新生ユナイテッドがブレントフォードに屈辱の4失点大敗…開幕連敗で次節リバプールとのビッグマッチへ《プレミアリーグ》
2022.08.14 03:31 Sun
                プレミアリーグ第2節、ブレントフォードvsマンチェスター・ユナイテッドが13日にグリフィン・パークで行われ、ホームのブレントフォードが4-0で圧勝した。
テン・ハグ新体制の初陣となったホームでのブライトン戦に1-2で敗れ、厳しい船出を強いられた新生ユナイテッド。その開幕戦の失態を払しょくしたい赤い悪魔は、開幕ドロースタートのブレントフォードのホームに乗り込んだ。
オランダ人指揮官は初戦からマクトミネイに代えてクリスティアーノ・ロナウドを起用し、[4-2-3-1]の布陣を採用。最前線にロナウド、2列目に右からサンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードが入った。
立ち上がりからボールを握り、開始直後にはロナウドが早速シュートを放つなど、まずまずの入りを見せたユナイテッド。しかし、思わぬミスから開幕戦に続いて先制を許す。
10分、自陣右サイドでのスローインからロナウドが中央でボールを奪われてカウンターを許すと、ペナルティアーク付近でダシルバが右足で放ったシュート。ゴール右下隅の良いコースに飛んだとはいえ、ボールの勢いを考えれば、問題なく対応できるものだったが、GKデ・ヘアが脇の下を抜かれる失態で先制点を献上した。
攻撃時にアンカーに入るエリクセンの直前のボールロストはマグワイアのカード覚悟のファウルで事なきを得るが、18分にはゴールキックのリスタートの際に相手が完全に狙っていた中、GKデ・ヘアからエリクセンに出したパスに猛然としたプレスを仕掛けたイェンセンにボックス内でボールを奪われ、巧みな切り返しから右足のシュートを流し込まれ、再びミスから2失点目を喫した。
信じがたいミスの連続で開幕戦に続く2点ビハインドとなったユナイテッドは、ボールを握って攻め手を窺うものの、持たされる印象が強く相手の5バックを揺さぶり切れない。そうなると、流れに関係なくゴールを決められるエースに期待がかかるが、立ち上がり以降はなかなか見せ場を作れない。
すると、苦境の中で粘りを欠くチームは耐え切れない。まずは30分、ブレントフォードの右CKの場面で大外のトニーに頭で折り返されると、ファーサイドで待つベン・ミーに泥臭く頭で押し込まれて3失点目。さらに、35分には人数をかけた攻撃で攻め切れず、相手ボックス内からのクリアでロングカウンターを浴びる。左サイドのスペースに飛び出したトニーに速いタイミングでムベウモへのラストパスを許すと、DFショーの必死の戻りも及ばずにボックス内へ侵入したムベウモに左足のシュートを流し込まれ、屈辱の4失点目となった。
この連続失点で完全に心が折れたようにも見えるアウェイチームは、まずは1点ずつを返そうと攻勢を強めていく。だが、相手を上回るプレー強度はなくさしたる見せ場を作れぬまま、最悪な形でハーフタイムのドレッシングルームに戻ることになった。
迎えた後半、テン・ハグ監督はリサンドロ・マルティネス、ショー、フレッジを下げてヴァラン、マラシア、マクトミネイをそれぞれ同じポジションで投入。攻撃に全振りの交代というよりも、まずは崩壊しかけていた部分にテコ入れを図る形となった。
後半立ち上がりの守勢を凌いで徐々に押し込む時間帯を作り出すユナイテッドだが、4点リードによって余裕を持って守る相手の守備に苦戦。ボールは握るものの攻めあぐねる状況が続き、なかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。
さらに、存在感を欠いたサンチョを諦めてエランガを60分過ぎにピッチへ送り出すが、この交代策も流れを引き寄せるまでには至らない。ゴールが遠く時間だけが過ぎていく中、80分過ぎにはグリフィン・パーク帰還のエリクセンに見せ場も、ボックス中央でのシュートチャンスで枠に飛ばすことができない。
その後も覇気のない戦いに終始したユナイテッドは、無抵抗のままタイムアップを迎え、敵地で屈辱の0-4の大敗。厳しい開幕連敗スタートとなった赤い悪魔は、最悪な形で次節リバプールとのビッグマッチに臨むことになった。
                    
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                    
                    
                                        
                                            テン・ハグ新体制の初陣となったホームでのブライトン戦に1-2で敗れ、厳しい船出を強いられた新生ユナイテッド。その開幕戦の失態を払しょくしたい赤い悪魔は、開幕ドロースタートのブレントフォードのホームに乗り込んだ。
オランダ人指揮官は初戦からマクトミネイに代えてクリスティアーノ・ロナウドを起用し、[4-2-3-1]の布陣を採用。最前線にロナウド、2列目に右からサンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードが入った。
10分、自陣右サイドでのスローインからロナウドが中央でボールを奪われてカウンターを許すと、ペナルティアーク付近でダシルバが右足で放ったシュート。ゴール右下隅の良いコースに飛んだとはいえ、ボールの勢いを考えれば、問題なく対応できるものだったが、GKデ・ヘアが脇の下を抜かれる失態で先制点を献上した。
これで俄然勢いづくホームチームに対して、早い時間帯の同点ゴールを目指すユナイテッドは、前がかって攻めに出る。しかし、開幕戦でも露呈した不安定なビルドアップを相手に突かれる。
攻撃時にアンカーに入るエリクセンの直前のボールロストはマグワイアのカード覚悟のファウルで事なきを得るが、18分にはゴールキックのリスタートの際に相手が完全に狙っていた中、GKデ・ヘアからエリクセンに出したパスに猛然としたプレスを仕掛けたイェンセンにボックス内でボールを奪われ、巧みな切り返しから右足のシュートを流し込まれ、再びミスから2失点目を喫した。
信じがたいミスの連続で開幕戦に続く2点ビハインドとなったユナイテッドは、ボールを握って攻め手を窺うものの、持たされる印象が強く相手の5バックを揺さぶり切れない。そうなると、流れに関係なくゴールを決められるエースに期待がかかるが、立ち上がり以降はなかなか見せ場を作れない。
すると、苦境の中で粘りを欠くチームは耐え切れない。まずは30分、ブレントフォードの右CKの場面で大外のトニーに頭で折り返されると、ファーサイドで待つベン・ミーに泥臭く頭で押し込まれて3失点目。さらに、35分には人数をかけた攻撃で攻め切れず、相手ボックス内からのクリアでロングカウンターを浴びる。左サイドのスペースに飛び出したトニーに速いタイミングでムベウモへのラストパスを許すと、DFショーの必死の戻りも及ばずにボックス内へ侵入したムベウモに左足のシュートを流し込まれ、屈辱の4失点目となった。
この連続失点で完全に心が折れたようにも見えるアウェイチームは、まずは1点ずつを返そうと攻勢を強めていく。だが、相手を上回るプレー強度はなくさしたる見せ場を作れぬまま、最悪な形でハーフタイムのドレッシングルームに戻ることになった。
迎えた後半、テン・ハグ監督はリサンドロ・マルティネス、ショー、フレッジを下げてヴァラン、マラシア、マクトミネイをそれぞれ同じポジションで投入。攻撃に全振りの交代というよりも、まずは崩壊しかけていた部分にテコ入れを図る形となった。
後半立ち上がりの守勢を凌いで徐々に押し込む時間帯を作り出すユナイテッドだが、4点リードによって余裕を持って守る相手の守備に苦戦。ボールは握るものの攻めあぐねる状況が続き、なかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めない。
さらに、存在感を欠いたサンチョを諦めてエランガを60分過ぎにピッチへ送り出すが、この交代策も流れを引き寄せるまでには至らない。ゴールが遠く時間だけが過ぎていく中、80分過ぎにはグリフィン・パーク帰還のエリクセンに見せ場も、ボックス中央でのシュートチャンスで枠に飛ばすことができない。
その後も覇気のない戦いに終始したユナイテッドは、無抵抗のままタイムアップを迎え、敵地で屈辱の0-4の大敗。厳しい開幕連敗スタートとなった赤い悪魔は、最悪な形で次節リバプールとのビッグマッチに臨むことになった。
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