ミラン行き濃厚のボトマンが今季限りのリール退団認める 「計画通りに進めば、そうなる」

2022.05.01 07:00 Sun
Getty Images
ミラン行きが決定的とされるオランダ代表DFスヴェン・ボトマン(22)が今シーズン限りでのリール退団を認めた。フランス『レキップ』が伝えている。

今冬の移籍市場でニューカッスルから公式オファーが届き、今夏に向けても複数のビッグクラブの関心を集めるボトマン。しかし、ここ最近の報道ではミランが個人間、クラブ間の双方において合意を取り付けており、サンシーロ行きが既定路線と見られている。

その渦中の22歳DFは『レキップ』で今季限りのリール退団を認めている。
「(今冬の動きに関して)僕はその状況を受け入れた。退団のチャンスはあった。だけど、僕には初めて出場したチャンピオンズリーグの戦いも残っていたし、リーグ・アンでも良いポジションにいた。そして、オファーは再び戻ってくると思っていたんだ」

「(リールでの最後のシーズンになるか?)そうだね。計画通りに進めば、そうなるよ。でも、まずは今シーズンをできるだけ良い形で終えたい。クラブはそれに値する。その後は、どうなるかな。まだ何も決めていないよ」
移籍先に関して明言を避けたボトマンだが、やはりミラノ行きは濃厚な模様だ。

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Images<hr></div>昨季、降格圏ギリギリの17位でフィニッシュしたリールを今季2位に躍進させた。昨年12月に途中就任し、壊れかけのチームを立て直して残留に導いた国内屈指の名将は今季、昨季の戦力をベースにサンテチェンヌ時代を思い起こさせる堅実なカウンター型のチームを作り上げると、攻守両面で安定感を獲得。リーグ3位の68得点にリーグ最少の33失点という数字に加え、王者PSGを除く上位陣に一度も敗戦していないなど、結果内容伴っての2位フィニッシュは見事の一言だ。また、守護神メニャンやDFソマオロ、FWイコネ、FWバンバと若手を一人前に育て上げた育成力も素晴らしかった。 【期待以上】 ★チーム ◆リール<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_5_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>前述のガルティエ監督の下で充実した戦いぶりを見せたリールは望外の結果を手にする最高のシーズンを過ごした。ただ、今季の飛躍的な成功の礎はルイス・カンポスSD主導の下、前指揮官ビエルサ監督の求めに応じた若手主体のリクルートの影響が大きかった。今季リーグ最高のアタッカーの1人に成長したペペを始め、FWアラウージョやMFチアゴ・メンデスは昨夏獲得した新戦力だ。また、昨季守護神に抜擢したメニャンの活躍も昨季の経験があってこそだ。今夏の移籍市場ではそのスカッドをベースにDFフォンテ、FWレミのベテラン2選手に前年に国内で活躍したイコネ、バンバの若手2選手の補強がハマり、2年間の積み重ねが今季の躍進に繋がったと言えるだろう。 ★選手 ◆MFテジ・サヴァニエ(ニーム)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_5_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>今季最大のサプライズ。2015年からプレーするニームで昨季25年ぶりのリーグ・アン昇格に貢献した27歳のフランス人セントラルMFは、自身初挑戦のリーグ・アンで13アシストを記録し、アシスト王に輝く鮮烈なデビューを飾った。171cmと体格に恵まれていないものの、背筋がピンと伸びた美しい持ち上がりから視野の広さと戦術眼を生かした絶妙なパスでチャンスを演出すれば、高精度の右足のプレースキックでも多くの見せ場を作った。今夏のステップアップが見込まれるが、いきなりのビッグクラブ行きよりも中堅クラブ行きを勧めたい。 【期待外れ】 ★チーム ◆モナコ<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_5_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>昨季の2位から一転、降格圏ギリギリの17位に低迷する大不振に。ここ数年、毎年のように複数主力を引き抜かれてきた中、優れたスカウト網と育成力に長けたジャルディム監督の下、その度に新戦力や下部組織の若手を台頭させ、育成クラブの理想的なサイクルを継続してきたモナコ。しかし、今季は若手の伸び悩み、新戦力のMFゴロビン、FWシャドリらの不振の影響でMFレマル、MFファビーニョ、MFモウティーニョらの抜けた穴を埋められず開幕戦の勝利以降、公式戦16戦未勝利という泥沼を味わった。その後、クラブのレジェンド、アンリ新監督の下で巻き返しを狙い、MFセスク、DFナウドと経験豊富なベテランを獲得したものの、監督初挑戦のアンリ監督は就任からリーグ戦12試合でわずか2勝と全く立て直しをできず。そこで慌ててジャルディム監督を復帰させたものの、最終節で残留を決めるのが精いっぱいの苦しい1年となった。 ★選手 FWナセル・シャドリ(モナコ)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190529_5_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>今季大不振に陥ったモナコにおいて多くの選手が低調なパフォーマンスに終始した。背番号10を背負うFWヨベティッチやMFゴロビン、DFグリク、DFシディベらのパフォーマンスも酷かったが、中でも最も期待を裏切ったのが、昨夏WBAから加入したシャドリだ。WBAでの昨シーズンはケガの影響で低調だったものの、ロシアW杯ではベルギー代表の主力として日本戦での決勝点やチームを3位フィニッシュに導くイングランド戦でのアシストなど存在感を見せたこともあり、新天地モナコでも少なからず活躍が期待された。しかし、今季も細かいケガに悩まされ、リーグ戦16試合の出場でノーゴールノーアシストと全く戦力になれなかった。 2019.05.29 21:00 Wed

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