W杯へ貴重な強化となるキリンカップ、森保一監督が大事にしたいのは「戦術の浸透」、その中で新たなチャレンジを
2022.04.28 17:40 Thu
日本サッカー協会(JFA)は28日、6月に開催されるキリンカップサッカー2022の出場国を発表した。
カタール・ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した日本代表。本大会では、ドイツ代表、スペイン代表、そしてコスタリカ代表かニュージーランド代表の勝者と対戦することが決定している。
6月10日にノエビアスタジアム神戸、14日にパナソニック スタジアム 吹田で行われるキリンカップサッカー2022は、4カ国が出場するトーナメントに。出場するのは、日本の他にチリ代表、チュニジア代表、ガーナ代表に決定。日本は初戦でガーナと対戦する。
W杯に出場する2カ国も参加する今大会。記者会見に臨んだ日本代表の森保一監督が、今大会の狙いを語った。
「このキリンカップという戦いで、チリ、ガーナ、チュニジアと世界の強豪と真剣勝負ができます。キリンカップでしっかりと目的を持って戦うことによって、カタールW杯に向けて良いチーム作りをしていきたいと思います」
このキリンカップは6年ぶりの開催に。その中で、森保監督は現役時代の思い出を語った。
「私にとっては、選手として、そして今の自分にとって、大きなターニングポイントとなった経験をさせていただきました。日本代表として初キャップがキリンカップということで、満員の国立競技場で、当時南米選手権で優勝した後のアルゼンチンと戦わせていただきました」
「世界のトップトップのチームと対戦することができ、私自身選手として自信をつけさせていただき、世界に挑む、勝っていく目標、基準を持たせていただいたことで、選手としてもその後成長し続けていくことができました」
「世界を見させていただいたことで、世界を目指す、指導者としてもその経験が糧となり、サッカーの幸せな仕事をさせていただくことにつながっています」
「今回キリンカップに臨む選手たちにも、貴重な経験を生かして、その後のサッカー選手としてのキャリアを積み上げて行ってほしいと思いますし、W杯に向けて結果を出すために、素晴らしい経験の場としてもらいたいと思います」
W杯本大会までの強化試合が限られる中、このキリンカップで確認したいことを語った森保監督。「戦術の幅を広げたい」という点について試したいことについては「戦いの中で試したいことは、3点ほどお伝えさせていただきましたが、戦術的な部分でお話しさせていただくと、システムの部分で新たにというか、いくつかのシステムを持って戦える準備、チャレンジをしたいと思います」と語り、「戦い方の攻撃と守備の部分では、攻撃的により行くというところであったり、しっかり相手の攻撃を受ける守備等々を試しながら戦えればと思っています」と、W杯本大会を見据えた準備をしたいと語った。
その中でも一番大事にしたいポイントについては「1番となると、自チームの戦術の浸透だと思います。どういう戦いをするにしても、どういう相手と戦うにしても、我々自身がチームの戦い方というベースがしっかりしていなければ、その先の対戦相手に合わせる、我々が試合の中でオプションとして使う新たな戦術ということは機能しないと思っています」と、まずはこれまでやってきたことのブラッシュアップだと語った森保監督。「常にベースの部分を持ちながら、オプションを探っていく。我々が戦いの中で常に立ち帰れるベースを持っておくことが、より勝利の確率を上げることにつながっていくと思いますし、選手たちが思い切ってプレーすることにつながると思いますので、自チームの戦術の浸透の確認をしたいと思います」と、まずは徹底してチームのコンセプトを固めたいとした。
今回参加するチリに関しては、森保監督が就任初戦で戦うはずだった相手。2018年9月に対戦の予定だったが、直前で北海道胆振東部地震が発生。その影響で、試合が中止となった。
森保監督は改めて、当時を振り返り、被災した方へのメッセージを送った。
「まずチリとの対戦について、私が代表監督に就任した初戦でチリと戦う予定でした。北海道で戦う予定でしたが、地震の被害によって試合が中止になってしまいました」
「チリとのことも話したいですが、そのチリと戦う時に大地震で被災した地域の中で、我々日本代表チームが被災された皆さんが日常生活で自分たちのことを心配しなければいけないのに、我々を心配していただき、安心して安全な活動をさせていただいたことに感謝いたします」
「犠牲になられた方にご冥福を改めて申し上げたいと思います。元の生活に戻れていない方々の心の傷が癒え、安心・安全な日常が戻ってくることを願っています」
そのチリだが、2019年のコパ・アメリカで対戦。森保監督は、「対戦はコパ・アメリカでしていて、0-4で大敗しました。その時は力の差を痛感させられました」と振り返り、「その選手たちがA代表、オリンピックでも活躍してくれて、世界で勝っていく基準を持っているチームだと思いますので、対戦を楽しみにしています」と、3年ぶりの対戦での成長を見たいとした。
ドイツやスペインといった強豪と本大会で対戦する日本。新たなトライということがある中、森保監督は、今までやってきたことを捨てて、そこに向けて真新しいことをするわけではないと強調した。
「新たにというより、常にシステムも含めて、戦い方については色々な選択肢を持って、目の前の相手に挑んでいくということをやってきたという意味では、最終予選が終わったから新たなことをやっていくというよりも、常に戦い方の選択肢は考えているところです」
「新しい戦術、新しい戦い方みたいな言葉が一人歩きしないように、皆さんにもお伝えしたいです。新しいことはもちろん考えて、戦い方の幅を広げたいとは思いますが、選手が集まってチームの状態を見て、判断してやっていくこと、継続していくことを決めたいと思います」
「新しいことをチャレンジする気持ちは忘れてはいけないと思いますが、これまでやってきたことをベースにすることがより選手たちが思い切ってプレーできるということ、より1人1人の役割や連携・連動がスムーズであるということを考えると、ベースの部分をしっかり発揮できるように戦えることが大事です」
「選手たちは力があるので、100%出せれば勝つ確率が上げられると自信を持って戦えるように、これまでのベースを忘れずに新たなことをチャレンジしたいと考えています」
あくまでもベースを固めながら、その中でオプションをつけていくことにトライするという残りの半年間。決して、強豪国を恐れてはいけないと考えているようだ。
「強い相手ということで、相手のことはリスペクトしますが、見上げすぎないことも大事です。同じ目線で勝って行けるかどうかが大事です」
「対戦相手がスペイン、ドイツだから新しいことをやらなければいけないということはなく、これまでやってきたことの自信を忘れず、素晴らしい選手たちが力を発揮することが勝って行けること、自信を持って戦いに挑んでくれるように準備したいと思います」
その中で、6月はチームの中心となっているヨーロッパ組はシーズン終わりのオフシーズンだ。選手の招集については「日本代表はヨーロッパでプレーする海外組の選手が多くいます。その選手たちのオフ期間中に代表活動をするということで、個々のシーズンの終了を確認し、コンディションを確認した上で、少し休みをとってもらいながら、この代表活動に臨んでもらおうと、個別にコンディションを整えてもらいたいと思います」と、それぞれの選手に合わせて調整をしながら招集していきたいとした。
一方、キリンカップ前のキリンチャレンジカップではFIFAランキング1位のブラジルを迎えての対戦となる。
ブラジル戦について森保監督は「素晴らしいチームと試合を組んでいただいたことを嬉しく思いましたし、ブラジルと対戦できるというワクワクする思いになりました」と率直な気持ちを述べ、「試合を組んでいただいた方々、尽力していただいた方々への感謝の気持ちで一杯になりました」と感謝した。
ブラジルという強豪とW杯前に戦えるという点については「W杯でベスト8以上ということを掲げて活動してきました。世界の舞台で勝つために、我々がこれまでやってきた、良い部分、続けていく部分、あげていかなければいけない部分、改善しなければいけない部分が、世界トップのブラジルと戦うことで整理ができると思いますし、レベルアップできると感じています」とコメント。ドイツやスペインと対戦する前の現在地を測れる良い機会と感じているようだ。
カタール・ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した日本代表。本大会では、ドイツ代表、スペイン代表、そしてコスタリカ代表かニュージーランド代表の勝者と対戦することが決定している。
6月10日にノエビアスタジアム神戸、14日にパナソニック スタジアム 吹田で行われるキリンカップサッカー2022は、4カ国が出場するトーナメントに。出場するのは、日本の他にチリ代表、チュニジア代表、ガーナ代表に決定。日本は初戦でガーナと対戦する。
「このキリンカップという戦いで、チリ、ガーナ、チュニジアと世界の強豪と真剣勝負ができます。キリンカップでしっかりと目的を持って戦うことによって、カタールW杯に向けて良いチーム作りをしていきたいと思います」
「このキリンカップで我々はチームコンセプトの浸透をしていくこと、チーム戦術の幅を広げる戦いをする、W杯に向けて個々の選手のパフォーマンスを上げていくことをしっかりやりつつ、結果に拘り、応援してくださる皆さんに勝利をお届けできるように、キリンカップのトロフィーを我々日本代表が掲げられるように戦いに臨みたいと思います」
このキリンカップは6年ぶりの開催に。その中で、森保監督は現役時代の思い出を語った。
「私にとっては、選手として、そして今の自分にとって、大きなターニングポイントとなった経験をさせていただきました。日本代表として初キャップがキリンカップということで、満員の国立競技場で、当時南米選手権で優勝した後のアルゼンチンと戦わせていただきました」
「世界のトップトップのチームと対戦することができ、私自身選手として自信をつけさせていただき、世界に挑む、勝っていく目標、基準を持たせていただいたことで、選手としてもその後成長し続けていくことができました」
「世界を見させていただいたことで、世界を目指す、指導者としてもその経験が糧となり、サッカーの幸せな仕事をさせていただくことにつながっています」
「今回キリンカップに臨む選手たちにも、貴重な経験を生かして、その後のサッカー選手としてのキャリアを積み上げて行ってほしいと思いますし、W杯に向けて結果を出すために、素晴らしい経験の場としてもらいたいと思います」
W杯本大会までの強化試合が限られる中、このキリンカップで確認したいことを語った森保監督。「戦術の幅を広げたい」という点について試したいことについては「戦いの中で試したいことは、3点ほどお伝えさせていただきましたが、戦術的な部分でお話しさせていただくと、システムの部分で新たにというか、いくつかのシステムを持って戦える準備、チャレンジをしたいと思います」と語り、「戦い方の攻撃と守備の部分では、攻撃的により行くというところであったり、しっかり相手の攻撃を受ける守備等々を試しながら戦えればと思っています」と、W杯本大会を見据えた準備をしたいと語った。
その中でも一番大事にしたいポイントについては「1番となると、自チームの戦術の浸透だと思います。どういう戦いをするにしても、どういう相手と戦うにしても、我々自身がチームの戦い方というベースがしっかりしていなければ、その先の対戦相手に合わせる、我々が試合の中でオプションとして使う新たな戦術ということは機能しないと思っています」と、まずはこれまでやってきたことのブラッシュアップだと語った森保監督。「常にベースの部分を持ちながら、オプションを探っていく。我々が戦いの中で常に立ち帰れるベースを持っておくことが、より勝利の確率を上げることにつながっていくと思いますし、選手たちが思い切ってプレーすることにつながると思いますので、自チームの戦術の浸透の確認をしたいと思います」と、まずは徹底してチームのコンセプトを固めたいとした。
今回参加するチリに関しては、森保監督が就任初戦で戦うはずだった相手。2018年9月に対戦の予定だったが、直前で北海道胆振東部地震が発生。その影響で、試合が中止となった。
森保監督は改めて、当時を振り返り、被災した方へのメッセージを送った。
「まずチリとの対戦について、私が代表監督に就任した初戦でチリと戦う予定でした。北海道で戦う予定でしたが、地震の被害によって試合が中止になってしまいました」
「チリとのことも話したいですが、そのチリと戦う時に大地震で被災した地域の中で、我々日本代表チームが被災された皆さんが日常生活で自分たちのことを心配しなければいけないのに、我々を心配していただき、安心して安全な活動をさせていただいたことに感謝いたします」
「犠牲になられた方にご冥福を改めて申し上げたいと思います。元の生活に戻れていない方々の心の傷が癒え、安心・安全な日常が戻ってくることを願っています」
そのチリだが、2019年のコパ・アメリカで対戦。森保監督は、「対戦はコパ・アメリカでしていて、0-4で大敗しました。その時は力の差を痛感させられました」と振り返り、「その選手たちがA代表、オリンピックでも活躍してくれて、世界で勝っていく基準を持っているチームだと思いますので、対戦を楽しみにしています」と、3年ぶりの対戦での成長を見たいとした。
ドイツやスペインといった強豪と本大会で対戦する日本。新たなトライということがある中、森保監督は、今までやってきたことを捨てて、そこに向けて真新しいことをするわけではないと強調した。
「新たにというより、常にシステムも含めて、戦い方については色々な選択肢を持って、目の前の相手に挑んでいくということをやってきたという意味では、最終予選が終わったから新たなことをやっていくというよりも、常に戦い方の選択肢は考えているところです」
「新しい戦術、新しい戦い方みたいな言葉が一人歩きしないように、皆さんにもお伝えしたいです。新しいことはもちろん考えて、戦い方の幅を広げたいとは思いますが、選手が集まってチームの状態を見て、判断してやっていくこと、継続していくことを決めたいと思います」
「新しいことをチャレンジする気持ちは忘れてはいけないと思いますが、これまでやってきたことをベースにすることがより選手たちが思い切ってプレーできるということ、より1人1人の役割や連携・連動がスムーズであるということを考えると、ベースの部分をしっかり発揮できるように戦えることが大事です」
「選手たちは力があるので、100%出せれば勝つ確率が上げられると自信を持って戦えるように、これまでのベースを忘れずに新たなことをチャレンジしたいと考えています」
あくまでもベースを固めながら、その中でオプションをつけていくことにトライするという残りの半年間。決して、強豪国を恐れてはいけないと考えているようだ。
「強い相手ということで、相手のことはリスペクトしますが、見上げすぎないことも大事です。同じ目線で勝って行けるかどうかが大事です」
「対戦相手がスペイン、ドイツだから新しいことをやらなければいけないということはなく、これまでやってきたことの自信を忘れず、素晴らしい選手たちが力を発揮することが勝って行けること、自信を持って戦いに挑んでくれるように準備したいと思います」
その中で、6月はチームの中心となっているヨーロッパ組はシーズン終わりのオフシーズンだ。選手の招集については「日本代表はヨーロッパでプレーする海外組の選手が多くいます。その選手たちのオフ期間中に代表活動をするということで、個々のシーズンの終了を確認し、コンディションを確認した上で、少し休みをとってもらいながら、この代表活動に臨んでもらおうと、個別にコンディションを整えてもらいたいと思います」と、それぞれの選手に合わせて調整をしながら招集していきたいとした。
一方、キリンカップ前のキリンチャレンジカップではFIFAランキング1位のブラジルを迎えての対戦となる。
ブラジル戦について森保監督は「素晴らしいチームと試合を組んでいただいたことを嬉しく思いましたし、ブラジルと対戦できるというワクワクする思いになりました」と率直な気持ちを述べ、「試合を組んでいただいた方々、尽力していただいた方々への感謝の気持ちで一杯になりました」と感謝した。
ブラジルという強豪とW杯前に戦えるという点については「W杯でベスト8以上ということを掲げて活動してきました。世界の舞台で勝つために、我々がこれまでやってきた、良い部分、続けていく部分、あげていかなければいけない部分、改善しなければいけない部分が、世界トップのブラジルと戦うことで整理ができると思いますし、レベルアップできると感じています」とコメント。ドイツやスペインと対戦する前の現在地を測れる良い機会と感じているようだ。
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埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの開幕戦となった読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズなどでセレモニアルピッチは何度か担当しており、少年時代は野球もプレーしていた中で、今回の担当が決定した。 森保監督は西武を通じてコメントしている。 「この度良きご縁があり、埼玉西武ライオンズと中日ドラゴンズのセ・パ交流戦前のセレモニアルピッチに登板する機会を頂きまして、大変光栄に思います」 「野球、サッカーのみならず日本のスポーツ界全体を盛り上げていきたいと思っておりますので、どうぞ温かい目で私の投球を見守っていただければ嬉しいです。ストライクを目指して、一球入魂、全力で楽しみます」 <span class="paragraph-title">【動画】今季の開幕戦で始球式を担当した森保一監督のピッチングは?</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/ntv_baseball/status/1905551082048422393?ref_src=twsrc%5Etfw">March 28, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.16 21:10 Fri4
「W杯を意識してやりたい」9月にアメリカ遠征の日本代表、森保一監督は初のアメリカ遠征もW杯への第一歩に「アップデートできることは多い」
日本代表の森保一監督が、9月のアメリカ遠征について言及した。 14日、「2025“Jリーグの日”特別企画発表会」が行われ、森保監督は松木安太郎さん、前園真聖さんと共に登壇した。 発表会では、今年のJリーグの日にちなんで、「Jリーグチップス」が復刻することが発表された中、イベント終了後に囲み取材に応じ、14日に発表されたアメリカ遠征について言及した。 「我々とFIFAランクも近く、世界的にも力のある両国とアメリカで試合をさせていただくということは、我々の現在の立ち位置からくる、成果と課題が分かる良い試合になると思います」 「W杯に向けても、アメリカでやるということで、ワールドカップを意識してやりたいと思います」 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に史上最速で出場を決めた日本。1年後の戦いを見越し、現地で開催国であるアメリカ代表、メキシコ代表との対戦が決定した。 試合はカルフォルニア州のオークランドでメキシコと対戦し、中2日でオハイオ州のコロンバスでアメリカと対戦。両都市間の距離は約3390kmとされており、試合日程と移動はW杯を想定したものとなる。 森保監督は「試合会場間の移動もあると思いますし、実際にW杯本大会を考えた時にも、移動はコンディションを保つために大きなポイントになると思いますし、ここで経験できるのは本大会により良いイメージがあるかなと思います」と語り、選手たちを含め、スタッフも本大会を想定できることは大きいと語った。 実際に試しておきたい点については「チームの戦術的なところと、選手の疲労であったり、システム上のことはその時に試合で確認したいと思います」とコメント。今回は9月に遠征するが、実際のW杯は7月に開催。「まずはアメリカで7月と9月とは気候が同じではないと思いますけど、開催国で試合ができるということは、雰囲気に馴染んで、本大会で初めて雰囲気を感じるのではなく、過去に経験したことがあるということで自信を持って臨めるようにしたいです。オフ・ザ・ピッチのところでも、色々と考えて活動していきたいです」と語り、良い経験値を積みたいとした。 また、キャンプ地も注目されるところ。何も決まっていない以上は決めようがないところではあるが「ドローの後でないとキャンプ地を決めることはできないと思いますが、イメージを持つことはできるかなと思います。そこは本大会に向けて、キャンプ地をどこを拠点にするか1つ考えないといけないとは思っています」と、ある程度の想定はできるとした。 対戦するアメリカとメキシコはここまで多く対戦はしていない2チーム。ただ、W杯常連国であり、結果も日本以上に残していることは事実。また、アメリカはマウリシオ・ポチェッティーノ監督、メキシコは元日本代表監督でもあるハビエル・アギーレ監督が指揮しており、世界的に知られる2人の監督が率いる実力国との対戦を楽しみだとした。 「世界的にも力のあるチームだと思っていますし、メキシコやアメリカは我々がFIFAランクが上で、我々が世界一を目指す、FIFAランクでもトップに近づくためには、こういうW杯出場常連国であって、力のあるチームに高確率で勝って行けるように力を付ける必要があると思います」 「戦術的なところであったり、フィジカルのところであったり、世界で戦っていく、勝っていくためにも、素晴らしい相手だなと思います。両チームとも、世界の中でも活躍している選手が多い中、世界の名将と言われるようなトップトップの監督が指揮する中で、戦術的なことも含めて、試合の中で学ぶことができて、アップデートできることは多いと思います」 6月のW杯アジア最終予選を戦い、E-1サッカー選手権を7月に戦った後のアメリカ遠征。人選も含め、どういった戦いになるか注目だ。 2025.05.14 22:30 Wed5
サウジ戦のパフォーマンスが低調だったのは消化試合だったから?/六川亨の日本サッカー見聞録
3月25日に埼玉スタジアムで開催された日本対サウジアラビア戦は、FW前田大然やMF伊東純也が惜しいシュートを放ったものの最後までサウジアラビアの堅守を崩すことはできず、0-0のドローに終わった。日本は今予選で初めてノーゴールに終わったが、勝点1を積み上げたことで勝点を20に伸ばし、グループCの首位突破を決めた。 ケガで上田綺世、守田英正、三笘薫の主力を欠いたものの、田中碧や中村敬斗が代役を果たす選手層の厚さをみせた。さすがに前田には、上田のようなポストプレーは期待できないものの、前線からの鋭い出足によるプレスやパスカットなどで持ち味を発揮した。 0-0のドローに終わったのは、サウジアラビアが「日本で試合をする場合にオープンな試合はできない」とエルヴェ・ルナール監督が振り返ったように、5-4-1の布陣から、前線の選手もリトリートして体力の消耗を防ぐ超守備的な戦い方を選択したからだった。 そのおかげで、「0-0の今日の結果は満足している」(ルナール監督)と狙い通り勝点1を獲得。2位のオーストラリアとは3勝点差のまま、残り2試合(バーレーンとオーストラリア)にストレートインの2位浮上に望みをつないだ。 試合の正直な感想を言えば、「消化試合のため低調なパフォーマンスも仕方がない」といったところ。すでにW杯出場を決めている。試合が終わればすぐに所属チームに戻り、熾烈な終盤戦が待っている。前述した3人のように「ケガはしたくない」というのが本音だろう。 久保建英は相変わらずクオリティの高いプレーを随所に披露したし、中村も果敢なドリブル突破を仕掛けた。田中は前田に決定的なパスを出しただけでなく、鎌田大地がボールをロストした際は全力でプレスバックしてボールを奪い返すなど攻守に貢献した。 しかし、伊東に決定的なスルーパスを出したものの、鎌田はサウジアラビアの厳しいマークにも遭い、簡単にボールを奪われるシーンが目立った。ボール際の攻防では粘り強さがなく、デュエルの強度も低い。淡泊な印象を受けたのはケガを恐れたからではないかと感じた。 同じことは交代出場の堂安律にも言えて、ボールを持ってもほとんど仕掛けず、味方へのパスに終始した。さすがにボランチと3BKは失点のリスクがあるだけに、いつものようにプレーしていたが、攻撃系の選手は「消化試合」と割り切ってしまえば、無意識のうちに手を抜いていたとしても仕方がないだろう。 かつて2002年の日韓W杯の予選抽選会が釜山のコンベンションホールで開催された。その結果、ドイツはイングランドと同じグループでW杯出場を争うことになった。その際、会場にいたドイツ人記者のマーティン・ヘーゲレ氏に「大変なことになりましたね」と声を掛けたところ、彼は「予選はこれぐらいの緊張感があった方がいい」と事もなげに答えた。 その余裕から「さすがはW杯の常連国」と感心してしまった記憶がある。結果はイングランドが首位で予選を突破して、ドイツはプレーオフ経由で出場権を獲得。そして本大会では決勝でブラジルに敗れたものの、見事ファイナリストに勝ち進んだ。 そうしたヒリヒリするような緊張感は、今回の最終予選ではスタートから日本が圧勝したせいもあり早々に消えた。「負けることはないだろう」と余裕を持って取材ができて、W杯出場を決めた直後のサウジアラビア戦でも緊張感を体験することはまったくできず、ゴールを渇望するサポーターの大声援が試合を盛り上げていた印象が強い。 たぶん6月の2試合も「消化試合」という印象は拭えず、それは10月の11月のキリンチャレンジ杯でも続くことだろう。ヨーロッパ勢の出場は難しく、アフリカや中南米の国々との対戦が予想されるからだ(アルゼンチンやブラジルが相手なら変わってくるかもしれないが)。 それはそれで、「贅沢な悩み」と言えるかもしれない。そしてもう1つ、森保一監督は「2チーム、3チームぶん」の戦力の底上げと成熟度を今後の課題として指摘した。ただし、これも個人的な感想だが、現代表のスタメンと交代選手の起用法はほとんど予想できる。 このため森保ジャパンの“マンネリ感"も感じずにはいられない。かといって、現在のメンバーに、新たに見てみたい選手がいるかといえば、マインツのボランチ佐野海舟くらいで、FW陣には見当たらない。 W杯まであと1年ほど。ストロングヘッダーの出現を今年のJリーグでは期待したいと思っている。 2025.03.28 19:00 Fri日本の人気記事ランキング
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今夏開催35歳以上のW杯、内田篤人氏が考える日本代表の仮想メンバーは?「空気の読める人を」…適任者に難しいと感じる人も
2024年夏に開催される予定の35歳以上のワールドカップ(W杯)。6月の初旬に行われる予定となっているが、元日本代表DFの内田篤人氏が日本代表の仮想メンバーを考えた。 2023年にトップレベルのもと選手たちとビジネスマンが提携したグループである「エリート・プレイヤーズ・グループ(EPG)」が主催する大会。35歳以上の元代表選手か、トップリーグで100試合以上に出場した選手に参加資格が与えられるという。 今回出場する国は、イングランド、アルゼンチン、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ウルグアイのW杯優勝経験のある8カ国になり、トーナメント方式で開催される。 イングランドはマイケル・オーウェンやリオ・ファーディナンド、フランク・ランパード、ブラジルはカカ、ロナウジーニョ、リバウド、ロベルト・カルロス、イタリアはフランチェスコ・トッティ、ファビオ・カンナバーロ、フランスはティエリ・アンリ、アルゼンチンはエルナン・クレスポ、ドイツはメスと・エジル、スペインはダビド・ビジャ、カルレス・プジョール、ウルグアイはディエゴ・フォルランらが出場予定となっている。 懐かしのスター軍団が集まることが予想される今大会。日本は出場はできないが、内田氏が『DAZN』で配信中の「内田篤人のFOOTBALL TIME」で日本代表メンバーを考察した。 『DAZN』がその様子を公開。内田氏は「面白そうだな」と語り、「世界のオールスターじゃん」と語り、「これ日本出れる?」と驚いていた。 引退したメンバー限定だがFW三浦知良(オリヴェイレンセ)を呼びたいと話す中、内田氏はメンバー考察をする上で「(小野)伸二さんあたりが中心になれば集まるんじゃないかな」と語った。 メンバーには田中マルクス闘莉王、中澤佑二とW杯でコンビを組んでいたセンターバックや、GKには楢崎正剛と歴代のW杯経験者の名前が出る中で、MCの野村明弘さんは「できるだけ若い方が良い方が良いですよね?」とコメント。ただ、内田氏は「このメンバー相手に35歳ぐらいの動ける人を集めて勝ち上がったらなんなの?」と、ガチで戦うことは問題ありそうだとし、「空気の読める人を連れてこないといけない。闘莉王さんは絶対全部跳ね返しちゃうから。ガチで負けたくないから」とコメントした。また「(大久保)嘉人さんとかゴールすぐ狙うでしょ。振り向いてすぐシュート打つでしょ。松井さんとかドリブルとかしないし」と、本気で勝ちに行ってしまうメンバーは良くないのではないかと見解を示した。 今シーズン限りで現役引退を発表し、内田氏も日本代表で共に戦ったFW岡崎慎司の名前もだし「岡ちゃんも絶対に点取りにいく」と空気が読めないタイプだと感じているようだ。 その中ではやはり小野伸二氏は適任だとコメント。「そう考えると小野伸二さんは魅せられるじゃないですか」とし、技術で魅せられる選手が良いのではないかとした。 お祭りになるであろう「Over35 W杯」。内田氏はお祭りつながりで「Jリーグはオールスターやったら良いのに。なんでなくなっちゃったんだろう」と、2007年の開催を最後に開催されていないオールスターの復帰を望み「若い時凄く楽しかったのに」と、勝敗ではなくサッカーを楽しめる試みはあって欲しいとした。 <span class="paragraph-title">【動画】内田篤人氏が考えるOver35日本代表のメンバーは? 難しい選手も?</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="-zsyGTmQBtM";var video_start = 55;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.09 15:20 Sat2
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu3
「素晴らしいムービーありがとう」W杯の熱量そのままに!開幕へ向けたJリーグのPVが大反響「四年後じゃない。二ヶ月後だ」
ワールドカップ(W杯)の熱気を冷ましてしまうのはもったいない。 日本代表の活躍も記憶に新しいカタールW杯はアルゼンチン代表の優勝で閉幕したが、サッカーファンにはとっては高校サッカー、インカレ、皇后杯など、まだまだイベントが続く。 23日には来季のJリーグ開幕節の日程も発表に。さらにJリーグは翌日、公式SNSで開幕へ向けたプロモーションビデオを公開した。 各W杯戦士がJリーグチームに在籍していた際の懐かしいユニフォームをファンが着用し、試合を注視。さらに当時の映像に加え、ラストにはサプライズも盛り込まれてる。 「Jリーグから巣立った選手たちが、カタールで戦っていた。」 「祭りが終わって、もうすぐ日常が始まる。」 「次の主役たちは、たぶん、私たちの日常の中にいる。もしかしたら、いつものスタジアムのピッチに。」 「また、ここから始めよう。」 「四年後じゃない。二ヶ月後だ。」 「2023年2月17日、Jリーグ開幕。」 近年では新卒で海外挑戦をする選手や海外クラブの育成組織へ加入するプレーヤーも増加しているが、カタールW杯を戦った日本代表26選手は全員がJリーグ経験者。中にはJ3でのプレー経験を持つ選手もいる。 過去から未来へとつながる映像には、ファンからも「素晴らしいムービーありがとうございます」、「感動したわ」、「泣かせますやん」、「2ヶ月後とか待ちきれないな」などの声が届けられたほか、現役選手やOBからも大きな反響が寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】Jリーグ開幕へ向けた煽りPV</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="A32xw6cPO3w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.12.24 15:50 Sat4
日本のファンからも大人気!ハメス・ロドリゲスが丁寧にファンサービス「かっこよすぎ」「性格もイケメン」
コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(オリンピアコス)が日本のファンを喜ばせた。 キリンチャレンジカップ2023で日本代表と戦うコロンビア代表の一員として来日しているハメス・ロドリゲス。2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)では日本戦で鮮烈なボレーシュートを決めると、トヨタ「シエンタ」のCMに出演も果たし、日本での知名度も高い。 そんなハメス・ロドリゲスだが、27日の練習後にはファンサービスの時間を設けたようで、28日に自身のSNSを更新。「行くぞコロンビア、ありがとう日本」のコメントともに、サインを求める日本の人たちに続々と応える場面を撮影した動画を投稿している。動画では、やはり日本でも人気が高いのか多くの人たちが「ハメス!」と呼びかけていた。 ハメス・ロドリゲスの投稿には日本のファンも反応。「ハメスかっこよすぎ」、「イケメンてサッカー上手くて優しくてって最高やん」、「日本来てんのガチやば」、「性格もイケメンなのか、、、頭上がんないぜ」とコメントが寄せられている。 ヨドコウ桜スタジアムで行われる日本とコロンビアの一戦は、28日の19時20分にキックオフを迎える。 <span class="paragraph-title">【動画】ハメス・ロドリゲスが日本のファンから大人気!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Vamos . ありがとう <a href="https://t.co/oa45koAaTi">pic.twitter.com/oa45koAaTi</a></p>— James Rodríguez (@jamesdrodriguez) <a href="https://twitter.com/jamesdrodriguez/status/1640378126524993536?ref_src=twsrc%5Etfw">March 27, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.03.28 12:05 Tue5