強豪ベルギー相手に終盤のゴールで追いついたウェールズがドローに持ち込む《UEFAネーションズリーグ》

2022.06.12 05:50 Sun
Getty Images
UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23のリーグA・グループ4第3節、ウェールズ代表vsベルギー代表が11日に行われ、1-1で引き分けに終わった。

8日に行われた前節のオランダ代表戦を劇的被弾で敗れたウェールズは、その試合から先発を5人変更。2トップにベイルとダニエル・ジェームズを据えた[3-1-4-2]で試合に臨んだ。

一方、前節のポーランド代表戦で6ゴールを挙げ圧勝したベルギーは、その試合から先発を5人変更。3バックは右からデンドンケル、ボヤタ、テアテ。中盤は右からムニエ、ティーレマンス、ヴィツェル、カラスコが並び、2シャドーにトロサールとデ・ブライネ、1トップにバチュアイが起用された。
試合は開始早々にウェールズがゴールネットを揺らす。5分、ショートコーナーの戻しを受けたダニエル・ジェームズが左クロスを供給すると、ロドンが頭で折り返す。さらに相手DFの中途半端なクリアをボックス中央のアンパドゥがハーフボレーでゴール右に突き刺したが、VAR判定の結果、ロドンのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。

対するベルギーは9分、ボックス右深くでボールを拾ったトロサールがヒールでの落としからバチュアイがシュート。さらに相手DFがブロックしたこぼれ球をティーレマンスが右足で狙ったが、これは相手GKのセーブに防がれた。
ホームの声援を受けるウェールズは、15分にもネコ・ウィリアムズのロングパスをボックス左で収めたダニエル・ジェームズの折り返しからベイルが決定的を迎えたが、左足で合わせたボールはゴール左に外れた。

その後は一進一退の攻防が続く中、ウェールズにアクシデント。37分、直前のプレーで右モモ裏を痛めたジョー・アレンがピッチに座り込むと、プレー続行不可能に。そのままラムジーとの交代を余儀なくされた。

不運な形で交代枠を使ったウェールズだったが40分、ダニエル・ジェームズのパスをボックス内のムニエがクリアすると味方を直撃。こぼれ球をラムジーが左足で狙うと、これも相手DFがブロック。最後はボックス中央のC・ロバーツが浮き球を胸トラップから左足で狙ったが、シュートは枠の上に外れた。

ゴールレスで迎えた後半は、早い時間にスコアが動く。51分、トロサールのパスをボックス内で受けたバチュアイの落としを最後は走りこんだティーレマンスがゴール右隅に流し込み、ベルギーが先制した。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すと、徐々にウェールズが両サイドを経由してアタッキングサードまで攻め込むが、アイデアに欠ける攻撃はベルギー守備陣を崩しきれず、なかなか決定機まで至らない。

それでもウェールズは、86分に試合を振り出しに戻す。ネコ・ウィリアムズの鋭いパスをペナルティーアークで収めたラムジーがルーレットでのボックス内侵入を試みると、これは失敗に終わるもこぼれ球に反応したブレナン・ジョンソンが冷静にゴール右隅へシュートを流し込んだ。

結局、試合は痛み分けのドローでタイムアップ。なお、両チームは14日、ウェールズはオランダとのアウェイゲーム、2勝目を狙うベルギーはポーランドとのアウェイゲームを戦う予定だ。

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堅守イタリアがタレント軍団ベルギー撃破で白星スタート《ユーロ2016》

▽ユーロ2016グループE第1節のベルギー代表vsイタリア代表が13日、パルク・オリンピック・リヨンで行われ、0-2でイタリアが勝利した。 ▽2014年ブラジル・ワールドカップでベスト8に進出し、主力の大半がプレミアリーグで活躍するタレント軍団のベルギーは、4大会ぶりにユーロ出場を果たした。そのベルギーはアザールやデ・ブライネ、ルカクといった主力が先発に名を連ね、コンパニ不在のバックラインにはトッテナム・コンビとヴェルメーレン、そしてシマンが右サイドバックに入った。 ▽一方、前回大会準優勝ながら2014年ブラジル・ワールドカップではグループステージ敗退に終わったイタリアは、ユベントスを復活に導いたコンテ監督を招聘。そして予選を首位で通過したイタリアは、GKブッフォンを筆頭にユベントス守備陣でバックラインを構成。[3-5-2]で臨み、前線はペッレとエデルがコンビを組んだ。 ▽慎重な入りを見せたベルギーは10分にナインゴランのミドルシュートでGKブッフォンを強襲。序盤を過ぎて完全に自陣へ引いたイタリアに対し、ベルギーが圧力をかける展開となった。そのベルギーは22分に再びナインゴランのミドルシュートでゴールに迫るも枠の左へ外れる。そして、サイドからクロスボールを入れて揺さぶったが、イタリアのボヌッチを中心とする守備陣に跳ね返されてしまう。 ▽すると29分にペッレのミドルシュートでけん制したイタリアが、32分に先制する。ボヌッチのロングフィードに反応したジャッケリーニがボックス左へ侵入。ハイボールを被ったアルデルヴァイレルトを出し抜いたジャッケリーニは、完璧なトラップからGKクルトワとの一対一を制してゴール右へ流し込んだ。 ▽ここから勢い付いたイタリアは35分にエデルの強烈な左足ミドルでGKクルトワを襲うと、36分にも決定機を演出する。セットプレーの流れからパローロが頭でつなぎ、ゴール前のペッレがヘディングシュート。しかし、ボールはわずかに枠の左へ外れた。 ▽ハーフタイムにかけ、盛り返したベルギーは39分にヴィツェルがミドルシュートを放てば、41分にはボックス中央へ進入したデ・ブライネがシュートに持ち込んだが、GKブッフォンを脅かすには至らず前半を終えた。 ▽選手交代なく迎えた後半も押し込んだベルギーは、53分に決定機。カウンターからボックス左に侵入したルカクがGKブッフォンと一対一となる。しかし、ブッフォンの肩越しを狙ったシュートはわずかに枠の右上へ逸れてしまった。 ▽すると直後の54分には大ピンチを迎える。ペッレの放ったヘディングシュートがゴール左を捉えたが、GKクルトワがビッグセーブで阻止した。守護神に助けられたベルギーは62分にナインゴランに代えてメルテンスを左サイドに投入し、アザールを中央へ移した。 ▽それでも流れを変えられないベルギーは73分にブレーキとなっていたルカクに代えてオリジを、シモンに代えてカラスコをそのまま右サイドバックに投入する。前がかってリスクを冒すベルギーは82分、オリジが決定的なヘディングシュートを浴びせるも枠の上に外れてしまった。 ▽一方、カウンターを狙うイタリアは84分にインモービレの強烈なシュートでGKクルトワをけん制。終盤にかけてオープンな展開となる中、追加タイム2分にペッレが豪快なボレーシュートを突き刺して勝負あり。堅守イタリアがタレント軍団ベルギーをシャットアウトし、白星スタートを切っている。 2016.06.14 05:59 Tue

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