スパーズvsスポルティングはケインのラストプレー弾取り消しで劇的ドロー! 守田英正は負傷交代に…《CL》
2022.10.27 06:14 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)グループD第5節、トッテナムvsスポルティングCPが26日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。なお、スポルティングのMF守田英正は61分までプレーした。
一方、2試合連続で前半に退場者を出したマルセイユ(勝ち点6)との連戦を連敗で終え、グループ首位から3位に転落したスポルティング(勝ち点6)。逆転突破へ勝利必須の首位チームとのアウェイゲームでは守田や古巣対戦のエドワーズ、トリンコンらがスタメンに名を連ねた。
互いに慎重な入りを見せた中、序盤はカウンターやセットプレーで散発的に相手ゴールを目指す形が目立つ。その流れでコアテスのセットプレーからのヘディングシュート、右クロスからゴール前のパウリーニョのワンタッチシュートと、よりフィニッシュまで持ち込んだスポルティングが先手を奪う。
22分、相手陣内中央でルーズボールを回収したエドワーズがDFを外してそのままボックス付近まで前進。味方のボックス内へのランニングをオトリにペナルティアーク付近で得意の左足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール右隅に突き刺さった。
ビハインドを背負いながらもプレスに思い切り、強度を欠くトッテナムは、なかなか良い形でボールを奪えず。また、攻撃も動き出しやポジショニングの精度が悪くリズムを出せない。38分にはペリシッチ、ケイン、ソン・フンミンと良い形でボールを繋いでようやく最初の枠内シュートへ持ち込むが、あとが続かない。
スポルティングの1点リードで折り返した後半は、闘将からハーフタイムに激しい檄が飛んだか、トッテナムが攻守のギアを一気に上げて完全に落ち込む形に。52分には左CKの流れから古巣対戦のダイアーの反転ボレーシュート、直後にロメロのシュートと波状攻撃でゴールに迫る。
一方、後半は自陣で耐える時間が続くスポルティングでは守田にアクシデントが発生。左ふくらはぎを痛めた日本代表MFは61分にマテウス・フェルナンデスとの交代でピッチを後にした。
前半とは打って変わってハーフコートゲームを展開するトッテナムは69分にビッグチャンス。左サイドのペリシッチが入れた正確なクロスをボックス右で収めたドハーティがすかさず左足のシュート。これがニア下へ向かうが、GKアダンの好守に遭う。
何とか押し切りたいコンテ監督は71分、ドハーティを下げてブライアン・ヒルを投入。ルーカスを右ウイングバックに移す攻撃的な形にシフト。これに対してアモリム監督は前線を削ってセンターバックのサン・ユステを投入し、完全に逃げ切りを意識した戦い方にシフト。
互いの選手交代によって試合に動きが出始めると、ここまで防戦一方だったスポルティングに続けて決定機。カウンターからナジーニョ、ポロに続けて決定機も、ここはGKロリスのビッグセーブに阻まれる。
守護神のビッグプレーで難を逃れたトッテナムはこの直後にようやく攻撃陣が応える。80分、右CKの場面でキッカーのペリシッチが左足インスウィングで入れたボールをゴール前でGKアダンに競り勝ったベンタンクールがヘディングで流し込んだ。
この同点ゴールで完全に勢いに乗ったトッテナムは、畳みかける攻めで逆転ゴールを目指す。そして、厚みのある攻めからダイアーに続けてビッグチャンスが訪れるが、エドワーズのように古巣のゴールへシュートを流し込めない。
その後、5分が加えられた後半アディショナルタイムには大きなドラマが待っていた。95分、ペリシッチが左サイドから上げたクロスをボックス右でフリーのエメルソンが頭で折り返す。これがナジーニョに当たってゴール前にこぼれると、ケインがすかさず右足でゴールに蹴り込む。エースの劇的逆転ゴールかに思われたが、VARのレビューが入ると、非常に微妙な判定ながらもケインのオフサイドが取られてゴール取り消しに。
この判定に激高したコンテ監督が主審への暴言でレッドカードを掲示される後味の悪い形での幕引きとなった一戦は、1-1のドロー決着。この結果、トッテナムは今節での突破を逃したが、グループ首位をキープしてマルセイユとの敵地での最終節に臨むことに。
一方、辛くも敗戦回避のスポルティングは2位をキープしてフランクフルトとのホームでの最終節を迎えることになった。
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トッテナム(勝ち点7)はフランクフルト(勝ち点4)とのタフな連戦を1勝1分けで終え、混戦のグループDで首位に浮上。ただ、過密日程と負傷者に悩まされるチームは直近のリーグ戦で今季初の連敗と調子は下降気味だ。勝利で最終節を残しての決勝トーナメント進出が決まる重要な一戦では、1-2で敗れたニューカッスル戦から先発6人を変更。負傷明けのホイビュア、ロメロが復帰したほか、ルーカス・モウラが今季初先発を飾り、並びを[3-4-3]に変更した。互いに慎重な入りを見せた中、序盤はカウンターやセットプレーで散発的に相手ゴールを目指す形が目立つ。その流れでコアテスのセットプレーからのヘディングシュート、右クロスからゴール前のパウリーニョのワンタッチシュートと、よりフィニッシュまで持ち込んだスポルティングが先手を奪う。
22分、相手陣内中央でルーズボールを回収したエドワーズがDFを外してそのままボックス付近まで前進。味方のボックス内へのランニングをオトリにペナルティアーク付近で得意の左足を振り抜くと、低い弾道のシュートがゴール右隅に突き刺さった。
エドワーズの恩返し弾で均衡が破れた試合は、以降もアウェイチームがペースを握る。守備ではミドルプレスの形で中央の危険なエリアをケアしつつ、攻撃では相手の緩いプレスを冷静に外して、エドワーズやトリンコンのキープ力を生かしたカウンターで相手を引っくり返す場面も作り出す。
ビハインドを背負いながらもプレスに思い切り、強度を欠くトッテナムは、なかなか良い形でボールを奪えず。また、攻撃も動き出しやポジショニングの精度が悪くリズムを出せない。38分にはペリシッチ、ケイン、ソン・フンミンと良い形でボールを繋いでようやく最初の枠内シュートへ持ち込むが、あとが続かない。
スポルティングの1点リードで折り返した後半は、闘将からハーフタイムに激しい檄が飛んだか、トッテナムが攻守のギアを一気に上げて完全に落ち込む形に。52分には左CKの流れから古巣対戦のダイアーの反転ボレーシュート、直後にロメロのシュートと波状攻撃でゴールに迫る。
一方、後半は自陣で耐える時間が続くスポルティングでは守田にアクシデントが発生。左ふくらはぎを痛めた日本代表MFは61分にマテウス・フェルナンデスとの交代でピッチを後にした。
前半とは打って変わってハーフコートゲームを展開するトッテナムは69分にビッグチャンス。左サイドのペリシッチが入れた正確なクロスをボックス右で収めたドハーティがすかさず左足のシュート。これがニア下へ向かうが、GKアダンの好守に遭う。
何とか押し切りたいコンテ監督は71分、ドハーティを下げてブライアン・ヒルを投入。ルーカスを右ウイングバックに移す攻撃的な形にシフト。これに対してアモリム監督は前線を削ってセンターバックのサン・ユステを投入し、完全に逃げ切りを意識した戦い方にシフト。
互いの選手交代によって試合に動きが出始めると、ここまで防戦一方だったスポルティングに続けて決定機。カウンターからナジーニョ、ポロに続けて決定機も、ここはGKロリスのビッグセーブに阻まれる。
守護神のビッグプレーで難を逃れたトッテナムはこの直後にようやく攻撃陣が応える。80分、右CKの場面でキッカーのペリシッチが左足インスウィングで入れたボールをゴール前でGKアダンに競り勝ったベンタンクールがヘディングで流し込んだ。
この同点ゴールで完全に勢いに乗ったトッテナムは、畳みかける攻めで逆転ゴールを目指す。そして、厚みのある攻めからダイアーに続けてビッグチャンスが訪れるが、エドワーズのように古巣のゴールへシュートを流し込めない。
その後、5分が加えられた後半アディショナルタイムには大きなドラマが待っていた。95分、ペリシッチが左サイドから上げたクロスをボックス右でフリーのエメルソンが頭で折り返す。これがナジーニョに当たってゴール前にこぼれると、ケインがすかさず右足でゴールに蹴り込む。エースの劇的逆転ゴールかに思われたが、VARのレビューが入ると、非常に微妙な判定ながらもケインのオフサイドが取られてゴール取り消しに。
この判定に激高したコンテ監督が主審への暴言でレッドカードを掲示される後味の悪い形での幕引きとなった一戦は、1-1のドロー決着。この結果、トッテナムは今節での突破を逃したが、グループ首位をキープしてマルセイユとの敵地での最終節に臨むことに。
一方、辛くも敗戦回避のスポルティングは2位をキープしてフランクフルトとのホームでの最終節を迎えることになった。
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