「ウソをつくかつかないか」PK、退場…トッテナムに敗れたアルテタ監督が判定への不満を飲み込む「出場停止になってしまう」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、トッテナム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。6シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うアーセナル。勝ち点差「4」のトッテナムと、12日にアウェイで対戦した。

勝利すれば2試合を残して4位以内が確定するアーセナルだったが、前半にPKで先制されると、ロブ・ホールディングが2枚目のイエローカードで退場する事態に。その後も失点を重ね、3-0で敗戦。残り2試合で4位以内を目指すこととなった。
この試合、先制のPKのシーズンでは、浮き球に対し、セドリック・ソアレスが競り合う際に後ろからソン・フンミンにぶつかる形となってPKの判定に。また、ホールディングはロングボールに動き出したソン・フンミンに腕が当たり退場となっていた。

アルテタ監督は、審判の判定に対して大きな不満があるとしながらも、残り2試合でしっかりと勝つために、公に話すことはないとした。「私は選手たちを本当に誇りに思っている言いたいが、明らかに望んでいる結果を得ることができなかった。月曜日にプレーするのが待ちきれない」

「月曜日の夜にタッチラインに立っていたい。だから(審判について)話せない。出場停止になってしまう」

「レフェリーに、試合の評価をしにきたと言えば良い。私にできることは2つ。ウソをつくかつかないか。つかなければ私は出場停止になる。ただ、ニューカッスル戦ではどうしてもタッチラインに立ちたい」

判定に大きな不満があることを含みながらも、残り2試合をピッチで迎えたいアルテタ監督は我慢。ただ、チームが見せたかったものが壊されたと訴えた。

「もちろん、我々は試合をしたかったし、試合をすることにとても興奮していた。チームの様子、スタートの方法、我々のプレーを見てきただろう」

「この美しい場所が壊され、残念ながら、我々はやりたかった試合を楽しむことができなかった」

とはいえ、4位であることには変わらず、残り2試合に勝利すれば文句なしで4位以内が決まる。

アルテタ監督は、この試合を引き摺らないことが大事だとした。

「重要なことは、絶対に失望を引き摺らないことだ。我々は素晴らしい機会と美しい2試合が加わった。そこにエネルギーを注ぐことだ」