C大阪が埼スタで浦和をシャットアウト!! 終盤まで足止まらずウノゼロで逃げ切り【明治安田J1第26節】

14日、明治安田生命J1リーグ第26節は浦和レッズvsセレッソ大阪が埼玉スタジアム2002で行われ、1-0でアウェイのC大阪が勝利を収めた。

土曜日のゲームでは柏レイソルを相手に4-0と快勝を収めた浦和。中3日での今節となるが、ホームでの連戦や調子の良さを加味してか、先発の変更はGKのみに。鈴木に代わって西川が起用された。

対するC大阪も、直近のゲームでは途中出場ジェアン・パトリッキの後半アディショナルタイムのゴールでサガン鳥栖に辛勝。こちらもスタメンの変更は1人のみで、アダム・タガートが外れて山田寛人がスターターとなった。
試合は浦和がボールを握り、C大阪が構えて機をうかがうという構図の中で、最初のビッグチャンスはホームチームが作る。裏への浮き球1本で背後を取った松尾が一対一を迎えるも、GKキム・ジンヒョンに阻まれた。

ただ、浦和がポゼッションを高める中で、試合を動かしたのは一瞬の隙を突いたC大阪。自陣左サイドでFKを得ると、クイックリスタートを選択し、受けた為田は長い距離を持ち運んでボックス手前左から右足アウトサイドでの技ありクロス。これに滑り込みながら加藤が右足で合わせ、24分にネットを揺らした。加藤は直後にも決定機を迎えたが、ゴール前でのフィニッシュはクロスバーを越えてしまう。対する浦和は33分、セットプレーから知念がヘッド。ただ、思うように流れの中からシュートシーンを作り出せずに前半を終えた。

ビハインドの浦和はハーフタイムに3枚替えを決行。右足の肉離れから復帰した酒井らを投入して攻撃の活性化を図る。

後半も攻勢を強めるホームチームは、数多くのセットプレーを獲得してゴールに迫るものの、マテイ・ヨニッチを中心としたC大阪守備陣の前に決定機までは至らず。中盤以降も依然として高いポゼッション率を誇るものの、ブロックの内側へ差し込むようなパスを入れられない。

C大阪はスライドの速度や球際の強度を最後まで保ち続け、最後の最後まで強固な守備を披露。終了間際にはカウンターからブルーノ・メンデスの右足ミドルがクロスバーを叩くなど、足を止めなかったアウェイチームが1-0で逃げ切り、連勝を飾っている。

浦和レッズ 0-1 セレッソ大阪
【C大阪】
加藤陸次樹(前24)