守田英正フル出場のスポルティング、GK陣乱調でマルセイユに初白星献上…《CL》
2022.10.05 04:02 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループD第3節、マルセイユvsスポルティングCPが4日にヴェロドロームで行われ、ホームのマルセイユが4-1で勝利した。なお、スポルティングのMF守田英正はフル出場した。
リーグ戦では7勝2分けの2位と絶好調のマルセイユだが、CLでは開幕2連敗の最下位と苦境が続く。3戦目で初白星を狙ったホームゲームでは3-0で勝利した直近のアンジェ戦で温存したサンチェス、ウンデル、アリを前線で起用してきた。
一方、フランクフルト、トッテナムを破ってグループステージ連勝スタートのスポルティング。先週末のジル・ヴィセンテ戦でも守田の加入後初ゴールなどで3-1の快勝を収め、リーグ戦でも2試合ぶりの白星を飾った。その試合からは先発2人を変更し、マルサ、パウリーニョに代わってサン・ユステ、エドワーズと主力が復帰した。
マルセイユサポーターの違反行為による無観客開催に加え、スポルティングのスタジアム到着遅延によって20分遅れでのキックオフと、戦前から混乱に見舞われたこの試合。
その流れを引き継ぐように試合開始直後にスコアが動く。開始50秒過ぎにエドワーズのワンタッチパスに反応した右サイドのトリンコンがそのままボックス付近まで運び、複数のDFに囲まれながらも得意の左足を一閃。これがゴール前の密集をすり抜けてゴール左隅に突き刺さった。
一方、時間の経過と共にチャンスを作り始めたマルセイユは、相手守護神のミスを突いて一気に試合を引っくり返す。まずは14分、味方からのバックパスを受けたGKアダンにプレスをかけたサンチェスが右足でロングキックをブロックすると、これがブロックショットの形でゴールネットを揺らす。さらに、16分には再びGKアダンのミスパスをゲンドゥージが高い位置でカットした流れからクラウスが精度の高いクロスをボックス右のスペースに入れると、ダイアゴナルランで抜け出したアリのヘディングシュートがゴールネットを揺らし、逆転に成功した。
自身の2つのミスで連続失点したスポルティングの守護神アダンだったが、悪夢は終わらない。23分、相手のゴールキックの流れからヌーノ・タヴァレスが抜け出した際にエリア外に出てクリアを試みるが、ここで完全に手を使ってしまい、痛恨の一発退場となった。
これでビハインドに加え、数的不利を背負ったスポルティングは前線のエドワーズを泣く泣く下げてGKイスラエルを投入。だが、加入後初出場となった若きウルグアイ人GKは投入直後の相手左CKの場面で飛び出しのタイミングを完全に誤ると、バレルディに打点の高いヘディングを叩き込まれて28分の3点目とされた。
相手GK陣の信じがたいミスを突いて早くも勝利に近づいたマルセイユは、30分過ぎにクラウスが負傷してカボレのスクランブル投入を余儀なくされるが、以降もボールを握って試合の主導権を掌握。前半終了間際にも優位性を保つセットプレーからバレルディに決定機が訪れるが、ここは決め切るまでには至らず。
迎えた後半、10人で2点差を追うスポルティングはハーフタイムで4枚替えを敢行。これ以上のカードトラブルを避けるため、前半に1枚ずつカードをもらっていた3選手を下げると共にパウリーニョやナジーニョとアタッカー陣をピッチへ送り出し、早くも交代カードをすべて使い切った。
後半立ち上がりは勢いを持って入ったアウェイチームだが、アレクサンドロプロスのミドルシュートはわずかに枠の右に外れて早い時間帯のゴールとはならない。
その後もスポルティングが優勢に進める状況がしばらく続いたが、時間の経過と共にマルセイユが主導権を奪い返す。ただ、なかなかゴールをこじ開けられずにいると、ヴェレトゥやアリといった主力をベンチに下げて逃げ切り態勢に入る。
それでも、試合終盤の84分には3バックの右に入っていたムベンバが果敢な攻撃参加からボックス内に侵入すると、サンチェスのシュートのこぼれ球に反応したムベンバが鮮やかな切り返しでDFを外して股抜きのシュートを左隅へ流し込み、トドメの4点目とした。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ホームで快勝のマルセイユがグループリーグ初勝利。一方、GK陣の乱調が響いたスポルティングは開幕からの連勝がストップした。
リーグ戦では7勝2分けの2位と絶好調のマルセイユだが、CLでは開幕2連敗の最下位と苦境が続く。3戦目で初白星を狙ったホームゲームでは3-0で勝利した直近のアンジェ戦で温存したサンチェス、ウンデル、アリを前線で起用してきた。
一方、フランクフルト、トッテナムを破ってグループステージ連勝スタートのスポルティング。先週末のジル・ヴィセンテ戦でも守田の加入後初ゴールなどで3-1の快勝を収め、リーグ戦でも2試合ぶりの白星を飾った。その試合からは先発2人を変更し、マルサ、パウリーニョに代わってサン・ユステ、エドワーズと主力が復帰した。
その流れを引き継ぐように試合開始直後にスコアが動く。開始50秒過ぎにエドワーズのワンタッチパスに反応した右サイドのトリンコンがそのままボックス付近まで運び、複数のDFに囲まれながらも得意の左足を一閃。これがゴール前の密集をすり抜けてゴール左隅に突き刺さった。
試合終了間際に2点を奪ったトッテナム戦とは異なり、試合開始1分も経たずに先制に成功したスポルティング。以降は早い時間帯の同点を目指すマルセイユの攻勢に晒されながらも、得意のロングカウンターで追加点に迫っていく。4分にはボックス中央でトリンコンが右足シュート、10分にはエドワーズからの絶妙なスルーパスに抜け出したゴンサウヴェスがGKと一対一も、相手の好守に阻まれる。
一方、時間の経過と共にチャンスを作り始めたマルセイユは、相手守護神のミスを突いて一気に試合を引っくり返す。まずは14分、味方からのバックパスを受けたGKアダンにプレスをかけたサンチェスが右足でロングキックをブロックすると、これがブロックショットの形でゴールネットを揺らす。さらに、16分には再びGKアダンのミスパスをゲンドゥージが高い位置でカットした流れからクラウスが精度の高いクロスをボックス右のスペースに入れると、ダイアゴナルランで抜け出したアリのヘディングシュートがゴールネットを揺らし、逆転に成功した。
自身の2つのミスで連続失点したスポルティングの守護神アダンだったが、悪夢は終わらない。23分、相手のゴールキックの流れからヌーノ・タヴァレスが抜け出した際にエリア外に出てクリアを試みるが、ここで完全に手を使ってしまい、痛恨の一発退場となった。
これでビハインドに加え、数的不利を背負ったスポルティングは前線のエドワーズを泣く泣く下げてGKイスラエルを投入。だが、加入後初出場となった若きウルグアイ人GKは投入直後の相手左CKの場面で飛び出しのタイミングを完全に誤ると、バレルディに打点の高いヘディングを叩き込まれて28分の3点目とされた。
相手GK陣の信じがたいミスを突いて早くも勝利に近づいたマルセイユは、30分過ぎにクラウスが負傷してカボレのスクランブル投入を余儀なくされるが、以降もボールを握って試合の主導権を掌握。前半終了間際にも優位性を保つセットプレーからバレルディに決定機が訪れるが、ここは決め切るまでには至らず。
迎えた後半、10人で2点差を追うスポルティングはハーフタイムで4枚替えを敢行。これ以上のカードトラブルを避けるため、前半に1枚ずつカードをもらっていた3選手を下げると共にパウリーニョやナジーニョとアタッカー陣をピッチへ送り出し、早くも交代カードをすべて使い切った。
後半立ち上がりは勢いを持って入ったアウェイチームだが、アレクサンドロプロスのミドルシュートはわずかに枠の右に外れて早い時間帯のゴールとはならない。
その後もスポルティングが優勢に進める状況がしばらく続いたが、時間の経過と共にマルセイユが主導権を奪い返す。ただ、なかなかゴールをこじ開けられずにいると、ヴェレトゥやアリといった主力をベンチに下げて逃げ切り態勢に入る。
それでも、試合終盤の84分には3バックの右に入っていたムベンバが果敢な攻撃参加からボックス内に侵入すると、サンチェスのシュートのこぼれ球に反応したムベンバが鮮やかな切り返しでDFを外して股抜きのシュートを左隅へ流し込み、トドメの4点目とした。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ホームで快勝のマルセイユがグループリーグ初勝利。一方、GK陣の乱調が響いたスポルティングは開幕からの連勝がストップした。
マルセイユの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
|
マルセイユの人気記事ランキング
1
保有元エバートン&ファンと対立するモペイがSNSで荒ぶる…「嫌なことがあったときは、エバートンのスコアをチェックして笑顔になる」
エバートンからマルセイユにレンタル移籍中のフランス人FWニール・モペイ(28)の古巣に対する痛烈なコメントが物議を醸している。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 イングランドのブレントフォード、ブライトン&ホーヴ・アルビオンで台頭したモペイは、2022年夏にエバートンへ完全移籍。しかし、マージーサイドでは公式戦32試合1ゴールと思うような結果を残せず。 昨シーズンは古巣ブレントフォードへレンタル移籍し、今シーズンはマルセイユへ買い取りオプション付きのレンタルで加入。ここまではリーグ戦11試合2ゴール4アシストとまずまずの滑り出しを見せている。 そのモペイはエバートン在籍時からクラブ、ファン・サポーターとの関係に問題を抱えており、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のマルセイユへの移籍を発表するX(旧ツイッター)の投稿を行った際には、世界的な映画作品『ショーシャンクの空に』で主人公アンディ・デュフレーンが刑務所から脱獄するクリップを投稿。自身がエバートンという監獄から脱出するといった意味合いで保有クラブを揶揄していた。 さらに、エバートンが8月のトッテナム戦で0-4の大敗を喫した直後にも怒れるトフィーズファンを批判する趣旨の投稿で物議を醸していた。 そんななか、今回の最新投稿ではエバートンがノッティンガム・フォレストに0-2で敗れた直後に、「嫌なことがあったときは、エバートンのスコアをチェックして笑顔になる」とクラブを嘲笑する痛烈なコメントを投稿。 当然のことながらこの投稿に対しては、ただでさえ応援するクラブの敗戦で憤るエバトニアンから怒りの反応が殺到。 「俺らは最悪だ、それはわかっている。だが、39年間エバートンの試合を見てきたが、お前は今まで見た中で最悪だ。そして、まったくのくだらないプレーヤーも見てきた。だから、口を挟まないほうがいい」 「青いユニフォームを着せるのに最悪の選手の一人として、我々の殿堂入りだ」 「どうして親クラブをからかうなんて、こんなに大胆になれるんだ」 「(ウルブスでプレーするセンターバックの)クレイグ・ドーソンはお前よりも多くのゴールを決めたよ」 しかし、ピッチ内外で好戦的なストライカーは、あるファンから次のエバートンと対戦する際には「覚悟しておけ」という意味合いの物騒なメッセージに対して、「じゃあ来シーズンのチャンピオンズリーグで会おう!」とあえて返信した直後に、「チャンピオンズリーグ」という部分を「チャンピオンシップ(イングランド2部)」に訂正。 現在、降格圏と3ポイント差のエバートンを強烈に煽る文言でさらなる燃料を投下している。 <span class="paragraph-title">【投稿】モペイの古巣に対する痛烈な煽り…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Whenever I’m having a bad day I just check the Everton score and smile </p>— Neal Maupay (@nealmaupay_) <a href="https://twitter.com/nealmaupay_/status/1873452430706516044?ref_src=twsrc%5Etfw">December 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.30 21:20 Mon2
マルセイユがモナコFWジェルマンの獲得でクラブ間合意! 今季はリーグ・アンで10ゴール
▽マルセイユは24日、モナコの元U-21フランス代表FWヴァレール・ジェルマン(27)を完全移籍で獲得することで合意したことを発表した。メディカルチェックを通過後に正式契約を結ぶ。契約期間は4年間となる。 ▽ジェルマンはモナコの下部組織出身で、2011年7月に昇格。2015年7月からニースへ1年間のレンタル移籍を経験するも、その後はモナコでプレー。今シーズンはリーグ・アンで36試合に出場し10ゴール4アシストを記録。チャンピオンズリーグでも12試合に出場し2ゴールを記録していた。 ▽ジェルマンの父親であるブルーノ氏は、現役時代にマルセイユでプレー経験がある。 2017.06.25 10:04 Sun3
エバートンがセネガル代表FWイリマン・エンディアイエをマルセイユから獲得! 今夏3人目の契約に
エバートンは3日、マルセイユからセネガル代表FWイリマン・エンディアイエ(24)を完全移籍で獲得したと発表した。 契約期間は2029年6月末までの5年。移籍金は非公開となっているが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、1850万ユーロ(約32億2000万円)+アドオン150万ユーロ(約2億6000万円)と伝えている。 フランス出身で2019年にシェフィールド・ユナイテッドの下部組織へ加わったエンディアイエ。2022-23シーズンにチャンピオンシップ(イングランド2部)で14ゴール11アシストの好成績を残すと、2023年夏にユース時代を過ごしたマルセイユへ完全移籍した。 前線の複数ポジションをこなせるアタッカーは、マルセイユでも主力として活躍し、リーグ・アンで30試合3ゴール5アシストを記録。ヨーロッパリーグ(EL)でも14試合に出場し、1ゴールを記録した。 トフィーズ入りが決まったエンディアイエは、クラブメディア『エバートンTV』で「エバートンの選手になれてとても嬉しい」と第一声。移籍の経緯についても語った。 「入団を希望した主な理由は、クラブの偉大さやその歴史、そしてチームを前に進むのを助けるために自分が役割を果たせることだ。とても興奮しているし、待ち切れないよ」 「(ディレクターの)ケビン(・テルウェル)や監督が僕に話してくれて、必要とされていると感じた。セネガル代表のチームメイト、イドリサ(・ゲイエ)も一役買っていて、クラブを高く評価していたし、良いことをたくさん話してくれたんだ」 「とても興奮している。昨シーズンのチームの流れを引き継いでいきたい。チームに貢献できる準備はできているし、このクラブを上位に導くために全力を尽くしたい」 また、ショーン・ダイチ監督も加入を歓迎。攻撃面にプラスをもたらすと語った。 「イリマンは我々の攻撃オプションに多様性をもたらし、昨シーズンチームとして進歩したチャンスメイクの部分をさらに発展させ、前線を強化してくれるだろう」 「彼はまだ若いが、ヨーロッパや国際レベルでの経験があるし、我々のチームにとって本当にプラスになると感じている」 なお、エンディアイエはアストン・ビラから完全移籍のU-20イングランド代表MFティム・イローグブナム(21)、リーズ・ユナイテッドからレンタル期間延長のイングランド人FWジャック・ハリソン(27)に続く、今夏3人目の新契約選手となる。 2024.07.03 22:00 Wed4
マルセイユがパナマ代表DFムリージョと2028年まで契約延長、今季もリーグ戦23試合1ゴール2アシスト
マルセイユは7日、パナマ代表DFミカエル・アミル・ムリージョ(29)との契約を2028年夏まで延長したことを発表した。 ムリージョは、ニューヨーク・レッドブルズから2020年1月にアンデルレヒトへと完全移籍。2023年8月にマルセイユへと完全移籍で加入した。 右サイドバックを主戦場にセンターバックでもプレーするムリージョは、今シーズンのリーグ・アンで23試合に出場し1ゴール2アシストを記録。ここまで公式戦50試合4ゴール4アシストを記録している。 2025.03.07 22:10 Fri5
