「ユベントスには行かない」クリバリが知人らに報告か

2022.06.19 17:30 Sun
Getty Images
去就が注目されているナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(30)だが、セリエAのライバルチームに移籍する意思はないようだ。

深刻な財政難により、主力の放出に直面しているナポリ。契約があと1年で切れるクリバリには、減俸を受け入れてもらうことを前提としたオファーを出しているものの、現状では不透明な状況だ。

そんなセネガル代表DFに対しては、バルセロナを筆頭にパリ・サンジェルマンやマンチェスター・ユナイテッドからの関心が伝えられており、さらには同リーグのユベントスも興味を持っていると報じられた。
そんな中、地元紙『Il Mattino』によれば、クリバリはチームメイトや知人らに「ユベントスに行くことはない」と伝えた模様。これはユベントスに限らず、セリエAの他クラブに移籍し、敵になるようなことはしないという意味とも推測できる。

ナポリではFWゴンサロ・イグアインを引き抜かれた過去があり、クラブとしてもファンとしても7年前の二の舞は避けたい思いはあるようだ。

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なぜ眼帯を? ガットゥーゾ監督は現役時代から悩まされていた問題に対応

ここ最近、ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がピッチサイドで指揮を執る際、その右眼に目が行く。 ガットゥーゾ監督の右眼には、眼帯がされているが、視野が狭く見辛そうな印象しかない。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJzSEVDa2tOdyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 突如として眼帯をつけているガットゥーゾ監督だが、それは病気が理由だったようだ。 ガットゥーゾ監督は、長い間この病気に悩まされているとのこと。その病気は、眼筋型重症筋無力症とのことだ。 「眼筋型重症筋無力症」とは、末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患。目と瞼を制御している筋肉に影響が出ているとのことだ。日本では指定難病されている。 その影響は1つのものが二重に見える「複視」を引き起こす可能性があり、ガットゥーゾはまず矯正用の眼鏡をかけていたとのこと。そして、それでも対処できずに眼帯をすることとなった。 実は、現役時代のラストシーズンにも苦しんでいたとのこと。片目だけでプレーし、選手とぶつかるなどしていたようだ。 セリエAは23日の試合が終われば一旦中断。その間に回復し、年明けの1月3日に行われるカリアリ戦では眼帯なしの姿が見られるだろうか。 2020.12.22 14:05 Tue

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