スイス代表歴代最多得点者のフライ氏が古巣バーゼルの新監督に就任

2022.05.24 06:30 Tue
Getty Images
バーゼルは23日、スイス代表歴代最多得点者のアレクサンダー・フライ氏(42)を新指揮官に招へいしたことを発表した。契約期間は2年間となる。

バーゼルは、2月に成績不振を理由に2021年4月から指揮を執ってきたパトリック・ラーメン監督を解任。シーズン終了まではギジェ・アバスカル氏が暫定監督を務めたが、2021-22シーズンは15勝17分け4敗で2位に終わっていた。

そして、後任に指名されたのはユース時代からバーゼルに所属し、プロ選手として公式戦167試合で108ゴールをマークしたフライ氏。2013年にバーゼルで現役を終えると、2015年からバーゼルの下部組織の監督に就任。
その後、スイス2部のFCヴィルやFCヴィンタートゥールで監督を歴任。直近に率いたFCヴィンタートゥールでは、途中就任ながら10勝6分け2敗でチームを2部優勝に導いていた。

古巣への復帰が決まったフライ氏は、公式サイトで以下のように喜びを語った。
「バーゼルでの自分の仕事をとても楽しみにしているよ。もちろん、大きな一歩であることは自覚していますが、敬意と謙虚さをもってこのチャレンジに臨んでいくつもりだ。バーゼルは私をさらに良い監督にしてくれると確信していますし、一緒に何かを発展させることができると思っている。チームと一緒に準備を始め、新シーズンに“ジョゲリ”(ホームスタジアムの愛称)に戻ることを楽しみにしているよ」

アレクサンダー・フライの関連記事

シカゴ・ファイアーに所属するMFジェルダン・シャキリ(32)がスイス代表からの引退を発表した。 ユーロ2024をベスト8で終えた32歳MFは15日、自身の公式X(旧ツイッター)を通じて代表引退を表明した。 「7つのトーナメント、多くのゴール、スイス代表チームでの14年間、そして忘れられない瞬間。代表チームに 2024.07.15 22:48 Mon
バーゼルは7日、アレクサンダー・フライ監督(43)の解任を発表した。 2年契約で今季より指揮を執っていたフライ監督。しかし5勝7分け7敗と振るわずスイス・スーパーリーグでは降格する最下位の10位ヴィンタートゥールと3ポイント差の7位と低迷していた。 現役時代、スイス代表やバーゼルでストライカーとして活躍した 2023.02.07 22:40 Tue
バーゼルは18日、ナントからフランス人FWジャン=ケビン・オギュスタン(25)を完全移籍で獲得した。契約期間は2025年6月30日までの3年間となる。 スイスへの移籍が決まったオギュスタンは、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「クラブ、特に監督とはいい話がたくさんできた。アレクサンダー・フライ監督 2022.06.19 00:31 Sun
▽バーゼルは3日、新監督にマルセル・コラー氏(59)を任命したことを発表した。契約期間は2020年までの2年間となる。 ▽現役時代は下部組織から25年間グラスホッパー一筋でプレーし、スイス代表としても56キャップを記録しているコラー氏。現役引退後は、スイス2部に所属していたFCヴィルで監督キャリアをスタートさせる 2018.08.04 00:40 Sat

バーゼルの関連記事

ビジャレアルは21日、バーゼルからフランス人FWティエルノ・バリー(21)を完全移籍で獲得した。契約期間は2029年6月30日までとなる。 なお、スペイン『アス』によれば、ビジャレアルは移籍金として1500万ユーロ(約24億2300万円)をバーゼルに支払うことで合意に至ったとのことだ。 トゥールズの下部組織 2024.08.22 08:30 Thu
バーゼルは16日、元スイス代表MFジェルダン・シャキリ(32)の加入を発表した。契約期間は2027年夏までの3年間、背番号は「10」をつけることとなる。 シャキリは12年ぶりに古巣へと復帰する中で、クラブを通じてコメントしている。 「今日はバーゼルのために故郷に戻ることができて誇りに思うし、とても嬉しい。僕 2024.08.16 22:05 Fri
ローマがイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)のアーセナル移籍によって少なくない資金を手にするようだ。イタリア『Il Romanista』が報じている。 カラフィオーリはローマの下部組織出身でファーストチームデビュー後、2022年夏にバーゼルへ150万ユーロ(約2億5000万円)+リセール時の40%と 2024.07.22 13:33 Mon
今夏の注目株の1人であるイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)だが、アーセナルがついに合意に漕ぎ着けたようだ。 ローマの下部組織で育ち、2020年9月にファーストチームへ昇格したカラフィオーリ。2022年1月にはジェノアへレンタル移籍すると、2022年8月にバーゼルへ完全移籍。2023年8月にボローニ 2024.07.20 22:42 Sat
チェルシーは12日、バーゼルからU-21ポルトガル代表MFレナト・ヴェイガ(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2031年6月30日までの7年となるが、さらに1年の延長オプションが付帯している。 なお、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ブルーズは、総額1400万ユーロ(約24億 2024.07.13 13:34 Sat

バーゼルの人気記事ランキング

1

ビジャレアル、今季4戦8発のバーゼルFWバリーを完全移籍で獲得!

ビジャレアルは21日、バーゼルからフランス人FWティエルノ・バリー(21)を完全移籍で獲得した。契約期間は2029年6月30日までとなる。 なお、スペイン『アス』によれば、ビジャレアルは移籍金として1500万ユーロ(約24億2300万円)をバーゼルに支払うことで合意に至ったとのことだ。 トゥールズの下部組織で育ったギニア系フランス人のバリーは、スピードとパワーを持ち味とする万能型ストライカー。これまでソショーBやベルギーのワースラント=ベフェレンでプレーし、昨夏にバーゼルへ完全移籍。 そのバーゼルでは、加入初年度からセンターフォワードの主力として活躍すると、公式戦37試合で12ゴール5アシストを記録。また、今シーズンはここまで公式戦4試合で8ゴールと圧巻の活躍を披露していた。 ノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートやスペイン人FWホセ・モラレスらが今夏に移籍したビジャレアルは、すでにスペイン代表FWアジョセ・ペレスやコートジボワール代表FWニコラ・ペペを獲得するなど、攻撃陣の入れ替えが進められていた。 2024.08.22 08:30 Thu
2

マインツ、ハンガリー代表FWサライがフリーでバーゼル移籍

バーゼルは16日、マインツのハンガリー代表FWアダム・サライ(34)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2023年6月までとなっている。 193cmの大型FWであるサライは、ブンデスリーガ通算276試合出場54ゴールのストライカー。2010年1月にレアル・マドリーからマインツに加入し、2012-13シーズンはキャリアハイの13ゴールをマークした。 その活躍を受けてシャルケに移籍するも結果を残せず1年で退団。ホッフェンハイムで5シーズンにわたってプレーし、2019年8月にマインツに復帰していた。ただ、年齢による衰えもあり、2019-20シーズン、2020-21シーズンとブンデスリーガでそれぞれ1ゴールしか挙げられていなかった。 今季もここまで12試合(先発は2試合)の出場で1ゴールと苦戦を強いられていた中、スイス・スーパーリーグへの初挑を選択することとなった。 2022.02.16 23:00 Wed
3

チェルシーが若手3選手の獲得に接近…次なる新戦力はU-23米国代表DFワイリーか

チェルシーがアトランタ・ユナイテッドからU-23アメリカ代表DFケイレブ・ワイリー(19)を獲得するようだ。 ワイリーは米国アトランタの出身で、地元のアトランタ・ユナイテッド・アカデミーから2022年に実質的なトップ昇格。サイドバックを中心に左サイド全般をこなし、19歳にしてMLS通算77試合出場を誇る。 パリ五輪が迫るU-23アメリカ代表に名を連ねており、先月にはU-23日本代表とのテストマッチに左サイドバックとして先発出場。また、昨年3月に18歳でA代表デビューも飾っている。 イギリス『90min』と『Athletic』によると、そんなワイリーをチェルシーが獲得へ。移籍金850万ポンド(約17.5億円)で交渉が成立したのち、24-25シーズンは系列クラブのストラスブールへレンタル移籍させる見通しだという。 7月初めにスタートしたアトランタとのクラブ間交渉はすでに合意へ向かっており、チェルシーにとってDFトシン・アダラバイヨやMFキーナン・デューズバリー=ホールらに続く、今夏6人目の補強となる可能性が高いようだ。 また、『90min』は、チェルシーはバーゼルのU-21ポルトガル代表MFレナト・ヴェイガ(20)、ボカ・ジュニアーズのアルゼンチン人DFアーロン・アンセルミーノ(19)獲得にも近づいていると伝えている。 2024.07.09 18:40 Tue
4

バーゼルがロシア代表FWチャロフをレンタル! 今冬流出の主砲カブラウの穴埋め

バーゼルは1日、CSKAモスクワからロシア代表FWフェドル・チャロフ(23)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 チャロフは、CSKAモスクワの下部組織出身で、2017年1月にトップチーム昇格。高い身体能力と得点感覚を武器に、ここまで公式戦179試合に出場し、49ゴール33アシストを記録している。 2018-19シーズンにはロシア・プレミアリーグで30試合15ゴール7アシストの数字を残し、自身初の得点王のタイトルを獲得。この活躍を受け、過去にはアーセナルやモナコ、セビージャといったクラブの関心を集めていた。 ただ、直近2シーズンはリーグ戦での2桁ゴールを逃すなど、やや成長速度が鈍化。今シーズンここまではリーグ戦16試合3ゴール2アシストの数字に留まっていた。 なお、バーゼルでは今冬の移籍市場でブラジル代表FWアルトゥール・カブラウがフィオレンティーナに引き抜かれており、スイスの地で再覚醒を目指すチャロフがその後釜を担うことになる。 2022.02.02 23:10 Wed
5

ローマの生え抜きSBカラフィオーリがバーゼルに完全移籍

バーゼルは8月31日、ローマからU-21イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2025年6月30日までの3年となり、さらに1年の延長オプションが付随している。 ローマ育ちで9歳からローマの下部組織に在籍するカラフィオーリは、攻守両面で総合力の高さが際立つ左サイドバックの大器。10代半ばからローマと、イタリアの世代別代表で常に主力を担ってきた逸材は、2018年10月のUEFAユースリーグのビクトリア・プルゼニ戦でヒザに重傷を負う悲劇に見舞われたが、不屈の闘志で復活を遂げると、2020年8月に行われたセリエAのユベントス戦でトップチームデビュー。同試合ではPKを獲得し、デビュー戦勝利に大きく貢献した。 MFロレンツォ・ペッレグリーニ以降、生え抜きのローマ人プレーヤーがトップチームに定着できていない中、ロマニスタの間では新たなスター候補として大きな期待を集めたが、以降は思うように出場機会を得られず。今年1月にはジェノアに半年間のレンタル移籍に出ていた。 ジョゼ・モウリーニョ体制では完全に構想外の扱いとなっており、ローマ通算18試合1ゴール3アシストの数字にとどまった若武者は、スイス屈指の名門へ新天地を求めることになった。 2022.09.01 01:05 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly