【プレミアリーグ第11節プレビュー】低調リバプールにシティが襲い掛かる

前節はアーセナルvsリバプールが行われ、絶好調アーセナルが不振リバプールの追撃を振り切って勝利を収めた。両チームの状態を反映するような結果となった中、その他の上位陣も軒並み勝利し、今季の勢力図が大方固まった様相だ。

現時点で10位という全くの予想外のシーズンを過ごすリバプールは今節も試練が続く。早くも15ゴールに到達したハーランド擁するマンチェスター・シティとの対戦だ。近年のプレミアリーグで2強と言わしめた両チーム。しかし、今季は例年以上の破壊力で2位につけるシティと、ここまでわずか2勝のリバプールと明暗分かれている。

上述のように前節のリバプールはアーセナルに敗戦。2度追いつく意地も見せたが、相手の勢いに飲まれて黒星を喫した。だが、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)では、レンジャーズ相手に7ゴールの大勝を収め、このシティ戦に弾みをつけている。
一方、シティは前節もゴールを決めたハーランドの活躍などでサウサンプトンに4発快勝。首位のアーセナルに1ポイント差でピタリとつけている。また、CLではコペンハーゲン相手にゴールレスドローを演じたものの、無事にグループリーグ突破を決めた。

そんな両チームの対戦は、リーグ戦では2試合連続ドロー中。ここ5試合ではシティの2勝3分けとなっている。そのなかでリバプールはサラーが3ゴール、シティはでデ・ブライネが4ゴールを記録。後者は2試合連続ゴール中だ。首位のアーセナルはリーズとのアウェイ戦に臨む。前々節のトッテナム戦から前節のリバプール戦とビッグマッチで連勝を収め、ヨーロッパリーグ(EL)でもグループステージ突破に王手をかけた。公式戦6連勝で挑むリーズ戦。リーグでは現在3連勝中で、前回のエランド・ロードでの一戦はマルティネッリの2ゴールなどで4発快勝を収めている。

3位のトッテナムはホームでエバートンと対戦。前節は辛勝ながらブライトンを退け、アーセナル戦の黒星を払拭。CLでも鎌田大地が大会初ゴールを挙げたフランクフルトを破ってグループ首位に躍り出た。エバートン戦はここ5試合で2勝2分け1敗。トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた直近3月の一戦では、ケインの2ゴールなど5得点で大勝している。

4位のチェルシーは敵地でアストン・ビラ戦。ポッター監督就任以降、公式戦無敗を維持しており、前節はウルブスに3発快勝でリーグ戦2連勝とした。また、CLでも強敵ミラン相手に連勝しグループ首位に。現在は公式戦4連勝で新体制で快調スタートを切っている。プレミアリーグにおけるビラ戦は今回で55回目。ここ5試合は3勝1分け1敗で、2連勝中となっている。

5位のマンチェスター・ユナイテッドはホームにニューカッスルを迎え撃つ。前節はクリスティアーノ・ロナウドの今季リーグ戦初ゴールなどでエバートンを下し、ELでも格下オモニア・ニコシアに連勝したため、公式戦3連勝となった。ただ、そのオモニア・ニコシア戦はいずれも1点差という僅差での勝利で、チームとしての完成度はまだまだといった印象。そんな中対戦するニューカッスルは今季未だ1敗でユナイテッドのすぐ下の6位に位置。前節のブレントフォード戦で5ゴールの大勝を挙げるなど、不気味な存在となってきている。

◆プレミアリーグ第11節
▽10/14(金)
《28:00》
ブレントフォードvsブライトン

▽10/15(土)
《20:30》
レスターvsクリスタル・パレス
《23:00》
フルアムvsボーンマス
ウォルバーハンプトンvsノッティンガム・フォレスト
《25:30》
トッテナムvsエバートン

▽10/16(日)
《22:00》
アストン・ビラvsチェルシー
リーズvsアーセナル
マンチェスター・ユナイテッドvsニューカッスル
サウサンプトンvsウェストハム
《24:30》
リバプールvsマンチェスター・シティ