浦和が清水に競り勝ち今季2度目の連勝! 松尾が待望の加入後リーグ初ゴール【明治安田J1第22節】

2022.07.16 20:09 Sat
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明治安田生命J1リーグ第22節、清水エスパルスvs浦和レッズが16日にIAIスタジアム日本平で行われ、アウェイの浦和が1-2で勝利した。

前節、名古屋グランパスを2-0で下し、リーグ4試合ぶりの白星と共に最下位を脱出した17位の清水。連勝と共に残留圏内浮上を目指すホームゲームでは、片山に代えて立田を起用した以外、同じスタメンを継続した。
一方、直近3勝3分けの6戦無敗で9位に浮上した浦和は、今季2度目のリーグ連勝を懸けて敵地へ乗り込んだ。3-0で快勝した前節のFC東京戦からは先発2人を変更。左サイドを大畑と大久保のコンビから明本と関根のコンビに入れ替えた。

連勝を狙う両者が対峙した一戦は立ち上がりから攻め合うオープンな展開に。開始直後に浦和のモーベルグがミドルシュートでGK権田に守備機会を与えると、すぐさま反撃に転じた清水が続けて決定機を創出。

まずは6分、ボックス手前左で前を向いた山原が豪快に右足を振るが、ニアポストを捉えたシュートはGK西川のワンハンドセーブに遭う。このプレーで得た左CKの流れではボックス右でクリアボールに反応したカルリーニョス・ジュニオがダイレクトシュートを狙うと、ゴール前の密集でディフレクトしたボールがゴールへ向かうが、今度は西川の左足を残したビッグセーブに阻まれた。
序盤の攻防以降は浦和が押し返して高い位置を取る両サイドバックからクロスが供給されるが、中との呼吸が合わない。一方の清水も単発的にカウンターを仕掛けるが、こちらも決定機まであと一歩という場面が目立つ。

前半半ばを過ぎると、試合は膠着状態に陥る。32分には浦和が右CKの流れからボックス内でこぼれ球に反応した関根が渾身のシュートを放つが、これはGK権田のセーブと相手DFの決死のゴールカバーに阻まれる。

それでも、前半終盤にかけて相手を押し込む形となったアウェイチームがゴールをこじ開ける。42分、ボックス左に抜け出した明本からの高速クロスを逆サイドで受けたモーベルグが相手を引き付けてフリーの関根にマイナスのパス。関根のグラウンダーシュートはGK権田のセーブに遭うが、オフサイドラインぎりぎりの位置にいた松尾がこぼれ球を冷静に流し込み、待望の加入後初のリーグ戦ゴールとした。

1点リードで試合を折り返した浦和は後半も主導権を握りながら、相手を押し込んで追加点に迫る。だが、伊藤の左クロスをモーベルグが合わせ切れないなど、最後のところでうまくいかない。

一方、後半に入ってカルリーニョスや神谷らの個人技を除き、なかなかチームとしてチャンスを作れない清水。62分には後藤とホナウドの投入で攻撃に変化を加えるが、この交代策も即流れを変える一手とはならず。

ゲームはコントロールしているものの、追加点を奪えない浦和は70分を過ぎて小泉、モーベルグを下げて馬渡と江坂を同時投入。明本を一列上げるなど、並びに変化を加えると、この交代策が待望のゴールをもたらす。

73分、右サイドでの細かい繋ぎからボックス手前右の江坂が体勢を崩しながらも絶妙なクロスを供給。ゴール前に飛び込んだ明本がヒールで合せたボールが後方に流れると、DF原に当たってコースが変わったボールがゴールネットに吸い込まれた。

これで厳しくなった清水は西澤を下げてオ・セフンを投入し、チアゴ・サンタナとのツインタワーでゴールをこじ開けにかかる。すると、79分にはボックス手前左の好位置で得たFKの場面で味方が短くズラしたボールを山原が右足で強振。強烈なブレ球シュートがクロスバーの内側を掠めてゴールネットに突き刺さった。

この1点によって完全に息を吹き返した清水は、ツインタワーをシンプルに使った攻めで浦和を押し込んでいく。幾度かボックス内で際どいシーンが訪れるが、決め切るまでには至らない。

その後もホームチームの決死の猛攻が続いたが、宮本優、知念ら守備的選手の投入で相手のパワープレーを最後まで撥ね返し続けた浦和が逃げ切りに成功。

清水との連勝を懸けたタフな一戦をモノにした浦和が今季2度目の連勝を飾り、7戦無敗としている。

清水エスパルス 1-2 浦和レッズ
【清水】
山原怜音(後34)
【浦和】
松尾佑介(前42)
オウンゴール(後28)
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パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、大畑歩夢にフォーカスする。 ■大畑歩夢(DF/浦和レッズ) サガン鳥栖の下部組織出身であり、2020年にトップチーム昇格を果たすと同年にJリーグデビュー。ルーキーイヤーからコンスタントに出場機会を得ると、2021シーズンにはJ1リーグで30試合に出場するなど主力へと定着した。 2022年から浦和レッズに加入すると、負傷がありながらも初年度から左サイドバックのポジションを掴んだが、昨シーズンはリーグ戦のスタメンわずか4試合と出番が激減。今シーズンからペア・マティアス・ヘグモ監督が新たに就任したが、ここまでは途中出場がメインとなっている。 特徴は、鳥栖で鍛えられた1対1の対人守備とハードワークを厭わない豊富な運動量。身長は168cmと小柄ながらその粘り強い守備が買われ、鳥栖時代には3バックの一角としても起用されていた。左サイドバックとしては機を見ての攻め上がりも大きな特徴であり、レフティとして攻撃にも積極的に絡む存在だ 大岩ジャパンでは、3月に行われた国際親善試合のU-23マリ代表戦こそ出番なしも、3日後のU-23ウクライナ代表戦では左サイドバックとして先発。85分までプレーし、勝利に貢献した。 これまではどちらかというと途中交代での出場がメインだったが、今大会ではこれまで左サイドバックの主力だったDFバングーナガンデ佳史扶が落選。これによって出場機会が増える可能性は高く、すでにトップリーグでの場数を十分に踏んでいる経験を遺憾なく発揮することが期待される。 2024.04.12 11:00 Fri

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