解説者も意見が割れる物議醸したPK判定にアーセナルMFサカ「彼は僕に腹を立てているだろう」、チェルシーOB「賢く、よくやった」

2022.04.21 12:43 Thu
Getty Images
アーセナルのイングランド代表MFブカヨ・サカが、判定が話題となっている試合ラストのPKについて言及した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。リーグ戦3連敗中のアーセナルは、トップ4フィニッシュに向けて正念場を迎えた。20日にはプレミアリーグ第25節の延期分で3位のチェルシーと対戦。“ビッグ・ロンドン・ダービー”を迎えた。

アウェイでの大一番だったが、13分にエディ・エンケティアがゴールを決めて先制。1-1に追い付かれるも27分にはエミール・スミス・ロウが勝ち越すが、前半のうちに2-2とされてしまう。
それでも57分にエンケティアがこの試合2点目を決めて勝ち越しに成功。そして、90分に問題のシーンが訪れた。

右サイドからのクロスに対し、ボックス内に入ろうとしたサカ。これにはセサル・アスピリクエタがピッタリマークについていたが、ボックス内でサカが倒れ、PK獲得。サカはしっかりと決め、2-4でアーセナルが勝利した。
問題の場面では、確かにアスピリクエタがサカを掴んでいるものの、サカもアスピリクエタの手を掴んでいるとされ、多くの議論を呼ぶこととなったが、サカは試合後にPKが妥当だと主張。ただ、アスピリクエタが抗議するのも理解できるとした。

「僕はボックスに入ろうとしていた。彼は僕を約5秒間つかんでいた」

「僕は倒れなければならなかった。もちろん、彼は僕に腹を立てているだろうね。もちろん、僕が彼だったら、僕は怒るけど、それはそれだよ」

「それはPKであり、レフェリーはそれを覆すことはなかった。だからPKだ」

この判定について、『スカイ・スポーツ』の解説を務めるジェイミー・レドナップ氏は「私はPKだと思う。アスピリクエタは完全に間違ったポジションを取った。彼はボールを見ないで、掴んでいた」とコメント。「彼は掴まれてもいたが、覆い被さっていた。レフェリーの明らかな誤診ではない。あれはPKだ」と、主審の判定が間違っていないと主張した。

一方で、チェルシーOBでもあるジミー・フロイド・ハッセルバインクはPKではないと主張。「私のためではない。サカは自分が何をしているのか分かっていて、賢く、よくやった。彼はあの試合に勝つために、なんでもやらなければいけなかった」と主張。「でも、彼は腕を掴んでから倒れている」と、PKではないと主張した。

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大会MVPは真のPKストッパー? ドンナルンマがキャリアのPK戦5試合で全勝

ユーロ2020で見事に優勝を果たしたイタリア代表。53年ぶりの歓喜を呼び込んだ守護神は、本当にスーパーなGKだった。 ミランの下部組織で育ち、17歳でイタリア代表デビューを果たしているGKジャンルイジ・ドンナルンマ。昨シーズン限りでミランを退団し、パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍が確実視されている。 これまでは同じジャンルイジの名を持つレジェンドGKジャンルイジ・ブッフォンの前に出場が少なかったが、ロシア・ワールドカップ出場を逃し、2018年からは出場機会を増やすことに。今大会は正守護神として決勝までの全試合でゴールを守った。 11日に行われたイングランド代表との決勝戦ではPK戦にもつれ込むと、イングランド4人目のジェイドン・サンチョと5人目のブカヨ・サカのシュートを読み切り連続セーブ。チームを53年ぶりにユーロ優勝へ導いていた。 今大会では準決勝のスペイン代表戦もPK戦となったが、3-3で迎えたスペインの4人目アルバロ・モラタのシュートをドンナルンマはセーブ。チームを決勝へと導いていた。 大会MVP受賞も納得のパフォーマンスを見せたドンナルンマだが、実は物凄い記録を持っていた。 代表ではこの2試合が初のPK戦となったドンナルンマだが、キャリアを通じてはクラブで3試合PK戦を経験。しかし、この3試合も全て勝利を収めており、キャリアを通じて5試合のPK戦で全て勝っているのだ。 キャリア最初のPK戦は2016年12月のスーペル・コッパのユベントス戦。4-5でチームは勝利を収めていた。 続いては2018年のコッパ・イタリア準決勝2ndレグのラツィオ戦。こちらも4-5で勝利。 そして、2020年10月のヨーロッパリーグ予選プレーオフのリオ・アヴェ戦で、最終的には10-11で勝利していた。 今回のユーロ2020でのスペイン代表戦、そしてイングランド代表戦と代表の2試合でもしっかり勝利しているドンナルンマ。この先もどこまでPK戦の伝説を作っていくのだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】見守るファンの歓喜爆発!ドンナルンマのPKセーブで優勝が決まった瞬間</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/azzurri?ref_src=twsrc%5Etfw">@azzurri</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/ITA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ITA</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/EURO2020?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EURO2020</a> <a href="https://t.co/y0pBJIU9s3">pic.twitter.com/y0pBJIU9s3</a></p>&mdash; UEFA EURO 2020 (@EURO2020) <a href="https://twitter.com/EURO2020/status/1414383314463567887?ref_src=twsrc%5Etfw">July 12, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.07.12 12:35 Mon

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「問題はフィニッシュではない」リーグ3戦未勝利のアーセナル…課題は決定力ではなく創造性に?「彼らはセットプレーに頼りすぎた」

アーセナルが現在抱えている問題について、決定力とは別の部分にあると指摘する声も存在する。 プレミアリーグでは2シーズン続けて2位となり、今シーズンにかかる期待は大きかったアーセナル。2003-04シーズン以来となるリーグタイトル獲得を目指し、多数のケガ人が出ながらもシーズン序盤から上位争いに加わっていたが、ここに来て失速し始めている。 先週末に行われたプレミアリーグ第28節のマンチェスター・ユナイテッド戦は、1-1のドロー。これでリーグ戦3試合未勝利となっており、首位リバプールとの差は「15」にまで広がってしまった。 リーグタイトルは絶望的となる中で、現在は来シーズンに向け攻撃陣の強化も叫ばれる状況。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』でジェイミー・キャラガー氏はその意見に異を唱えている。 キャラガー氏は、アーセナルが過去2シーズンでゴール期待値より20ゴールも多くの得点を生んでいると紹介。これはプレミアリーグ最高の数字となっており、少ないチャンスをしっかり得点に結びつけている証明となっている。 こうした点を踏まえ、キャラガー氏はアーセナルに欠けているのが決定力ではなく、そもそものチャンスを作り出す力だと指摘。夏の補強では9番より、まずその部分の強化を意識する必要があると語った。 「彼らが抱えている問題はフィニッシュについてではない。チャンスを作れていないことだ。それこそ、今彼らが抱えている最大の問題だと思う」 「9番が必要だと言っている人たちがいる。もしアーセナルに9番がいたら…例えば、アーリング・ハーランドがアーセナルでプレーしていたとしよう。彼らはもっとゴールを決めていただろうか?」 「もちろん、彼はトップクラスのストライカー、素晴らしいフィニッシャーであり、今よりは得点していただろう。しかし、この3試合で彼らが得たチャンスを基準にするなら、ハーランドがいても何の違いも生めない」 「セットプレーについて、シーズンの初めに見たこのチームは素晴らしく、驚異的だった。私はこれまでこのようなものは見たことがなかった。しかし、すべてのセットプレーで脅威を与えるのは無理だ」 「彼らはセットプレーに頼りすぎた。セットプレーがそれほど成功しなくなったら、ゴールを決めて相手の守備を崩すのに十分な力があるだろうか?」 「9番の選手を連れてくるのはいったん忘れるべきだ。彼らが最初にしなければならないことは、よりクリエイティブな選手との契約だろう。彼らは夏にマルティン・スビメンディを獲得する計画で、おそらくトーマス・パーティとの入れ替わりになる。つまり異なるプロフィールの選手を獲得することになるだろう」 「来シーズン、チームがよりクリエイティブになるための第一歩となる。そしてそれは、プレミアリーグでもう少し競争力を高めるのに役立つはずだ」 また、同じく『スカイ・スポーツ』にて今季途中までサウサンプトンを指揮したラッセル・マーティン氏もこの意見に同調。アーセナルは守備と完全なコントロールを意識するあまり、創造性が失われたことを指摘している。 「ミケル・アルテタがアーセナルにもたらしたものは素晴らしいよ。メンタリティの面では、ピッチのいたるところでマンツーマンで戦えており、パワーを獲得した。彼らは実利主義となり、守備面で最高のチームになれたんだ。それは予測失点数の数字でも裏付けられている」 「もちろん、一方で何かを失うことにもなると思う。『これを基本にしよう』と決めれば、創造性が少し失われる。選手を募る時でも、創造性にはあまり頼らなくなるかもしれない」 「だから今度は何かを犠牲にして、逆方向に向かい、プレーを組み立て、相手を少しオープンにしようとする必要がある。なぜなら、彼らは本当に打ち負かすのが難しくなったが、創造性は少し失われた可能性があるからだ」 2025.03.11 16:10 Tue

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