バルサが敵地でセビージャ粉砕! レヴィ3戦連発にクンデが2Aで痛烈恩返し《ラ・リーガ》
2022.09.04 05:54 Sun
ラ・リーガ第4節、セビージャvsバルセロナが3日にサンチェス・ピスフアンで行われ、アウェイのバルセロナが0-3で勝利した。
セビージャは前節、セグンダ王者アルメリアに1-2の逆転負け。昨季わずか4敗のチームは、すでに今季2敗目を喫する最悪な序盤戦となっている。ホームで今季初白星を目指した強豪対決では、イスコを初めてスタメンで起用するなど、若干のメンバーの入れ替えを行った。
対するバルセロナは、バジャドリー相手にレヴァンドフスキの2試合連続ドブレーテの活躍などで4-0の圧勝。危なげなく今季初の連勝を飾った。来週ミッドウィークにビクトリア・プルゼニとのチャンピオンズリーグ(CL)初戦を控える中、前節と全く同じスタメンを採用。。前節、待望の新天地デビューを飾ったばかりのクンデは、引き続きスタメンでサンチェス・ピスフアン初帰還となった。
注目の強豪対決は今季初白星奪取に向けて強いモチベーションを見せるセビージャが、アグレッシブな入りを見せる。開始5分には高い位置でのボール奪取からイスコのラストパスに抜け出したラキティッチに決定機も、ここはGKテア・シュテーゲンの見事なワンハンドセーブに阻まれた。
一方、バルセロナはハフィーニャ、デンベレの両翼による質的優位を生かしながら徐々に攻撃に出ていくが、なかなかレヴァンドフスキに良い形でボールが入らず、攻撃に厚みが出ない。また、ビルドアップの局面でも相手の圧力に晒され、なかなかリズムを出せない。その間にハイラインの背後を続けて取られるが、いずれもオフサイドの判定となった。
21分、中盤でのガビのボール奪取からカウンターを発動。相手陣内左のハーフスペースをデンベレが持ち上がって左を並走するレヴァンドフスキに絶妙なラストパス。飛び出したGKボノのポジションを見極めたレヴァンドフスキのチップキックはゴールライン上でDFフェルナンドにかき出されるが、そのクリアに詰めたハフィーニャが頭で押し込み、待望のラ・リーガ初ゴールとした。
圧倒的な個のクオリティで一気に試合の流れを変えたチャビのチームは、直後にもボックス付近でクリアミスに反応したハフィーニャが今度は得意の左足でゴールへ迫るが、これはわずかに枠の上に外れた。
前半半ばから終盤にかけては中盤での攻防が続く。ただ、攻め切れないホームチームに対して、前線の個の能力が光るアウェイチームがカウンターから再三の決定機を作り出す。そして、36分には相手陣内右サイドでボールを持ったクンデがボックス中央でボールを呼び込んだレヴァンドフスキへ絶妙なフィードを供給。これを胸トラップしたポーランド代表FWが完璧な右足ボレーを叩き込み、3試合連続ゴールとした。
この2点目で心が折れかける相手に畳みかけるバルセロナは、前半ラストプレーでもロングカウンターから絶好機を創出。しかし、レヴァンドフスキのランニングをオトリに自らフィニッシュに持ち込んだデンベレのシュートは精度を欠き、試合を決める3点目を奪うことはできなかった。
相手の決定機逸によって何とか後半に望みを繋いだセビージャはハーフタイムに2枚替えを敢行。グデリとジョルダンを下げてカルモナ、デラネイを同時投入。さらに、並びを[4-3-3]から[3-4-2-1]に変更した。
この変更によって心機一転、後半に臨んだセビージャだったが、その出ばなをいきなり挫かれる。
50分、バルセロナは右CKの場面でショートコーナーを選択し、ハフィーニャが左足インスウィングで正確なクロスをファーサイドに供給。これをクンデが冷静に頭で折り返すと、中央でフリーのエリック・ガルシアが右足で流し込み、待望の加入後初ゴールを奪った。
これで試合の大勢が決した中、バルセロナは負傷したエリック・ガルシアに代えてセルジ・ロベルトを投入したのを皮切りに、主力を早いタイミングでベンチへ下げてジョルディ・アルバやデ・ヨングらをピッチに送り出す。
一方、敗色濃厚も意地を見せたいセビージャは新加入のドルベリや負傷明けのスソをピッチに送り出していく。しかし、GKテア・シュテーゲンを中心に集中力を維持するバルセロナを前に一矢報いるゴールさえも奪うことができない。
その後、試合は守護神ボノの孤軍奮闘の活躍もあり、3-0のスコアが維持されたままタイムアップ。激しいブーイングがこだましたサンチェス・ピスフアンから3連勝という最高の結果を持ち帰ることになったバルセロナが、CL初戦に大きな弾みを付けた。
セビージャは前節、セグンダ王者アルメリアに1-2の逆転負け。昨季わずか4敗のチームは、すでに今季2敗目を喫する最悪な序盤戦となっている。ホームで今季初白星を目指した強豪対決では、イスコを初めてスタメンで起用するなど、若干のメンバーの入れ替えを行った。
対するバルセロナは、バジャドリー相手にレヴァンドフスキの2試合連続ドブレーテの活躍などで4-0の圧勝。危なげなく今季初の連勝を飾った。来週ミッドウィークにビクトリア・プルゼニとのチャンピオンズリーグ(CL)初戦を控える中、前節と全く同じスタメンを採用。。前節、待望の新天地デビューを飾ったばかりのクンデは、引き続きスタメンでサンチェス・ピスフアン初帰還となった。
一方、バルセロナはハフィーニャ、デンベレの両翼による質的優位を生かしながら徐々に攻撃に出ていくが、なかなかレヴァンドフスキに良い形でボールが入らず、攻撃に厚みが出ない。また、ビルドアップの局面でも相手の圧力に晒され、なかなかリズムを出せない。その間にハイラインの背後を続けて取られるが、いずれもオフサイドの判定となった。
戦前の予想とは異なり、セビージャ優位で試合は進んでいくが、先にゴールをこじ開けたのは劣勢のバルセロナ。
21分、中盤でのガビのボール奪取からカウンターを発動。相手陣内左のハーフスペースをデンベレが持ち上がって左を並走するレヴァンドフスキに絶妙なラストパス。飛び出したGKボノのポジションを見極めたレヴァンドフスキのチップキックはゴールライン上でDFフェルナンドにかき出されるが、そのクリアに詰めたハフィーニャが頭で押し込み、待望のラ・リーガ初ゴールとした。
圧倒的な個のクオリティで一気に試合の流れを変えたチャビのチームは、直後にもボックス付近でクリアミスに反応したハフィーニャが今度は得意の左足でゴールへ迫るが、これはわずかに枠の上に外れた。
前半半ばから終盤にかけては中盤での攻防が続く。ただ、攻め切れないホームチームに対して、前線の個の能力が光るアウェイチームがカウンターから再三の決定機を作り出す。そして、36分には相手陣内右サイドでボールを持ったクンデがボックス中央でボールを呼び込んだレヴァンドフスキへ絶妙なフィードを供給。これを胸トラップしたポーランド代表FWが完璧な右足ボレーを叩き込み、3試合連続ゴールとした。
この2点目で心が折れかける相手に畳みかけるバルセロナは、前半ラストプレーでもロングカウンターから絶好機を創出。しかし、レヴァンドフスキのランニングをオトリに自らフィニッシュに持ち込んだデンベレのシュートは精度を欠き、試合を決める3点目を奪うことはできなかった。
相手の決定機逸によって何とか後半に望みを繋いだセビージャはハーフタイムに2枚替えを敢行。グデリとジョルダンを下げてカルモナ、デラネイを同時投入。さらに、並びを[4-3-3]から[3-4-2-1]に変更した。
この変更によって心機一転、後半に臨んだセビージャだったが、その出ばなをいきなり挫かれる。
50分、バルセロナは右CKの場面でショートコーナーを選択し、ハフィーニャが左足インスウィングで正確なクロスをファーサイドに供給。これをクンデが冷静に頭で折り返すと、中央でフリーのエリック・ガルシアが右足で流し込み、待望の加入後初ゴールを奪った。
これで試合の大勢が決した中、バルセロナは負傷したエリック・ガルシアに代えてセルジ・ロベルトを投入したのを皮切りに、主力を早いタイミングでベンチへ下げてジョルディ・アルバやデ・ヨングらをピッチに送り出す。
一方、敗色濃厚も意地を見せたいセビージャは新加入のドルベリや負傷明けのスソをピッチに送り出していく。しかし、GKテア・シュテーゲンを中心に集中力を維持するバルセロナを前に一矢報いるゴールさえも奪うことができない。
その後、試合は守護神ボノの孤軍奮闘の活躍もあり、3-0のスコアが維持されたままタイムアップ。激しいブーイングがこだましたサンチェス・ピスフアンから3連勝という最高の結果を持ち帰ることになったバルセロナが、CL初戦に大きな弾みを付けた。
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「99%の希望を失った」スペインの名医がガビの負傷に言及「劇的な状況になってしまう」、原因は「選手の試合数」
スペインで最高の外傷学者の1人であるペドロ・ルイス・リポル氏が、重傷を負ったスペイン代表MFガビについて言及した。スペイン『カデナ・セール』が伝えた。 19日に行われたユーロ2024予選のジョージア代表戦に先発出場したガビは、20分過ぎに着地の際にヒザを捻りピッチに倒れ込むことに。すぐに大きなケガにも見える反応を見せ、そのまま交代していた。 重傷だとすぐにわかると、20日にバルセロナは右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷と診断されたことを発表。手術を受けることが決定していた。 今季絶望とも言われ、19歳のガビにとっては非常に大きなケガとなった中、チームメイトやライバルからもエールが送られていた。 そんな中、リポル氏は「カルーセル・カナーラ」の中でガビの負傷について言及している。 「ケガはもっと大きなものであるとも予想していた。彼のヒザが突然曲がった最初の動作を見た時、私は99%の希望を失った」 「全てが十字じん帯であることを示していた。私にとっては最初の動きで心が折れてしまった」 「関連するケガにもよる。半月板が関係していれば、予後は長くなる。半月板だけなら、7、8カ月だろう。半月板が断裂した場合は、19歳にとっては劇的な状況になってしまう」 結果として半月板に損傷はあったが、断裂までとはいかなかったが、それでも大きなケガとなった。 また、リポル氏はあまりにも多い試合数が原因だとコメント。試合数を減らす努力をすべきだと指摘している。 「全てのケガは、選手の試合数と関係している。走れば走るほど、プレーすればプレーするほど悪くなる。どのチームも勝ちたい。これは変わらない」 「やるべきことはルールとスケジュールを適応させることだ。現状に合わせて何かをしなければならない。サッカー選手がプレーする時間を分散させなければならない」 ガビは今シーズンの3カ月で21試合に出場。およそ4日に1回のペースで試合を行っており、移動も伴い、高いレベルでの試合をこなしている。 リポル氏はこうしたことが起きたことで、今一度考えるべきだとコメント。代表チームでポジションを確保するために無理をする可能性も指摘した。 「この数字はあまり合理的とは思えない。サッカー選手は多くの試合に出場することができるが、このような休みでは立ち止まって考え、解決策を探さなければならない」 「代表チームに参加すれば、“チップ”が変わってしまう。誰もがゼロからのスタートとなり、チームのようにメンバーが固定されていないからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】悲劇…ガビが自滅で右ヒザの重傷に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5zJRlKDxWQY";var video_start = 267;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.21 20:40 Tue2
デパイが自身のゴールパフォーマンスについて解説! 「何も感じず、何も見ず、集中している」
バルセロナのオランダ代表FWメンフィス・デパイが、自身のゴールパフォーマンスを解説した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 デパイは昨季限りでリヨンとの契約が満了となり、今夏バルセロナにフリーで加入。ユーロ2020後に休暇を挟み、先月の19日に現地入りしていた。 その5日後に行われた24日のジローナとのプレシーズンマッチでは、途中出場から新天地デビュー。PKを決めて早くも初ゴールを記録すると、続く31日のシュツットガルトとの試合でもスーパーゴールを決め、開幕に向けて順調にコンディションを整えている。 そんなデパイといえば、ゴールを決めた後に目をつぶって人差し指で両耳を塞ぐポーズで有名。スペイン『TV3』のインタビューに答えた際に、その所作について説明した。 「世界に対して盲目で、耳が聞こえない状態になろうとしているんだ」 「基本的には集中した『トンネル・ビジョン』さ。何も感じず、何も見ず、集中している」 「人生においては、時にトンネル・ビジョンを持ち、本当に集中することが重要だと思う」 「そうすれば、雑念に邪魔されることなく最高の自分になれるんだよ」 トンネル・ビジョンとは、自身の望むこと以外は一切考慮しない姿勢のこと。良い意味でも悪い意味でも使われる言葉だが、デパイはこの状態に入ることでプレーに没入しているようだ。 2021.08.03 16:34 Tue3
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4