白熱ロンドン・ダービーは劇的ドロー! チェルシー圧倒もスパーズがケイン土壇場弾で鬼門から勝ち点1持ち帰る《プレミアリーグ》
2022.08.15 02:46 Mon
プレミアリーグ第2節、チェルシーvsトッテナムが14日にスタンフォード・ブリッジで行われ、2-2のドローに終わった。
マンチェスター・シティ、リバプールの2強崩しに挑む、第3の優勝候補が対峙する今季プレミア最初のビッグマッチ。
昨季3位のチェルシーは、今季の開幕戦で前指揮官ランパード率いるエバートン対戦。パフォーマンス面で課題を残したものの、新戦力が上々のデビューを飾り、ジョルジーニョのPKによる1点を守り切って1-0の白星スタートとなった。
宿敵撃破を狙うホーム開幕戦ではエバートン戦から先発2人を変更。アスピリクエタとチルウェルに代えてククレジャとロフタス=チークを起用。リース・ジェームズが3バックの右、ロフタス=チークとククレジャはウイングバックに入った。3トップは最前線にスターリング、2シャドーにマウントとハヴァーツが入った。
一方、昨季逆転で4位フィニッシュとなったトッテナムは、開幕戦でサウサンプトンと対戦。両エース不発に関わらず、クルゼフスキの1ゴール1アシストに、課題の両ウイングバックがゴールに絡む決定的な仕事をみせ、チームとしての成長を感じさせる4-1の快勝スタートとなった。
久々に熱狂が戻ってきたブリッジで幕を開けた今季最初のダービー。立ち上がりは勢いを持って入ったトッテナムが、球際のバトルで優位に立ちソン・フンミンが早速ボックス付近で足を振っていく。
一方、立ち上がりの守勢を凌いだチェルシーは、ジェームズとロフタス=チークの右サイドで守備時と攻撃時で立ち位置を変える可変式の布陣を採用。うまく相手の守備をずらしながらボールを出し入れし、チャンスを窺う。
時間の経過と共にチェルシーが安定したビルドアップに加え、強度の高い守備で相手に自由を与えずにリズムを掴んでいく。トッテナムを押し込んでいく。18分にはマウントのプレスバックによって高い位置でボールを奪ってカンテ、スターリング、ハヴァーツと右サイドで流れるような連携からドイツ代表MFが右足のシュート。だが、この決定的なシュートはGKロリスのビッグセーブに阻まれる。
それでも、このプレーで得た左CKの場面でキッカーのククレジャが左足アウトスウィングのクロスを入れると、中央を抜けたボールにフリーで反応したクリバリが難度の高い右足アウトサイドのボレーシュートをゴール右隅へ突き刺し、新加入コンビでホームでの今季初ゴールを奪った。
守勢を耐え切れずにサウサンプトン戦に続いて先制点を奪われたトッテナムだが、直後の22分にはケインの素早いリスタートからのロングフィードに抜け出したセセニョンがボックス内に抜け出す決定機を創出。だが、ここはGKメンディにうまく間合いを詰められて好守に遭う。
前半半ばから終盤にかけてもホームチーム優勢の時間帯が続く。先制点を奪ったことにより、ボール回しに余裕が生まれたチェルシーは、ファジーな立ち位置を取る前線と中盤が効果的にパスを引き出して相手のプレスをいなす。さらに、ボールを失った際の切り替えも鋭く相手が得意とするカウンターを許さない。マウントやハヴァーツ、ロフタス=チークに訪れたボックス内でのシュートチャンスを追加点に結び付けられなかったが、相手を圧倒し続ける前半45分間となった。
対して最少得点差をキープしたことが唯一の慰めとなる厳しい戦いを強いられたトッテナムは、昨季からの課題であるビルドアップの精度、ウイングバックのクオリティを露呈する形となり、選手交代を含めた古巣対戦の指揮官の修正が求められる前半の戦いとなった。
迎えた後半、ハーフタイムでのメンバー変更も予期されたアウェイチームだったが、前半同様のメンバーでスタート。戦い方に大きな変化はないものの、闘将の檄によって前からの圧力、プレー強度を高めると、開始直後にはケインとソン・フンミンのホットラインから早速フィニッシュのシーンを作り出した。
前半同様に入りこそトッテナムの時間帯も以降はチェルシーが押し込む時間帯が続く。これを受け、コンテ監督は57分にセセニョンを下げてリシャルリソンを投入。この交代で[4-4-2]に並びを変更し、リシャルリソンはケインと共に最前線に入った。
この変更によって試合が動きそうな雰囲気が漂う中、60分過ぎにはチェルシーがロフタス=チークのボックス内での見事な仕掛けからスターリング、直後にはホイビュルクのスルーパスに抜け出したケインがいずれも決定機を迎えるが、シュートを枠に飛ばすことができない。
それでも、徐々にオープンな展開を見せ始める中、後半半ばに試合が動く。68分、ハヴァーツが相手陣内右サイドでベンタンクールと入れ替わりかけたものの、ファウル気味に止められる。ここでハヴァーツ、チェルシー陣営がファウルをアピールしたが、アンソニー・テイラー主審は正当なスライディングタックルとジャッジ。ここからトッテナムが攻撃に転じてケインが右サイドへ大きく展開。クルゼフスキのボックス付近での仕掛けは潰されるが、ジョルジーニョを囲んで即時奪還。ペナルティアーク右でベン・デイビスからの落としを受けたホイビュアの右足シュートがゴール左下隅を射抜いた。
チェルシーは相手のカウンターの起点となった場面でのファウルを主張も、最終的にゴールが支持される。さらに、ゴール直後の指揮官同士の小競り合いによって一気にスタジアムのボルテージが高まる。その中でチェルシーはジョルジーニョを下げて、アスピリクエタを投入。ジェームズ、ロフタス=チークの立ち位置を変更した。
試合の流れを考えれば、勝ち点1は受け入れられないチェルシーは、攻撃のギアを入れ直して攻勢を仕掛ける。75分には右サイド深くで仕掛けたジェームズが完璧なクロスを供給し、ゴール前に飛び込んだハヴァーツがゴール至近距離から左足のダイレクトシュート。だが、これを枠の右に外してしまう。
しかし、勢いづくホームチームは直後の77分に相手陣内左サイドでの相手スローインの流れからクリバリがクルゼフスキを潰してショートカウンターを発動。カンテ、スターリングと冷静に右サイドへ展開すると、ボックス右でドフリーとなったジェームズが冷静に右足のシュートを流し込み、勝ち越しに成功した。
これで再び追う展開となったトッテナムは、ベンタンクールとソン・フンミンを下げてビスマとペリシッチの新戦力コンビ、82分にはエメルソンを下げてルーカス・モウラを投入。攻撃的な[3-4-3]でゴールを目指す。
一方、逃げ切り態勢に入るチェルシーは右ハムストリングを痛めたカンテと共にスターリングを下げてギャラガーとプリシッチ、試合終了間際には1枚カードをもらっていたこともあってハヴァーツを下げてブロヤを投入した。
一連の交代策ではチェルシーに分があり、6分が加えられた後半アディショナルタイムも冷静に時計を進めていく。だが、今季は本気でタイトル獲得への姿勢を見せるトッテナムが土壇場で追いつく。96分、続けて得たCKの場面でキッカーのペリシッチが正確な左足のクロスを供給。これをニアに飛び込んだケインが頭でわずかにコースを変えると、このシュートがファーポストに決まった。
そして、アウェイチームが2度追いつく形となったダービーはこのまま2-2のスコアでタイムアップ。試合終了後には握手を行った際に再び小競り合いを起こしたトゥヘル、コンテの両指揮官にレッドカードが出されるなど後味の悪い終幕となったものの、2強の牙城崩しを図る両者の一戦は見応え十分のドロー決着となった。
マンチェスター・シティ、リバプールの2強崩しに挑む、第3の優勝候補が対峙する今季プレミア最初のビッグマッチ。
昨季3位のチェルシーは、今季の開幕戦で前指揮官ランパード率いるエバートン対戦。パフォーマンス面で課題を残したものの、新戦力が上々のデビューを飾り、ジョルジーニョのPKによる1点を守り切って1-0の白星スタートとなった。
一方、昨季逆転で4位フィニッシュとなったトッテナムは、開幕戦でサウサンプトンと対戦。両エース不発に関わらず、クルゼフスキの1ゴール1アシストに、課題の両ウイングバックがゴールに絡む決定的な仕事をみせ、チームとしての成長を感じさせる4-1の快勝スタートとなった。
真のタイトルコンテンダーとしての実力を証明したいコンテ率いるチームは、2018年1月以来、4年半ぶりの鬼門攻略に向けて開幕戦と同じスタメンを採用。3トップにはクルゼフスキ、ケイン、ソン・フンミンが並んだ。また、開幕戦をサスペンションで欠場したリシャルリソンがペリシッチ、ビスマらと共にベンチに入った。
久々に熱狂が戻ってきたブリッジで幕を開けた今季最初のダービー。立ち上がりは勢いを持って入ったトッテナムが、球際のバトルで優位に立ちソン・フンミンが早速ボックス付近で足を振っていく。
一方、立ち上がりの守勢を凌いだチェルシーは、ジェームズとロフタス=チークの右サイドで守備時と攻撃時で立ち位置を変える可変式の布陣を採用。うまく相手の守備をずらしながらボールを出し入れし、チャンスを窺う。
時間の経過と共にチェルシーが安定したビルドアップに加え、強度の高い守備で相手に自由を与えずにリズムを掴んでいく。トッテナムを押し込んでいく。18分にはマウントのプレスバックによって高い位置でボールを奪ってカンテ、スターリング、ハヴァーツと右サイドで流れるような連携からドイツ代表MFが右足のシュート。だが、この決定的なシュートはGKロリスのビッグセーブに阻まれる。
それでも、このプレーで得た左CKの場面でキッカーのククレジャが左足アウトスウィングのクロスを入れると、中央を抜けたボールにフリーで反応したクリバリが難度の高い右足アウトサイドのボレーシュートをゴール右隅へ突き刺し、新加入コンビでホームでの今季初ゴールを奪った。
守勢を耐え切れずにサウサンプトン戦に続いて先制点を奪われたトッテナムだが、直後の22分にはケインの素早いリスタートからのロングフィードに抜け出したセセニョンがボックス内に抜け出す決定機を創出。だが、ここはGKメンディにうまく間合いを詰められて好守に遭う。
前半半ばから終盤にかけてもホームチーム優勢の時間帯が続く。先制点を奪ったことにより、ボール回しに余裕が生まれたチェルシーは、ファジーな立ち位置を取る前線と中盤が効果的にパスを引き出して相手のプレスをいなす。さらに、ボールを失った際の切り替えも鋭く相手が得意とするカウンターを許さない。マウントやハヴァーツ、ロフタス=チークに訪れたボックス内でのシュートチャンスを追加点に結び付けられなかったが、相手を圧倒し続ける前半45分間となった。
対して最少得点差をキープしたことが唯一の慰めとなる厳しい戦いを強いられたトッテナムは、昨季からの課題であるビルドアップの精度、ウイングバックのクオリティを露呈する形となり、選手交代を含めた古巣対戦の指揮官の修正が求められる前半の戦いとなった。
迎えた後半、ハーフタイムでのメンバー変更も予期されたアウェイチームだったが、前半同様のメンバーでスタート。戦い方に大きな変化はないものの、闘将の檄によって前からの圧力、プレー強度を高めると、開始直後にはケインとソン・フンミンのホットラインから早速フィニッシュのシーンを作り出した。
前半同様に入りこそトッテナムの時間帯も以降はチェルシーが押し込む時間帯が続く。これを受け、コンテ監督は57分にセセニョンを下げてリシャルリソンを投入。この交代で[4-4-2]に並びを変更し、リシャルリソンはケインと共に最前線に入った。
この変更によって試合が動きそうな雰囲気が漂う中、60分過ぎにはチェルシーがロフタス=チークのボックス内での見事な仕掛けからスターリング、直後にはホイビュルクのスルーパスに抜け出したケインがいずれも決定機を迎えるが、シュートを枠に飛ばすことができない。
それでも、徐々にオープンな展開を見せ始める中、後半半ばに試合が動く。68分、ハヴァーツが相手陣内右サイドでベンタンクールと入れ替わりかけたものの、ファウル気味に止められる。ここでハヴァーツ、チェルシー陣営がファウルをアピールしたが、アンソニー・テイラー主審は正当なスライディングタックルとジャッジ。ここからトッテナムが攻撃に転じてケインが右サイドへ大きく展開。クルゼフスキのボックス付近での仕掛けは潰されるが、ジョルジーニョを囲んで即時奪還。ペナルティアーク右でベン・デイビスからの落としを受けたホイビュアの右足シュートがゴール左下隅を射抜いた。
チェルシーは相手のカウンターの起点となった場面でのファウルを主張も、最終的にゴールが支持される。さらに、ゴール直後の指揮官同士の小競り合いによって一気にスタジアムのボルテージが高まる。その中でチェルシーはジョルジーニョを下げて、アスピリクエタを投入。ジェームズ、ロフタス=チークの立ち位置を変更した。
試合の流れを考えれば、勝ち点1は受け入れられないチェルシーは、攻撃のギアを入れ直して攻勢を仕掛ける。75分には右サイド深くで仕掛けたジェームズが完璧なクロスを供給し、ゴール前に飛び込んだハヴァーツがゴール至近距離から左足のダイレクトシュート。だが、これを枠の右に外してしまう。
しかし、勢いづくホームチームは直後の77分に相手陣内左サイドでの相手スローインの流れからクリバリがクルゼフスキを潰してショートカウンターを発動。カンテ、スターリングと冷静に右サイドへ展開すると、ボックス右でドフリーとなったジェームズが冷静に右足のシュートを流し込み、勝ち越しに成功した。
これで再び追う展開となったトッテナムは、ベンタンクールとソン・フンミンを下げてビスマとペリシッチの新戦力コンビ、82分にはエメルソンを下げてルーカス・モウラを投入。攻撃的な[3-4-3]でゴールを目指す。
一方、逃げ切り態勢に入るチェルシーは右ハムストリングを痛めたカンテと共にスターリングを下げてギャラガーとプリシッチ、試合終了間際には1枚カードをもらっていたこともあってハヴァーツを下げてブロヤを投入した。
一連の交代策ではチェルシーに分があり、6分が加えられた後半アディショナルタイムも冷静に時計を進めていく。だが、今季は本気でタイトル獲得への姿勢を見せるトッテナムが土壇場で追いつく。96分、続けて得たCKの場面でキッカーのペリシッチが正確な左足のクロスを供給。これをニアに飛び込んだケインが頭でわずかにコースを変えると、このシュートがファーポストに決まった。
そして、アウェイチームが2度追いつく形となったダービーはこのまま2-2のスコアでタイムアップ。試合終了後には握手を行った際に再び小競り合いを起こしたトゥヘル、コンテの両指揮官にレッドカードが出されるなど後味の悪い終幕となったものの、2強の牙城崩しを図る両者の一戦は見応え十分のドロー決着となった。
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