第12節プレビュー】絶好調鎌田がドルトムントと対戦

2022.10.29 07:00 Sat
Getty Images
前節は公式戦連発のMF遠藤擁するシュツットガルトがドルトムントと対戦。結果は5-0でドルトムントが圧勝する形となった。上位陣では首位ウニオン・ベルリンが最下位に沈んでいたボーフムに敗戦。一方でバイエルンがホッフェンハイムとの上位対決を制し、ウニオンに1ポイント差に迫った。迎える第12節、チャンピオンズリーグ2戦連発とした絶好調のMF鎌田がドルトムントと対戦する。

前節ボルシアMG戦をMFリンドストロームのドッペルパックなどの活躍で快勝とし4位に浮上した4位フランクフルト(勝ち点20)は、水曜に行われたCLマルセイユ戦では鎌田がCL2試合連続となるゴールを挙げて勝利に導き、最終節に突破の望みをつないだ。上向きのチーム状態の中、強豪ドルトムント相手にもインパクトを残せるか。

一方、MFベリンガムのドッペルパックでシュツットガルトに5発圧勝とした5位ドルトムント(勝ち点19)は、火曜に行われたCLマンチェスター・シティ戦ではGKコベルのPKストップもあって両者思惑通りのドローとし、決勝トーナメント進出を決めた。CLが一段落した中、躍動している若手攻撃陣がフランクフルト戦でも火を噴くか。
そして今節は最下位シャルケ(勝ち点6)と3位フライブルク(勝ち点21)の日本人対決が行われる。シャルケは前節、クラマー監督が解任された中、コーチのレイス氏が指揮を執って迎えたヘルタ・ベルリン戦を敗戦。引き続きフル出場したDF吉田だったが、2失点でチームは敗戦となった。厳しい状態が続くが、ディフェンスリーダーとして責務を果たせるか。

一方、フライブルクは前節、MF堂安が後半から出場した中、前半序盤に10人となっていたブレーメンにしっかりと勝利。バイエルン戦大敗を払拭した。堂安が吉田が統率するシャルケ守備陣をいかに攻略するかが見ものだ。
前節ホッフェンハイム戦では好調のFWチュポ=モティング弾で勝利し、首位ウニオンに肉薄した2位バイエルン(勝ち点22)は6位マインツ(勝ち点18)とのホーム戦に臨む。水曜に行われたCLバルセロナ戦では直前に敗退が決まった相手に対してしっかりと勝利。容赦ない強さを見せ付けた勢いを持続したい。

ドルトムントに惨敗した16位シュツットガルト(勝ち点8)は12位アウグスブルク(勝ち点14)とのホーム戦に臨む。ドルトムント戦では手も足も出ない状態だったが、切り替えることはできるか。遠藤の攻守に渡る活躍が求められる。

首位ウニオン(勝ち点23)は9位ボルシアMG(勝ち点16)とのホーム戦に臨む。前節ボーフム戦では不覚を取ったウニオン。今節は仕掛けてくることが予想されるボルシアMGが相手だけに好相性な予感。ここはしっかりと勝って首位キープとしたい。

◆ブンデスリーガ第12節
▽10/28(金)
ブレーメン 1-0 ヘルタ・ベルリン

▽10/29(土)
《22:30》
シュツットガルトvsアウグスブルク
ヴォルフスブルクvsボーフム
バイエルンvsマインツ
ライプツィヒvsレバークーゼン
《25:30》
フランクフルトvsドルトムント

▽10/30(日)
《23:30》
ウニオン・ベルリンvsボルシアMG
《25:30》
シャルケvsフライブルク
《27:30》
ケルンvsホッフェンハイム

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