U-21日本代表がUAEとの接戦制して白星発進! GK鈴木彩艶のPKストップ直後に細谷真大が決勝点!《AFC U-23アジアカップ》
2022.06.04 00:14 Sat
U-21日本代表は3日、AFC U-23アジアカップのグループD第1節でU-23UAE代表と対戦し、2-1で勝利した。
パリ・オリンピックを目指す世代がアジア制覇を懸けて臨む今大会。3月に行われたドバイカップU-23で優勝を飾った大岩剛率いるチームは、ウズベキスタンでの初陣で難敵UAEと対戦した。注目の先発メンバーではキャプテンのMF藤田譲瑠チマ、GK鈴木彩艶、DFチェイスアンリ、MF斉藤光毅、FW鈴木唯人らドバイカップでプレーしたメンバーに加え、MF山田楓喜、MF松岡大起がスタメンに入った。
◆U-21日本代表(スターティングメンバー)
GK:鈴木彩艶(浦和)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、鈴木海音(栃木)、チェイスアンリ(シュツットガルト)、加藤聖(長崎)
MF:鈴木唯人(清水)、松岡大起(清水)、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:山田楓喜(京都)、細谷真大(柏)、斉藤光毅(ロンメル)
初戦ということもあり、やや慎重な入りを見せた日本はなかなかボールを握ることができず。相手の攻撃をシンプルに撥ね返すという守勢の状況が続く。
10分を過ぎた辺りから自陣ではボールを動かせるようになるが、相手の連動したハイプレスに苦戦を強いられ、なかなか自分たちの狙いの形でボールを前進させられない。それでも、21分には初めて得た左CKの場面でキッカーの加藤が左足アウトスウィングで入れたクロスをゴール前の細谷が頭で合わせて際どいシーンを作り出す。
守勢を強いられながらも粘りの守備で決定機まで持ち込ませず、最低限のゴールレスで試合を折り返した日本。ハーフタイム明けには斉藤を下げてMF三戸舜介(新潟)を同じ左ウイングに投入した。
後半は前半終盤の流れを継続する形で一進一退の攻防が続く。前半同様に決定機まであと一歩という場面が目立つ日本だったが、相手の一瞬の隙を突いて先にゴールをこじ開ける。
61分、相手陣内でボールを動かして右サイドの内野が低い弾道のクロスを供給。これを相手DFが空振ってボックス内中央の鈴木唯人の足元にボールが繋がると、清水MFは冷静にスライディングに来た相手DFを外して右足のシュートを流し込んだ。
相手のミスで先制に成功した日本だったが、直後に自分たちのミスですぐさま追いつかれる。相手の何でもない前線へのロングボールに対して、DFチェイスアンリとDF加藤がコミュニケーションミスでヤセル・アルブルーシにボックス右への抜け出しを許すと、クロスバーの内側を掠める右足の強烈なシュートを決められた。
痛恨のミスで早々にリードをフイにした日本は、69分に山田を下げてFW藤尾翔太(徳島)を2枚目のカードとして投入する。だが、その前のミスを引きずったか、続けてピンチを招いてしまう。
71分、相手が右サイド深い位置で上げた速いクロスがDFチェイスアンリの身体から離れていた手に当たると、主審はPKを指示。だが、この絶体絶命のピンチでGK鈴木がチームを救う。キッカーのアブドゥラー・イドリスが左を狙ったシュートを完璧な反応ではじき出す、値千金のPKストップを見せた。
この守護神のビッグプレーで流れを引き寄せた日本は76分に勝ち越しゴールを奪う。相手陣内右サイドで展開を受けた内野が藤尾に短い縦パスを送ると、抜け出した藤尾が正確なクロスを供給。これをゴール前にタイミング良く走り込んでいた細谷がストロングヘッドでゴールネットへ突き刺した。
オフサイドの可能性を確認するVARのレビューも無事終わり勝ち越しが認められた日本は、先ほどの失点を教訓に集中力を高めて相手の攻撃に応対。さらに、良い入りを見せた藤尾が右サイドで存在感を放つ。
82分には松岡と殊勲の細谷を下げて山本理仁(東京V)、中島大嘉(札幌)を、88分には加藤に代えて畑大雅(湘南)をピッチに送り込んで逃げ切りを図る日本。
前がかる相手に対してセーフティーな守備を心がけつつ、途中出場のアタッカー陣がカウンターの局面で良い仕掛けを見せて3点目に迫る。91分には山本の高い位置でのインターセプトからボックス右に走り込む藤尾へ決定的なスルーパスが通るが、藤尾の鋭い右足のシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
その後、相手のパワープレーを身体を張った守備で撥ね返し続けた日本は、苦しみながらも守護神と主砲の活躍によってUAEとの初戦を2-1の勝利で飾った。
なお、連勝を目指す第2節のU-23サウジアラビア代表戦は6日に開催される。
U-23UAE代表 1-2 U-21日本代表
【UAE】
ヤセル・アルブルーシ(63分)
【日本】
鈴木唯人(61分)
細谷真大(76分)
◆U-21日本代表
GK:鈴木彩艶(浦和)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、鈴木海音(栃木)、チェイスアンリ(シュツットガルト)、加藤聖(長崎)[→畑大雅(湘南)]
MF:鈴木唯人(清水)、松岡大起(清水)[→山本理仁(東京V)]、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:山田楓喜(京都)[→藤尾翔太(徳島)]、細谷真大(柏)[→中島大嘉(札幌)]、斉藤光毅(ロンメル)[→三戸舜介(新潟)]
[試合情報]
AFC U23アジアカップ2022
グループステージ第1戦
U-23UAE代表 vs U-21日本代表
2022年6月3日(金)22時キックオフ
DAZN独占配信
パリ・オリンピックを目指す世代がアジア制覇を懸けて臨む今大会。3月に行われたドバイカップU-23で優勝を飾った大岩剛率いるチームは、ウズベキスタンでの初陣で難敵UAEと対戦した。注目の先発メンバーではキャプテンのMF藤田譲瑠チマ、GK鈴木彩艶、DFチェイスアンリ、MF斉藤光毅、FW鈴木唯人らドバイカップでプレーしたメンバーに加え、MF山田楓喜、MF松岡大起がスタメンに入った。
GK:鈴木彩艶(浦和)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、鈴木海音(栃木)、チェイスアンリ(シュツットガルト)、加藤聖(長崎)
MF:鈴木唯人(清水)、松岡大起(清水)、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:山田楓喜(京都)、細谷真大(柏)、斉藤光毅(ロンメル)
初戦ということもあり、やや慎重な入りを見せた日本はなかなかボールを握ることができず。相手の攻撃をシンプルに撥ね返すという守勢の状況が続く。
10分を過ぎた辺りから自陣ではボールを動かせるようになるが、相手の連動したハイプレスに苦戦を強いられ、なかなか自分たちの狙いの形でボールを前進させられない。それでも、21分には初めて得た左CKの場面でキッカーの加藤が左足アウトスウィングで入れたクロスをゴール前の細谷が頭で合わせて際どいシーンを作り出す。
前半も半ばを過ぎると、相手の出足の鈍りに加え、日本がプレスに順応し始めたことで、中盤と相手陣内でもボールを動かすシーンが増えていく。なかなか相手を崩し切るまでには至らないが、39分に山田がカットインから左足の枠内シュート。鈴木唯人のスルーパスに反応した細谷が良い形で背後へのランニングを見せるなど、後半の反撃に繋がりそうな場面も創出した。
守勢を強いられながらも粘りの守備で決定機まで持ち込ませず、最低限のゴールレスで試合を折り返した日本。ハーフタイム明けには斉藤を下げてMF三戸舜介(新潟)を同じ左ウイングに投入した。
後半は前半終盤の流れを継続する形で一進一退の攻防が続く。前半同様に決定機まであと一歩という場面が目立つ日本だったが、相手の一瞬の隙を突いて先にゴールをこじ開ける。
61分、相手陣内でボールを動かして右サイドの内野が低い弾道のクロスを供給。これを相手DFが空振ってボックス内中央の鈴木唯人の足元にボールが繋がると、清水MFは冷静にスライディングに来た相手DFを外して右足のシュートを流し込んだ。
相手のミスで先制に成功した日本だったが、直後に自分たちのミスですぐさま追いつかれる。相手の何でもない前線へのロングボールに対して、DFチェイスアンリとDF加藤がコミュニケーションミスでヤセル・アルブルーシにボックス右への抜け出しを許すと、クロスバーの内側を掠める右足の強烈なシュートを決められた。
痛恨のミスで早々にリードをフイにした日本は、69分に山田を下げてFW藤尾翔太(徳島)を2枚目のカードとして投入する。だが、その前のミスを引きずったか、続けてピンチを招いてしまう。
71分、相手が右サイド深い位置で上げた速いクロスがDFチェイスアンリの身体から離れていた手に当たると、主審はPKを指示。だが、この絶体絶命のピンチでGK鈴木がチームを救う。キッカーのアブドゥラー・イドリスが左を狙ったシュートを完璧な反応ではじき出す、値千金のPKストップを見せた。
この守護神のビッグプレーで流れを引き寄せた日本は76分に勝ち越しゴールを奪う。相手陣内右サイドで展開を受けた内野が藤尾に短い縦パスを送ると、抜け出した藤尾が正確なクロスを供給。これをゴール前にタイミング良く走り込んでいた細谷がストロングヘッドでゴールネットへ突き刺した。
オフサイドの可能性を確認するVARのレビューも無事終わり勝ち越しが認められた日本は、先ほどの失点を教訓に集中力を高めて相手の攻撃に応対。さらに、良い入りを見せた藤尾が右サイドで存在感を放つ。
82分には松岡と殊勲の細谷を下げて山本理仁(東京V)、中島大嘉(札幌)を、88分には加藤に代えて畑大雅(湘南)をピッチに送り込んで逃げ切りを図る日本。
前がかる相手に対してセーフティーな守備を心がけつつ、途中出場のアタッカー陣がカウンターの局面で良い仕掛けを見せて3点目に迫る。91分には山本の高い位置でのインターセプトからボックス右に走り込む藤尾へ決定的なスルーパスが通るが、藤尾の鋭い右足のシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
その後、相手のパワープレーを身体を張った守備で撥ね返し続けた日本は、苦しみながらも守護神と主砲の活躍によってUAEとの初戦を2-1の勝利で飾った。
なお、連勝を目指す第2節のU-23サウジアラビア代表戦は6日に開催される。
U-23UAE代表 1-2 U-21日本代表
【UAE】
ヤセル・アルブルーシ(63分)
【日本】
鈴木唯人(61分)
細谷真大(76分)
◆U-21日本代表
GK:鈴木彩艶(浦和)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、鈴木海音(栃木)、チェイスアンリ(シュツットガルト)、加藤聖(長崎)[→畑大雅(湘南)]
MF:鈴木唯人(清水)、松岡大起(清水)[→山本理仁(東京V)]、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:山田楓喜(京都)[→藤尾翔太(徳島)]、細谷真大(柏)[→中島大嘉(札幌)]、斉藤光毅(ロンメル)[→三戸舜介(新潟)]
[試合情報]
AFC U23アジアカップ2022
グループステージ第1戦
U-23UAE代表 vs U-21日本代表
2022年6月3日(金)22時キックオフ
DAZN独占配信
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