C大阪が好相性・浦和に4発大勝!2大会連続3度目の決勝進出で前回大会のリベンジへ《ルヴァンカップ》
2022.09.25 19:05 Sun
25日、YBCルヴァンカップ・プライムステージ準決勝第2戦の浦和レッズvsセレッソ大阪が埼玉スタジアム2002で行われ、4-0でC大阪が勝利。合計スコア5-1で、C大阪が2大会連続の決勝進出を決めた。
優勝した2016年以来、6大会ぶり6度目の決勝進出を狙う浦和と、準優勝に終わった前回大会の借りを返すため、2大会連続3度目のファイナルを目指すC大阪。C大阪のホームで行われた第1戦は上門のミドルでC大阪が先制するも、小泉のゴールで浦和が追い付き、1-1で終えた。
4日前の試合からスタメンの変更は互いに1人。浦和はダヴィド・モーベルグに代わって松崎が、C大阪はGK清水に代わってGKキム・ジンヒョンが先発に名を連ねた。
比較的穏やかな序盤の中で、C大阪は12分にくさびの縦パスを受けた加藤がボックス手前から反転シュート。18分には高い位置でのボール奪取から奥埜が狙う。
浦和がアタッキングサードに人数を掛けられないでいると、試合を動かしたのはシンプルな攻撃を仕掛けたC大阪。23分、右タッチライン際中央付近でマテイ・ヨニッチからのパスを受けた毎熊は、横の奥埜に預けてダイアゴナルにスプリント。鈴木のスルーパスを呼び込んでボックス右から折り返すと、これが対峙した明本の足に当たってゴール方向へ。GK西川も反応できずネットを揺らし、貴重なアウェイゴールとなった。
前半終了間際にも上門のミドルがゴールを強襲するなど、C大阪は内容、スコアともに充実して45分を終えた。
決勝進出のためには最低でも3点が必要になった浦和は、後半頭から松崎に代えて馬渡をピッチへ。左サイドバックに配置し、明本を一列押し出した。その馬渡は強烈なミドルシュートでC大阪守備陣に冷や汗をかかせると、ボックス外に飛び出したGKキム・ジンヒョンのパスをカットした小泉、続けて松尾が狙う。
C大阪はいずれのシュートもカバーに入った鳥海がブロック。GKキム・ジンヒョンと明本との交錯でしばしゲームが止まったこともあり、冷静さを取り戻すと、再開後に大きな展開から再び加点する。
51分、為田がボックス手前から左サイドへはたき、山中がファーサイドへ鋭いクロス。完璧なタイミングで走り込んだ加藤が馬渡に競り勝ち、ヘディングを叩き込んだ。
窮地に立たされた浦和だが、伊藤のボレーや途中出場のキャスパー・ユンカーのシュートも枠を捉えられず、逆にミスから80分に痛恨の4失点目を喫する。岩波から岩尾へ渡ったタイミングを北野に狙われ、ジェアン・パトリッキに独走からゴールを許した。
ジョーカーの一発で勝負を決めたC大阪は残り時間も安定した試合運びを見せる。クロスこそ許すも、ボックス内では部類の強さを見せ、クリーンシートで試合終了。相性の良い浦和を相手に4-0、合計スコアを5-1とし、2年連続の決勝進出を決めた。
決勝戦は10月22日、国立競技場で行われる。
浦和レッズ 0-4(AGG:1-5) セレッソ大阪
【C大阪】
OG(前23)
奥埜博亮(前30)
加藤陸次樹(後6)
ジェアン・パトリッキ(後35)
優勝した2016年以来、6大会ぶり6度目の決勝進出を狙う浦和と、準優勝に終わった前回大会の借りを返すため、2大会連続3度目のファイナルを目指すC大阪。C大阪のホームで行われた第1戦は上門のミドルでC大阪が先制するも、小泉のゴールで浦和が追い付き、1-1で終えた。
4日前の試合からスタメンの変更は互いに1人。浦和はダヴィド・モーベルグに代わって松崎が、C大阪はGK清水に代わってGKキム・ジンヒョンが先発に名を連ねた。
浦和がアタッキングサードに人数を掛けられないでいると、試合を動かしたのはシンプルな攻撃を仕掛けたC大阪。23分、右タッチライン際中央付近でマテイ・ヨニッチからのパスを受けた毎熊は、横の奥埜に預けてダイアゴナルにスプリント。鈴木のスルーパスを呼び込んでボックス右から折り返すと、これが対峙した明本の足に当たってゴール方向へ。GK西川も反応できずネットを揺らし、貴重なアウェイゴールとなった。
今季の対浦和戦は負けなしのC大阪は、さらにCKから上門、為田に山中のミドルと効率よくフィニッシュまでつなげると、30分に追加点を奪取。左サイド中央で山中が縦に送り、スペースへ走り込んだ為田がグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前の加藤がスルーし、裏から顔を出した奥埜が受ける。コントロールはやや大きくなったかに思われたが、処理に来たGK西川より先に触り、見事なループを沈めた。
前半終了間際にも上門のミドルがゴールを強襲するなど、C大阪は内容、スコアともに充実して45分を終えた。
決勝進出のためには最低でも3点が必要になった浦和は、後半頭から松崎に代えて馬渡をピッチへ。左サイドバックに配置し、明本を一列押し出した。その馬渡は強烈なミドルシュートでC大阪守備陣に冷や汗をかかせると、ボックス外に飛び出したGKキム・ジンヒョンのパスをカットした小泉、続けて松尾が狙う。
C大阪はいずれのシュートもカバーに入った鳥海がブロック。GKキム・ジンヒョンと明本との交錯でしばしゲームが止まったこともあり、冷静さを取り戻すと、再開後に大きな展開から再び加点する。
51分、為田がボックス手前から左サイドへはたき、山中がファーサイドへ鋭いクロス。完璧なタイミングで走り込んだ加藤が馬渡に競り勝ち、ヘディングを叩き込んだ。
窮地に立たされた浦和だが、伊藤のボレーや途中出場のキャスパー・ユンカーのシュートも枠を捉えられず、逆にミスから80分に痛恨の4失点目を喫する。岩波から岩尾へ渡ったタイミングを北野に狙われ、ジェアン・パトリッキに独走からゴールを許した。
ジョーカーの一発で勝負を決めたC大阪は残り時間も安定した試合運びを見せる。クロスこそ許すも、ボックス内では部類の強さを見せ、クリーンシートで試合終了。相性の良い浦和を相手に4-0、合計スコアを5-1とし、2年連続の決勝進出を決めた。
決勝戦は10月22日、国立競技場で行われる。
浦和レッズ 0-4(AGG:1-5) セレッソ大阪
【C大阪】
OG(前23)
奥埜博亮(前30)
加藤陸次樹(後6)
ジェアン・パトリッキ(後35)
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2週間前ぐらいにチームと話をしていく中で、来シーズン以降、自分もこのチームの力になれるかどうか悩んでいますと話した時に、選手としてはここまでなんじゃないかという話をされた時に、浦和レッズの力になれないのであればここまでだなと思い、引退を決断しました <h3>ー引退のコメントで「浦和の漢としての生き様を見せることはできた」としていたが、宇賀神友弥の生き様とは</h3> 自分自身、決してサッカーが上手い選手ではないと思いますし、何か飛び抜けた能力がある訳でもないと思っています。ただ、日頃からピッチに立った際には、最後の笛が鳴るまで100%で戦い続ける。その背中を見た後輩たちが、またこのチームのために戦ってくれるというような、僕がたくさん色々な先輩たちから見せてもらったものを、そのピッチで示すことができたというのが浦和の漢としての生き様だったんじゃないかなと思います <h3>ーサポーターや街の方など、色々な方と向き合ったサッカー人生だったと思うが、誇れることは?</h3> 浦和レッズというクラブは本当に熱いサポーターがたくさんいて、浦和という街を大切にしていくということが印象強いと思います。その浦和という街、浦和というクラブのために、全てを懸けて戦ってきたということが、自分自身、一番自信を持って引退できることだなと 埼玉スタジアムのピッチというのは、日々の努力を披露する場だと思うんですけど、そのためには日々の練習が大切で、その練習も1日も手を抜くことなく、100%でやり続けた15年間だったんだなというところが、自分としても凄く誇らしいですし、自分を褒めてあげたいです <h3>ー忘れられない試合やゴール、アシストは?</h3> 忘れられない試合はもちろんたくさんあるんですけど、勝てばホームで優勝を決めることができたガンバ戦が忘れられないです このクラブに戻って来ると決めた日に、1つでも多くのタイトルをこのクラブにもたらせたいという思いだけで日々頑張ってきましたし、2006年から獲ることができていないJリーグのタイトルを獲ることが、僕の目標であり、このクラブに対する恩返しだと思っていたので、あの試合、あの最高の雰囲気で勝つことができなかった。僕自身もビッグチャンスがあった中で決められなかったということが、嬉しい思い出より悔しい思い出が凄く残っています 印象に残っているゴールは、ゴール自体はたくさんないんですが、多くの方が言ってくれるであろう天皇杯決勝のゴールが忘れられないですし、あそこに至るまでのプロセスも含めて、自分自身も忘れられないゴールになりましたし、サポーターにとっても「宇賀神と言ったらあのゴールだよね」というゴールだったんじゃないかなと思います アシストで言うと、そこまで多くはなかったですが、ガンバに負けた翌年のホームでのガンバ戦で、リベンジじゃないんですが、ズラタン選手が決めたゴールのアシストというのは、自分の人生だったりサッカー人生を表すようなアシストだったかなと思います。悔しい思いをあの場で結果として形で表現できたというのは、凄く印象に残るアシストだったと思います <h3>ー浦和というのはどういったものか</h3> 僕の人生そのものですね。25年前にこの大原に初めて練習しに来た日のことを、本当に昨日のことのように覚えていますし、自分の人生の大半を占めるのが、この浦和レッズで、この赤いユニフォームで、このエンブレムがあって、僕の人生そのものだと思います <h3>ー今後について</h3> 一度退団するときに、多くの皆さんの前で言わせていただいたことから僕はブレることはなく、このクラブのGMになること、責任者になることが僕の次のまず最初の夢で、その夢を叶えた後は、このクラブがいるべき場所にもう一度戻さなくてはいけない。それは何なの?と言われたら、Jリーグと言ったら浦和レッズだよね。アジアの代表と言ったら浦和レッズだよね。世界でも通用するクラブだよねって言われなければいけないクラブ、存在だと思うので、自分はこのクラブをそういうクラブにすることを見据えて、浦和レッズのGMになりたいなと思っています そして、このエンブレムを背負って戦う人間の覚悟と責任、このクラブを応援してくれるサポーターの人たちが、自信を持って「俺浦和レッズが好きなんだよ」、「浦和レッズが俺の人生なんだ」と言ってもらえるようなクラブにしたいと思っています <h3>ー優勝争いを継続してできるクラブになっていくために大切なことは</h3> やはりクラブとしてやるサッカーの継続性がないというのは正直なところだと思います。監督が代わる毎にサッカーが変わっていたら継続性はないですし、もちろん浦和を背負う責任という言葉がありますけど、それだけではサッカーは勝てないので、そこを構築していくのが次自分がやりたい仕事の1つだと思います ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ)が居なくなってから監督がコロコロ代わり、長期政権を築けていないというのは、そういうところの1つだと思っています もちろんピッチに立つのは選手なので、選手が結果を残し続ければそんなことは関係ないという見方もあると思いますけど、5年10年先、常にトップに浦和レッズがいるということにはできないと思うので、フットボールの本質のところの再構築が必要かなと思っています <h3>ーGM就任に向けて、来年、再来年と引退後の計画は</h3> 正直何も決まっていないです。クラブともそういう話は少ししていますけど、正直何も決まっていません。具体的な話はまだないので、これから話していければと思いますし、GMになるという夢はブレることはないので、それに向かってどのような第一歩を踏み出すことが良いのかを、色々な方と話して模索しているところです <h3>ーGMは矢面に立つ仕事。サポーターの罵声も浴びることもあるが</h3> 何年浦和レッズでやっていると思っているんですか(笑)。誰よりもその厳しさを分かっているつもりですし、誰よりもその人たちの力が凄いことも知っているので、もちろん結果が出なければ、そういう反応をしてもらいたいですし、チャレンジしなければ失敗を失敗と分からないので、色々なことにチャレンジしながら、色々な人に色々な反応をしてもらいながら成長していければと思います <h3>ーレッズのアカデミーの選手たちにもコメントを</h3> アカデミー出身の選手として、こうやって長く浦和レッズでプレーして引退することができたというのは、また1つ今アカデミーにいる選手たちの希望になれたかなと思います 僕自身もアカデミー出身ということで、その中でもずっと試合に出続けてきたわけでもないですし、苦しい時期の方がアカデミー時代は多かったと思います。ただ、 やっぱりプロサッカー選手になりたい、浦和レッズの選手になりたいんだと思い続けた結果が、今僕がこの場に座っている、この場にいることだと思うので、プロサッカー選手になりたいというだけではなく、浦和レッズの選手になりたいと強く思ってもらいたいと思います <h3>ー浦和に復帰して、以前所属していた時との違いは感じたか</h3> 気持ちの面で、退団する前も強い気持ち、愛を持ってこのクラブにいたつもりでしたけど、一度外に出て、このクラブの凄さがわかりましたし、自分のこのクラブに対する気持ちというのも改めて大きいんだなということを感じることができました 選手の部分でいうと、だいぶ静かだなと思います。前にいた時の方が、元気なやつが多かったので、僕が歳をとったのか、最近の若い子達はみんな静かだなという印象があります <h3>ー時には厳しい声をかけてくれるサポーターとどう向き合ってきたのか</h3> ぶつかり合うということは、それだけその物事に対して真剣に向き合っているという証拠だと思っていたので、特にあのピッチにおいては、ぶつかり合うことが当たり前だと思っていたし、時には勝った後でも「宇賀神、今日よくなかったな」と言われましたが、それが当たり前だと思っていました そこで自分が納得しているようじゃ成長はそこで止まると思っていましたし、ぶつかり合うことは大切だと思っていたので、逃げないことが大切だと思っていました よく阿部(勇樹)さんとか、那須(大亮)さんとかに「やめろ!」って止められていましたけど、僕はずっと納得いっていなくて、なんで心と心でぶつかり合わないんだと。それも含めて浦和レッズだし、それも含めて埼玉スタジアムでの空間だったので、立場が変わって、クラブに入ったとしても、お互いの意見をぶつけ合うことは変わりない、逃げないことが自分の成長に、お互いの成長に繋がると思います <h3>ー今のチームに何が足りなくて、何が必要になっていくのか</h3> 今シーズン残念ながら残留争いをするという苦しいシーズンになってしまいましたけど、そのターニングポイントとなった柏戦の前にやった選手ミーティングでも言わせてもらいました。「1人1人が仲間を信じる力が足りない」。それは断言できます 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