広島が京都との120分の死闘を制して9大会ぶり決勝へ! 初優勝をかけて甲府と激突!《天皇杯》
2022.10.05 22:15 Wed
天皇杯準決勝、京都サンガFCvsサンフレッチェ広島が5日にサンガスタジアムで行われ、1-2で広島が勝利した。準々決勝では東京Vを下した京都と、C大阪を破って勝ち上がった広島による一戦。京都は11年ぶり、広島は7年ぶりの準決勝となる。
京都は直近のリーグ戦で鳥栖に勝利し、公式戦4試合ぶりの白星を得た。この勝利で降格権を脱出し、広島戦に弾みをつける結果に。一方の広島は、浦和戦でリーグ戦3試合ぶりの白星。ルヴァンカップに続いて決勝へ進みたいところだ。
なお、今季のJ1リーグでは広島の1勝1分け。今回もその広島が先に決定機を迎える。5分、右サイドで攻撃を組み立て、機を見てオーバーラップした野上がクロスを供給。グラウンダーのクロスの先に森島がいたが、ダイレクトで右足を振り抜いたシュートは枠を大きく外れた。
その直後にも佐々木のスルーパスから柏が左サイドを抜け出しチャンス到来。カットインからボックス右の茶島へ流し、茶島は鋭い切り返しから左足でフィニッシュに持ち込んだが、DFに当たって枠に飛ばせず。
11分には再び広島が好機を演出。佐々木からボックス左に浮き球のパスが入り、満田がこれを頭で落とすと、最後はドウグラス・ヴィエイラが右足一閃。アウト回転をかけた鋭いシュートだったが、わずかに右に逸れた。
その後も次々と京都ゴールを脅かす広島。ドウグラス・ヴィエイラのポストプレーから満田が左足を振り抜けば、ヴィエイラ自らパスを呼び込み決定機を迎える場面も。
ここまで防戦一方の京都は30分にようやくチャンスを迎える。最終ラインの佐々木からボールを奪い、ショートカウンターへ。一度右に開いてパウリーニョの折り返しを古巣戦の宮吉がボックス中央で合わせたが、相手のプレッシャーが気になったか、上手くミートできなかった。
ここから攻勢に転じたい京都だったが、満田に打たれたシュートがメンデスの腕に当たってプレーが一旦停止される。そして、オンフィールドレビューの結果、広島にPK付与の判定に。これをドウグラス・ヴィエイラが決めて、広島が先制した。
リードして試合を折り返した広島は、後半立ち上がりにもゴールチャンス。54分、ボックス左のスペースに柏が走り込み、野津田のパスを受けてゴール前へ折り返し。最後は川村が飛び込んだが、田中の決死のブロックに阻まれた。
その後、広島は軽度の負傷に見舞われたドウグラス・ヴィエイラを下げてベン・カリファを投入。ベン・カリファにとって京都は5月に移籍後初ゴールを挙げた相手なだけに、この日もゴールが期待されるところ。
だが、京都も64分に後半初のチャンスを迎える。敵陣中央でボールを奪い、こぼれ球を拾ったウタカがドリブルで前進。相手に囲まれながら独力でボックス左からシュートを放ったが、GK大迫のフィンセーブに遭う。
65分を超えると、京都は次々と選手交代。植田や中野ら若い選手を起用する。さらにウタカを下げて川崎を送り込むと迎えた79分、荒木が右サイドから仕掛け、ボックス右で混戦となったところを途中出場のイスマイラが右足一閃。強烈なシュートがゴール上部へ突き刺さり、同点に追いついた。
ここからは一進一退の攻防に。主審のジャッジを巡って両チームのベンチがヒートアップする一幕もあり、死闘と呼ぶに相応しい展開が繰り広げられる。
そして試合は延長戦へ。同点以降、勢いのついた京都は交代選手を中心に球際の激しい攻防を見せる。一方、ここまで3人の交代に抑えている広島。今後の采配も注目されるところだが、迎えた延長前半5分に試合を動かした。
途中出場から右センターバックに入った住吉から縦パスが入ると、相手の最終ライン間で受けた同じく途中出場のエゼキエウがバックヒールでフリック。このダイレクトパスを予測し走り出していたベン・カリファに渡り、わずか2本のパスでビッグチャンス。最後はボックス右から右足でゴール左下に流し込み、広島が勝ち越し点を奪った。
途中出場の3人で得点した広島。以降も選手交代を行わず、延長後半戦も戦っていく。すると中盤の強度が下がり、GK大迫もキックミスを連発するなど、俄かに京都に流れが傾く展開に。すると、延長後半10分に速攻から中野が右サイドを抜け出し、クロスを井上がヘディングシュート。同点かに思われたが、GK大迫が再びのビッグセーブを見せチームを救う。
このCKでは京都GKマイケル・ウッドもゴール前に上がるパワープレーに出る。だが、残りの交代枠を使って時間を進めた広島が逃げ切りに成功。激闘を制し、9年ぶりに決勝進出を決めた。16日に行われる決勝戦では、初優勝をかけてヴァンフォーレ甲府と対戦する。
京都サンガFC 1-2 サンフレッチェ広島
【広島】
ドウグラス・ヴィエイラ(前40[PK])
ベン・カリファ(延前5)
【京都】
イスマイラ(後34)
なお、今季のJ1リーグでは広島の1勝1分け。今回もその広島が先に決定機を迎える。5分、右サイドで攻撃を組み立て、機を見てオーバーラップした野上がクロスを供給。グラウンダーのクロスの先に森島がいたが、ダイレクトで右足を振り抜いたシュートは枠を大きく外れた。
その直後にも佐々木のスルーパスから柏が左サイドを抜け出しチャンス到来。カットインからボックス右の茶島へ流し、茶島は鋭い切り返しから左足でフィニッシュに持ち込んだが、DFに当たって枠に飛ばせず。
そのCKで広島は古巣戦のウタカのカウンターを受けるも、ここは人数をかけて対応。一対一ではなかなか止められずヒヤリとする場面だったが、チームで冷静に対処した。
11分には再び広島が好機を演出。佐々木からボックス左に浮き球のパスが入り、満田がこれを頭で落とすと、最後はドウグラス・ヴィエイラが右足一閃。アウト回転をかけた鋭いシュートだったが、わずかに右に逸れた。
その後も次々と京都ゴールを脅かす広島。ドウグラス・ヴィエイラのポストプレーから満田が左足を振り抜けば、ヴィエイラ自らパスを呼び込み決定機を迎える場面も。
ここまで防戦一方の京都は30分にようやくチャンスを迎える。最終ラインの佐々木からボールを奪い、ショートカウンターへ。一度右に開いてパウリーニョの折り返しを古巣戦の宮吉がボックス中央で合わせたが、相手のプレッシャーが気になったか、上手くミートできなかった。
ここから攻勢に転じたい京都だったが、満田に打たれたシュートがメンデスの腕に当たってプレーが一旦停止される。そして、オンフィールドレビューの結果、広島にPK付与の判定に。これをドウグラス・ヴィエイラが決めて、広島が先制した。
リードして試合を折り返した広島は、後半立ち上がりにもゴールチャンス。54分、ボックス左のスペースに柏が走り込み、野津田のパスを受けてゴール前へ折り返し。最後は川村が飛び込んだが、田中の決死のブロックに阻まれた。
その後、広島は軽度の負傷に見舞われたドウグラス・ヴィエイラを下げてベン・カリファを投入。ベン・カリファにとって京都は5月に移籍後初ゴールを挙げた相手なだけに、この日もゴールが期待されるところ。
だが、京都も64分に後半初のチャンスを迎える。敵陣中央でボールを奪い、こぼれ球を拾ったウタカがドリブルで前進。相手に囲まれながら独力でボックス左からシュートを放ったが、GK大迫のフィンセーブに遭う。
65分を超えると、京都は次々と選手交代。植田や中野ら若い選手を起用する。さらにウタカを下げて川崎を送り込むと迎えた79分、荒木が右サイドから仕掛け、ボックス右で混戦となったところを途中出場のイスマイラが右足一閃。強烈なシュートがゴール上部へ突き刺さり、同点に追いついた。
ここからは一進一退の攻防に。主審のジャッジを巡って両チームのベンチがヒートアップする一幕もあり、死闘と呼ぶに相応しい展開が繰り広げられる。
そして試合は延長戦へ。同点以降、勢いのついた京都は交代選手を中心に球際の激しい攻防を見せる。一方、ここまで3人の交代に抑えている広島。今後の采配も注目されるところだが、迎えた延長前半5分に試合を動かした。
途中出場から右センターバックに入った住吉から縦パスが入ると、相手の最終ライン間で受けた同じく途中出場のエゼキエウがバックヒールでフリック。このダイレクトパスを予測し走り出していたベン・カリファに渡り、わずか2本のパスでビッグチャンス。最後はボックス右から右足でゴール左下に流し込み、広島が勝ち越し点を奪った。
途中出場の3人で得点した広島。以降も選手交代を行わず、延長後半戦も戦っていく。すると中盤の強度が下がり、GK大迫もキックミスを連発するなど、俄かに京都に流れが傾く展開に。すると、延長後半10分に速攻から中野が右サイドを抜け出し、クロスを井上がヘディングシュート。同点かに思われたが、GK大迫が再びのビッグセーブを見せチームを救う。
このCKでは京都GKマイケル・ウッドもゴール前に上がるパワープレーに出る。だが、残りの交代枠を使って時間を進めた広島が逃げ切りに成功。激闘を制し、9年ぶりに決勝進出を決めた。16日に行われる決勝戦では、初優勝をかけてヴァンフォーレ甲府と対戦する。
京都サンガFC 1-2 サンフレッチェ広島
【広島】
ドウグラス・ヴィエイラ(前40[PK])
ベン・カリファ(延前5)
【京都】
イスマイラ(後34)
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