リバプールがフルアムの逸材MFカルヴァーリョ確保! 交渉完了で正式発表は来月か

2022.04.08 00:38 Fri
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リバプールフルアムのU-21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョ(19)を確保したようだ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。

リバプールは今冬の移籍市場でカルヴァーリョの獲得寸前に迫っていたが、最終的に書類手続きなどの諸々の事情で移籍は実現せず。しかし、以降も話し合いを進めていた両者はクラブ間、個人間の双方で合意を取り付けた模様だ。

ロマーノ氏によると、リバプールとフルアムは移籍金500万ポンド+インセンティブ270万ポンドの総額770万ポンド(約12億5000万円)の条件で合意。さらに、フルアムの許可によってすでにメディカルチェックも完了しており、2027年までの5年契約にサインする見込みだ。
今回の契約にはフルアムへのレンタルバックは含まれておらず、正式発表は来月頃になるとのことだ。

リスボン近郊のトレシュ・ベドラシュで生まれ育ったカルヴァーリョは、ベンフィカのアカデミーに在籍。その後、2013年に家族と共にロンドンへ移住し、2015年からフルアムのアカデミーでプレー。
2020年9月にトップチームデビューを飾ると、今シーズンは1年でのプレミアリーグ復帰を目指すチームにおいて主力を担い、チャンピオンシップ(イングランド2部)で29試合7ゴール7アシストを記録。驚異的な得点力で首位を快走するチームにおいて、チャンスメークとフィニッシャーとして存在感を放っている。

これまでイングランドの世代別代表でプレーしてきたが、現在はU-21ポルトガル代表でプレーしており、そのまま生まれ故郷のポルトガルでA代表招集を目指すことになるようだ。

170cmとサイズには恵まれていないものの、卓越した足元の技術、プレービジョン、攻撃センスを併せ持つ右利きの攻撃的MFは、トップ下やインサイドハーフを主戦場に細かなターンや相手の逆を突くドリブル突破、精度と創造性を兼ね備えたラストパスが最大の持ち味。また、ここ最近では効果的なオフ・ザ・ボールの動き出しで自らゴールに絡むプレーに磨きをかけている。

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