天皇杯初制覇の甲府が町田に劇的勝利! リーグ戦12試合ぶり白星【明治安田J2第41節】

明治安田生命J2リーグ第41節のFC町田ゼルビアvsヴァンフォーレ甲府が19日に行われ、1-2で甲府が勝利した。

甲府の天皇杯決勝進出により延期となっていた一戦。その決勝戦でJ1・3位の広島と対戦した甲府は、三平のゴールで先制するも、勝利目前の84分に失点。それでも、延長戦のGK河田によるPKストップ、PK戦での42歳山本の決勝ゴールなど様々なドラマを生んだ中で、クラブは初制覇を果たした。
そして、栄光の一日から中2日で迎える町田戦。町田の選手によるガード・オブ・オナーで祝福された甲府は16分、相手のクリアミスを拾ったウィリアン・リラが思い切りよく右足を振り抜く。対する町田も平戸のミドルシュートなのでゴールに迫る。

試合が動いたのは42分、アウェイの甲府はGK河田のロングキックをリラがボックス右で収めてバックパス。これをイゴールがダイレクトで合わせると、ボックス手前から強烈なシュートがクロスバーを弾いてゴールに突き刺さった。

後半に入ると、1点を追うホームチームが攻勢に出る。立ち上がりから次々とシュートを放ち、56分には奥山のシュートが惜しくも左に外れる。66分には太田修介と平戸が立て続けにシュートを放つも、どちらもGK河田に止められた。甲府はこのまま逃げ切りたいところだったが、やはりリーグ戦11試合未勝利7連敗中のチームにそうは簡単に問屋は卸さなかった。85分、町田は右CKで平戸がファーサイドへクロスを送ると、ボールを受けた太田修介がボックス左から再びクロス。これを途中出場の鄭大世が頭で押し込み、同点に追いついた。

広島戦同様に土壇場で追い付かれてしまった甲府。しかし、その広島戦で見せた勝負強さが今回も発揮される。後半アディショナルタイム5分、途中出場の浦上が攻撃参加し、ボックス右へ浮き球パス。松本が折り返したところをリラが頭で押し込んで決勝点。

この勝利により、甲府は連敗に終止符を打つとともに、12試合ぶりの白星を手にした。

◆第41節
FC町田ゼルビア 1-2 ヴァンフォーレ甲府/span>
東京ヴェルディ 1-0 アルビレックス新潟
V・ファーレン長崎 0-1 レノファ山口FC
栃木SC 2-3 水戸ホーリーホック
ザスパクサツ群馬 5-1 いわてグルージャ盛岡
ジェフユナイテッド千葉 2-1 FC琉球
ファジアーノ岡山 1-2 ブラウブリッツ秋田
大分トリニータ 0-3 モンテディオ山形
ベガルタ仙台 2-1 ロアッソ熊本
横浜FC 2-3 ツエーゲン金沢
徳島ヴォルティス 3-1 大宮アルディージャ