菅原vs藤本&新井の日本人対決は途中出場1Aの菅原AZが大勝で先勝! 5大リーグの強豪に明暗《ECL予選プレーオフ》
2022.08.19 06:24 Fri
18日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)予選プレーオフの1stレグが行われた。
ヨーロッパリーグ(EL予選)プレーオフ敗退組10チームと共に、本戦出場22チームを決めるECL予選プレーオフ。
各リーグの上位チームが参戦するメインパスではDF菅原由勢を擁するAZと、MF藤本寛也とMF新井瑞希を擁するジル・ヴィセンテの日本人対決に注目が集まった。
菅原がベンチスタート、藤本と新井がスタメン出場となった一戦は、序盤から拮抗した展開に。それぞれ右のインサイドハーフ、左ウイングに入ったジル・ヴィセンテコンビは、新井が立ち上がりに深い位置で正確な左足クロスでチャンスを演出すると、藤本も持ち味の正確な左足のパスで緩急を付けたゲームメイクを見せる。
しかし、タレントの質と地の利のあるAZは24分、左サイド深くでケルケズが上げた正確なクロスをゴール前に走り込んだデ・ウィットが豪快なヘディングで合わせ、ホームチームが先制に成功した。
後半も立ち上がりから拮抗した展開が続く。ジル・ヴィセンテは幾度か深い位置まで攻め込む場面を作り出すが、なかなか決定機まで持ち込むことができない。
我慢比べの様相を呈した中、先にゴールをこじ開けたのは、またしてもホームチーム。78分、右サイド深くから入れたクロスがジル・ヴィセンテDFのクリアミスを誘うと、右ポストを叩いたこぼれ球をゴール前のラフドが押し込む。さらに、85分にはパヴリディスが豪快なミドルシュートを突き刺した。
その後、86分には新井がベンチに下がり、その直後にはAZの菅原がピッチに送り出され、ピッチ上での日本人対決が実現。すると、菅原が投入からわずか2分後で決定的な仕事を果たす。89分、ボックス右で味方とのワンツーを見せた菅原が高精度のグラウンダークロスを供給。これをファーサイドに飛び込んだデ・ウィットがスライディングで流し込んだ。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、菅原の1アシストの活躍もあってホームで4-0の完勝を収めたAZが本戦行きをほぼ確実にした。
また、MF三好康児を擁するアントワープは、トルコの強豪イスタンブール・バシャクシェヒルと対戦し、1-1のドローに終わった。
敵地で1点のビハインドを背負った中、三好は試合終了間際の87分にナインゴランとの交代でピッチに投入される。すると、投入直後の88分にチームはディニス・アウメイダの巧みなヘディングゴールで同点に追いつき、敵地で追いついてのドローという上々の結果を持ち帰った。
5大リーグの強豪クラブでは、ビジャレアルやウェストハム、フィオレンティーナが順当に先勝に成功。その一方で、ケルンとニースはいずれも1点差で敗戦を喫している。
なお、本大会行きを懸けた運命の2ndレグは23日と25日に行われる予定だ。
◆ECL予選プレーオフ 1stレグ
▽チャンピオンズパス
マリボル(スロベニア) 0-0 クルージュ(ルーマニア)
FK RFS(ラトビア) 2-2 リンフィールド(北アイルランド)
レフ・ポズナン(ポーランド) 2-0 デュドランジェ(ルクセンブルク)
シュクピ(北マケドニア) 1-2 バルカニ(コソボ)
ズリニスキ・モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 1-0 スロバン・ブラチスラヴァ(スロバキア)
▽メインパス
CSKAソフィア(ブルガリア) 1-0 バーゼル(スイス)
ファドゥーツ(リヒテンシュタイン) 1-1 ラピド・ウィーン(オーストリア)
ラクフ・チェンストホヴァ(ポーランド) 2-1 スラビア・プラハ(チェコ)
ユールゴーデン(スウェーデン) 3-0 アポエル(キプロス)
マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) 1-0 ニース(フランス)
ウニヴェルシタテア・クライオヴァ(ルーマニア) 1-1 ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)
イスタンブール・バシャクシェヒル(トルコ) 1-1 アントワープ(ベルギー)
FCSB(ルーマニア) 1-2 ヴァイキング(ノルウェー)
パルチザン(セルビア) 4-1 ハムルーン・スパルタンズ(マルタ)
フィオレンティーナ(イタリア) 2-1 トゥベンテ(オランダ)
ビジャレアル(スペイン) 4-2 ハイデュク・スピリト(クロアチア)
ケルン(ドイツ) 1-2 MOLヴィディ(ハンガリー)
ウェストハム(イングランド) 3-1 ヴィボー(デンマーク)
ヤング・ボーイズ(スイス) 0-1 アンデルレヒト(ベルギー)
スロヴァコ(チェコ) 3-0 AIKソルナ(スウェーデン)
モルデ(ノルウェー) 0-1 ヴォルフスベルガー(オーストリア)
AZ(オランダ) 4-0 ジル・ヴィセンテ(ポルトガル)
ヨーロッパリーグ(EL予選)プレーオフ敗退組10チームと共に、本戦出場22チームを決めるECL予選プレーオフ。
各リーグの上位チームが参戦するメインパスではDF菅原由勢を擁するAZと、MF藤本寛也とMF新井瑞希を擁するジル・ヴィセンテの日本人対決に注目が集まった。
しかし、タレントの質と地の利のあるAZは24分、左サイド深くでケルケズが上げた正確なクロスをゴール前に走り込んだデ・ウィットが豪快なヘディングで合わせ、ホームチームが先制に成功した。
以降は球際でのバトルが激しくなる中、前半終盤には熱くなった相手と味方の煽りを受けて藤本が削られたことをキッカケに小競り合いが起こるも、試合自体は均衡が保たれたまま、ホームチームの1点リードで折り返した。
後半も立ち上がりから拮抗した展開が続く。ジル・ヴィセンテは幾度か深い位置まで攻め込む場面を作り出すが、なかなか決定機まで持ち込むことができない。
我慢比べの様相を呈した中、先にゴールをこじ開けたのは、またしてもホームチーム。78分、右サイド深くから入れたクロスがジル・ヴィセンテDFのクリアミスを誘うと、右ポストを叩いたこぼれ球をゴール前のラフドが押し込む。さらに、85分にはパヴリディスが豪快なミドルシュートを突き刺した。
その後、86分には新井がベンチに下がり、その直後にはAZの菅原がピッチに送り出され、ピッチ上での日本人対決が実現。すると、菅原が投入からわずか2分後で決定的な仕事を果たす。89分、ボックス右で味方とのワンツーを見せた菅原が高精度のグラウンダークロスを供給。これをファーサイドに飛び込んだデ・ウィットがスライディングで流し込んだ。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、菅原の1アシストの活躍もあってホームで4-0の完勝を収めたAZが本戦行きをほぼ確実にした。
また、MF三好康児を擁するアントワープは、トルコの強豪イスタンブール・バシャクシェヒルと対戦し、1-1のドローに終わった。
敵地で1点のビハインドを背負った中、三好は試合終了間際の87分にナインゴランとの交代でピッチに投入される。すると、投入直後の88分にチームはディニス・アウメイダの巧みなヘディングゴールで同点に追いつき、敵地で追いついてのドローという上々の結果を持ち帰った。
5大リーグの強豪クラブでは、ビジャレアルやウェストハム、フィオレンティーナが順当に先勝に成功。その一方で、ケルンとニースはいずれも1点差で敗戦を喫している。
なお、本大会行きを懸けた運命の2ndレグは23日と25日に行われる予定だ。
◆ECL予選プレーオフ 1stレグ
▽チャンピオンズパス
マリボル(スロベニア) 0-0 クルージュ(ルーマニア)
FK RFS(ラトビア) 2-2 リンフィールド(北アイルランド)
レフ・ポズナン(ポーランド) 2-0 デュドランジェ(ルクセンブルク)
シュクピ(北マケドニア) 1-2 バルカニ(コソボ)
ズリニスキ・モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 1-0 スロバン・ブラチスラヴァ(スロバキア)
▽メインパス
CSKAソフィア(ブルガリア) 1-0 バーゼル(スイス)
ファドゥーツ(リヒテンシュタイン) 1-1 ラピド・ウィーン(オーストリア)
ラクフ・チェンストホヴァ(ポーランド) 2-1 スラビア・プラハ(チェコ)
ユールゴーデン(スウェーデン) 3-0 アポエル(キプロス)
マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) 1-0 ニース(フランス)
ウニヴェルシタテア・クライオヴァ(ルーマニア) 1-1 ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)
イスタンブール・バシャクシェヒル(トルコ) 1-1 アントワープ(ベルギー)
FCSB(ルーマニア) 1-2 ヴァイキング(ノルウェー)
パルチザン(セルビア) 4-1 ハムルーン・スパルタンズ(マルタ)
フィオレンティーナ(イタリア) 2-1 トゥベンテ(オランダ)
ビジャレアル(スペイン) 4-2 ハイデュク・スピリト(クロアチア)
ケルン(ドイツ) 1-2 MOLヴィディ(ハンガリー)
ウェストハム(イングランド) 3-1 ヴィボー(デンマーク)
ヤング・ボーイズ(スイス) 0-1 アンデルレヒト(ベルギー)
スロヴァコ(チェコ) 3-0 AIKソルナ(スウェーデン)
モルデ(ノルウェー) 0-1 ヴォルフスベルガー(オーストリア)
AZ(オランダ) 4-0 ジル・ヴィセンテ(ポルトガル)
アントワープの関連記事
UEFAカンファレンスリーグの関連記事
|
アントワープの人気記事ランキング
1
飛距離は60m超え! イラン代表“強肩”GKの超ロングスローがギネス世界記録に認定
イラン代表GKのロングスローがギネス世界記録に認定された。 ポルトガルのボアヴィスタは25日、所属するGKアリレザ・ベイランヴァンドのフィードが、サッカーの公式戦における最長のハンドスローとしてギネス世界記録に認定されたと発表した。 ベイランヴァンドは2016年10月11日にイランのテヘランで行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節の韓国代表戦に、イラン代表GKとして出場した。この試合中におけるフィードスローが61m26mmを記録。ラストパスにもなった超ロングフィーが、手による世界最長のフィードとしてギネス記録に認定された。 ベイランヴァンドは今夏にベルギーのロイヤル・アントワープからボアヴィスタへと、買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で加入。 イラン代表としても49試合に出場し、今年9月2日に行われたカタールW杯アジア最終予選の初戦、シリア代表戦でも強肩ぶりを披露していた。 <span class="paragraph-title">【動画】世界記録に認定された60m超えのロングスロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Cebk0MO1sCw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> 2021.11.27 20:21 Sat2
インドネシア代表に新たな帰化選手が到来へ…元オランダA代表選手&今季CL出場のリール所属24歳も候補に残る
インドネシア代表に新たな帰化選手が到来へ。連盟のエリック・トヒル会長も言及した。 インドネシア代表は6日、突如としてシン・テヨン監督を解任。チームの“オランダ化”を急進させるなか、次期指揮官にはオランダ代表の一時代を彩ったレジェンドが就任へと伝えられる。 インドネシア『BOLA』によると、同チームは「近いうちに新たな選手を迎える」といい、それはやはりインドネシア系オランダ人。 イングランド2部のオックスフォード・ユナイテッドに所属する元U-20オランダ代表FWオレ・ロメニー(24)、ベルギー1部・アントワープに所属する元オランダ代表MFジャリオ・リーデヴァルド(28)が新たな帰化選手の候補だという。 ロメニーはオランダ・ナイメヘンの出身で、NECでプロデビュー後、ユトレヒト等を経て、5日にオックスフォード・Uへ移籍。新天地はインドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長が共同オーナーを務めるクラブである。 リーデヴァルドはアヤックス育ちのインドネシア系で、2017〜24年にクリスタル・パレスでプレー。プレミアリーグ通算80試合に出場した。なお、こちらは2015年にオランダ代表(A代表)で3試合プレーした経験を持つ。 連盟のトヒル会長はシン・テヨン監督解任に伴う取材対応で、この2選手にも言及。 ロメニーの帰化プロセスが順調に進んでいると明言した一方、リーデヴァルドはオランダ代表歴3試合が全て「公式戦」だったとあってか、少なくとも3月の初招集は難しいとの旨をコメント。「様子を見るべき」と語るにとどめた。 その一方、フランス1部・リールに所属する元U-21オランダ代表DFミッチェル・バッカー(24)を引き入れる案も披露。 バッカーはパリ・サンジェルマン(PSG)、レバークーゼンに所属歴があり、現在アタランタからのレンタル移籍でリールへ。昨季アタランタでEL優勝メンバーとなり、今季はリールでCLに参戦…CL通算20試合に出場した経験を持つ。 カタールW杯でオランダ代表の予備登録メンバーに入ったバッカーは、祖父がインドネシア人。トヒル会長は「精査した結果、招集は難しいが、糸口を見つけたい」とコメントしている。 今のところ、インドネシア代表入りが濃厚なのはオレ・ロメニーのようだ。 2025.01.08 13:00 Wed3
「彼がコスタリカ人でもルクセンブルク人でも獲得していた」アントワープSDが三好康児を獲得した理由を語る
アントワープのスポーツディレクター(SD)を務めるスヴェン・ジャック氏が、U-23日本代表MF三好康児(23)の買い取りオプションを行使した理由を明かした。ベルギー『De Morgen』が伝えた。 川崎フロンターレのアカデミー育ちの三好は、2015年にトップ昇格すると、2018年に北海道コンサドーレ札幌、2019年に横浜F・マリノスへそれぞれレンタル移籍。2019年夏にアントワープ入りが決まり、レンタル移籍で初の海外挑戦を果たした。 今シーズンはデビュー戦でいきなり決勝点を挙げる活躍を披露すると、昨年11月以降、ケガによる離脱を繰り返したが、公式戦15試合で3ゴールを記録。4月6日に120万ユーロ(約1億4000万円)程度とみられる買取オプションを行使し、2023年6月までの3年契約を結んだ。 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、財政的に苦しむクラブが多い中で三好を獲得した経緯についてジャックSDがコメント。三好の能力や年齢が買取の決め手だったと明かした。 「この危機がフットボール界に与える影響は大きい。それは我々にもだ。最も論理的だったのは支払いを待ってもらうことだった。だが、今回のケースでは3月31日までに決断する必要があった」 「総合的に見て、給与や移籍金がコウジの年齢と能力を考えたときに、許容可能で受け入れられるものだったため、買い取りを決断した」 「そういう意味では、昨シーズンの交渉がうまくいったと満足している。クラブ間のオプションのほとんどは後で解決できるが、この移籍に関しては早急に決めなければならなかった。他のクラブでもこうしていたと思う」 「彼がピッチに立った時のパフォーマンスには満足している。彼がコンディションを保っていれば、シーズンはさらに良くなっただろう。コウジは決して怠け者ではないし、攻撃時の迫力やテクニックと洞察力、さらに守備力もある」 「彼がコスタリカ人でもルクセンブルク人でも日本人だとしても関係なくこの取引を完了させたかった。コウジはまだ若いので、大きく成長すると確信している」 ジュピラー・プロ・リーグは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けシーズンの終了を発表。アントワープはリーグ戦で4位で終了。カップ戦では決勝まで勝ち進んでおり、クラブ・ブルージュとの決勝に勝利すればヨーロッパリーグのグループステージから出場することとなる。 2020.04.24 21:00 Fri4
アントワープのイラン代表GKがポルトガルへレンタル!
ポルトガルのボアヴィスタは11日、ベルギーのロイヤル・アントワープからイラン代表GKアリレザ・ベイランヴァンド(28)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 ベイランヴァンドは、ナフト・テヘランからペルセポリスとイラン国内のクラブを経て昨夏にアントワープへ完全移籍。ヨーロッパ初挑戦となった昨シーズンはセカンドGKとして公式戦12試合に出場していた。 なお、安定したシュートストップに加え、強肩を生かしたロングスローによるチャンスメークにも定評があるイラン代表の守護神は、ここまで代表通算43試合に出場している。 2021.07.12 14:36 Mon5