川崎Fが京都退け2連勝! 残り2試合で横浜FMと2ポイント差に肉薄【明治安田J1第25節】

明治安田生命J1リーグ第25節、川崎フロンターレvs京都サンガFCが12日に等々力陸上競技場で行われ、3-1で川崎が勝利した。

元々8月13日に予定されていたものの、台風8号の影響で延期となっていた一戦。

川崎は今月1日に行われた札幌戦で後半アディショナルタイムに失点する衝撃的な逆転負けを喫し、一時首位の横浜FMとの勝ち点差は8に広がった。しかし、前節にその横浜FMがG大阪に敗れた隙に、清水戦を制して再び5ポイント差に。逆転優勝への望みをつないだ。
対するは残留争い中の14位京都。こちらは1日の鳥栖戦でリーグ戦4試合ぶりの白星を手にし、前節は名古屋相手に勝ち点1を手にした。一方で天皇杯では準決勝で広島に敗れ、やるべきことはシンプルになった。

目標は違えど互いに3ポイントを求める中、早々から川崎が力の差を見せつける展開となる。まずは9分、右CKのチャンスで一度左サイドに流れたボールを拾ったチャナティップがクロスを入れ直すと、谷口が頭で合わせて先制点。これで主導権をとったホームチームはその後も優勢に試合を進める中で、22分には再びCKから追加点。今度は左CKで山村が頭で合わせたシュートは右ポストを叩くが、跳ね返りを橘田がアクロバティックに押し込んで2点目を挙げた。

こうなると流れは完全に川崎のペースに。京都も何度かパスワークで相手ゴールに迫るが、川崎はそれをいなしながら、小林やマルシーニョが追加点を狙いに行く。

後半から京都は福岡と松田を下げて、パウリーニョと荒木を投入。立ち上がりにそのパウリーニョが得意のドリブルでチャンスを作り、個残りの45分でリスタートを切る中で、荻原のシュートはクロスバーを叩く。

それでも相手は連覇を狙う川崎。59分に脇坂のパスからマルシーニョが決定機を迎えると、ここはGK上福元に軍配が上がるも直後に3点目を奪いきる。同じく脇坂がボックス右角付近からインスイングのクロスを送り、逆サイドから飛び込んだマルシーニョが合わせて今度はネットを揺らした。

これで試合の体勢が決した中、京都は69分に荻原が左サイドから右足で上げたクロスがボックス中央のパウリーニョにつながりチャンス到来。胸トラップで収めたパウリーニョは、相手を背負ったまま反転と同時に左足一閃。これが相手の股下を抜ける形でゴールに吸い込まれた。

パウリーニョの移籍後初ゴールで1点を返した京都。にわかに攻勢を強め、イスマイラや荻原が鋭いシュートで追加点に迫る。

しかし、試合はそのままホームチームが逃げ切り3-1で勝利。同時刻に試合をしていた横浜FMが磐田に敗れたため、両チーム残り2試合にして勝ち点差は2ポイントに縮まっている。

川崎F 3-1 京都
【川崎F】
谷口彰悟(前9)
橘田健人(前22)
マルシーニョ(後16)
【京都】
パウリーニョ(後25)