ローマが痛快リベンジでレスター待つ準決勝へ! マルセイユ&フェイエが突破《ECL》
2022.04.15 06:30 Fri
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準々決勝の2ndレグ、ローマvsボデ/グリムトが14日に行われ、ホームのローマが4-0で勝利。この結果、2戦合計5-2としたローマの準決勝進出が決まった。
ローマはノルウェーで開催された1stレグを1-2の逆転負けで落とし、1-6の大敗を喫したグループステージに続く屈辱を味わった。さらに、同試合ではGKコーチのヌーノ・サントスと敵将クヌートセンが試合後のトンネル内で小競り合いを起こした結果、両者にUEFAから暫定職務停止が言い渡される後味の悪い幕引きとなった。
その因縁の相手に4度目の正直で初勝利、逆転突破を目指すローマは、18日にナポリとのビッグマッチを控える中で1stレグから先発2人を変更。クンブラとセルジオ・オリベイラに代えて、スモーリングとザニオーロを起用。より攻撃的な[3-5-2]に変更した。
オリンピコに集ったロマニスタが試合前からノルウェー王者に完全アウェイの最高な雰囲気を作り出すと、ローマの選手が立ち上がりから躍動。開始5分には右CKの場面でショートコーナーからザニオーロが入れたクロスをGKが前にはじくと、こぼれに詰めたエイブラハムが開始早々の先制点につなげた。
2戦合計スコアをタイに戻したホームチームは、オリンピコの空気に呑まれるアウェイチームを一方的に攻め立てていく。幾度かの決定機を経て迎えた22分には最後尾のスモーリングからムヒタリアン、クリステンテ、エイブラハム、ペッレグリーニ、ザニオーロと鮮やかなワンタッチでの縦パスの出し入れからボックス内に抜け出したザニオーロが冷静にGKとの一対一を制す。
相手にほぼ何もさせずに3-0で試合を折り返したローマは後半もプレーの強度を落とさず。立ち上がりの49分にはクリスタンテのダイレクトパスに反応した右サイドのザニオーロがDFを振り切ってボックス内に抜け出すと、強烈な左足のシュートを突き刺し、プロキャリアで初となるハットトリックを達成した。
これで逆転突破を確実なものとしたローマは、疲労の影響もあってか足を気にしていたザニオーロ、ペッレグリーニをベンチに下げて試合をクローズに入る。その後は危なげなく時計を進めてクリーンシートを達成。
通算4度目の対戦でボデ/グリムトにリベンジを果たしたローマが、レスター・シティが待つ準決勝進出を決めた。
同日行われたPAOKvsマルセイユは、アウェイのマルセイユが0-1で勝利。この結果、2戦合計1-3としたマルセイユの準決勝進出が決まった。
ホームでの初戦をパイエのスーパーボレーを含む1ゴール1アシストの活躍で先勝したマルセイユ。この2ndレグでもチームを勝利に導いたのはパイエだった。
前半半ば過ぎの34分にカウンターからボックス中央に走り込んだパイエはボックス右のゲンドゥージからの折り返しをGKの寸前で冷静にワンタッチで合わせ、貴重な先制点をもたらした。
以降はPAOKの攻勢に晒されて耐える時間帯が続いたが、チーム全体でソリッドな守備を最後までみせ、このまま逃げ切りに成功した。
また、スラビア・プラハvsフェイエノールトは、アウェイのフェイエノールトが1-3で勝利した。この結果、2戦合計4-6としたフェイエノールトの準決勝進出が決まった。
初戦で3-3の壮絶ドローを演じた両雄による第2ラウンドは、予想通りの打ち合いに。それでも、1-1のイーブンで折り返した後半にデサースの2点目で勝ち越しに成功すると、78分にはシニステラの2試合連続ゴールで突き放した。
そして、チェコの強豪との打ち合いを制したフェイエノールトは、準決勝でマルセイユと対戦することになった。
ローマはノルウェーで開催された1stレグを1-2の逆転負けで落とし、1-6の大敗を喫したグループステージに続く屈辱を味わった。さらに、同試合ではGKコーチのヌーノ・サントスと敵将クヌートセンが試合後のトンネル内で小競り合いを起こした結果、両者にUEFAから暫定職務停止が言い渡される後味の悪い幕引きとなった。
その因縁の相手に4度目の正直で初勝利、逆転突破を目指すローマは、18日にナポリとのビッグマッチを控える中で1stレグから先発2人を変更。クンブラとセルジオ・オリベイラに代えて、スモーリングとザニオーロを起用。より攻撃的な[3-5-2]に変更した。
2戦合計スコアをタイに戻したホームチームは、オリンピコの空気に呑まれるアウェイチームを一方的に攻め立てていく。幾度かの決定機を経て迎えた22分には最後尾のスモーリングからムヒタリアン、クリステンテ、エイブラハム、ペッレグリーニ、ザニオーロと鮮やかなワンタッチでの縦パスの出し入れからボックス内に抜け出したザニオーロが冷静にGKとの一対一を制す。
これで2戦合計スコアで優位に立ったホームチームは、29分にも相手CKを撥ね返してのカウンターからザレフスキが見事な長い持ち上がりから完璧なスルーパスを供給。これに抜け出したザニオーロが飛び出したGKの寸前でチップキックを流し込む。
相手にほぼ何もさせずに3-0で試合を折り返したローマは後半もプレーの強度を落とさず。立ち上がりの49分にはクリスタンテのダイレクトパスに反応した右サイドのザニオーロがDFを振り切ってボックス内に抜け出すと、強烈な左足のシュートを突き刺し、プロキャリアで初となるハットトリックを達成した。
これで逆転突破を確実なものとしたローマは、疲労の影響もあってか足を気にしていたザニオーロ、ペッレグリーニをベンチに下げて試合をクローズに入る。その後は危なげなく時計を進めてクリーンシートを達成。
通算4度目の対戦でボデ/グリムトにリベンジを果たしたローマが、レスター・シティが待つ準決勝進出を決めた。
同日行われたPAOKvsマルセイユは、アウェイのマルセイユが0-1で勝利。この結果、2戦合計1-3としたマルセイユの準決勝進出が決まった。
ホームでの初戦をパイエのスーパーボレーを含む1ゴール1アシストの活躍で先勝したマルセイユ。この2ndレグでもチームを勝利に導いたのはパイエだった。
前半半ば過ぎの34分にカウンターからボックス中央に走り込んだパイエはボックス右のゲンドゥージからの折り返しをGKの寸前で冷静にワンタッチで合わせ、貴重な先制点をもたらした。
以降はPAOKの攻勢に晒されて耐える時間帯が続いたが、チーム全体でソリッドな守備を最後までみせ、このまま逃げ切りに成功した。
また、スラビア・プラハvsフェイエノールトは、アウェイのフェイエノールトが1-3で勝利した。この結果、2戦合計4-6としたフェイエノールトの準決勝進出が決まった。
初戦で3-3の壮絶ドローを演じた両雄による第2ラウンドは、予想通りの打ち合いに。それでも、1-1のイーブンで折り返した後半にデサースの2点目で勝ち越しに成功すると、78分にはシニステラの2試合連続ゴールで突き放した。
そして、チェコの強豪との打ち合いを制したフェイエノールトは、準決勝でマルセイユと対戦することになった。
ローマの関連記事
UEFAカンファレンスリーグの関連記事
|
|
ローマの人気記事ランキング
1
「ローマは一連の行動を問題視」 モウリーニョとマティッチの関係破綻、10年来の師弟コンビに何が起きた?
元セルビア代表MFネマニャ・マティッチ(34)のローマ退団およびスタッド・レンヌ移籍には、やはりジョゼ・モウリーニョ監督との関係破綻があったようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。 サッカー界を代表する師弟コンビは?と問われて名前を浮かべるファンも多いであろうモウリーニョ監督とマティッチ。チェルシーで始まったこの関係性はマンチェスター・ユナイテッドにローマと今夏まで約10年間続いた。 ところが、8月に入ってマティッチのスタッド・レンヌ行きが急浮上すると、トントン拍子で話が進み、14日に移籍が発表された。また、マティッチはモウリーニョ監督との関係性に亀裂が生じており、ローマも放出を躊躇しないと報じられていた。 強い信頼関係で結ばれたこの両者に一体何が起きたのか。ローマの地元紙『イル・テンポ』のフィリッポ・ビアフォーラ記者によると、マティッチは「チーム練習を投げ出し、モウリーニョだけでなくチームメイトとも問題を抱えた。ローマも一連の行動を問題視し、彼は損得勘定抜きで除外された」という。 酸いも甘いも経験してきたはずのベテランが身勝手な行動をとったなどとは信じたくないが、モウリーニョ監督は19日、セリエA第1節・サレルニターナ戦の前日会見でマティッチ退団の影響を問われ、長年の関係性を考えれば悲しくなるほどにあっさりとコメントした。 「レンヌと1カ月ほど協議していたのだろう。私が付け加えることは何もない」 一方で、ローマが後釜として獲得したレアンドロ・パレデス、レナト・サンチェスについては「パレデスが来てくれて嬉しいよ。彼のことがとっても好きだ。偉大な選手はもういないが、パレデスにサンチェスまで契約できた。街を歩いていて、そうそうお目にかかれる選手ではない」と期待を寄せる。 モウリーニョ監督とマティッチ。何が発端となったかは地元の記者ですら把握できていないようだが、決別したことは間違いない模様。それでも、これからも両者のサッカーキャリアは続いていく。 2023.08.20 15:00 Sun2
モウリーニョ解任のローマに“レジェンド”デ・ロッシが帰還! 監督就任に「この感動は言葉では言い表せない」
ローマは16日、新監督にダニエレ・デ・ロッシ氏(40)が就任することを発表した。 契約期間は2024年6月30日までの残りシーズンとなる。 デ・ロッシ新監督は、ローマ育ちでアカデミー出身者。2002年にファーストチームに昇格すると、2019年7月にボカ・ジュニアーズに移籍するまでプレー。ローマ時代には2007年、2008年にはコッパ・イタリアで優勝。2007年にはスーペル・コパも制し、フランチェスコ・トッティ氏が引退してからはキャプテンとしてチームを支えた。 引退後はイタリア代表のテクニカルコーチを務め、2021年のユーロ優勝に貢献。2022年10月から2023年2月まではSPALで指揮を執っていたが、半年でわずか3勝に終わり解任されていた。 ローマでは公式戦通算616試合に出場し63ゴール。18年間プレーしたクラブに監督として復帰することとなったデ・ロッシ新監督は、クラブを通じてコメントしている。 「ローマのテクニカル面でのリーダーシップの責任を私に託してくれたフリードキンファミリーに感謝したい。私としては、今からシーズン終了までの間に待ち受ける試練に立ち向かうため、日々の犠牲を払い、自分の中にある全てを捧げる必要があると思っている」 「ベンチに座ることができる感動は言葉では言い表せない。私にとってローマがどんな存在であるかは、誰もが知っているが、我々全員を待っている仕事は既に引き受けた」 「我々には時間がなく、選択肢もない。競争力を持ち、目標のために戦い、達成しようとすることがスタッフと私が自分たちに与える唯一の優先事項だ」 ローマは16日、4シーズン目を迎えていたジョゼ・モウリーニョ監督を解任。就任1年目の2021-22シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグで優勝。2022-23シーズンはヨーロッパリーグで決勝に進むも、セビージャにPK戦の末に敗れて準優勝。今シーズンはリーグ戦で序盤から調子が上がらず、14日に行われたセリエA第20節でミランに敗れ、3戦未勝利となっており、9位と苦しんでいた。 2024.01.16 22:15 Tue3
ローマが新スタジアム計画を発表…目玉は欧州最大のクルヴァ・スッド
ローマが新スタジアムの計画を発表した。 ローマは1953年の開場以来、ラツィオと共にスタディオ・オリンピコを本拠地として使用してきた。しかし、幾度か修繕や改修は行っているものの、老朽化が否めないこともあり、クラブは以前から新スタジアム建設への動きを進めていた。 ただ、“地面を掘れば遺跡にあたる”とも言われる「永遠の都」特有の事情もあり、その計画はなかなか進まずにいたが、ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOとローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏ら市議会の代表者との会談を経て、新スタジアムの計画を発表した。 『YouTube』での新スタジアムのイメージ動画と共にクラブは今回の計画を以下のように説明している。 「ライアン・フリードキン副会長とリナ・スルークCEOを代表とするASローマのトップマネジメントは、本日、ローマ市長ロベルト・グアルティエリ氏と会談し、クラブの新スタジアムのエキサイティングな計画について話し合いました」 「会議では、プロジェクトの革新性と、フットボールファンと地域社会の両方に約束される数多くのメリットに対する共通の熱意が示されました」 「プロジェクトのビデオプレゼンテーションのリリースは、新しいスタジアムのユニークなビジョンとモダンなデザインを紹介し、熱狂的な反響を呼びました。このビジョンの鍵となるのは、ヨーロッパ最大となる予定の新しいクルヴァ・スッドです。このクルヴァ・スッドは、ASローマのサポーターの揺るぎない情熱の証となるでしょう」 また、フリードキン副会長は、このプロジェクトがクラブだけでなくローマという都市、地域社会においても新たな価値を創造するものになると確信している。 「本日、ローマ市長のロベルト・グアルティエリ氏とお会いし、新しいスタジアムのビジョンを発表できたことを光栄に思います。この素晴らしいスタジアムは、ASローマとそのファンの新しいホームであるだけでなく、ローマ市民全員にとってのランドマークでもあります。ヨーロッパ最大のクルヴァとなる予定の新しいクルヴァ・スッドは、サポーターの情熱とエネルギーを体現する強力な焦点となるでしょう。古典的なローマ建築にインスピレーションを得た象徴的なデザインと最先端の設備を備えたこのスタジアムは、フットボールファンから地元のコミュニティまで、すべての人に世界クラスの体験を提供します」 「ASローマの誇りある管理者として、私たちは、クラブの精神と伝統を体現する空間を創り出すとともに、革新と卓越性の世界的なシンボル、そして環境責任のモデルとなることに尽力しています」 「新スタジアムを環境責任のモデルにするという取り組みは、ローマ市長が指摘したように、クラブの価値観やローマ市のより広範な目標と一致しています」 「両者は、開発のさまざまな側面に焦点を当てる作業グループの設立を含む、プロジェクトを進めるためのロードマップについて話し合い、合意しました。これらのグループは、環境基準とコミュニティの関与に細心の注意を払いながら、プロジェクトがスムーズに進むようにします」 「ASローマとそのリーダーシップは、ファンの体験を向上させるだけでなく、コミュニティと環境にプラスの影響を与えるランドマークを作成することに専念しています。新しいスタジアムプロジェクトは、クラブ、ファン、そしてローマ市の誇りのシンボルとなるでしょう」 <span class="paragraph-title">【動画】ローマの新スタジアム構想が発表!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/RE0m08zRgBo" title=" Towards our new stadium " frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.07.25 06:30 Thu4
ローマが次代のリーダー候補と新契約締結! 昨年に伊代表デビューの20歳逸材
ローマは23日、イタリア代表MFニッコロ・ピジッリ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 ローマ生まれで地元クラブのASDヘリオスから8歳でジャッロロッシのアカデミーに加入した万能型MFは、2023年5月に行われたセリエAのインテル戦でファーストチームデビュー。翌シーズンのヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦では初ゴールも記録した。 迎えた今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチ、クラウディオ・ラニエリと3人の指揮官の下でも信頼を獲得し、中盤の準主力に定着。途中出場が多いものの、ここまで公式戦31試合3ゴール1アシストの数字を残している。 さらに、その将来性を高く評価するルチアーノ・スパレッティ監督の下、昨年にイタリアのA代表デビューも飾っている。 クラブレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が“ローマのガビ”と評する180cmのボックス・トゥ・ボックスMFは、セントラルMFを主戦場に高い戦術眼とテクニック、献身性を併せ持つ万能型。ローマ界隈ではトッティの良き相棒の一人として知られたシモーネ・ペッロッタの再来としての活躍が期待されている。 2025.02.24 07:00 Mon5
