スタメンデビューの伊東純也はアシスト未遂など見せ場たっぷりもストラスブールとドロー…川島永嗣は出番なし《リーグ・アン》

2022.08.21 22:24 Sun
Getty Images
リーグ・アン第3節のストラスブールvsスタッド・ランスが21日に行われ、1-1のドローに終わった。ストラスブールの日本代表GK川島永嗣はベンチ入りするも、出場はなし。スタッド・ランスの日本代表MF伊東純也は先発して94分までプレーした。
PR
前節はクレルモンに2-4で敗れて開幕連敗スタートとなったスタッド・ランスは、今夏にヘンクから獲得した伊東を左シャドーの位置で初の先発起用。ストラスブールとは、ともに今季初勝利を懸けた一戦となる。立ち上がりから両チームが積極的な姿勢を見せる中で、アウェイのスタッド・ランスが最初の決定機を作る。4分、伊東が敵陣中央で縦パスを受け、振り向きざまにゴール前へスルーパスを出す。抜け出したバログンが相手GKの一対一を制してゴールネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。ゴールは認められず、伊東のアシストは未遂に終わった。
14分にもアウェイチームに大きなチャンスが到来。相手DFライン間でのパスがミスになり、敵陣右サイド深い位置に流れると、そこに走った伊東が倒れ込みながらも、相手DFと上手く入れ替わる。完全にボールを奪った伊東はボックス右からグラウンダーで折り返したが、これに合わせたバログンのシュートはゴール左に逸れた。

前半の間は幾度となく相手ゴールに迫ったスタッド・ランス。45分にはカウンターの流れから、敵陣中央でボールを受けたバログンがゴール前にスルーパスを供給。これに抜け出した伊東が相手GKとの一対一を迎えるが、バランスを崩しながら放った右足のシュートは相手GKの正面に飛んでしまう。
ここまでボールを握りながらも、チャンスのなかったストラスブール。それでも前半アディショナルタイム、左CKの場面でプルチッチの蹴ったボールに、ニアサイドのトマソンがフリックし、最後はゴール前のジク。ボレーシュートで押し込んで、先制点を挙げた。
前半のラストプレーで先制した52分にも再びセットプレーからチャンス。ライナールのキックに先制ゴールを奪ったジクが今度はファーサイドで合わせるも、ヘディングシュートは枠の上に飛ぶ。
1点を追うスタッド・ランスは55分、ムネツィがセンターサークル付近で相手からボールを奪い、カウンター発動。左サイドでバログンがボールを受け、ボックス左からクロスを上げると、最後はファーサイドの伊東が頭で合わせるも、相手GKの好セーブに阻まれる。

その後は両チームが攻めあぐねる時間が続いたが、81分にスタッド・ランスがようやくゴールをこじ開ける。速攻の流れからボックス左手前でボールを受けたゼネリが、カットインから右足のクロスを供給。これは伊東がわずかに届かないも、ファーサイドのフィリプが中央へ折り返し、最後はバログンが右足のシュート。これも相手GKに防がれたかのように見えたが、ボールはゴールラインを割っており、ゴールが認められる。

追い付かれたストラスブールは後半アディショナルタイムにボックス手前でFKのチャンスを得るも、アジョルクの強烈なシュートは相手GKの好守に遭って勝ち越しゴールとはならず。結局、1-1のままタイムアップを迎え、両チームとも今季初白星はお預けとなった。

ストラスブール 1-1 スタッド・ランス

PR

ストラスブールの関連記事

パリ・サンジェルマン(PSG)は3日、リーグ・アン第32節でストラスブールとのアウェイ戦に臨み、1-2で敗れた。 前節ニース戦で今季リーグ初黒星を喫した王者PSGは4日前のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、アーセナル戦を1-0の先勝とした。4日後には2ndレグを控える中、スタメンをジョアン・ネヴェス以 2025.05.04 04:50 Sun
ストラスブールは28日、イングランド人指揮官リアム・ローゼナイアー監督(40)との契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。 新契約にサインしたローゼナイアー監督は、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「今回の契約延長は私にとってキャリア最高の決定であり大きな誇りだ。マルク・ケラー会長とクラ 2025.04.29 10:15 Tue
南野拓実の所属するモナコは19日、リーグ・アン第30節でストラスブールと対戦し0-0で終了した。南野は71分までプレーしている。 前節マルセイユとの上位対決で完勝した2位モナコ(勝ち点53)が、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う6位ストラスブール(勝ち点50)をホームに迎えた一戦。 南野が[4- 2025.04.20 06:30 Sun
チェルシーの次代を担う逸材として注目されるエクアドル代表MFケンドリー・パエス(17)だが、ヨーロッパでのキャリアをストラスブールでスタートすることになるようだ。フランス『レキップ』が報じている。 10代前半から神童と評された177cmのクリエイティブな左利きのMFは、2023年2月に行われた国内リーグのムシュク 2025.04.09 19:20 Wed
スタッド・ランスは6日、リーグ・アン第28節でストラスブールと対戦し0-1で敗戦した。スタッド・ランスのMF伊東純也とMF中村敬斗はフル出場、DF関根大輝は69分までプレーしている。 ミッドウィークに行われたクープ・ドゥ・フランス準決勝でフランス4部のカンヌに勝利し48年ぶりの決勝進出を決めた15位ランス(勝ち点 2025.04.07 07:00 Mon

リーグ・アンの関連記事

パリ・サンジェルマン(PSG)は3日、リーグ・アン第32節でストラスブールとのアウェイ戦に臨み、1-2で敗れた。 前節ニース戦で今季リーグ初黒星を喫した王者PSGは4日前のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、アーセナル戦を1-0の先勝とした。4日後には2ndレグを控える中、スタメンをジョアン・ネヴェス以 2025.05.04 04:50 Sun
スタッド・ランスは2日、リーグ・アン第32節でニースと対戦し0-1で敗戦した。スタッド・ランスのFW中村敬斗はフル出場、DF関根大輝は81分からプレー、MF伊東純也はケガのため欠場している。 リーグ戦3試合負けなしの13位スタッド・ランス(勝ち点33)が、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの渦中にある6位ニー 2025.05.03 07:00 Sat
パリ・サンジェルマン(PSG)は2日、最新のメディカル情報を発表。フランス代表FWウスマーヌ・デンベレの離脱を発表した。 デンベレは、4月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのアーセナル戦で貴重な先制ゴールを記録。しかし、70分に負傷しブラッドリー・バルコラと交代していた。 クラブの 2025.05.02 21:55 Fri
マンチェスター・ユナイテッドがフランスの逸材アタッカーの獲得に迫っているようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。 報道によると、今夏の移籍市場でマルセイユなども関心を示したル・アーヴルのU-18フランス代表FWエンゾ・カナ=ビイク(18)は、ユナイテッド行きを決断。移籍手続きを完了するため、30日 2025.04.30 22:35 Wed
リーグ・アン(フランス1部)と『DAZN』の放送契約が2024-25シーズン終了をもって解除されることが決定した。フランス『レキップ』が報じている。 昨シーズン終了後に放送局の問題を抱えていたリーグ・アンだが、開幕1カ月前に『DAZN』と『beIN Sports』の共同入札が承認され、ひとまず問題解決に至った。 2025.04.30 20:00 Wed

ストラスブールの人気記事ランキング

1

11戦無敗と絶好調のストラスブールがローゼナイアー監督との契約を2028年まで延長!

ストラスブールは28日、イングランド人指揮官リアム・ローゼナイアー監督(40)との契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。 新契約にサインしたローゼナイアー監督は、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「今回の契約延長は私にとってキャリア最高の決定であり大きな誇りだ。マルク・ケラー会長とクラブが示してくれた新たな信頼は、私にとって大きな意味を持つ。ここに到着した瞬間から、ストラスブールとアルザスの人々の強さである力強さ、勇気、団結という価値観に共感した。私たちはスタッフや経営陣とともに、彼らの情熱に応えるサッカーを提供するために日々精進していくつもりだし、クラブのアイデンティティを尊重しながら、クラブの発展のために全力を尽くし続ける。私は我々のプロジェクトとストラスブールの未来を心から信じている」 これまでダービー・カウンティ、ハル・シティで監督を歴任したローゼナイアー監督は、昨年7月にパトリック・ヴィエラ監督の退任したストラスブールの指揮官に就任。 今季序盤は負けや引き分けが先行したが、昨年12月のリーグアン第14節から復調すると、18試合で12勝5分け1敗と絶好調を維持。現在は7位に位置しているが。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位モナコとは勝ち点差「1」と肉薄しており、次節の王者パリ・サンジェルマンとの一戦が大きく運命を分けることになりそうだ。 2025.04.29 10:15 Tue
2

今夏チェルシー正式加入の逸材パエスは系列ストラスブール行きか…レンタルに向けた障害は両クラブの今季成績?

チェルシーの次代を担う逸材として注目されるエクアドル代表MFケンドリー・パエス(17)だが、ヨーロッパでのキャリアをストラスブールでスタートすることになるようだ。フランス『レキップ』が報じている。 10代前半から神童と評された177cmのクリエイティブな左利きのMFは、2023年2月に行われた国内リーグのムシュク・ルナ戦でファーストチームデビュー。同試合では15歳297日でのプリメーラ・カテゴリア・セリエA最年少デビュー記録に最年少ゴール記録を樹立。 2023年6月にはインデペンディエンテ・デル・バジェからチェルシーへの完全移籍が発表された。その後、同年10月に行われた北中米ワールドカップ(W杯)南米予選のボリビア代表戦ではA代表2キャップ目にしてゴールを記録し、W杯予選でゴールを決めた南米人史上最年少記録(16歳161日)も樹立した。 2007年5月4日生まれのパエスは、18歳の誕生日後に国際移籍が可能となり、2025-26シーズンのチェルシー入りが既定路線と見られていた。 エクアドル代表ですでに17キャップを誇り、イギリスの労働許可証取得は可能とみられるが、よりトップレベルでの経験を積ませたいクラブは『BlueCo』がマルチ・クラブ・オーナーシップ(MCO)で保有するフランスのストラスブールへ武者修行に出すことを検討。 すでにヨーロッパ入りしている17歳は8日からストラスブールのトレーニングに参加。リアム・ローゼナイアー監督からの評価も高いようだ。 ただ、レンタル移籍に向けた障害はストラスブールの予想外の躍進。今シーズンここまではリーグ・アン4位と上位に躍進しており、チャンピオンズリーグ(CL)かヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得する可能性が高い。 これに対して、チェルシーもプレミアリーグでCL出場圏内の4位に位置しており、同様にCLかEL出場権獲得の可能性は高い。 仮に、両クラブが同じUEFAコンペティションに出場する場合、同じオーナーを持つクラブの同時参加の問題はルールが緩和されているものの、当該クラブ間でのレンタル移籍が認められない可能性は高い。その場合、パエスは別のレンタル先を選択することになる。 2025.04.09 19:20 Wed
3

ヴィエラ監督と袂を分かったストラスブール、後任をイングランドから招へい! ローゼナイアー氏と3年契約

ストラスブールは25日、リアム・ローゼナイアー氏(40)の監督就任を発表した。契約は3年となる。 ストラスブールではフランス代表OBのパトリック・ヴィエラ監督(48)が昨夏から指揮を執り、新シーズンに向けて始動するなか、つい先日にあと2年残る契約を解除。監督の座が空位だった。 イングランド人指導者のローゼナイアー氏はブライトンのセカンドチームやダービー・カウンティ、ハル・シティで指導歴。直近のハルでは2022年11月から監督に就任し、昨季まで指揮した。 昨季のリーグ・アンで13位に終わったチームの新たな監督となるローゼナイアー氏はクラブ公式サイトで喜びの思いとともに、決意表明をした。 「情熱と忠誠心で有名なファンがいて、歴史のあるフランスクラブのラシンに加われて嬉しく思う。チームと選手たちを誇りに思ってもらえるよう全力を尽くすつもりだ。早く仕事を始めたい」 2024.07.25 22:45 Thu
4

モンペリエに4発快勝のレンヌがで2連勝!古橋亨梧は2戦連続出番なし…【リーグ・アン】

古橋亨梧の所属するスタッド・レンヌは2日、リーグ・アン第24節でモンペリエと対戦し4-0で勝利した。古橋はベンチ入りも出場機会はなかった。 前節のスタッド・ランス戦を勝利した13位レンヌ(勝ち点26)が、リーグ戦4連敗中の18位モンペリエ(勝ち点15)のホームに乗り込んだ一戦。レンヌの古橋は4試合連続のベンチスタートとなった。 立ち上がりから一進一退の展開が続くなか、レンヌは20分にピンチ。ボックス中央右手前からサヴァニエがクロスを供給すると、ボックス左のドゥロールが頭で折り返したボールをチャートがゴールに押し込んだが、これはVARの末にオフサイドを取られ、ノーゴールに。 VARに救われたレンヌは28分、フォファナの左クロスからゴール前で混戦が生まれると、最後はアシニョンの落としを受けたフォファナがペナルティアーク左からコントロールショットをゴール右に突き刺した。 先制したレンヌは、前半終了間際に再びピンチ。43分、サヴァニエの右クロスをファーサイドのクヤテが頭で落とすと、これを受けたドゥロールがボックス左深くまで切り込み、ニアサイドにシュートを叩き込んだ。しかし、VARの末にクヤテのオフサイドが認められ、ゴールは取り消された。 迎えた後半、再びスコアを動かしたのはレンヌ。56分、ショートコーナーの流れからバイタルエリア左手前でパスを受けたシセが中央へのカットインから右足一閃。強烈なミドルシュートがゴール右隅に突き刺さった。 さらに69分にボックス左深くまで侵入したブラスのクロスからアシニョンがゴールネットを揺らしたレンヌは、86分にもカリムエンドがボックスでDFサニャンに倒されてPKを獲得。カリムエンドのPKはGKルコントに弾かれたが、セカンドボールをカリムエンドが押し込み、そのまま4-0で快勝した。 また、オナイウ阿道の所属するオセールは、ホームでストラスブール対戦し0-1で敗戦。オナイウ阿道は82分からプレーしたが、見せ場を作ることはできなかった。 モンペリエ 0-4 スタッド・レンヌ 【スタッド・レンヌ】 セコ・フォファナ(前28) ジャウイ・シセ(後11) ロレンツ・アシニョン(後24) アルノー・カリムエンド(後43) オセール 0-1 ストラスブール 【ストラスブール】 エマニュエル・エメガ(後2) 2025.03.03 07:00 Mon
5

ストラスブール、オーストリアで注目集めた逸材FWエメガを獲得

ストラスブールは22日、シュトゥルム・グラーツからU-20オランダ代表FWエマニュエル・エメガ(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。 エメガはトーゴ人の父親とナイジェリア人の母親の元、オランダで生まれ育った。スパルタ・ロッテルダムの下部組織からファーストチームデビューを飾ると、2022年1月にベルギーのロイヤル・アントワープに完全移籍。だが、その新天地ではほぼプレー機会を得られず、昨年8月にわずか半年余りでシュトゥルム・グラーツへ移籍した。 その新天地1年目では公式戦36試合10ゴール5アシストの数字を記録。195cmの長身ながらも左右のウイングでもプレー可能なスピード、突破力を有しており、長いリーチを生かしたボールキープや背後への飛び出しが持ち味。将来的にはイングランド代表FWタミー・エイブラハムのようなタイプのストライカーへの成長が見込まれる。 今夏の移籍市場ではセリエAの複数クラブの関心を集めたが、新天地はチェルシーの現オーナーであるトッド・ベーリー氏を中心とするコンソーシアムによって買収されたストラスブールとなった。 2023.07.23 17:00 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly