チェルシー指揮官に電撃就任したポッター監督、古巣ブライトンへ想いの詰まった感謝の手紙「私の人生を変えてくれました」
2022.09.11 21:43 Sun
ブライトン・ホーヴ・アルビオンは11日、チェルシーの監督に電撃的に就任したグレアム・ポッター監督の手紙を公開した。8日、トーマス・トゥヘル監督を電撃的に解任していたチェルシーは、あっという間に話をまとめ、ポッター監督の引き抜きに成功。5年契約を結んだ。
2019-20シーズンよりブライトンの監督に就任したポッター監督は、3年目となった2021-22シーズンは9位でフィニッシュ。クラブ史上最高の成績を残していた。
期待のかかる今季も開幕から好調を維持。開幕6試合で4勝1分け1敗の現在4位と好スタートを切っていた。
しかし、電撃的にチェルシーに引き抜かれることで退団。コーチングスタッフと共にチームを去って行った。
「このクラブで過ごした素晴らしい3年間は、私の人生を変えてくれました。この3年間を私のキャリアの中で特別な期間にしてくれた皆さんに、さようならを言いたいと思います」
「偉大なクラブに別れを告げ、私と私の家族にとって常に大きな意味を持つクラブに別れを告げます。ある人にとっては、フットボールに突然訪れる変化を受け入れることが難しいことを認識しています。私の退団を許してくれるように皆さんを説得することはできないかもしれませんが、少なくともこの機会に感謝の意を表したいと思います」
「全ての優れたクラブには、優れたオーナーと優れたファンが必要です。ブライトン&ホーヴ・アルビオンにはその両方があります。クラブのあらゆる面で築き上げた関係を大切にしていきます。私の選手たちは、それ以上のことをしてくれました。スタッフは全てを与えました。その中心にいたのはアルビオンのファンでした」
「アメックス(本拠地)での全ての試合で、チームとの繋がりは強固でした。我々がアウェイでプレーした時、あなたがは我々を応援するために、何千人もの人が応援に駆けつけてくれました。クラブが最終的に近代的なスタジアムで、プレミアリーグで成功するのを見るために、何を経験してきたかを知っています。タッチラインに立つたびに感じていました」
「私が街や遠くにいたときに立ち止まって話をしてくれた人たち。そして手紙をくれた多くの人たち。これらの繋がりは、とても大きな意味を持っています。ファンだった両親や祖父母のクラブを受けて、これまで応援してきたそれぞれ個人的な話は、アルビオンが特別な理由を理解するのに役立ちました」
「私のキャリアのこの段階で、新たな機会を掴まなければいけないと感じたことを理解していただければ幸いです」
「3年前に私にチャンスを与えてくれたトニー・ブルーム(会長)、ポール・バーバー(CEO)、ディレクターたちにも感謝します。また、一流のテクニカル・ディレクター(TD)であるダン・アシュワースとデイビッド・ウィアーにも感謝します」
「スタジアムとトレーニンググラウンドの両方のスタッフへ。皆さんは、自分の仕事に誇りを持っていることに感銘を受けました。あなた方はクラブをサポートし、私生活の困難な時期を通して私をサポートしてくれました」
「ブライトン&ホーヴ・アルビオンは、物事を成し遂げるために正しい方法で協力する善良な人々がたくさんいるクラブです」
「我々は幾つかの素晴らしい瞬間を共有しました。最初のシーズンでトッテナムに3-0で勝利したことは際立っています。ロックダウンの後のアーセナル戦も2-1。それまでの数カ月間、多くの人々が経験したことを考えると、それは素晴らしい事でした。私の唯一の願いは、サポーターが我々と一緒にそれを楽しむためにそこにいることでした」
「スタジアムが部分的に開放されたとき、2020-21シーズンのホーム最終戦でマンチェスター・シティを3-2で下したとき、信じられないほどの雰囲気を体験しました。昨シーズン、マンチェスター・ユナイテッドに4-0で勝利した試合を楽しんだ方は多いと思います」
「最終節でウェストハムに3-1で勝利し、クラブの記録的な勝ち点とリーグで史上最高の潤にを記録し、そのシーズンを締めくくりました。素晴らしい思い出です」
「アルビオンは、それ以上のものを私に与えてくれました。ここでの経験により、より良い人間であり、より良い監督になれたと感じています。全てのチームの選択や決定が完璧だったわけではありません。しかし、このクラブは、間違いを犯し、そこから学び、改善する余地を与える環境を作り出しました」
「私は常に誠実に行動し、良い人になるように努めてきました。これらは、私が大切にしている価値観であり、アルビオンもそうであることを知っています」
「先週の日曜日のレスター・シティとの最終戦は、良い締めくくりになりました。その時は最後になるとは思っていませんでしたが、今振り返るととても良いプレーができていました。クラブの周りはとてもポジティブでした」
「ここ数日は予想外の嵐でした。最後にトレーニング上を離れたのは、感動的な瞬間でした。私だけでなく、ビリー(アシスタントコーチ)、ビョルン(コーチ)、カイル(リクルート部門ヘッド)、ブルーノ(コーチ)、ベン(GKコーチ)にとってもです」
「アルビオンのファンには、トニー、ポール、デイビッドのおかげで、クラブが安全であると知って欲しいです。後任が誰であろうと、おめでとうと言いたいです。あなたは、素晴らしい会長と理事会に支えられた、素晴らしいチームを持つ素晴らしいクラブで働くことになります。チームは高いレベルでプレーしており、さらに良くなるでしょう。何よりも、サポーターはホームとアウェイでチームを支えてくれます」
「ブライトン&ホーヴ・アルビオンの皆様へ。ありがとうございました。過去3年間、クラブに奉仕できたことは喜びであり、名誉なことでした。今後の成功を祈っています。グレアム」
2019-20シーズンよりブライトンの監督に就任したポッター監督は、3年目となった2021-22シーズンは9位でフィニッシュ。クラブ史上最高の成績を残していた。
しかし、電撃的にチェルシーに引き抜かれることで退団。コーチングスタッフと共にチームを去って行った。
ブライトンを飛躍させたポッター監督の功績は計り知れず、監督のキャリアアップをクラブも後押しした形となったが、ポッター監督が初めてクラブへの感謝の気持ちを綴った手紙を送り、クラブは公開。ファン・サポーターを含め、多くの人への感謝の気持ちと、ブライトンの将来が明るいことが綴られていた。
「このクラブで過ごした素晴らしい3年間は、私の人生を変えてくれました。この3年間を私のキャリアの中で特別な期間にしてくれた皆さんに、さようならを言いたいと思います」
「偉大なクラブに別れを告げ、私と私の家族にとって常に大きな意味を持つクラブに別れを告げます。ある人にとっては、フットボールに突然訪れる変化を受け入れることが難しいことを認識しています。私の退団を許してくれるように皆さんを説得することはできないかもしれませんが、少なくともこの機会に感謝の意を表したいと思います」
「全ての優れたクラブには、優れたオーナーと優れたファンが必要です。ブライトン&ホーヴ・アルビオンにはその両方があります。クラブのあらゆる面で築き上げた関係を大切にしていきます。私の選手たちは、それ以上のことをしてくれました。スタッフは全てを与えました。その中心にいたのはアルビオンのファンでした」
「アメックス(本拠地)での全ての試合で、チームとの繋がりは強固でした。我々がアウェイでプレーした時、あなたがは我々を応援するために、何千人もの人が応援に駆けつけてくれました。クラブが最終的に近代的なスタジアムで、プレミアリーグで成功するのを見るために、何を経験してきたかを知っています。タッチラインに立つたびに感じていました」
「私が街や遠くにいたときに立ち止まって話をしてくれた人たち。そして手紙をくれた多くの人たち。これらの繋がりは、とても大きな意味を持っています。ファンだった両親や祖父母のクラブを受けて、これまで応援してきたそれぞれ個人的な話は、アルビオンが特別な理由を理解するのに役立ちました」
「私のキャリアのこの段階で、新たな機会を掴まなければいけないと感じたことを理解していただければ幸いです」
「3年前に私にチャンスを与えてくれたトニー・ブルーム(会長)、ポール・バーバー(CEO)、ディレクターたちにも感謝します。また、一流のテクニカル・ディレクター(TD)であるダン・アシュワースとデイビッド・ウィアーにも感謝します」
「スタジアムとトレーニンググラウンドの両方のスタッフへ。皆さんは、自分の仕事に誇りを持っていることに感銘を受けました。あなた方はクラブをサポートし、私生活の困難な時期を通して私をサポートしてくれました」
「ブライトン&ホーヴ・アルビオンは、物事を成し遂げるために正しい方法で協力する善良な人々がたくさんいるクラブです」
「我々は幾つかの素晴らしい瞬間を共有しました。最初のシーズンでトッテナムに3-0で勝利したことは際立っています。ロックダウンの後のアーセナル戦も2-1。それまでの数カ月間、多くの人々が経験したことを考えると、それは素晴らしい事でした。私の唯一の願いは、サポーターが我々と一緒にそれを楽しむためにそこにいることでした」
「スタジアムが部分的に開放されたとき、2020-21シーズンのホーム最終戦でマンチェスター・シティを3-2で下したとき、信じられないほどの雰囲気を体験しました。昨シーズン、マンチェスター・ユナイテッドに4-0で勝利した試合を楽しんだ方は多いと思います」
「最終節でウェストハムに3-1で勝利し、クラブの記録的な勝ち点とリーグで史上最高の潤にを記録し、そのシーズンを締めくくりました。素晴らしい思い出です」
「アルビオンは、それ以上のものを私に与えてくれました。ここでの経験により、より良い人間であり、より良い監督になれたと感じています。全てのチームの選択や決定が完璧だったわけではありません。しかし、このクラブは、間違いを犯し、そこから学び、改善する余地を与える環境を作り出しました」
「私は常に誠実に行動し、良い人になるように努めてきました。これらは、私が大切にしている価値観であり、アルビオンもそうであることを知っています」
「先週の日曜日のレスター・シティとの最終戦は、良い締めくくりになりました。その時は最後になるとは思っていませんでしたが、今振り返るととても良いプレーができていました。クラブの周りはとてもポジティブでした」
「ここ数日は予想外の嵐でした。最後にトレーニング上を離れたのは、感動的な瞬間でした。私だけでなく、ビリー(アシスタントコーチ)、ビョルン(コーチ)、カイル(リクルート部門ヘッド)、ブルーノ(コーチ)、ベン(GKコーチ)にとってもです」
「アルビオンのファンには、トニー、ポール、デイビッドのおかげで、クラブが安全であると知って欲しいです。後任が誰であろうと、おめでとうと言いたいです。あなたは、素晴らしい会長と理事会に支えられた、素晴らしいチームを持つ素晴らしいクラブで働くことになります。チームは高いレベルでプレーしており、さらに良くなるでしょう。何よりも、サポーターはホームとアウェイでチームを支えてくれます」
「ブライトン&ホーヴ・アルビオンの皆様へ。ありがとうございました。過去3年間、クラブに奉仕できたことは喜びであり、名誉なことでした。今後の成功を祈っています。グレアム」
1
2
トーマス・トゥヘルの関連記事
ブライトン&ホーヴ・アルビオンの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
トーマス・トゥヘルの人気記事ランキング
1
トゥヘル監督就任に批判的な声も、イングランド人指揮官は「あまり多く語るべきではない」…プレミアでイングランド人監督は1人も優勝なし
史上3人目の外国人監督としてイングランド代表を率いることとなったトーマス・トゥヘル監督。イングランド人以外が指揮を執ることには反対意見も浮上している。 ガレス・サウスゲイト監督がユーロ2024を最後に退任。暫定体制でここまで戦ってきた中、ドイツ人指揮官のトゥヘル監督が就任することが決定した。 サッカーの母国と呼ばれながら、ワールドカップの優勝はない自国開催の1966年が最後。ユーロではサウスゲイト監督の下で2大会連続準優勝と成績を残していたが、優勝は一度もない状況だ。 新監督決定に向けては約10名がイングランドサッカー協会(FA)の面接を受けたとのこと。イングランド出身の指導者も含まれていたが、最終的にはドイツ人のトゥヘル監督に決定した。 元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏は「有害」と外国人監督の招へいに否定的だが、かつてイングランドの世代別代表を指揮していたレスター・シティのスティーブ・クーパー監督は、まだまだイングランド人はレベルアップが必要とし、今の状況では多くを語るべきではないとした。 「時が経つにつれ、英国の指導者がさらに向上し、世界トップクラスに並ぶようになることを期待している」 「その間、我々は与えられたあらゆる機会を生かし、良い仕事をしなければならない。定期的にそれができるようになるまで、あまり多くを語るべきではないかもしれない」 「私はイギリスの文化を心から信じているし、指導者の教育の道も信じている」 ちなみに、プレミアリーグは世界最高峰のリーグの1つと呼ばれているが、4連覇中のマンチェスター・シティを率いるのスペイン人のジョゼップ・グアルディオラ監督。近年リバプールで優勝したのもドイツ人のユルゲン・クロップ監督と外国人監督が続いており、イングランド人監督が優勝したことは過去1度もない。マンチェスター・ユナイテッドを長らく指揮したサー・アレックス・ファーガソン氏やブラックバーンで優勝したケニー・ダルグリッシュ氏はスコットランド人。アーセナルで優勝を経験しているアーセン・ヴェンゲル氏はフランス人、チェルシーで3度優勝しているジョゼ・モウリーニョ氏もポルトガル人と、イングランド人は1人もおらず、意地とは別に外国人に指揮を任せるのも仕方ないかもしれない。 2024.10.17 21:10 Thu2
「私のキャリアで目撃した最大のミス」指揮官エメリも嘆いたミングス痛恨ミスでアストン・ビラがCL初黒星…
アストン・ビラが痛恨のミスによってチャンピオンズリーグ(CL)初黒星を喫した。『ESPN』が伝えている。 アストン・ビラは6日、アウェイで行われたCLリーグフェーズ第4節でクラブ・ブルージュと対戦し、0-1で敗戦した。 バイエルンを撃破するなど開幕3連勝で首位に立っていたチームだったが、この試合では格下と思われたベルギーの強豪に苦戦。前半を0-0で終えると、後半立ち上がりに想定外のミスが発生。 アストン・ビラのリスタートの場面でGKエミリアーノ・マルティネスがボックス内ですぐそばにいたDFタイロン・ミングスにパスを繋ぐと、キックの瞬間を見ずにゴールキックと勘違いしたミングスはインプレーにも関わらず、ボールを手で扱ってゴールエリアのラインにセット。すると、ブルージュの選手のアピールで反則に気が付いた主審がハンドでのPKを宣告。 このPKをキッカーのMFハンス・ヴァナケンが冷静に蹴り込み、決勝点となるゴールを決めた。 試合全体を通してもホームチームの勝利が妥当と言える内容ではあったが、アストン・ビラにとっては痛恨のミスが響いての敗戦となった。 同試合後、ウナイ・エメリ監督は「彼のミスは完全に奇妙だ。私のキャリアで目撃した最大のミスだ。人生でたった一度だけ、それが今日起きたことだ」と、イングランド代表DFのあまりに軽率なミスに開いた口が塞がらない様子だった。 なお、今回と同様のケースは昨シーズンのCL準々決勝のバイエルンとアーセナルの1レグでも発生。GKダビド・ラヤが同様の形で蹴り出したボールをDFガブリエウ・マガリャンイスが手を使って回収したが、その時にはPKは与えられず。当時のバイエルン指揮官であるトーマス・トゥヘルが「子供のミス」とPKを与えなかった主審を批判していた。 そういった経緯もあったか、同試合後にDFエズリ・コンサは「もしそれが故意のハンドなら、ミングスは2枚目のイエローカードを受けるべきだ。彼はすでにイエローカードを受けているのだから、それで退場させないのはなぜか? 試合を台無しにした」とイギリス『TNT』で主審の判定が誤ったものであったと主張している。 アーセナルが見逃されたケースと今回の判定の違いに関しては主審の解釈次第という部分はあったものの、ミングスのプレーが軽率だったことに間違いはない。 これで痛恨の公式戦連敗となったチームは、週末に控えるリバプールとのビッグマッチでバウンスバックを果たせるか。 2024.11.07 09:55 Thu3
5発完勝でリーグA昇格に導いたイングランドのカーズリー暫定監督「力強いパフォーマンスで終えることができて良かった」
イングランド代表をリーグA復帰に導いたリー・カーズリー暫定監督が目標達成に安堵した。イギリス『BBC』が伝えている。 イングランドは17日、ウェンブリー・スタジアムで行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグBグループ2最終節のアイルランド代表戦を5-0で圧勝。グループステージを5勝1敗の首位で終えたスリーライオンズはリーグA復帰を決めた。 前節、ギリシャ代表との首位攻防戦を3-0で制したイングランドは、3位のアイルランドをホームで迎え撃った。 主導権を握りながらも前半をゴールレスで終えたが、後半はFWハリー・ケインのPKによる先制点を皮切りに攻撃陣が爆発。数的不利のアイルランドをより圧倒すると、FWアンソニー・ゴードン、MFコナー・ギャラガー、FWジャロッド・ボーウェン、DFテイラー・ハーウッド=ベリスがいずれも代表初ゴールを記録。終わってみれば、5-0の快勝となった。 スリーライオンズ指揮官としてラストマッチを終えたアイルランド人指揮官は、最高の形でトーマス・トゥヘル新監督にバトンを繋げられたことに安堵した。 「昇格を達成したことについて、少しホッとしたと言ってもいいだろうね」 「個人的には大変だったが、スタッフもそうだったと思う。このような力強いパフォーマンスでシーズンを終えることができて良かった」 「0-0のハーフタイムにプレーヤーと話をしたが、ピッチを去るプレーヤーに対する観客の反応には本当に満足した」 「特にボールを失ったとき、チームのエネルギー、我々がプレーしてきた意図、そして攻撃性を感じ取ったのがわかった」 「私は『得点するよ。君たちが得点すると確信しているから、そのまま続けて』と言った。最終的に5ゴール決めることができてうれしかったよ」 暫定指揮官として戦った6試合では唯一の敗戦となったギリシャとのホームゲームが最も印象深いものになったという。 「6試合中5試合勝ったが、ウェンブリーでの勝てたはずの試合をすぐに思い出すよ」 「ウェンブリーで勝てないとき、ダグアウトは間違いなく孤独だ。我々は改善を続け、プレーヤーと自分たちをプッシュし続ける」 その苦い敗戦を除いては格下相手にしっかりと結果を残した上、U-21イングランド代表監督として教え子を中心に8人の選手をA代表デビューさせ、世代交代にも寄与した。その教え子がすぐさま結果を出したことを含め、カーズリー暫定監督は自身の選択に満足感を示した。 「最もうれしいのは、若いプレーヤーが台頭してきたことだ」 「我々は変化を試みてきた。我々はスタイル、プレーの仕方、コントロール、ボール保持率、チャンスの創出率など、適応し前進しようとしてきた。それに対する抵抗はなかったと思う」 「むしろ、彼らはそれを受け入れた。既存のプレーヤーが若手をコントロールし、21歳のプレーヤーたちも自らがコントロールし、ゴールを決めようとした方法を見たことは今後の役に立つと考えている」 2024.11.18 10:05 Mon4
バイエルン一部サポーターはラングニック招へい反対も…名誉会長が進捗報告「1週間以内に」
バイエルンの名誉会長を務めるウリ・ヘーネス氏が監督人事に言及した。ドイツ『Frankfurter Allgemeine Zeitung』が伝えた。 トーマス・トゥヘル監督が今シーズン限りで退任するため、新指揮官探しに動くバイエルン。レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督らが候補に挙がったが、この2名はそれぞれ現職を継続することとなり、新たにオーストリア代表のラルフ・ラングニック監督への接触が報じられていた。 これを受け、ラングニック監督自身がバイエルンからの接触を認めた一方、バイエルンの一部サポーターは「ラングニックではなく、トゥヘル(の続投を)を望む」という署名キャンペーンをオンライン上で実施。1万2000以上の署名が集まったというが、トゥヘル監督は改めて留任を否定していた。 サポーターからの反発もある中、ヘーネス氏はラングニック監督に接触するに至った経緯を説明。アロンソ監督やナーゲルスマン監督の招へいを断念してからラングニック監督へ向かったと明かし、答えがまもなく出るはずだとも述べている。 「我々は3人の監督と同時に話しをしたことは一度もなかった」 「誰かと交渉するのであれば、その人物に自分がその男(バイエルンの監督になる男)だと感じさせなければならない。彼がイエスと言ったら完璧だ。ノーと言われれば、それは続いていく」 「イエスかノーかは1週間以内に出ると思う」 また、ヘーネス氏はバイエルンがジネディーヌ・ジダン氏に接触したという噂にも言及。「誰も彼と話していないと確信している」とこの噂を否定した。 2024.04.27 16:25 Sat5
練習復帰のメイソン・マウントにアモリム新監督就任は朗報? 新たなボスが「3バック採用」なら転機か
イングランド代表からもフェードアウトして久しいMFメイソン・マウント。マンチェスター・ユナイテッドで巻き返しのチャンスか。 昨季チェルシーからユナイテッドへ加入、栄光の背番号「7」を与えられたマウント。 しかし、2度のケガで調子が狂い、迎えた今季もケガからスタメン落ちに。10月以降、一度もピッチに立っていない。気づけば、2022年暮れのカタールW杯を最後に2年間、イングランド代表から遠ざかっている。 そんなマウントも、クラブがルベン・アモリム新監督を迎えたことで転機か。やや憶測も混じる感があるが、イギリス『ミラー』などによると、アモリム新監督はマウントの多彩さを重宝するのが間違いないという。 スポルティングCP時代と同様、新監督はユナイテッドでも[3-4-3]を採用する可能性が指摘され、もしそうならマウントには朗報。 チャンピオンズリーグ(CL)で優勝したトーマス・トゥヘル時代のチェルシーは3バックシステムを採り、その中で、当時まだ若手のマウントが核たる存在だったと言える。 『ミラー』は「もちろん、蓋を開けてみなければ、どうなるかわからない」と“保険”。ともあれ、ようやく最近練習に復帰したばかりのマウント。今後の巻き返しに期待したい。 2024.11.13 21:47 Wedブライトン&ホーヴ・アルビオンの人気記事ランキング
1
三笘薫の開幕戦以来の今季2点目が決勝点! 10人ブライトンが薄氷逃げ切りで連勝達成【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第12節、ボーンマスvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが23日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、アウェイのブライトンが1-2で勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫はフル出場した。 6位のブライトンは、王者マンチェスター・シティ撃破の勢いにのって12位のボーンマス相手に連勝を狙った。インターナショナルマッチウィーク明け初戦のアウェイゲームに向けては日本代表帰りの三笘も左ウイングで先発し、ウェルベックやリュテール、ジョアン・ペドロとアタッキングユニットを担った。 開始直後にセメンヨの際どいシュートで幕を開けた一戦はそのオープンな流れのままスコアが動く。4分、ブライトンは左サイドを起点に崩しを試みると、中央のウェルベックの丁寧なポストワークで前向きの状態からリュテールがミドルシュート。これはGKケパにはじかれるが、こぼれに詰めたジョアン・ペドロが冷静に押し込んだ。 開始早々の失点となったボーンマスだが、試合の主導権までは渡さない。ボール支配でも互角に渡り合うと、カウンターを起点に好調のエヴァニウソンやセメンヨ、クライファートがボックス付近でフィニッシュへ繋げていく。だが、集中したブライトンの守備を前に決定機まであと一歩という場面が目立つ。 一方、幸先の良いスタートを飾ったブライトンだったが、以降は攻撃が停滞。不用意なボールロストこそないものの、遅攻の局面ではフィニッシュへ繋がるような前進には至らず。また、三笘やリュテールを起点としたカウンターも繰り出せず。少し我慢の状況が続く。 拮抗した状況が続くまま前半終盤を迎えると、ボーンマスが縦に速い攻撃からセメンヨ、クライファートと繋いでエヴァニウソンがゴールネットを揺らしたが、ここはクライファートの抜け出しのタイミングでの際どいオフサイド判定でゴールは認められず。アウェイチームが辛くも1点リードで試合を折り返した。 後半も同じメンバーで臨んだブライトンは難しい45分も想定されたが、頼れる日本人エースが決定的な仕事を果たす。49分、リュテールが右サイドからドリブルで切り込むと、中央でウェルベックとパス交換したジョアン・ペドロが左サイドからボックス内への侵入を試みる三笘へディフェンスラインの内側を通す完璧なスルーパスを供給。ボックス左に抜け出した背番号22は冷静に右足シュートをゴール右隅へ流し込み、開幕節以来の今季2点目とした。 これで余裕が出てきたアウェイチームだったが、思わぬ落とし穴に嵌る。前半1枚カードをもらっていたバレバが2枚目のカードをもらって59分に退場となった。この数的不利を受け、殊勲のジョアン・ペドロとリュテールを下げてアディングらヴァイファーの投入で守備にテコ入れを図った。 その後、数的優位で2点差を追うボーンマスがワタラやブルックス、エネス・ウナルと攻撃的なカードを投入し前がかると、後半半ばから終盤にかけては専守防衛のブライトン、攻めるボーンマスという構図がより明確に。 ボーンマスはサイドを起点に力業でゴールをこじ開けにかかると、93分にはウナルのラストパスをボックス右で受けたブルックスがゴール左上隅を射抜く技ありのシュートを決めて1点差に詰め寄った。 この試合でもゲームクローズの課題を露呈したブライトンは、後半ラストプレーで痛恨のCKを献上。GKケパも攻撃参加したチェリーズの最後のチャレンジに遭うが、こぼれ球に反応したセメンヨの強烈なボレーシュートがクロスバーを叩く幸運にも救われ、何とか逃げ切りに成功。 この結果、三笘の決勝点で難敵に競り勝ったブライトンが連勝を飾っている。 ボーンマス 1-2 ブライトン 【ボーンマス】 デイビッド・ブルックス(後48) 【ブライトン】 ジョアン・ペドロ(前4) 三笘薫(後4) <span class="paragraph-title">【動画】三笘が鮮やか裏抜けから今季2点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">画面外から突如出現<br>オフサイドラインを掻い潜り<br>三笘薫が開幕戦以来の得点<br><br>プレミアリーグ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ボーンマス</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブライトン</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/8I3WKn0Dl3">pic.twitter.com/8I3WKn0Dl3</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860356696134287806?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">8月以来のスタメン復帰<br>わずか4分での先制弾<br>ジョアン・ペドロのゴール<br>ブライトン先制<br><br>プレミアリーグ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ボーンマス</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブライトン</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/13mrmGWhwN">pic.twitter.com/13mrmGWhwN</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860340892571435238?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.24 02:17 Sun2
「彼にゴールが戻ってくるのを見るのは最高だ!」 開幕戦ぶりゴールの三笘薫に地元メディアも賛辞、採点は1G1Aペドロに次ぐ評価に
ブライトンは23日のプレミアリーグ第12節でボーンマスとのアウェイ戦に臨み、2-1で勝利した。 日本代表帰りの三笘薫だが、この試合に左サイドハーフで先発すると、1-0の49分にジョアン・ペドロのスルーパスから最終ラインを抜け出して、右足ダイレクトのフィニッシュ。しっかりとしたコントロールショットをゴール右下に沈め、貴重な追加点をマークした。 イングランドの地元メディア『Sussex Express』は1得点1アシストのジョアン・ペドロやバルト・フェルブルッヘンにチーム最高点の9点をつけるなか、左サイドからゴールに斜めの裏抜けに冷静沈着なフィニッシュで開幕戦以来のゴールとなる三笘に次点の8点を付与した。 そして、「彼にゴールが戻ってくるのを見るのは最高だ! ペドロのパスからゴール下隅に見事なフィニッシュを決めた。守備での奮闘ぶりにふさわしいゴールだった」と寸評。59分にカルロス・バレバが退場したこともあるが、守備面での働きぶりも印象的だったようだ。 ちなみに、イギリス『スカイ・スポーツ』でも三笘にチーム2番目となる7点。イギリス『BBC』のユーザー採点でもペドロに次ぐ8.56点の評価を受けている。 <span class="paragraph-title">【動画】三笘薫が完璧な裏抜けから冷静なフィニッシュ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HynTcopMbbk";var video_start = 76;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.24 09:47 Sun3
【プレミアリーグ第12節プレビュー】新生ユナイテッド初陣に、不調のシティがスパーズ戦
インターナショナルマッチウィーク前に行われた第11節では首位のリバプールが上位陣で唯一勝ち点3を取り切った一方、マンチェスター・シティが、ノッティンガム・フォレストが敗戦。チェルシーとアーセナルの上位対決がドローに終わり、首位チームが独り勝ちという形で中断期間に入った。 今年最後のインターナショナルマッチウィークが終了し、ここから年末年始の超過密日程に突入するなか、今節ではマンチェスターの両雄に大きな注目が集まるところだ。 13位のマンチェスター・ユナイテッドはファン・ニステルローイ暫定体制のラストマッチとなった前節のレスター・シティ戦に3-0で完勝し、公式戦3勝1分けの4戦無敗でルベン・アモリム新監督へバトンを渡す形となった。そして、新指揮官の初陣では、前節トッテナムを破って待望のリーグ初勝利を挙げた17位のイプスウィッチ・タウンとのアウェイゲームに臨む。 今シーズンのスポルティングCPでは開幕から公式戦17勝1分けと圧倒的な戦績を残したポルトガル人指揮官の手腕に注目集まる今回の一戦では、近年ユナイテッドが重用する[4-2-3-1]の継続か、自身が志向する[3-4-2-1]への変更か。システムや選手起用を中心に大きな期待感とともに、指揮官の一挙手一投足や新たなモチベーションを得たチームの躍動を見守りたいところだ。 その赤い悪魔の宿敵でプレミア4連覇中の王者マンチェスター・シティは、グアルディオラ体制初の公式戦4連敗という苦境のなか、次節にはリバプールとの大一番を控える状況で10位のトッテナムという難敵相手にバウンスバックの白星を目指す。 前節のブライトン戦は1点リードで折り返した後半に圧倒されると、らしくない連続失点でホームチームに逆転勝利を許して1-2の逆転負けとなった。多くの離脱者、勤続疲労に加え、少し自信を失っているように見える点も気がかりだ。ただ、今週に入ってグアルディオラ監督の2年の契約延長という朗報が舞い込み、度重なる財務違反に関するピッチ外の雑音は別として空気が変わった印象もあり、連敗のきっかけを作った因縁の相手を叩いて再浮上といきたい。 対するトッテナムはイプスウィッチ相手の逆転負けによって公式戦連敗中。前々節のアストン・ビラ戦での会心の逆転勝利で流れを掴みたいなか、格下相手の痛い取りこぼしとなった。度重なる負傷者に加え、先日には人種差別発言でMFベンタンクールに7試合の出場停止処分が科され、過密日程において大きなダメージを受けた。上位戦線に踏みとどまる上で勝ち点必須となる苦手のアウェイゲームでは総力戦で臨みたい。 絶好調のリバプールは週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリー戦、次節にシティ戦とビッグマッチ連戦を控えるなか、最下位のサウサンプトンと対戦する。前節はアストン・ビラとの強豪対決を、FWヌニェス、FWサラーの高速カウンター2発で制し、改めてその強さを証明した。守護神アリソンやFWジョタに加え、DFアレクサンダー=アーノルドが不在となるが、現状のセインツ相手に後れを取る可能性は低い。後方から繋いでくる相手を得意のカウンターで仕留めたい。 対するセインツでは日本代表でゴールを挙げたDF菅原由勢の活躍に期待。直近は2試合連続ベンチスタートとなり、代表戦の疲労を考慮すればベンチスタートの可能性もあるが、右サイドでFWルイス・ディアスやFWガクポといった強力な選手に対応しつつ、持ち味の攻撃センスでチャンスを演出したい。 4位のアーセナルは同勝ち点で並ぶ5位のノッティンガム・フォレストとの上位対決でリーグ5戦ぶりの白星を目指す。チェルシーとのロンドン・ダービーではFWマルティネッリのゴールで先制したが、緩い守備からすぐさま同点に追いつかれての1-1のドローとなった。MFウーデゴールの復帰は朗報だが、4試合3ゴールと得点力不足が顕著な攻撃の改善が急務だ。フォレストは直近のニューカッスル戦で1-3の敗戦を喫したが、リーグ2位の堅守と相手の長所を消すことに長けた曲者だけにチームとしての真価が試される。 3位のチェルシーは指揮官マレスカの古巣である15位のレスター・シティ相手に3試合ぶりの白星を狙う。ユナイテッド、アーセナルとの連戦では自分たちらしさを見せたものの、MFパーマーとFWジャクソンの両エースがうまく封じ込められたことで、アタッキングサードでのプレーに課題も見受けられた。ただ、対戦相手のレスターは直近のユナイテッド戦を含め守備面に大きな問題を抱えており、早い時間帯に1点を取れれば、大量得点での快勝という展開も十分に考えられる。 MF三笘薫の所属する6位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは、王者撃破の勢いにのって12位のボーンマス相手に連勝を狙う。シティ戦では途中出場で流れを変えたFWジョアン・ペドロらとともに攻撃の核として傑出したパフォーマンスを見せた左ウイングは、日本代表で2試合に出場したもののプレータイムはコントロールされており、コンディションに問題がなければスタメン起用の可能性は高い。球際にタイトに来る相手に対して、持ち味の打開力で攻撃の突破口となりたい。 18位のクリスタル・パレスは9位のアストン・ビラ相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙う。度重なる負傷者に加え、前節フルアム戦で退場したMF鎌田大地が3試合出場停止の1試合目で不在となり、厳しい戦いが想定されるが、2-1で勝利したEFLカップの再現を狙いたいところだ。 《プレミアリーグ第12節》 ▽11/23(土) 《21:30》 レスター・シティ vs チェルシー 《24:00》 ボーンマス vs ブライトン アーセナル vs ノッティンガム・フォレスト アストン・ビラ vs クリスタル・パレス エバートン vs ブレントフォード フルアム vs ウォルバーハンプトン 《26:30》 マンチェスター・シティ vs トッテナム ▽11/24(日) 《23:00》 サウサンプトン vs リバプール 《25:30》 イプスウィッチ vs マンチェスター・ユナイテッド ▽11/25(月) 《29:00》 ニューカッスル vs ウェストハム 2024.11.23 12:36 Sat4
「良いプロセスには時間がかかる」上位伺う三笘薫所属のブライトン、31歳ヒュルツェラー監督は自身の哲学明かす「私は数字が好きだが…」
ブライトン&ホーヴ・アルビオンのファビアン・ヒュルツェラー監督が、ここまでの取り組みについて語った。 31歳の青年指揮官であるヒュルツェラー監督は、今シーズンから日本代表MF三笘薫の所属するブライトンの指揮官に就任。プレミアリーグで初めて指揮を執ることになったが、ここまで11試合5勝4分け2敗の6位と好成績を残している。 上々の成績を残しているヒュルツェラー監督は、ドイツ『スカイ・スポーツ』のインタビューにて、ブライトンの戦略と自身の哲学が合致していたとコメント。また、自身のトレーニングにおけるアプローチ方法や、直近のマンチェスター・シティ戦の勝利にも触れている。 「ブライトンのデータに基づくアプローチは、私の分析的思考によく合っている。もともと私は数字が好きだからね。もちろん、ここの責任者やスカウティングチームは、決断を下すためより集中的に数字を使っている」 「私のキャリアの中でも真新しかったのは、対戦相手の準備や選手との契約だけでなく、選手個々のプロセスがどのように進んでいるか見るためにも数字が使われている点だった」 「もちろん、結局のところは数字がすべてをカバーするわけではない。ドレッシングルームの雰囲気やメンタリティを回復させる力、監督とチームの相性などは数字ではカバーできないものだ。それでも、数字はある意味で確証を与えてくれる」 「もちろんプロセスの一部だが、我々は常に乗り越えようとするハードルを抱えている。最終的には、選手たちが些細なことやゲームのアイデアの詳細を理解することが大切なんだ。それには時間と信頼、うまくいくという信念が必要になる」 「最初はそれが大きな課題だった。私にとって重要なのは、選手たちが向上心を持って毎日トレーニングに参加し、学んでくれること。だから私は物事を複雑にしようとせず、できるだけシンプルにするよう心がけている。そして、物事を何度も何度も繰り返すようにしているんだ。繰り返すことで、より多くを覚えられると信じている」 「もちろん、どの選手にどれだけインプットさせて良いのかを知ることは重要だ。できるだけシンプルにすべき選手は誰か、などをね。だから単純に、選手を知ることは非常に重要なんだ。そして、それを知るには時間がかかる。良いプロセスには時間がかかるものだ」 「(マンチェスター・シティ戦の勝利は)特別だった。ペップ・グアルディオラは世界最高の監督の一人であり、彼のアイデアはフットボールに革命を起こしたんだ。だから、彼と対戦するのは単純に大きな挑戦となる」 「選手たちがこの勝利を通じて、個人の力、そしてチームの力に対する信念と自信を生み出してくれることが、私にとって非常に重要だ。ハードワークしなければシティに勝てないし、選手たちはここ数週間、それを見事にやってのけた。ペップ・グアルディオラからは多くを学べるし、これからもそうしていくつもりだ」 2024.11.21 11:50 Thu5