「状況は本当に違う」7年周期で退任の負のサイクル…リバプール7年目のクロップ監督が言及「ここから先に進もう」
2022.10.09 19:50 Sun
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、自身の去就について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。
これまでチャンピオンズリーグ(CL)制覇や、初のプレミアリーグ制覇とタイトルを獲得。リバプールを成功に導き、大きな功績を残している。
しかし、今シーズンは開幕から低迷。プレミアリーグでは開幕3試合勝利がないと、ここまでわずか2勝で暫定ながら10位に位置している。
選手の入れ替えが行われた中、パフォーマンスがなかなか上がらないリバプール。9日には首位のアーセナルとの大一番を控えている。
そして、今季はリバプールで7年目。負のジンクスとも言える、7年目の低迷に、さまざまな憶測が飛び交い、場合によっては退任する可能性も示唆されている。
クロップ監督はアーセナル戦に向けた会見で、7年間もいる計画はそもそもなかったとコメントした。
「こう言ってはなんだが、7年間ここにいる計画はなかった。『今これをやって、7年後にはその報酬を得られるだろう』と思っていたわけではない。そんなことは考えもしなかった」
「ただ、お披露目の記者会見で4年後については話したと思う。もし私が4年後にここにいれば、恐らく何かを勝ち取ることができているだろうと言っただろうか。それが100%上手くいったかはわからない」
「あの日、私は英語力があまりなかったので、記者会見を乗り切ったことが嬉しかった。色々なことを言ったが、覚えていてくれる人もいれば、ありがたいことに忘れてしまう人もいる。記者会見とはそういうもので、今も同じだ」
そして2クラブ続けて7年で退任し、リバプールでも7年目でチームの成績が著しく出ていない状況について言及。それぞれの状況は全て異なるとし、リバプールではこの先盛り返していけると主張した。
「クラブの状況は本当に違っていた。説明すると、7年間で低迷することは計画的でないとか、体力がなくなったとか、そういうことだ」
「マインツで監督をしていて、3年後にブンデスリーガに昇格。その3年後にブンデスリーガ2部に降格してしまった。もう1年やってみたが、選手がブンデスリーガに移籍してしまい、クラブは変化を必要としていた」
「マインツは再出発することが必要だった。間違いない.。私はエネルギーに満ち溢れていて、そのままドルトムントへ行ったが、全てが上手くいった」
「マインツには残れたし、彼らも私を必要としてくれた。誰も『もうダメだ』とは思っていなかった。ただ、その年は2部で4位に位置していて、ブンデスリーガに昇格することはできなかった」
「ドルトムントには7年間在籍したが、他のクラブに移籍したり、何らかの理由で退団したり、選手が引き抜かれる状況だった。それは本当に大変なことで、チームを成長させるどころか、2歩下がってしまうようなことを常にしていた。『なぜ去年より良くないのか』と良く聞かれていた」
「ちなみに我々は前年と同じくらいの良い成績を残せれば幸せだが、様々なポジションで重要な選手を失ってしまった」
「それは本当に激しく、本当に疲れた。だからこそ『ここで止めなければ』と言った。実はエネルギーには全く問題はなかった。ただ、あの時は今から1年間休養を取ろうと言っただけだ」
「ペップ(・グアルディオラ)もトーマス・トゥヘルもそうしていたし、私も『1年休みと取らない手はない』と思った。試してみようと思った。でも、4カ月後にはここにいた」
「エネルギーに関しては全く問題ないし、状況も全く違う。私が7年で辞め、今ここにいるのは難しい状況であることは理解できるし、みんながそう受け取る。よく考えれば、状況が全く違うことに気づくはずだ」
「7年間ここにいたことは、間違いなく強烈なことだ。私もみんなも歳をとったが、それが時間というもの。でも、それは良いことだ」
「シーズン前に第7節を終えて9位になると思っていたか?いや、そういうことは考えない。でも、今はそれが我々の置かれている状況で、ここから先が勝負だ」
「もし一緒に乗り越えられるチャンスがあるクラブがあるとすれば、それは我々だ。他と同様に、いつも同じようにやる必要はない」
「チェルシーがトーマス・トゥヘルをクビにしたところまであと1ポイントだ。ドイツでは『トゥヘルは勝ち点10でクビ、クロップは勝ち点9で残留』と言われていたが、なぜなのかは聞くまでもないだろう。まだ、ここから何か特別なものを作り出せるチャンスはある」
「今のところ、シーズンの終わりにチャンピオンになれそうな気配はあるか?残念ながらそうではないが、他の全ての大会では、我々はまだ敗退していないし、リーグ戦でどのような結果になるかは誰にもわからない」
「だから挑戦してみよう。それだけだ。難しいか? そうだ。不可能か? そうではない。もう十分だ。ここから先に進もう」
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2015年10月にリバプールの指揮官に就任したクロップ監督。今シーズンで7年目を迎える。しかし、今シーズンは開幕から低迷。プレミアリーグでは開幕3試合勝利がないと、ここまでわずか2勝で暫定ながら10位に位置している。
選手の入れ替えが行われた中、パフォーマンスがなかなか上がらないリバプール。9日には首位のアーセナルとの大一番を控えている。
そのクロップ監督だが、監督キャリアでは「7」という数字がついて回っている。その手腕が評価されたマインツ、その後ブンデスリーガ連覇を達成するなどしたドルトムントの両クラブは、7年の指揮でチームを去ることに。7年目のチームのパフォーマンスが大きく低下するということが2度続いている。
そして、今季はリバプールで7年目。負のジンクスとも言える、7年目の低迷に、さまざまな憶測が飛び交い、場合によっては退任する可能性も示唆されている。
クロップ監督はアーセナル戦に向けた会見で、7年間もいる計画はそもそもなかったとコメントした。
「こう言ってはなんだが、7年間ここにいる計画はなかった。『今これをやって、7年後にはその報酬を得られるだろう』と思っていたわけではない。そんなことは考えもしなかった」
「ただ、お披露目の記者会見で4年後については話したと思う。もし私が4年後にここにいれば、恐らく何かを勝ち取ることができているだろうと言っただろうか。それが100%上手くいったかはわからない」
「あの日、私は英語力があまりなかったので、記者会見を乗り切ったことが嬉しかった。色々なことを言ったが、覚えていてくれる人もいれば、ありがたいことに忘れてしまう人もいる。記者会見とはそういうもので、今も同じだ」
そして2クラブ続けて7年で退任し、リバプールでも7年目でチームの成績が著しく出ていない状況について言及。それぞれの状況は全て異なるとし、リバプールではこの先盛り返していけると主張した。
「クラブの状況は本当に違っていた。説明すると、7年間で低迷することは計画的でないとか、体力がなくなったとか、そういうことだ」
「マインツで監督をしていて、3年後にブンデスリーガに昇格。その3年後にブンデスリーガ2部に降格してしまった。もう1年やってみたが、選手がブンデスリーガに移籍してしまい、クラブは変化を必要としていた」
「マインツは再出発することが必要だった。間違いない.。私はエネルギーに満ち溢れていて、そのままドルトムントへ行ったが、全てが上手くいった」
「マインツには残れたし、彼らも私を必要としてくれた。誰も『もうダメだ』とは思っていなかった。ただ、その年は2部で4位に位置していて、ブンデスリーガに昇格することはできなかった」
「ドルトムントには7年間在籍したが、他のクラブに移籍したり、何らかの理由で退団したり、選手が引き抜かれる状況だった。それは本当に大変なことで、チームを成長させるどころか、2歩下がってしまうようなことを常にしていた。『なぜ去年より良くないのか』と良く聞かれていた」
「ちなみに我々は前年と同じくらいの良い成績を残せれば幸せだが、様々なポジションで重要な選手を失ってしまった」
「それは本当に激しく、本当に疲れた。だからこそ『ここで止めなければ』と言った。実はエネルギーには全く問題はなかった。ただ、あの時は今から1年間休養を取ろうと言っただけだ」
「ペップ(・グアルディオラ)もトーマス・トゥヘルもそうしていたし、私も『1年休みと取らない手はない』と思った。試してみようと思った。でも、4カ月後にはここにいた」
「エネルギーに関しては全く問題ないし、状況も全く違う。私が7年で辞め、今ここにいるのは難しい状況であることは理解できるし、みんながそう受け取る。よく考えれば、状況が全く違うことに気づくはずだ」
「7年間ここにいたことは、間違いなく強烈なことだ。私もみんなも歳をとったが、それが時間というもの。でも、それは良いことだ」
「シーズン前に第7節を終えて9位になると思っていたか?いや、そういうことは考えない。でも、今はそれが我々の置かれている状況で、ここから先が勝負だ」
「もし一緒に乗り越えられるチャンスがあるクラブがあるとすれば、それは我々だ。他と同様に、いつも同じようにやる必要はない」
「チェルシーがトーマス・トゥヘルをクビにしたところまであと1ポイントだ。ドイツでは『トゥヘルは勝ち点10でクビ、クロップは勝ち点9で残留』と言われていたが、なぜなのかは聞くまでもないだろう。まだ、ここから何か特別なものを作り出せるチャンスはある」
「今のところ、シーズンの終わりにチャンピオンになれそうな気配はあるか?残念ながらそうではないが、他の全ての大会では、我々はまだ敗退していないし、リーグ戦でどのような結果になるかは誰にもわからない」
「だから挑戦してみよう。それだけだ。難しいか? そうだ。不可能か? そうではない。もう十分だ。ここから先に進もう」
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