J1復帰迫る横浜FCが新スタジアム建設計画を発表…2万人規模を想定、横浜市に寄贈も提案

2022.10.14 15:55 Fri
©超ワールドサッカー
横浜FCは14日、新スタジアム建設についての声明を発表した。横浜市は2022年6月12日、「三ツ沢公園球技場を含む公園の再整備に向けた基本的な考え方(案)」を発表した。

横浜FCの本拠地であるニッパツ三ツ沢球技場も含めた公園の再整備を行うとのことで、新たにスタジアムを建設する計画も含まれている。
そんな中、横浜FCの親会社である株式会社ONODERA GROUPが、このスタジアムを建設することにし、完成後は横浜市に寄贈することにしたことを横浜市に提案したとのことだ。

ニッパツ三ツ沢球技場は、クラブ発足時から横浜FCがホームスタジアムとしているなか、建設から59年が経過したとのこと。収容人数は1万5440人となっているが、屋根のカバー率などでJリーグのスタジアム基準を一部満たしていなかった。
そのため、この再整備計画を機に、2万人規模の新スタジアムを建設する計画を立てて、寄贈後はスタジアム管理者として行くことを条件として提案したとのことだ。

「横浜FCの親会社である株式会社ONODERA GROUP(代表取締役会長兼社長:小野寺 裕司 所在地:東京都千代田区)は、横浜市が2022年6月1日付にて発表した「三ツ沢公園球技場を含む公園の再整備に向けた基本的な考え方(案)」に賛同し、この構想において示された新たな球技場を建設する計画について、ONODERA GROUPが新スタジアムを建設し、横浜市に寄贈することを提案いたしました」

「なお、寄贈後はONODERA GROUPが新スタジアムを管理運営し、横浜FCの新たなホームスタジアムとして活用したい旨と、寄贈条件として「新スタジアムの施設名称を『ONODERAスタジアム』とすること」「60年間の管理運営をONODERA GROUP又は子会社が行うこと」「管理運営期間中の使用料・賃貸料を無償とすること」等を併せて提案しており、今後横浜市と協議していく予定です」

「横浜FCがクラブ発足当初からホームスタジアムとしている三ツ沢公園球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)は、建設から59年が経過して老朽化が進んでいることに加え、Jリーグのスタジアム基準を満たしていないことや、バリアフリー化が不十分であること、大規模改修も困難であること等が指摘されていました」

「新スタジアムは2万人規模を想定しており、Jリーグをはじめとするプロスポーツの興行基準を満たすのはもちろんのこと、市民の皆様や三ツ沢公園に訪れるたくさんの方々に喜んでいただける施設となるよう、地域活性化・憩いの場・健康増進の場としてのコミュニティ機能を持ち、横浜の新たなランドマークとなる施設として計画する予定です」

「具体的な計画内容、事業費およびスケジュール等については、現時点では未定ですが、横浜市と協議のうえで検討を進め、今後の計画進捗に応じて、随時情報発信を行ってまいります」

その横浜FCは、16日に今シーズンのホーム最終戦が行われ、J1復帰を目指してツエーゲン金沢と対戦。勝利するか、3位のファジアーノ岡山が引き分け以下の結果になれば、J1昇格が決定する。

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