「選手たちを輝く場所に連れていきたい」新たにWEリーグのトップに立つ髙田春奈チェアが決意表明、ポイントは集客改善とリーグの地位向上

2022.09.29 21:50 Thu
©超ワールドサッカー
WEリーグは29日、岡島喜久子チェアの退任と、髙田春奈チェアの就任を発表した。

2021年10月に開幕したWEリーグ。岡島チェアは1年で退任となり、今回2代目チェアとして髙田氏が就任した。

髙田チェアは、かつては父である髙田明氏の後を継いで、V・ファーレン長崎の代表取締役社長に就任。その後、今年3月にJリーグの理事に就任していた。その他、日本サッカー協会(JFA)の理事、全日本大学サッカー連盟の理事も務めている。
そんな中、WEリーグからチェア就任の打診が。Jリーグの理事として半年しかたっていない中、当初は悩んだものの、理事を兼任する形でチェアに就任しようと決断。しかし、Jリーグの野々村芳和チェアマンが、WEリーグに専念すべきと判断し、Jリーグでは特任理事(非常勤)と役職が変更されることとなった。

髙田チェアは就任に際しコメント。意気込みを語った。
「(Jリーグ理事となった)この半年間短い期間でしたので、あまり貢献できたと胸を張って言えることはないですが、Jリーグも来年30周年を迎えるにあたり、色々な準備をしている最中でしたので、今回WEリーグの話をいただいた時は、まだ在任中、半年しか経っていないタイミングでしたので、私がなって良いものなのかということを凄く悩みました」

「お恥ずかしい話、同じサッカー界にいながら、全然WEリーグの動向を見ていなかったので、その機会に色々調べたり、実際の試合を見ていたりしますと、凄く選手たちが生き生きと輝いていて、サポーターの方に愛され、とてもカッコ良いし、素敵だし、同じ女性としても憧れる方たちがたくさんいて、さらに世界を見渡していけば、世界での位置付けは男子よりも女子の方が良い成績を残せている実態がある。そういうことを考えた時に、もっと選手たちを輝く場所に連れていきたい、日本の女子サッカーの位置付けをもっと高めるために、WEリーグを良くすることで貢献できるのではないかと考えたら、この仕事は本当にやりがいのある素晴らしいものではないかと考えるようになりました」

「サッカー界全体で言えば、女子サッカーは非常に重要な課題の1つですし、Jリーグもまだまだ課題がある中でやるべきことはたくさんあるんですが、私個人がどこに貢献できるかと言えば、今回必要としていただいたWEリーグの方に移らせていただいた方が、サッカー界全体を考えた時も良いのではないかと思いましたし、まだまだ活躍する女性が少ないJリーグに対しても、良い影響を与えられるのではないかと考えまして、野々村チェアマンにも相談して、今回の決断に至りました」

「理事のみなさんがたくさんいらっしゃいますが、本当に素晴らしいメンバーに恵まれて、WEリーグの各クラブもお客さんを増やすため、女子サッカーが向上するために頑張られている方がたくさんいて、素晴らしい選手たちがいて、凄い仲間が揃っている場所ですので、私1人が頑張るというよりは、みんなで力を合わせてWEリーグをより高いところへ引き上げて、皆さんに勇気を与えられるように。特に女性活躍社会の貢献という点では、女子サッカーが正当な評価を受けて、たくさんの人たちに夢を与えられることが、日本全体の女性活躍につながると信じて頑張っていきたいと思います」

1年目を終え、2年目のシーズンに向かっていくWEリーグの認識については「同じサッカー界にいながら、WEリーグの動向をキャッチアップできていませんでした。それは私の努力不足かもしれません。ただ、情報が入ってこないこと自体が1番の課題だと思っています。WEリーグが立ち上がった時に、女子サッカーにもプロができるという話題は耳にしていましたが、そのプロセスが見えていなかった。いかに多くの方に自然と話題として入っていく状態にするかが大事だと思っています」と、発信力、情報として日常に広まっていないことを問題視した。

また「価値を上げることによって、スポンサーどしてくださる企業も増えると思いますし、ご支援いただいたものを元手に選手たちに還元をしたり新たな取り組みもできると思うので、良い循環を生み出すことがまずは求められていると思っています」と、最初に着手したい部分について語った。

現在は11チーム(2023-24シーズンから12チーム)で行われているWEリーグ。その全てが本州にあり、関東に6チームがある状況だ。まだ、全国に広がっているとは言えない状況だが、「チームを持つこと以外の方法でも女子サッカーを各地に広げることは、Jリーグと連携することでできると思いますし、個人的には地域の人たちだけに応援されないことがWEリーグの面白さかなと思います」とコメント。「自分が住んでいるエリアとは違う場所だけど、かっこいいから憧れるというのは、男子よりも多いのが女子の魅力だと思っています。WEリーグという存在を全国の方に知ってもらい、必ずしも応援するクラブは地元のクラブでも良いという新しい形が生まれればと思います」と、地域密着という考えのJリーグとは異なり、どの地域にいても好きな選手、クラブを応援できる形にしたいとした。

一方で、初年度の観客は5000人平均を掲げながら、1試合平均は1560人に終わった。この点はコロナ禍ということもあった中、打ちたい手については「平均するとそれぐらいですが、チームによってかなり差があることも認識しています」と回答。「クラブが地域やサッカー界でどれだけ認知されているか。色々な理由があると思うので、見てみないとわかりません。特効薬があるというよりは、地道な活動が実を結ぶものだと思っているので、まずは自分で目で見て、感じられることがあれば、皆さんと一緒に改善していければと思います」とコメント。観客動員の改善には着手していきたいと考えていることを明かした。

WEリーグの世界での立ち位置については「多くの女子選手がヨーロッパやアメリカで活躍しており、この期間にもヨーロッパに行ったWEリーガーがいるというニュースを見る度に、ちょっと悔しいなという気持ちはあります」とコメント。「世界の女子サッカーの中での日本の女子サッカーの位置付けを考えれば、必ずしも男子と同じようにヨーロッパのリーグのクラブに行くことは凄いですが、男子より差はないと思っています。正直、名前負けしてしまう部分もあるとは思いますが、実際に行った選手では抑圧から解放された気持ちになるかもしれません。WEリーグという場所が日本の選手たちにとっても、海外のクラブと選択肢として対等な立場になるべきだと思いますし、海外のトップクラスの選手にとっても日本でプレーすることが選択肢の1つとして入るリーグにすべきだと思っています」と、世界に通用するリーグにして行きたいという構想を語った。

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「中盤からは独走態勢」 J3優勝の大宮を野々村芳和チェアマンが喝采、レッドブル下の来季にも「新たな旋風を期待」

大宮アルディージャの明治安田J3リーグ優勝にJリーグチェアマンの野々村芳和氏がコメントを寄せた。 1年でのJ2復帰を期してJ3を戦った大宮は春先から首位をひた走り続け、第32節で自動昇格圏内の2位以内が確定。そして、今週末の第33節は2位FC今治との直接対決を引き分けに持ち込み、5試合を残して優勝を決めた。 今季J3最多の61ゴールもさることながら、守りも最少の22失点と攻守に圧倒的な戦い。野々村チェアマンはJリーグを通じて祝福し、レッドブルグループ下での来季にも期待した。 「大宮アルディージャの皆さま、2024明治安田J3リーグ優勝、そしてJ2昇格おめでとうございます。ファン・サポーターの皆さま、クラブに関わる全ての方々に心よりお祝い申し上げます」 「昨シーズンの雪辱を晴らし、1年でJ2の舞台へ返り咲きました。今シーズンは開幕から上位に位置し、第8節で首位に立つと、第13節まで無敗と勝点を積み上げ、中盤からは独走態勢に。今節の結果をもって23勝8分2敗と他チームの追随を許さぬ圧倒的な強さで、残り5節を残してJ3リーグ優勝を勝ち取りました」 「経験豊富な選手達の安定したプレーが若手選手を引っ張り、『戦う集団』へとチームを上手くまとめ上げる長澤徹監督のマネジメント手腕も光りました」 「本日もホームスタジアムであるNACK5スタジアム大宮には、大勢のファン・サポーターの皆さまが詰めかけ、素晴らしい雰囲気でチームを後押ししてくれました。クラブが苦しい時にも、声援を送り続けたファン・サポーターの皆さまにとって、本日の歓喜は忘れがたいものとなるでしょう」 「来シーズンからは再びJ2の舞台で戦うこととなりますが、勢いこのままに新たな旋風を巻き起こしてくれることを期待しています」 <span class="paragraph-title">【動画】大宮選手が歓喜のシャーレアップ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://twitter.com/Ardija_Official?ref_src=twsrc%5Etfw">@Ardija_Official</a> <a href="https://t.co/oSTaK9R9U1">pic.twitter.com/oSTaK9R9U1</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1847537864126713999?ref_src=twsrc%5Etfw">October 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.19 18:12 Sat
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世界トップ水準を目指して! Jリーグ、現行方式のラストシーズンで目指すもの…野々村芳和チェアマン「プレー強度とアクチュアルプレーイングタイム」

10日、Jリーグが2025Jリーグ開幕イベントを開催。冒頭、野々村芳和チェアマンが、今シーズンのJリーグが目指すサッカーについて語った。 2025シーズンは、現在のスケジュールで行われる最後のシーズンに。2026シーズンは特別大会を行い、後半から2026-27シーズンとしてヨーロッパなどにシーズンを合わせることとなる。 世界基準を目指しているJリーグ。まずはシーズンを世界に合わせていく中で、プレーの水準も合わせていきたいとのこと。野々村チェアマンは、コンタクトの強さと深さ、アクチュアルプレーイングタイムに焦点を合わせていきたいと語った。 「まもなく2025シーズンの明治安田Jリーグが開幕します。昨シーズンは過去最高の1250万人という人をスタジアムにお迎えすることができましたし、クラブとリーグの売上の総和も過去最高になる予定です。メディアの皆さんには全国各地でJリーグを盛り上げていただきました。改めて感謝します。どうもありがとうございました」 「Jリーグは30年以上やってきていますが、次の30年で世界のトップ水準のリーグになっていこうということで、数年かけてシーズン移行を決定したことや、選手の契約制度の改定などもやってきて、リーグの基盤の見直しをこの数年でやってきました」 「今後Jリーグでプレーする選手たちはそうですが、将来プロを目指す選手たちにとっても、海外の選手たちにとってもJリーグがプレーする価値がある、あそこに行くと成長できるという思いを持っていただけることなど、色々なことを変えていかなければいけない。サッカーの水準だけではなく、周りの水準も上げていかなければいけないし、エンターテインメント性、面白さも追求しなければいけないと思っております」 「今日は、ピッチ上に少しフォーカスしてお話ししたいと思っています。世界のトップでプレーしてきた、体感してきた選手や日本代表も森保監督もそうですが、どういったところを変えなければいけないかということを話したり、聞いたりしてきました。今回はJFAも含めて、2025シーズンからここを変えていこうという2つの観点に着目していきたいと思います」 「1つ目はプレーの強度。2つ目はアクチュアルプレーイングタイムです。1試合でボールが動いている、プレーされている時間を意識していきたいと。1つ目のコンタクトプレー、強度というのは、強さ、深さ。世界のトップレベルでやってきた選手から何度も言われてきた部分です」 「アクチュアルプレーイングタイムは、直近のシーズンでは世界のトップ3のリーグと比較すると、プレミアリーグでは60分近い58分。Jリーグはどのくらいかというと52分ぐらいでした(ドイツは57分、スペインは55分)。ここは現行のシーズン性でいくと5月から9月まではなかなかパフォーマンスが上がりにくい環境ということもありますが、見ているお客様にとってももう少し長くプレーしているところをしっかり見せていこうよと。Jリーグのクオリティという部分でも大事な部分なんじゃないかなと思っています」 「具体的にどうするのかというと、強度やアクチュアルプレーイングタイムということをより良くしていくためには、審判のジャッジも凄く大事になって来ると思います。審判だけが意識すれば良いかというとそうではなく、選手にもそういった意識を持って一緒にサッカーを作り上げていくことで、この課題を解決していこうと考えました」 「開幕前に各チームを回って、選手や現場の皆さん、審判を含めて、色々な話をする中で、映像も含めてみんなでこういった方向にしていこうということを今シーズンも話してきました。決してサッカーのルールが変わるわけではないですが、ルールの解釈には幅があります。リーグとか国によってはその標準の差がかなりありますが、その標準を世界に近づけていくということをやりたいと思っています」 昨シーズンのプレーの中から、今シーズンは続行させたいような強度の高いプレーや、今シーズンの水準でジャッジされたシーンをまとめた映像を放映。選手や審判たちにも共有しているという。 「当然、危険なプレーは今まで通り、ルールが変わるわけではないので、標準を上げていくために次の笛がなるまで続けていく。この間のFUJIFILM SUPER CUPでも同じようなシーンが随所に見られたかなと思っています」 「こうやって試合環境、ピッチのレベルが上げていく作業の中で、今シーズンはヨーロッパだけでなく、中南米、中東、アジアなど最大7カ国の審判を招いて、40試合ぐらいを世界の色々なサッカーを経験している審判に笛を吹いてもらおうと思っています。Jリーグのサッカーをもう一段上げていくためにも、メディアの皆さん、ファン・サポーターの皆さんにも、審判がプレーを続けさせる勇気を後押しするようなリスペクト、空気感。選手たちがタフなプレーを続けた時に拍手が起こるようなスタジアムの雰囲気を皆さんで作っていただけたらと思っています」 「今シーズンは現行のスケジュールでの最後の大会となります。AFCのチャンピオンズリーグ、クラブ・ワールドカップなどでアジア、世界の舞台でJリーグのクラブが挑戦するということもあります。30年後という話をしましたが、振り返った時に起点となった、素晴らしいシーズンだったと思っていただけるように、是非皆さんで一緒に今シーズンも盛り上げてもらえればと思います。2025シーズン、よろしくお願いいたします」 2025.02.10 21:40 Mon

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