ザルツブルクがシャフタールから快足FWフェルナンドを獲得!

2022.04.22 06:00 Fri
Getty Images
レッドブル・ザルツブルクは21日、シャフタール・ドネツクからブラジル人FWフェルナンド(23)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は来シーズンから2027年6月30日までの5年となる。
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今シーズンのシャフタールで公式戦14試合8ゴール2アシストの数字を残していたフェルナンドだが、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、今年2月末にウクライナを脱出。以降は母国ブラジルで個別トレーニングに励んでいた。その後、シャフタール、ザルツブルク、選手本人の3者による話し合いの結果、ザルツブルクへの完全移籍が決定。現在はオーストリア入りし、チームと共にトレーニングを開始しているが、登録の問題で今シーズン中のプレーが許可されないため、公式戦出場は来シーズンからとなる。
難しい数週間を経て、ザルツブルクに新天地を求めた23歳のブラジル人FWは、クラブ公式サイトを通じて新たな意気込みを口にしている。
「レッドブル・ザルツブルクの一員になれたことを嬉しく思っているよ。このクラブは、チャンピオンズリーグで年々その実力を発揮しているビッグクラブだ」

「この数カ月は僕にとって決して楽なものではなかったけど、そのぶん、この地ですぐに活躍できることを楽しみにしているよ」
「スポーツ・ディレクターや監督と話をしていて、彼らが本当に僕を必要としてくれていると感じたんだ。その信頼は僕にとってとても大切なものであり、その信頼に応えたいと思っている。この若いチームの中で、すぐに自分の道を見つけ、来シーズンの成功に貢献できると確信しているよ」

母国の名門パウメイラスでプロキャリアをスタートしたフェルナンドは、2018年にシャフタールに完全移籍で加入。その後、スポルティング・リスボンへの武者修行も経験した中、ここまで公式戦69試合12ゴール6アシストを記録している。

爆発的なスピードを生かした背後への抜け出しや個での打開力にも優れるムービングFWは、ドイツ代表FWカリム・アデイェミ、スイス代表FWノア・オカフォーの主力2人に今夏のステップアップの可能性がある中、その穴埋めの補強となるはずだ。

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