公式戦8連勝中の広島に川崎Fが圧倒! 鮮やか4ゴールで首位猛追【明治安田J1第29節】
2022.09.10 20:30 Sat
明治安田生命J1リーグ第29節、川崎フロンターレvsサンフレッチェ広島が10日に等々力陸上競技場で行われ、4-0で川崎が勝利した。
暫定ながら3位と2位による上位対決。広島より消化が2試合少ない川崎は、8月のリーグ戦4試合で全勝し、首位の横浜FMと勝ち点で並んだ。しかし、前節の湘南戦では後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫して逆転負け。再び3ポイント差に開いた。
一方の広島は快進撃が続いている。8月は川崎を上回る公式戦6試合全勝で、前節の清水戦と7日に行われた天皇杯のC大阪戦も含めると公式戦8連勝中。リーグ戦でも暫定だが2位につけ、唯一国内三冠の可能性を残す。
その広島はキックオフから3分、敵陣の深い位置でのスローインからエゼキエウがボックス左に侵入しチャンス到来。最後は公式戦2試合連続で決勝点を挙げている川村が折り返しに飛び込んだが、シュートはブロックされた。
川崎はシュートシーンこそないものの、広島の激しいプレスをいなしながらゴール前まで前進。15分には左右に揺すぶった川崎らしい攻撃を見せるが、フィニッシュに繋げることはできなかった。それでも19分、敵陣中央でボールを持った知念が粘り強くキープし、右の家長に展開。家長は迷わず右足を振り抜くも、ここはGK大迫にキャッチされた。
攻撃が単発で終わる広島に対し、川崎は徐々にギアを上げて相手をゴール前に釘付けにしていく。30分を過ぎると圧倒的なセカンドボール回収率で波状攻撃を仕掛け、迎えた34分、押し込む中で素早くボールを奪い返し、ボックス左へ走るマルシーニョにスルーパス。相手を引きつけたところでマイナスへ折り返し、最後は家長がゴール右下に流し込んだ。
見事なパスワークで点を取り切ったホームチーム。36分にはマルシーニョに決定機が訪れるが、ここはGK大迫に軍配。前半は1点にとどまった。
後半から広島が野上と柴崎を下げて満田と森島を投入。前線からのプレッシングを強め、にわかに攻勢を強めていく。しかし、試合運びでは川崎が一枚上手。前半から変わらずパスを回しながら相手の急所を突いていく。
58分のマルシーニョのドリブル突破から家長のシュートはゴールに結びつかなかったが、その直後、再三の華麗なパスワークから広島の守備陣を翻弄。ボックス左マルシーニョが浮き球をワンタッチではたくと、ゴール前の脇坂がトラップと同時に反転。マークを上手く剥がしながらシュートを叩き込んだ。
この追加点で俄然勢いが付いたホームチームは、68分に脇坂がボックス左で鋭い切り返しを見せると、住吉のスライディングタックルに引っかかりPKを獲得。これを知念が決めて勝利を大きく近づける3点目。広島は今季初の3失点となった。
まだまだ止まらない川崎。78分に佐々木からパスを受けたマルシーニョが強烈なシュートを放つと、これはGK大迫に弾かれるものの、こぼれ球をボックス右から家長が流し込んで4点目に。川崎が今季のリーグ戦で4得点以上記録するのは5度目となった。
そして、試合はここで終了。公式戦8連勝中の広島を完璧な内容を披露した川崎が蹂躙。広島を抜いて2位に浮上した。
川崎F 4-0 広島
【川崎F】
家長昭博(前34)
脇坂泰斗(後14)
知念慶(後23)
家長昭博(後33)
暫定ながら3位と2位による上位対決。広島より消化が2試合少ない川崎は、8月のリーグ戦4試合で全勝し、首位の横浜FMと勝ち点で並んだ。しかし、前節の湘南戦では後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫して逆転負け。再び3ポイント差に開いた。
一方の広島は快進撃が続いている。8月は川崎を上回る公式戦6試合全勝で、前節の清水戦と7日に行われた天皇杯のC大阪戦も含めると公式戦8連勝中。リーグ戦でも暫定だが2位につけ、唯一国内三冠の可能性を残す。
川崎はシュートシーンこそないものの、広島の激しいプレスをいなしながらゴール前まで前進。15分には左右に揺すぶった川崎らしい攻撃を見せるが、フィニッシュに繋げることはできなかった。それでも19分、敵陣中央でボールを持った知念が粘り強くキープし、右の家長に展開。家長は迷わず右足を振り抜くも、ここはGK大迫にキャッチされた。
その後も川崎がボールを持つ展開となるが、広島も隙を突いて攻勢に出ると24分に左CKを獲得。野津田がアウトスイングのクロスをニアで佐々木が逸らし、川村がフィニッシュ。枠を捉えたが、GKチョン・ソンリョンの好セーブに遭った。
攻撃が単発で終わる広島に対し、川崎は徐々にギアを上げて相手をゴール前に釘付けにしていく。30分を過ぎると圧倒的なセカンドボール回収率で波状攻撃を仕掛け、迎えた34分、押し込む中で素早くボールを奪い返し、ボックス左へ走るマルシーニョにスルーパス。相手を引きつけたところでマイナスへ折り返し、最後は家長がゴール右下に流し込んだ。
見事なパスワークで点を取り切ったホームチーム。36分にはマルシーニョに決定機が訪れるが、ここはGK大迫に軍配。前半は1点にとどまった。
後半から広島が野上と柴崎を下げて満田と森島を投入。前線からのプレッシングを強め、にわかに攻勢を強めていく。しかし、試合運びでは川崎が一枚上手。前半から変わらずパスを回しながら相手の急所を突いていく。
58分のマルシーニョのドリブル突破から家長のシュートはゴールに結びつかなかったが、その直後、再三の華麗なパスワークから広島の守備陣を翻弄。ボックス左マルシーニョが浮き球をワンタッチではたくと、ゴール前の脇坂がトラップと同時に反転。マークを上手く剥がしながらシュートを叩き込んだ。
この追加点で俄然勢いが付いたホームチームは、68分に脇坂がボックス左で鋭い切り返しを見せると、住吉のスライディングタックルに引っかかりPKを獲得。これを知念が決めて勝利を大きく近づける3点目。広島は今季初の3失点となった。
まだまだ止まらない川崎。78分に佐々木からパスを受けたマルシーニョが強烈なシュートを放つと、これはGK大迫に弾かれるものの、こぼれ球をボックス右から家長が流し込んで4点目に。川崎が今季のリーグ戦で4得点以上記録するのは5度目となった。
そして、試合はここで終了。公式戦8連勝中の広島を完璧な内容を披露した川崎が蹂躙。広島を抜いて2位に浮上した。
川崎F 4-0 広島
【川崎F】
家長昭博(前34)
脇坂泰斗(後14)
知念慶(後23)
家長昭博(後33)
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