上門の十八番でC大阪が先制も、小泉弾で浦和が追い付き第1戦はドロー《ルヴァンカップ》
2022.09.21 21:03 Wed
21日、YBCルヴァンカップ・プライムステージ準決勝第1戦のセレッソ大阪vs浦和レッズがヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。
前回大会に続く決勝進出を目指すC大阪と、優勝した2016年以来となるファイナルも目論む浦和。昨年の準決勝と同一のカードとなり、その際は浦和ホームの第1戦を1-1、C大阪ホームの第2戦を1-0と、桜のユニフォームが上回った。
1週間前のリーグ戦でも埼玉スタジアム2002で顔を合わせている両者は、C大阪が1-0で勝利し、シーズンダブルを達成している。C大阪は代表活動で西尾とアダム・タガートがチームを離れたが、マテイ・ヨニッチと鳥海の2センターバックは健在で、前線には上門を起用。懸念事項のGKキム・ジンヒョン欠場に際しては、清水圭介がゴールマウスを守った。
同じ相手にこれ以上苦汁を飲まされる訳にはいかない浦和は、同じく代表活動で酒井、鈴木、大畑が不在に。リカルド・ロドリゲス監督は右サイドバックに関根を配置する奇策を取り、前線では直近の湘南ベルマーレ戦からダヴィド・モーベルグ以外の3人を変更。松尾、小泉、大久保が起用された。
僅差のゲームが予想された一戦は開始早々にホームチームが動かす。明本のフィードをヨニッチが頭で跳ね返し、中盤の奥埜がコントロールから反転してシンプルに前線へ送ると、バイタルエリア右で受けた上門はルックアップして迷いなく右足を一閃。名手GK西川の手も空を切り、無回転ミドルが鮮やかにネットに突き刺さった。
C大阪は10分、鈴木のFKにヨニッチが頭で合わせ、さらにショートカウンターから加藤のフィニッシュ。手数を掛けない攻撃で追加点を狙いつつ、じわじわとポゼッション率を高める浦和の前にまずは守備という姿勢を見せる。
前半終了間際にバックパスを受けたGK清水に対し、松尾があわやというプレスを掛けた浦和。ビハインドで折り返した後半も頭から足を止めずに攻勢を強めると、53分に実を結ぶ。
左サイドでの組み立てから明本がグラウンダーで折り返し、小泉がスルー。ペナルティアークからの伊藤の左足シュートはGK清水に弾かれたが、こぼれ球を小泉が詰めて貴重なアウェイゴールをもぎ取った。
相手の勢いにミスも散見し出したC大阪は先制ゴールの上門に代えて清武を投入する。すると、66分には最終ラインでのビルドアップからアタッキングサードまで運び、右サイドから清武の上げたクロスにニアで毎熊がつぶれ、正面から加藤がフリーでボレー。しかし、体を倒しながらの一撃も抑えきれず、フィニッシュはクロスバーを越える。
75分過ぎには浦和が連続してCKを得るも、空中戦ではヨニッチが部類の強さを発揮。終了間際の左CKでは岩尾が意表を突いて直接ファーを狙うと、GKの手は越えたが、毎熊が懸命にカバーした。
その後もアウェイチームの攻勢が続いたものの、再びスコアが動くことなくタイムアップ。C大阪が上門の十八番で期先を制したが、意地を見せた浦和が追い付き、ドローで第1戦を終えた。
第2戦は25日に埼玉スタジアム2002で行われる。
セレッソ大阪 1-1 浦和レッズ
【C大阪】
上門知樹(前2)
【浦和】
小泉佳穂(後8)
前回大会に続く決勝進出を目指すC大阪と、優勝した2016年以来となるファイナルも目論む浦和。昨年の準決勝と同一のカードとなり、その際は浦和ホームの第1戦を1-1、C大阪ホームの第2戦を1-0と、桜のユニフォームが上回った。
1週間前のリーグ戦でも埼玉スタジアム2002で顔を合わせている両者は、C大阪が1-0で勝利し、シーズンダブルを達成している。C大阪は代表活動で西尾とアダム・タガートがチームを離れたが、マテイ・ヨニッチと鳥海の2センターバックは健在で、前線には上門を起用。懸念事項のGKキム・ジンヒョン欠場に際しては、清水圭介がゴールマウスを守った。
僅差のゲームが予想された一戦は開始早々にホームチームが動かす。明本のフィードをヨニッチが頭で跳ね返し、中盤の奥埜がコントロールから反転してシンプルに前線へ送ると、バイタルエリア右で受けた上門はルックアップして迷いなく右足を一閃。名手GK西川の手も空を切り、無回転ミドルが鮮やかにネットに突き刺さった。
痛烈な先制パンチを食らった浦和だがすぐさま反撃。小泉がヨニッチへ圧力を掛けてパスを引っ掛けると、そのまま持ち込んで一対一に。だが、GK清水の逆を突いたシュートも残した右足に当たり、続くCKからのアレクサンダー・ショルツのヘッドも枠の左へ外れた。
C大阪は10分、鈴木のFKにヨニッチが頭で合わせ、さらにショートカウンターから加藤のフィニッシュ。手数を掛けない攻撃で追加点を狙いつつ、じわじわとポゼッション率を高める浦和の前にまずは守備という姿勢を見せる。
前半終了間際にバックパスを受けたGK清水に対し、松尾があわやというプレスを掛けた浦和。ビハインドで折り返した後半も頭から足を止めずに攻勢を強めると、53分に実を結ぶ。
左サイドでの組み立てから明本がグラウンダーで折り返し、小泉がスルー。ペナルティアークからの伊藤の左足シュートはGK清水に弾かれたが、こぼれ球を小泉が詰めて貴重なアウェイゴールをもぎ取った。
相手の勢いにミスも散見し出したC大阪は先制ゴールの上門に代えて清武を投入する。すると、66分には最終ラインでのビルドアップからアタッキングサードまで運び、右サイドから清武の上げたクロスにニアで毎熊がつぶれ、正面から加藤がフリーでボレー。しかし、体を倒しながらの一撃も抑えきれず、フィニッシュはクロスバーを越える。
75分過ぎには浦和が連続してCKを得るも、空中戦ではヨニッチが部類の強さを発揮。終了間際の左CKでは岩尾が意表を突いて直接ファーを狙うと、GKの手は越えたが、毎熊が懸命にカバーした。
その後もアウェイチームの攻勢が続いたものの、再びスコアが動くことなくタイムアップ。C大阪が上門の十八番で期先を制したが、意地を見せた浦和が追い付き、ドローで第1戦を終えた。
第2戦は25日に埼玉スタジアム2002で行われる。
セレッソ大阪 1-1 浦和レッズ
【C大阪】
上門知樹(前2)
【浦和】
小泉佳穂(後8)
セレッソ大阪の関連記事
J1の関連記事
|
セレッソ大阪の人気記事ランキング
1
C大阪が『プーマ』と契約終了…2015年から10年共闘でカップ2冠のシーズンも
セレッソ大阪は29日、『プーマジャパン株式会社』とのトップパートナー、並びにエキップメントパートナー契約の満了を発表した。 Jリーグ参入時から『ミズノ』だったC大阪だが、2015年から『プーマ』と契約。J2降格1年目からの付き合いだったが、クラブとして念願の初タイトルとなるYBCルヴァンカップと天皇杯のカップ戦2冠に輝いた2017年など、クラブ創設30周年のメモリアルイヤーもともに戦った。 クラブは「10年間、クラブのパートナーとして共に戦い、タイトルを獲得し、一緒に歴史を刻んできたプーマジャパン株式会社様にクラブ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました」と感謝した。 さらにクラブ公式YouTube上にてこの10年間の軌跡動画が公開され、サポーターからは「どの時代も個性的なデザイン好きでした」のほか、「次はどこなんだろ」との声も上がっている。 <span class="paragraph-title">【動画】2つのカップタイトル…C大阪とプーマの軌跡</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="wpEUjuw3Yao";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.29 13:20 Fri2
【Jリーグ出場停止情報】J1は横浜FM・FW西村拓真、京都FWマルコ・トゥーリオが出場停止、最終節のJ3は大宮FW杉本健勇と相模原MF岩上祐三が「反スポーツ的行為」で出場停止
Jリーグは18日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1リーグでは週末試合があったチームから新たに2選手が追加。横浜F・マリノスのFW西村拓真と京都サンガF.C.のFWマルコ・トゥーリオが累積警告により次節出場停止となった。 J3リーグでは8名が出場停止に。大宮アルディージャのFW杉本健勇は16日に行われたFC岐阜戦で一発退場。「至近距離から相手競技者に向かってボールを投げつけた行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当する」と判断され、1試合の出場停止処分が下されている。 また、SC相模原のMF岩上祐三は15日に行われたFC大阪戦で一発退場。「ボールとは関係の無いところで相手競技者を突き飛ばし押し倒した行為は、『選手等対する反スポーツ的な行為』に該当する」と判断され、こちらも1試合の出場停止処分となった。 【明治安田J1リーグ】 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW西村拓真(横浜F・マリノス) 第37節 vs湘南ベルマーレ(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルコ・トゥーリオ(京都サンガF.C.) 第37節 vsFC町田ゼルビア(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF田中駿汰(セレッソ大阪) 第37節 vs鹿島アントラーズ(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF原田亘(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J3リーグ】 DF浦上仁騎(大宮アルディージャ) 第38節 vsカターレ富山(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW杉本健勇(大宮アルディージャ) 第38節 vsカターレ富山(11/24) 今回の停止:1試合停止 MF奥村晃司(Y.S.C.C.横浜) 第38節 vsギラヴァンツ北九州(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF岩上祐三(SC相模原) 第38節 vsガイナーレ鳥取(11/24) 今回の停止:1試合停止 DF山本義道(ツエーゲン金沢) 第38節 vs奈良クラブ(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWウェズレイ・タンキ(FC今治) 第38節 vsテゲバジャーロ宮崎(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF福森直也(FC今治) 第38節 vsテゲバジャーロ宮崎(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF阿野真拓(テゲバジャーロ宮崎) 第38節 vsFC今治(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2024.11.18 21:06 Mon3
G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!
9日、明治安田J1リーグ第36節の8試合が行われた。 首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島は10日に試合が控える中、3位のFC町田ゼルビアは今まで勝ったことがない国立競技場でFC東京との“新東京ダービー”を戦い、3-0で快勝。国立で初めて勝利したとともに、逆転優勝への望みを繋いだ。 熾烈な優勝争いとは真逆の残留争いも今シーズンは白熱。残留ラインの17位・柏レイソルと16位・アルビレックス新潟の直接対決は柏が勝利目前でまたしても失点。新潟はルヴァンカップ決勝同様に粘りを見せ、1-1のドローに終わった。 そんな中、降格圏の18位に位置するジュビロ磐田(勝ち点35)と5位のガンバ大阪(勝ち点60)の対戦は激闘に。試合は23分に磐田が渡邉りょうのゴールデ先制するも27分に半田陸のゴールでG大阪が同点に。前半アディショナルタイム9分には山下諒也がゴールを決めて逆転に成功する。 さらに62分には宇佐美貴史がネットを揺らして追加点。しかし、残留するためには負けられない磐田は87分に上原力也、そして91分に鈴木海音がゴールを奪い、土壇場で同点に追いつく。 残留に向けて貴重な勝ち点1を手にできるかと思われたが、G大阪は93分にパスを繋いで崩すと最後は坂本一彩が落ち着いて決めて勝ち越しに成功。G大阪が粘りを見せて勝利を収めた。 これにより、降格圏の18位・磐田は勝ち点35のまま。消化が1試合少ないものの、3試合で最大勝ち点「9」しか積み上げられないため、「44」までに。これにより、残留が確定していなかった多くのチームの残留が確定した。 磐田の敗戦により、勝ち点47の9位・名古屋グランパス、10位・アビスパ福岡、勝ち点46に伸ばした11位・横浜F・マリノス、勝ち点45の12位・川崎フロンターレ、13位・湘南ベルマーレ、14位・京都サンガF.C.までが残留決定となった。 15位の浦和レッズは10日に広島と対戦し、勝利すれば残留が確定する。 <h3>◆明治安田J1リーグ順位表(11/9時点)</h3> 1位:ヴィッセル神戸|勝ち点67/35試合/20 2位:サンフレッチェ広島|勝ち点65/35試合/30 ーーーーーACLE出場 3位:FC町田ゼルビア|勝ち点63/36試合/19 4位:ガンバ大阪|勝ち点60/36試合/10 5位:鹿島アントラーズ|勝ち点58/35試合/13 6位:東京ヴェルディ|勝ち点54/35試合/1 7位:セレッソ大阪|勝ち点52/36試合/-1 8位:FC東京|勝ち点51/36試合/5 9位:名古屋グランパス|勝ち点47/36試合/-2 10位:アビスパ福岡|勝ち点47/36試合/-4 11位:横浜F・マリノス|勝ち点46/35試合/-2 12位:川崎フロンターレ|勝ち点45/35試合/8 13位:湘南ベルマーレ|勝ち点45/36試合/-3 14位:京都サンガF.C.|勝ち点45/35試合/-12 ーーーーー残留決定 15位:浦和レッズ|勝ち点43/34試合/2 16位:アルビレックス新潟|勝ち点41/36試合/-14 17位:柏レイソル|勝ち点40/36試合/-10 ーーーーー残留ライン 18位:ジュビロ磐田|勝ち点35/35試合/-15 19位:北海道コンサドーレ札幌|勝ち点34/36試合/-20 20位:サガン鳥栖|勝ち点29/36試合/-26 ※降格決定 2024.11.09 17:59 Sat4
【Jリーグ出場停止情報】報復退場の鈴木優磨が“反スポーツ的な行為”で1試合出場停止 千葉DF松田陸の処分は持ち越さず
Jリーグは11日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1リーグからは8選手が対象に。ファウルで止めにかかった名古屋グランパスMF椎橋慧也に胸をぶつけ、乱暴な行為で一発退場の鹿島アントラーズFW鈴木優磨は1試合停止が確定した。Jリーグは「ボールとは関係の無いところで相手競技者を突き飛ばし押し倒した行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と説明した。 また、J1残留争いのジュビロ磐田からDF鈴木海音が次節の横浜F・マリノス戦で警告の累積による1試合停止となるほか、川崎フロンターレDF高井幸大や、セレッソ大阪MF田中駿汰らも次戦の欠場が決まった。 そして、先週末にレギュラーシーズン終了のJ2リーグではジェフユナイテッド千葉DF松田陸が最終節のモンテディオ山形戦で一発退場。Jリーグは1試合の出場停止としつつ、扱いについて「出場停止処分の対象となる同レベルの大会がないこと、また停止処分となる対象試合が1試合で翌シーズンへ繰り越さないことから、同選手の出場停止試合は無しとする」と記した。 【明治安田J1リーグ】 FW鈴木優磨(鹿島アントラーズ) 第29節 vs京都サンガF.C.(11/17) 今回の停止:1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF渡邊泰基(横浜F・マリノス) 第29節 vsジュビロ磐田(11/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF鈴木海音(ジュビロ磐田) 第29節 vs横浜F・マリノス(11/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFアピアタウィア久(京都サンガF.C.) 第29節 vs鹿島アントラーズ(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF田中駿汰(セレッソ大阪) 第37節 vs鹿島アントラーズ(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF原田亘(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J3リーグ】 FWシラス(いわてグルージャ盛岡) 第37節 vs奈良クラブ(11/17) 今回の停止:1試合停止 DF齊藤隆成(FC大阪) 第37節 vsSC相模原(11/15) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF金浦真樹(ガイナーレ鳥取) 第37節 vsツエーゲン金沢(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF内田瑞己(カマタマーレ讃岐) 第37節 vsツエーゲン金沢(11/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span class="paragraph-title">【動画】鈴木優磨の報復退場シーン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ncLfF5odAJM";var video_start = 315;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.11 18:44 Mon5