【プレミア注目プレビュー】今季最初のノースロンドンダービーは激戦必至の首位攻防戦!

2022.10.01 12:00 Sat
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プレミアリーグ第9節、アーセナルとトッテナムによるノースロンドン・ダービーが、日本時間1日20:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。首位のガナーズと3位のスパーズが1ポイント差で対峙する、激戦必至の今季最初のダービーマッチだ。

開幕5連勝と近年稀にみる最高のスタートを飾ったアーセナルは、今季最初の対ビッグ6戦となったマンチェスター・ユナイテッド戦で今季初黒星を喫した。しかし、その敗戦からのリバウンドメンタリティに注目が集まった難敵ブレントフォードとのアウェイゲームではDFサリバ、FWガブリエウ・ジェズス、MFファビオ・ヴィエイラと頼もしい新戦力3人のゴールをクリーンシートで守り切って3-0の完勝。精神面でのタフさを示し、見事なバウンスバックを果たした。

そして、首位を維持してインターナショナルマッチウィークの中断期間に入ったアルテタのチームは、ここから真のタイトルコンテンダーとしての資質が試されるトッテナム、リバプール、マンチェスター・シティとの3連戦に挑む。
対するトッテナムはここまでチェルシー、ウェストハムとロンドンのライバル相手に引き分けたものの、シティと並んでリーグ戦無敗を継続。今季公式戦初黒星を喫したチャンピオンズリーグ(CL)のスポルティングCP戦からのバウンスバックを図った直近のレスター・シティ戦では内容面では苦戦も、今季初めてベンチスタートとなったFWソン・フンミンが今季初ゴールを含む圧巻のハットトリックを記録し、終わってみれば6-2の大勝を飾った。

対戦相手ほど過酷ではないものの、リーグ次節は難敵ブライトン、混戦模様のCLではフランクフルトとの連戦とシーズン序盤を占う重要な試合が続く中、敵地でのダービーを制して弾みをつけたいところだ。

なお、昨シーズンの対戦ではアーセナルホームの初戦が3-1、トッテナムホームの2戦目が3-0と、いずれもホームチームが快勝を収めて1勝1敗の五分となっている。近年のダービーは拮抗した戦績となっているが、ホームアドバンテージが非常に大きく、エミレーツでは2010年11月の対戦で敗れて以降、アーセナルが7勝4分けと11戦無敗と圧倒的優位。今季のチェルシー戦で鬼門スタンフォード・ブリッジから久々に勝ち点1を持ち帰り、タフさを示したコンテのチームはその再現を狙う形だ。

◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラムズデール
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、ジャカ
MF:サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:ガブリエウ・ジェズス

負傷者:DFティアニー、ジンチェンコ、セドリック、MFトーマス、エルネニー、スミス・ロウ、FWネルソン
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはセドリック、エルネニー、スミス・ロウ、ネルソンの欠場が確定。ジンチェンコと代表戦で負傷したトーマス、ティアニーに関してはいずれも軽傷ということもあり、少なくともメンバー入りは可能だ。

スタメンに関してはティアニーとトーマスが間に合う前提で前述の11人を予想。仮に、間に合わない場合は左サイドバックにジンチェンコか冨安健洋を、中盤はジンチェンコかサンビ・ロコンガを代役に据えるか、ウーデゴールを一列下げてファビオ・ヴィエイラを引き続きトップ下で起用する可能性が考えられる。

◆トッテナム◆
【3-5-2】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ロリス
DF:ロメロ、ダイアー、ラングレ
MF:エメルソン、ベンタンクール、ビスマ、ホイビュア、ペリシッチ
FW:ケイン、ソン・フンミン

負傷者:GKロリス、DFベン・デイビス、MFクルゼフスキ、FWルーカス・モウラ
コロナ陽性者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはルーカス・モウラの欠場が濃厚。さらに、中断前に負傷したロリスとベン・デイビス、代表戦で筋肉系を痛めたクルゼフスキに欠場の可能性がある。

メインシステムは[3-4-3]だが、クルゼフスキに欠場の可能性があり、前線の陣容に不安を抱えていることを考えれば、直近のレスター戦の後半に使用した[3-5-2]への変更が見込まれる。

スタメンに関してはウイングバック、前線の人選に注目が集まる。レスター戦ではペリシッチとセセニョンを初めて同時起用し、いずれも両サイドで起用したが、代表戦で2試合プレーしたこともあり、コンディション面で不安を残す。そのため、休養十分のエメルソンが右に入り、2選手で左を回す形となりそうだ。前線に関してはケインとソン・フンミンがいずれも代表戦2試合でフル出場しており、とりわけ韓国からの長距離移動の後者に関してはフル出場は難しい。したがって、先発で行けるところまで引っ張るか、レスター戦のようにリシャルリソンをスタートで起用し、途中投入の形を取ることになるはずだ。

★注目選手
◆アーセナル:DFウィリアム・サリバ
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超強力攻撃陣を前に真価試される一戦に。今シーズンのアーセナルの好調を語る上で欠かせないのが新戦力の活躍だ。とりわけ、勝者のメンタリティを持つジェズスとジンチェンコの元シティ組と共に、主力として活躍する21歳のフランス代表DFの躍動はスペイン人指揮官にとって嬉しい誤算となっている。

加入は2019年7月も、古巣サンテチェンヌ、ニース、マルセイユと母国への武者修行を重ねたサリバは、その間にリーグ・アン最優秀若手選手賞、年間ベストイレブンに選出される圧巻の活躍を披露し、レ・ブルーデビューも経験。ただ、プレシーズンの合流段階では保有元で出場機会は約束されず、今夏の移籍の可能性も取り沙汰された。

それでも、プレシーズンを通じて安定したパフォーマンスを披露し、アルテタ監督の説得に成功した若きセンターバックは、開幕からのリーグ戦全試合でフル出場。持ち味である卓越したアスリート能力、守備センスを生かした安定した守備に加え、足元の技術を生かした的確な配球、持ち上がりでビルドアップの局面でも大きな貢献を果たしている。さらに、リーグアン通算84試合でわずか1ゴールながら、すでにキャリアハイを更新する2ゴールを挙げるなど、セットプレーの場面で見事な決定力も発揮している。

ここまで順風満帆なシーズンを過ごす21歳DFだが、守備者としての真価が試されるのはここからの強豪3連戦だ。唯一の敗戦となったユナイテッド戦ではワールドクラスのアタッカー陣に苦戦を強いられた印象もあり、リーグ最高峰のアタッカー陣を擁するトッテナム戦では今季不安定さを垣間見せるガブリエウと共に奮闘が求められる。とりわけ、相手が得意とするカウンターアタックを封じるためには持ち味である対人守備が重要となる。

◆トッテナム:FWリシャルリソン
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同胞の相手エースストライカーの前で躍動なるか。攻撃面で違いを生むペリシッチや、課題のビルドアップで奮闘求められる両セントラルMFや3バックのパフォーマンスもダービー勝利の重要な要素となるが、熱狂のダービーマッチで一挙手一投足が注目されるブラジル代表FWにスポットライトを当てたい。

今夏の移籍市場で共にストライカー獲得を目指したチェルシーを含むロンドンの3強では、奇しくも同胞ジェズスと共にエバートンの主砲が有力な候補に挙がった。ただ、出場機会とアルテタやエドゥの存在もあってアーセナルが早々にジェズスの獲得にこぎ着けたことで、リシャルリソンはCL出場という大きな夢が叶えられることもあり、リーグ屈指のトリデンテを擁するトッテナムでの厳しいポジション争いを選択した。

その新天地では戦術面の浸透を重要視するイタリア人指揮官の下で控え扱いがしばらく続いたものの、韓国代表FWの不振もあって先月初旬からスタメンに定着。CLデビュー戦となったマルセイユ戦ではチームに勝利をもたらす2ゴールを決め、以降も攻守両面で存在感を放つ。プレシーズンからここまでのパフォーマンスではアーセナル行きを選んだジェズスに劣るものの、ブラジル代表では同胞FWが落選した中で自身は2試合で3ゴールと見事な活躍を披露。ライバルチームのファンの煽りを見事に払しょくしている。

今回のダービーではスタメンか途中投入かは不明だが、相手にボールを握られることが予想される中、持ち味である献身的な守備でチームを助けつつ、エバートン時代の昨季対戦のようにチームを勝利に導く、今季リーグ初ゴールを決めたい。


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【プレミア注目プレビュー】浮上のキッカケ探るレッズvsブルーズ! リバプールはクロップ1000試合目のメモリアルゲーム

プレミアリーグ第21節、リバプールvsチェルシーが、日本時間21日21:30にアンフィールドでキックオフされる。浮上のキッカケ探るトップハーフ下位のレッズとブルーズによるビッグ6対決だ。 現在、消化が1試合少ないものの、トップ4圏内と10ポイント差の9位に低迷するリバプール(勝ち点28)。相変わらず多くの負傷者に悩まされるマージ―サイドの雄は、リーグ再開後も調子は上がらず。直近ではブレントフォードに1-3、ブライトンに0-3で惨敗。今季2度目の連敗を喫している。 直近のFAカップ3回戦再試合ではウォルバーハンプトン相手にエリオットの鮮烈なゴール、公式戦8試合ぶりのクリーンシートを達成する1-0の勝利を収めてバウンスバックに成功。ただ、今後の再浮上に向けては2023年のリーグ戦ホーム初戦となるチェルシーとのビッグマッチをモノにする必要がある。なお、このビッグマッチはクロップ監督にとって監督キャリア通算1000試合のメモリアルゲームに。リバプールでの通算411試合目となる一戦を白星で飾れれば、新年リーグ初勝利と併せて浮上のキッカケに繋がるはずだ。 対するチェルシーは対戦相手より1試合消化が多い中、同じ勝ち点28の10位に低迷。昨年10月のポッター新体制移行後は3連勝を含め5戦無敗と上々のスタートを切ったが、以降の8試合では3連敗と2連敗を含む2勝1分け5敗と大失速。リバプール同様負傷者の多さが影響しているが、システムと用兵において最適解を見いだせずにいる印象だ。 ハヴァーツの虎の子の1点を泥臭く守り切った直近のクリスタル・パレス戦で、公式戦連敗を「3」でストップすると共に2023年初勝利を掴んだチームは、ここに来てムドリク、マドゥエケと前線に若手逸材2人を獲得。大幅な世代交代を図りつつ、今冬6人の新戦力での巻き返しを狙う中、今回の一戦では敵地で難敵撃破を目指す。 昨年9月18日に開催予定だった第7節がエリザベス女王崩御の影響で延期となっており、今回の一戦が両者の今季初対戦に。昨季はEFLカップとFAカップの決勝をいずれもリバプールがPK戦勝利でモノにしているが、リーグ戦含めた4度の対戦はすべて実質ドローの結果に終わっている。ちなみにクロップ監督とポッター監督の直接対決の戦績はドイツ人指揮官の3勝2分け1敗となっている。 ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230120_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アリソン DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、コナテ、ロバートソン MF:ナビ・ケイタ、バイチェティッチ、チアゴ FW:エリオット、サラー、ヌニェス 負傷者:DFファン・ダイク、MFアルトゥール、FWルイス・ディアス、フィルミノ、ジョタ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前述の5選手が引き続き不在となる一方、直近の公式戦2試合を欠場していたヌニェスの復帰が確実だ。 スタメンは前述の11人を予想。守護神アリソンと共にディフェンスラインはブライトン戦のメンバーを継続し、中盤は直近のウルブス戦で好パフォーマンスを見せた18歳MFバイチェティッチとナビ・ケイタを抜擢。前線はエリオット、サラー、ヌニェスのトリデンテを採用するとみる。 一方、マティプに代えてジョー・ゴメス、中盤ではヘンダーソンとファビーニョ、前線ではガクポの左ウイング起用という可能性も十二分にある。 ◆チェルシー◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230120_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ケパ DF:チャロバー、チアゴ・シウバ、バディアシル、ホール MF:ギャラガー、ジョルジーニョ、コバチッチ FW:ツィエク、ハヴァーツ、マウント 負傷者:GKメンディ、DFリース・ジェームズ、フォファナ、チルウェル、MFカンテ、ザカリア、FWスターリング、ブロヤ、プリシッチ 出場停止者:FWフェリックス(2/3) デビュー戦での一発退場で3試合出場停止のフェリックスが引き続き不在に。負傷者に関してはリース・ジェームズとチルウェルが復帰に近づいているものの、依然として10選手近くが不在となる見込み。前述に加入が発表されたばかりのマドゥエケも登録が間に合っていない可能性が高い。 システムに関しては直近の試合で[4-2-3-1]を採用し、[3-4-2-1]のオプションも持っているが、[4-3-3]の布陣を予想。スタメンはパレス戦のメンバーからチュクエメカに代えてコバチッチを復帰させる以外、同じメンバーの継続とみる。ただ、アスピリクエタとクリバリ、オーバメヤンのベテラン起用の可能性も考えられる。注目のムドリクに関しては昨年11月以降、公式戦から遠ざかっていることもあり、スタメンの可能性は限りなく低い。 ★注目選手 ◆リバプール:FWコーディ・ガクポ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230120_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 加入4戦目で初ゴールを狙う。サラーやヌニェス、チアゴ、コナテといった主力がビッグマッチの勝敗をカギを握るプレーヤーとなるが、加入後初のビッグマッチに臨む23歳の若武者のパフォーマンスに注目したい。 昨夏からメガクラブの関心を集めた万能型アタッカーは、マンチェスター・ユナイテッド行きが有力視されたが、今冬にそのライバルへ電撃移籍。PSVやオランダ代表で十分な実績を持つものの、本来は時間をかけてチームに順応させたいところだったが、多くの負傷者に悩まされるリバプールでは早くも即戦力としての活躍が求められる。そういった中、ここまでの公式戦3試合ではセンターフォワードと左ウイングでプレー。要所で才能の片りんを示したが、リーグ前節のブライトンを含め決定的な仕事には至らず。 今回のチェルシー戦ではヌニェスの戦列復帰に伴い、左ウイングでの先発か、加入後初めてベンチからの投入という起用法が想定される。その中でカタール・ワールドカップでグループステージ3試合連続ゴールを決めた大舞台での勝負強さが期待されるところ。エリオットやカルヴァーリョの年下2人に加え、今後フィルミノやジョタ、ルイス・ディアスとライバルの戦列復帰が予想されており、個人としては目に見える結果を残して自身のポジション確保に繋げたい。 ◆チェルシー:FWミハイロ・ムドリク <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230120_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 注目の逸材が初お披露目か。ガクポ同様に今回のビッグマッチにおけるメインキャストの一人とは言えないが、やはり今冬の移籍市場で最も注目を集めたアタッカーのデビューに注目したい。 昨季にブレイクの兆しを見せ、今季の序盤戦ではレアル・マドリー、RBライプツィヒ、セルティックと同居したチャンピオンズリーグのグループステージでの活躍を含め、シャフタールでの前半戦で18試合10ゴール8アシストの数字を残したウクライナの超新星。 今冬の移籍市場においてはプレミアリーグ首位を走り、同胞ジンチェンコも在籍する相思相愛のアーセナル行きが規定路線と見られたが、アメリカ人オーナーの札束攻勢によって行き先は同じロンドンでもノースロンドンではなくウエストロンドンのチェルシーとなった。 クラブ間の交渉が大きく影響し、個人としてはどうすることもできなかったが、移籍の経緯によって今回のデビュー戦ではその一挙手一投足に注目が集まることに。 今冬の移籍に備えてコンディション調整に余念はなかったものの、最後に公式戦を戦ったのは昨年11月半ばと約2カ月実戦から遠ざかっていることもあり、このリバプール戦では途中出場が濃厚だ。その出場の際にチームがどういった状況になるかは不明だが、多くのメガクラブを魅了した圧倒的なスピード、テクニック、フィニッシュの精度を発揮し、マッチアップが予想されるアレクサンダー=アーノルドを翻弄する姿が期待される。 2023.01.21 12:30 Sat
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【プレミア注目プレビュー】ダービー敗戦からのバウンスバック図る崖っぷちの両雄が激突!

プレミアリーグ第7節延期分、マンチェスター・シティvsトッテナムが、日本時間19日29:00にエティハド・スタジアムでキックオフされる。共に手痛いダービー敗戦からのバウンスバックを図る崖っぷちの両雄が激突するビッグマッチだ。 現在、2位のシティ(勝ち点39)は前節、敵地でマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点38)とのダービーマッチに臨んだ。前半から相手の強度の高い守備に苦戦したものの、途中投入のグリーリッシュのゴールで後半序盤に先制。以降もボールを握って危なげなく試合をコントロールしたが、ラッシュフォードのオフサイドが疑われるブルーノ・フェルナンデスの疑惑の同点ゴールで流れを一変されると、数分後に絶好調のラッシュフォードに痛恨の逆転ゴールを献上。その後、反撃に打って出たものの、相手の守備を最後までこじ開けられず、痛恨の1-2の逆転負けとなった。 EFLカップのサウサンプトンに続く敗戦により、今季初めて公式戦連敗を喫したグアルディオラのチームは、首位のアーセナル(勝ち点47)とのポイント差が「8」に広がった上、3位のニューカッスル、4位のユナイテッドとの勝ち点差がわずか1ポイントに縮まった。そのライバル3チームの調子を考えれば、これ以上の取りこぼしはリーグ3連覇に向けて致命傷となるだけに、近年苦手とするスパーズ戦では是が非でも勝ち点3を獲得したいところ。 一方、5位のトッテナム(勝ち点33)は前節、アーセナルとのダービーを戦った。2014年を最後にホームでは無敗を継続していたが、今回のダービーでは0-2のスコア以上の差で完敗。試合序盤に守護神ロリスのオウンゴールで先制を許すと、防戦一方を強いられた前半終盤にウーデゴールに鮮烈なミドルシュートを決められた。後半はホームチームの意地を見せて盛り返したものの、再三の好守を見せた相手守護神の牙城を破れず。2013-14シーズン以来となるシーズンダブルの屈辱を味わうことになった。 この惨敗によって今季限りとなっているコンテ監督の去就問題が再び騒がしくなっている一方、前述のように好調の上位チームとのポイント差も広がっており、トップ4争いにおいてもここが正念場だ。 なお、近年対ビッグ6の戦績が今一つなトッテナムだが、唯一相性の良さを見せているのが、シティとの対戦。昨季のシーズンダブルを含め、直近のリーグ戦5試合の戦績は4勝1敗と圧倒している。チームの現状を考えれば、シティ優位は揺るがないが、今回の対戦では実力差がそのまま結果に表れるのか、あるいは相性の良さが発揮されるか…。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230118_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ストーンズ、アカンジ、アケ MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン FW:マフレズ、ハーランド、グリーリッシュ 負傷者:DFストーンズ、ルベン・ディアス、MFデ・ブライネ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては軽傷を抱えていたストーンズ、ルベン・ディアス、デ・ブライネの3選手がトレーニング復帰を果たしており、現状では全選手が起用可能な状態だ。 スタメンに関してはダービーから3人の入れ替えを予想。カンセロに代わって負傷明けのストーンズがセンターバックに入り、アケが左サイドバックに。また、やや疲労の色が見えるベルナルド・シウバとフォーデンに代えてギュンドアンとダービーでゴールを決めたグリーリッシュの先発復帰と見る。 ◆トッテナム◆ 【3-4-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230118_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:ロメロ、ダイアー、ラングレ MF:ドハーティ、ベンタンクール、ホイビュア、ペリシッチ FW:クルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミン 負傷者:MFベンタンクール、FWルーカス・モウラ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはルーカス・モウラが引き続き不在となるが、トレーニング復帰のベンタンクールが起用可能となった。 スタメンに関してはダービーから2人の入れ替えを予想。パプ・サールとセセニョンに代わってベンタンクール、ペリシッチと本来の主力が復帰するはずだ。その他では3バックの左にベン・デイビス、不振のソン・フンミンをベンチに置きリシャルリソンをスタートから起用するプランも考えられる。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:FWアーリング・ハーランド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230118_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初対戦の相手に2023年初ゴールを狙う。初上陸のイングランドの地でここまでリーグ戦17試合21ゴールを含め、公式戦24試合27ゴールと驚異のゴールペースを披露している怪物ストライカー。しかし、怪物もさすがに人の子だったか、年明け以降に出場した3試合ではノーゴールとやや量産ペースにかげりが見え始めている。 また、ここ最近のチームの攻撃面の停滞は自身一人の問題ではないが、直近3試合ではほとんどフィニッシュまで持ち込めていないのはやや気がかりな点だ。 今回の一戦では対戦相手が自陣深くにブロックを形成する可能性が高い中、地上戦においては苦戦が想定される。ただ、デ・ブライネを筆頭にピンポイントのクロスを供給できる選手が多いだけに、持ち味の質の高い動き出しからのヘディングやワンタッチシュートがゴールを奪うカギとなりそうだ。また、チームとして早い時間帯に先制点を奪うことができれば、得意のカウンターからここ3試合の鬱憤を晴らす複数ゴールも期待できる。 ◆トッテナム:FWソン・フンミン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230118_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 不振脱却でチームを勝利に導けるか。昨季アジア人史上初のリーグ得点王に輝いた韓国代表FWだが、今季ここまではリーグ戦17試合4ゴールと深刻な不振に陥る。決定機におけるシュート精度の低下に加え、ここ数年の勤続疲労か、加齢の影響か、ドリブル成功率やパス成功率などスタッツ面が大幅に低下している点も気がかりだ。 それでも、中断前に負った眼窩底骨折からようやく回復し、前々節のクリスタル・パレス戦では復帰後初ゴールを奪取。そして、保護用のフェイスマスクを外して臨んだ前節のダービーでは躍動が期待されたが、低調なパフォーマンスに終始。今季の不調の深刻さを物語る結果となってしまった。 現在、クルゼフスキに加え、リシャルリソンが復帰したことでチームの攻撃オプションは間違いなく増えているが、後半戦の巻き返しに向けてエースの復活は必須。通算15度の対戦で7ゴール3アシストと相性の良さを見せるシティとのビッグマッチで昨季のパフォーマンスを取り戻し、チームを勝利に導きたい。 2023.01.19 12:00 Thu
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【プレミア注目プレビュー】今季2度目のノースロンドンダービー! アーセナル独走か、スパーズが上位争い踏みとどまるか

プレミアリーグ第20節、トッテナムvsアーセナルが、日本時間15日25:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。上位争いの行方を左右する重要な今季2度目のノースロンドン・ダービーだ。 開幕6戦無敗スタートも、今季最初のダービーで初黒星を喫したトッテナム(勝ち点33)は、前線を中心に負傷者に悩まされて低迷。中断期間を挟んでリーグ戦7試合連続先制点献上と、前半の不出来と守備の問題を抱えていたが、前節のクリスタル・パレス戦ではFWケインとFWソン・フンミン揃い踏みの活躍に加え、8戦ぶりのクリーンシートを達成する4-0の快勝。リーグ3戦ぶりの白星を挙げると、直近のFAカップでは3部のポーツマスに苦戦しながらもケインのゴールを守り抜いて1-0の勝利。公式戦連勝でホーム開催のダービーを迎えることになった。 現在、宿敵とは11ポイント差の5位と逆転優勝は現実的とは言えないが、最低限のノルマであるトップ4フィニッシュに向けてこれ以上の取りこぼしは許されない。ここからの3週間ではダービー、2位マンチェスター・シティとホーム&アウェイの2試合とビッグマッチを控えており、コンテ率いるチームにとって正念場だ。 一方、今季ビッグ6のライバルが勝ち点を取りこぼし続ける中、開幕から安定して勝ち点を重ねる首位のアーセナル(勝ち点44)。前節のニューカッスル戦では躍進の3位チームと0-0のドローに終わり、今季最長の6連勝を逃したが、リーグ11戦無敗を継続中。さらに、直近のFAカップでは3部のオックスフォード相手に前半苦戦も、FWエンケティアの2ゴールの活躍によって終わってみれば3-0の快勝。今回のダービーに向けてきっちり白星を取り戻した。 前日に行われたマンチェスター・ダービーでは2位シティが敗れており、敵地でのダービーで勝利できれば勝ち点差を「8」に広げられる。逆に、ここでお付き合いになると、次節はシティ撃破で勢いに乗る4位のマンチェスター・ユナイテッドとのタフな戦いが待っているため、最低限勝ち点1は持ち帰りたいところだ。 昨年10月にエミレーツ・スタジアムで行われた前回対戦はホームのアーセナルが3-1のスコアで快勝。前半にトーマス、ケインとゴールを奪い合った中、後半序盤にガブリエウ・ジェズスのゴールで勝ち越したアーセナルは、エメルソンの一発退場で得た数的優位を生かしてジャカがトドメの3点目を奪って勝ち切った。 ただ、互いにホームチーム圧倒的優位のノースロンドンダービーにおいてトッテナムは目下ホーム4連勝中。アーセナルが最後に敵地で勝ったのは2014年3月まで遡る。 ◆トッテナム◆ 【3-4-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230114_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:ロメロ、ダイアー、ラングレ MF:ドハーティ、ビスマ、ホイビュア、ペリシッチ FW:クルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミン 負傷者:MFベンタンクール、FWリシャルリソン、ルーカス・モウラ コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはルーカス・モウラが引き続き不在となるが、ようやくトレーニングに復帰したベンタンクールとリシャルリソンの2人はメンバー入りの可能性がある。 スタメンに関しては快勝した前節のパレス戦からスキップとブライアン・ヒルに代わって、負傷明けのビスマとクルゼフスキの復帰が見込まれる。状態次第ではベンタンクールのスタートも。また、左センターバックではベン・デイビス起用も考えられる。 ◆アーセナル◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230114_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラムズデール DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ MF:ウーデゴール、トーマス、ジャカ FW:サカ、エンケティア、マルティネッリ 負傷者:FWガブリエウ・ジェズス、ネルソン コロナ陽性者:なし 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはガブリエウ・ジェズス、ネルソンが引き続き不在となる。 スタメンに関しては前節のニューカッスル戦と全く同じメンバーの起用を予想。変更点があるとすれば、サイドバックに冨安健洋、ティアニーが入るぐらいか。 ★注目選手 ◆トッテナム:FWハリー・ケイン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230114_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ノースロンドンのキングが偉業達成狙う。昨季リーグ得点王に輝いた相棒ソン・フンミンが不振に陥る中、ここまでリーグ戦18試合15ゴールと、早くも昨季の17ゴールに迫る活躍を見せる29歳FW。前節のパレス戦でプレミアリーグ通算300試合を祝う2ゴールを挙げ、ポーツマス戦でも1ゴールを挙げたイングランド代表FWは、今回のダービーで2つの偉大な記録に挑む。 スパーズ通算412試合出場で265ゴールを記録するケインは、一昨年に逝去したジミー・グリーブスが持つクラブ記録の266ゴールにあと1ゴールに迫る。また、プレミアリーグでは300試合出場で198ゴールを記録しており、アラン・シアラー(260ゴール)、ウェイン・ルーニー(208ゴール)に続く200ゴール到達が間近に。そして、このダービーで2ゴールを決められれば、チームの勝利と共に2つの偉業を達成することになる。 リーグ通算16試合14ゴールとすでに歴代最多ゴール記録を持つ大得意のノースロンドン・ダービーでは、前回対戦を含め2試合連発中。チームとして守勢の展開が予想されるが、復調の相棒に復帰が見込まれるクルゼフスキやリシャルリソンと共に得意のカウンターからゴールをこじ開けたい。 ◆アーセナル:MFマルティン・ウーデゴール <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230114_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 絶好調の若きスキッパーがシーズンダブルを狙う。加入3年目でイングランド屈指の名門のキャプテンに任命された24歳のノルウェー代表は、クラブからの信頼に応えるように開幕から攻守に躍動。ここまで16試合7ゴール5アシストの数字を残し、早くも昨季に記録したガナーズでのキャリアハイのゴール数に並んでいる。 また、アルテタ監督が「ゲームを決め、ハードワークし、毎試合、それぞれの瞬間にチームが必要とするものを提供してくれる」と全幅の信頼を寄せる若きスキッパーは、11月・12月度のリーグ月間MVPを初受賞するなど好調を維持しており、今回のダービーに向けてはサカとマルティネッリの両ウイングと共に最も頼りになる存在だ。 ダービーではデビュー戦以降ゴールから遠ざかっているが、常に安定したパフォーマンスを見せており、ジェズス不在の中で中央での起点づくり、チャンスメークを担うと共にミドルシュートとラストパスを使い分けながら相手守備を揺さぶる仕事が期待される。 2023.01.15 12:00 Sun
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